奥大井湖上駅
| 奥大井湖上駅 | |
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駅遠景(左方向が上流の接岨峡温泉)
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| おくおおいこじょう OKUÔI-KOZYÔ[注 1] |
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◄ひらんだ (1.3km)
(1.6km) 接岨峡温泉►
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| 所在地 | 静岡県榛原郡川根本町梅地 |
| 所属事業者 | 大井川鐵道 |
| 所属路線 | 井川線 |
| キロ程 | 13.9km(千頭起点) |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面1線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
19人/日(降車客含まず) -2015年- |
| 乗降人員 -統計年度- |
58人/日 -2015年- |
| 開業年月日 | 1990年(平成2年)10月2日 |
| 備考 | 終日駅員無配置 標高490m |
奥大井湖上駅(おくおおいこじょうえき)は、静岡県榛原郡川根本町梅地にある大井川鐵道井川線の駅である。
目次
概要[編集]
当駅は井川線の一部が長島ダムの建設によってダム湖に沈むことから1990年に新線に移設された際、新駅として開業したもの。駅構内および鉄橋上からは、ダム建設による切り替え前の旧線の橋を一望できる。
海抜は490m[1]。長島ダムのダム湖である接岨湖に突き出た半島状の陸地の突端に位置する。この場所はダム建設以前に谷が大きく蛇行していた部分の尾根にあたり、駅および鉄橋の湖底(つまりかつての谷底)からの高さは70mもある。
前後を2本の巨大な鉄橋「レインボーブリッジ」(東京港の「レインボーブリッジ」より先に命名。そちらとの区別のため「奥大井レインボーブリッジ」とも呼称[2][3])に挟まれ、更に周辺に民家等は無く、さながら陸の孤島の様相を呈している。このため「秘境駅」に数えられることもある[3]。
当駅に関しては、2008年4月30日にフジテレビ系列で放送された『ザ・ベストハウス123』の中でとり上げられたほか[2]、2015年4月に放送開始され、タモリやトミー・リー・ジョーンズが出演したサントリー『プレミアムBOSS ブラック』のテレビCM”「プレミアム鉄道」編”のロケ地として当駅を挟むレインボーブリッジが選ばれている[3][4][5]。
駅構造[編集]
単式1面1線のホームを持つ。ホームの一部は橋梁上にもせりだしており、駅名通り「湖上」となっている。
駅の出入口は接岨峡温泉側の鉄橋に併設されている歩道で、これを渡ると階段・山道を経由して静岡県道388号接岨峡線に出ることができる。県道には当駅の駐車場も用意されているものの、駐車場と駅との間は片道で20分ほどの時間を要する。利用者はほぼ全員が観光客であり、当駅や展望の良い丘や橋を通ること自体が人気のウォーキングコースとなっている。大井川鐵道では当駅から接岨峡温泉駅までのハイキングコースを案内している[1]。
当駅のホーム上には、幸せを呼ぶ鐘「Happy Happy Bell 風の忘れもの」が設置されており、その脇には「愛の鍵箱」と呼ばれるオブジェが設置されている。「愛の鍵箱」は恋人が愛を誓って錠前をかける場となっており、このための錠前と鍵のセット「愛の恋錠」が過去に販売されている[1][注 2]。
歴史[編集]
駅周辺[編集]
- 天狗石山
- レイクコテージ奥大井
駅風景ギャラリー[編集]
「奥大井結婚式」の式場、そして”奥大井恋錠駅”へ[編集]
前記『ザ・ベストハウス123』2008年4月30日放送分で「日本の不思議な駅ベスト3」の第1位にランクインされた当駅は一躍脚光を浴びるところとなり、当駅が所在する川根本町の役場や観光協会組織「川根本町まちづくり観光協会」には問い合わせの電話が殺到した[2][9]。折しも放送から約2年半経過した2010年10月2日に当駅を擁する井川線の新線(アプト)区間が開通20周年を迎えることになっていたこともあり[10]、川根本町まちづくり観光協会は「この風景を広く知ってもらえば観光客がもっと増えるのでは」との思惑から、マスメディアからも注目されると期待できる結婚式イヴェントを企画するに至る[11]。
「奥大井結婚式」と銘打たれたこの結婚式イヴェントは川根本町の地域資源を活かす形で挙行されることで同町が有する豊かな自然を多くの人々に知らしめることを目的としており、当駅を初めとする同町内に所在する施設が式場として用意されているが[12]、これら町内施設のうち当駅が式場として使用されたのは、井川線新線区間開通20周年を迎えた2010年10月2日当日と、2012年の3月と10月の少なくとも計3回となっている[13][14][15]。
このうち、初めて当駅を使用して2010年10月2日に結婚式が挙行された際には、参加を希望し応募した19組の中から選ばれた1組のカップルが大井川鐵道の制服姿と純白のウエディングドレス姿で式に臨み、当駅に設置されている鐘を誓いを込めて打ち鳴らす等していたが[13]、この挙式の中で同じく当駅に備え付けられた「愛の鍵箱」にカップルが一緒になって鍵をかけるという演出が行われたことがきっかけとなって、商品としての「愛の恋錠」が企画されると共に「愛の鍵箱」は引き続き当駅ホームに備え付けとなり、更に当駅を”奥大井恋錠駅”の愛称で浸透させることをも目論むようになった[16][17][18]。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d 奥大井湖上駅~アプト式鉄道・各駅の紹介 - 大井川鐵道・旧Webサイトより《2017年5月5日閲覧;現在はインターネット・アーカイブ内に残存》
- ^ a b c 服部了士 (2008年5月1日). “奥大井湖上駅について”. 川根本町写真アルバム館. 川根本町. 2017年5月4日閲覧。
- ^ a b c d コーラル リーフ (2016年6月28日). “恋の途中下車無効!?静岡の秘境「奥大井湖上駅」が恋が叶う奥大井恋錠駅に!”. トラベルjp<たびねす>. (株)ベンチャーリパブリック. 2017年5月7日閲覧。
- ^ 小笠原敦 (2016年2月23日). “一度は行きたい絶景CMロケ地TOP10”. R25 2017年5月6日閲覧。 ※ 現在はインターネット・アーカイブ内に残存
- ^ 【祝 6位!】 - 大井川鐵道公式twitterアカウント・2016年2月24日1:50(PST)付け発言《2017年5月7日閲覧》
- ^ “あなたのハートをロックする~恋錠セットを発売 ― 奥大井恋錠駅” (プレスリリース), 大井川鐵道, (2016年6月3日) 2017年5月5日閲覧。《→アーカイブ》
- ^ “「愛の恋錠」2人のハートをロック 大井川鉄道であす発売 静岡”. 産経新聞(産経ニュース). (2016年6月11日) 2017年5月5日閲覧。
- ^ NAGOYA MAG (2016年9月21日). “南アルプスあぷとラインで日本唯一のアプト式列車に乗る”. Yahoo!ライフマガジン. Yahoo! JAPAN. 2017年5月5日閲覧。《→アーカイブ》
- ^ “大井川鐵道井川線のアプト式鉄道開業20周年”. 鉄道ホビダス. (2010年9月13日) 2017年5月6日閲覧。
- ^ 牧野祥 (2011年11月15日). “別世界で永遠の愛を誓う 奥大井湖上駅(静岡県、大井川鉄道井川線)”. 朝日新聞 2017年5月6日閲覧。
- ^ “「奥大井結婚式」参加カップル募集”. 奥大井の旅なび. 川根本町まちづくり観光協会 (2016年2月22日). 2017年5月7日閲覧。
- ^ a b 服部了士 (2010年10月2日). “奥大井湖上駅結婚式(2010年)”. 川根本町写真アルバム館. 川根本町. 2017年5月7日閲覧。
- ^ 服部了士 (2012年3月25日). “奥大井湖上駅結婚式(2012年3月25日)”. 川根本町写真アルバム館. 川根本町. 2017年5月7日閲覧。
- ^ 服部了士 (2012年10月13日). “奥大井湖上駅結婚式(2012年10月13日)”. 川根本町写真アルバム館. 川根本町. 2017年5月7日閲覧。
- ^ “大井川鐵道で「愛の恋錠」を発売”. 鉄道ホビダス. (2010年10月26日) 2017年5月7日閲覧。
- ^ “ハート型「恋錠」で永遠の愛を誓う―大井川鉄道”. 恋活ビューティーニュース. (株)リファイド (2011年1月4日). 2017年5月4日閲覧。
- ^ “南京錠で愛がっちり 大井川鉄道、ハート形を発売”. 日本経済新聞. (2010年10月27日) 2017年5月8日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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