下川町

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しもかわちょう
下川町
五味温泉
五味温泉
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 上川総合振興局
上川郡 (天塩国)
団体コード 01468-1
法人番号 9000020014681
面積 644.20km2
総人口 3,348
住民基本台帳人口、2018年9月30日)
人口密度 5.2人/km2
隣接自治体 上川総合振興局
名寄市士別市
オホーツク総合振興局
紋別郡滝上町西興部村雄武町
町の木 トドマツ
町の花 エゾリンドウ
下川町役場
町長 谷一之
所在地 098-1206
北海道上川郡下川町幸町63番地
Shimokawa town hall.JPG
外部リンク 下川町

日本地域区画地図補助 01450.svg

下川町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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下川町(しもかわちょう)は、北海道上川地方の天塩国上川郡にある。北海道内では道北に位置付けられる。

概説[編集]

地名はアイヌ語で町内を流れる名寄川支流の下川パンケ川の沿岸を「パンケ・ヌカナン」(川下の・ヌカナン川)と称したことに由来する。かつては農林業および鉱業(などを産出した下川鉱山が採れた珊瑠鉱山)で繁栄し、人口はピーク時の1960年昭和35年)には15,555人に達した。鉱山の閉鎖など産業構造の変化とともに過疎化が進んで人口が減少し、現在の人口はピーク時の4分の1を下回っている。

2000年代に入って「持続可能な地域社会の実現」を掲げて、バイオマスを含む森林資源の活用とそれによるエネルギー自給率の向上、集住によるコンパクトタウン化などに取り組んだ。2017年には、国際連合が提唱した持続可能な開発目標(SDGs)に基づく「ジャパンSDGsアワード」第1回で総理大臣賞を受賞した[1]

スキージャンプが有名で、郊外にはミディアムヒル(K点65m)、スモールヒル(K点40m、26m)、ミニヒル(K点8m)と4つのジャンプ台がある。出身者や北海道下川商業高等学校の卒業生からは、スキージャンプやノルディック複合競技において、ワールドカップ大会オリンピックの日本代表選手が選抜されている。

キャッチフレーズ[編集]

おいでよ 森林(もり)と人が輝く町 しもかわ

地理[編集]

北海道北部を流れる天塩川の支流名寄川の上流部、名寄盆地の東縁にある。北見山地の斜面が大部分を占める。

  • 山:ピヤシリ山(989m)、札滑岳(993m)、ウェンシリ岳/ウエンシリ岳(1142m)、幾山岳(1030m)、柵留山(852m)、砥割山(798m)、糸魚岳(アイヌ語名イトイヌプリ、914m)、奴可難山(777m)、三角山(346m)、矢文山(アイヌ語名シプンオトチシ、422m)、前田山(560m)、札天山(596m)、蕗の山(718m)、班毛山(722m)
  • 河川:天塩川支流名寄川、名寄川支流下川パンケ川(20.5km)、サンル川(33.2km)、下川ペンケ川(16.0km)、モサンル川(14.0km)、シカリベツ川(14.5km)

隣接している自治体[編集]

歴史[編集]

町名は、アイヌ語の「パンケ・ヌカナン」(川下の・ヌカナン川)に由来する。町内に存在する最も古い遺跡最終氷期の終期頃のものと推定されている。

行政[編集]

特別豪雪地帯過疎地域振興山村山間農業地域に指定されている。2008年(平成20年)には環境モデル都市に、2011年(平成23年)には環境未来都市に選定された。

歴代首長[編集]

下川村[編集]

  • 初代 三浦留五郎(以降九代村長まで官選、1924年1月 - 1929年6月
  • 二代 千田貞二(1929年6月 - 1930年9月
  • 三代 倉本壬生造(1930年9月 - 1932年2月
  • 四代 寺田秀一(1932年2月 - 1932年7月
  • 五代 中江庄三郎(1932年7月 - 1933年4月
  • 六代 佐藤敬之助(1933年4月 - 1934年9月)
  • 七代 木造右衛(1934年9月 - 1938年8月
  • 八代 森岡幸作(1938年8月 - 1944年5月
  • 九代 宮地誠次(1944年5月 - 1946年11月
  • 職務代行者 新岡剛(1946年11月 - 1947年4月)
  • 十代 末武次郎吉(以降公選、1947年4月 - 1949年11月)

下川町[編集]

  • 初代 末武次郎吉(1949年12月 - 1951年4月)
  • 二 - 四代 宮地誠次(1951年4月 - 1963年4月)
  • 五代 村上貞次郎(1963年4月 - 1967年7月)
  • 六 - 九代 川原満(1967年4月 - 1983年4月)
  • 十 - 十三代 原田四郎(1983年4月 - 1999年4月)
  • 十四 - 十七代 安斎保(1999年4月 - 2015年4月)
  • 十八代 谷一之(2015年5月 - 現在1期目)

経済[編集]

産業[編集]

農業[編集]

酪農が盛んである。稲作の北限地帯に近く、かつての水田減反政策により大部分が転作された。主な農産物は、地元で加工されるジュース用や高糖度栽培のトマト絹さやえんどう等の野菜、小麦ソバもち米などである。

林業[編集]

町の面積の約9割を森林が占め、その8割以上を国有林が占める。木材の搬送は、開拓当初は流送に頼ったが、鉄道の開通で輸送効率が改善され、関東大震災の復興材需要の急増で繁栄した。その後、1954年(昭和29年)の洞爺丸台風では約280万石の風倒木被害が発生し、その処理による特需があったが、森林資源の減少、輸入材の台頭などで徐々に衰退している。一方、町では1953年(昭和28年)より本格的な町有林経営を開始し、2003年(平成15年)には4,300haを超える町有林を有し、法正林思想に基づき年間50ha程度ずつを伐採・栽植する「循環型林業経営」に取り組んでいる。また、町内の民有林や国有林を含めて森林認証を取得し、森林の適正管理を推進している。

鉱業[編集]

を産出した珊瑠鉱山と、亜鉛を産出した下川鉱山は、いずれも現在は休山し、事実上廃鉱となっている。これらの他にマンガン、砂チタン亜炭等の鉱床が確認されている。

工業[編集]

商業[編集]

  • 主に国道沿いや旧駅前通沿いに商店が立ち並ぶ。
    • 商工会に加盟している商店等で組織するアイキャンスタンプ会では、売上100円につき1枚の割合でスタンプを発行し、350枚たまると加盟店で500円の商品券として使うことができる。

農協[編集]

金融機関[編集]

郵便局[編集]

  • 下川郵便局(集配局)
  • 一ノ橋郵便局
  • 上名寄郵便局

宅配便[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

消防[編集]

  • 上川北部消防事務組合下川消防署

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

海外[編集]

公共施設[編集]

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[編集]

下川町スキー場に隣接するジャンプ台 幾多の名選手を輩出した
  • 公民館
  • 町民会館 - 図書室、児童室を併設
  • 桜ヶ丘公園
    • 万里長城
    • 土間運動場「桜ヶ丘アリーナ」
    • 山村広場
    • 野球場
    • ふるさと交流館 - 毛綱毅曠設計
    • 万里長城パークゴルフ
    • センターハウス「ガーデニング・フォレスト フレペ」
  • 総合福祉センター「ハピネス」
  • 町民スポーツセンター(第1ホール、第2ホール、柔道場、弓道場)
  • B&G海洋センター(プール)
  • 町民総合グランド
  • スキー場(ロッジ、シャンツェ、スキーハウス)
  • 多目的宿泊交流施設「アイキャンハウス」
  • 幼児センター「こどものもり」
  • バスターミナル合同センター - 旧下川駅跡地
  • 地域間交流施設「森のなか ヨックル」
  • 下川町環境共生型モデル住宅「エコハウス美桑」
  • 下川町共生型住まいの場「ぬく森」
  • 木質原料製造施設
  • 農村活性化センター「おうる」 - 旧上名寄小学校
  • 郷土資料展示保存施設「札天山収蔵館」 - 旧一の橋小学校
  • 下川営林署旧庁舎「恵林館」
  • まちおこしセンター「コモレビ」

医療施設[編集]

地域[編集]

人口[編集]

Demography01468.svg
下川町と全国の年齢別人口分布(2005年) 下川町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 下川町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
下川町(に相当する地域)の人口の推移
1970年 11,568人
1975年 9,275人
1980年 7,173人
1985年 5,730人
1990年 5,065人
1995年 4,747人
2000年 4,413人
2005年 4,146人
2010年 3,775人
2015年 3,547人
総務省統計局 国勢調査より

消滅集落[編集]

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[2]

  • 下川町 - 珊瑠

教育[編集]

小学校から高校まで一貫してスキージャンプを教えることができる環境が整っており、有名スキージャンパーも輩出している。

交通[編集]

交通アクセス[編集]

後述のように、現在は町内に鉄道は通っていない。札幌駅から函館本線で旭川方面行きの列車に乗り、旭川駅から宗谷本線で名寄・稚内方面行きへ乗り継ぎ、名寄駅下車。駅前からバス乗り場(2)で下川・興部方面行きの路線バスに乗車。

空港[編集]

鉄道[編集]

町内を通っていたJR北海道名寄本線は、1989年(平成元年)5月1日に廃止となった。現在の最寄りの宗谷本線名寄駅である。

バス[編集]

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

文化財[編集]

  • 毘沙門天立像 - 下川町指定有形文化財第1号(1959年指定)、大福寺。平安時代初期の作とされ、1956年(昭和31年)に岡山県倉敷市勝福寺より勧請する。2012年8月大福寺廃寺により指定解除。
  • 上名寄郷土芸能 - 下川町指定無形文化財第1号(1964年指定)、上名寄郷土芸能保存会。麦や節、郡上節、小大尽を保存する。
  • はるにれ - 下川町指定天然記念物第1号(1964年指定)、下川小学校校庭。北海道100年記念名木、北海道自然保護条例に基づく下川小学校開校記念保護樹木に指定される(1974年3月30日指定)。
  • 下川鳴る石 - 下川町指定天然記念物第2号(1982年指定)。中新世の火山噴出物で、振ると球体の空洞内に晶出する石英がサラサラと鳴る。

名所[編集]

祭事[編集]

催事[編集]

  • 万里長城クロスカントリー大会(5月) - 1989年(平成元年)より開催
  • 全道ノルディックスキー競技大会(12月)- 1985年(昭和60年)より開催

温泉[編集]

出身有名人[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 下川町がジャパンSDGsアワード総理大臣賞を受賞しました!下川町(2017年12月27日)2018年11月9日閲覧。
  2. ^ [|総務省統計局統計調査部国勢統計課] (2017-01-27) (CSV). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (Report). 総務省. http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/GL08020103.do?_csvDownload_&fileId=000007841019&releaseCount=1 2017年5月20日閲覧。. ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。

参考文献[編集]

  • 下川町『下川町史』1968年。
  • 下川町『下川町史(第2巻)』1980年。
  • 下川町『下川町史(第3巻)』1991年。
  • 下川町『下川町史(第4巻)』2002年。
  • 下川町『下川町の地質および環境地質』1975年。
  • 下川町教育委員会『下川町の文化財(第2集)』1987年。
  • 佐藤正克『闢幽日記』日本庶民生活史料集成(4)、1969年。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]