中新世

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地質時代新生代
累代 基底年代
百万年前
顕生代 新生代 第四紀 完新世 メーガーラヤン 0.0042

ノースグリッピアン 0.0082

グリーンランディアン 0.0117

更新世 後期更新世 0.126
中期更新世 0.781
カラブリアン 1.8
ジェラシアン 2.58
新第三紀 鮮新世 ピアセンジアン 3.6
ザンクリアン 5.333
中新世 メッシニアン 7.246
トートニアン 11.63
サーラバリアン 13.82
ランギアン 15.97
バーディガリアン 20.44
アキタニアン 23.03
古第三紀 漸新世 チャッティアン 27.82
ルペリアン 33.9
始新世 プリアボニアン 37.8
バートニアン 41.2
ルテシアン 47.8
ヤプレシアン 56
暁新世 サネティアン 59.2
セランディアン 59.2
ダニアン 66
中生代 251.902

古生代 541
原生代 2500
太古代[1] 4000
冥王代 4600

中新世(ちゅうしんせい、Miocene)は地質時代の一つであり、約2,300万年前から約500万年前までの期間。新生代の第四の時代。新第三紀の第一の

分類[編集]

背景[編集]

大陸はほぼ現在の様相だが、北アメリカ大陸南アメリカ大陸は離れている。ヨーロッパアルプス山脈と北アメリカのロッキー山脈造山運動が始まった。日本ユーラシア大陸から分離し、日本海が形成され、これに伴う海底火山活動で日本各地にグリーンタフと呼ばれる凝灰岩層が発達した。この紀に海面が低くなったことでジブラルタル海峡が閉じ、海水の蒸発により地中海は非常に塩分の濃い海となった。この状態は鮮新世の初め頃(およそ500万年前)まで続いた[4]

気候[編集]

中新世は新第三紀以降から現在に至るまでの期間では最も気温が高い時代であり、一般的に温暖であったが、寒冷化は徐々に進行し、南極大陸には氷床が発達・拡大していた。中新世の終わりには氷床は大陸のほとんどを覆うようになっていた。これが更に地球を冷し、以降、氷河期が訪れることになる。

生物[編集]

海と陸の生物相はより現代に近づいた。オオカミ類、ウマ類、ビーバー類、鯨偶蹄類シカ類、ラクダ類等)、カラス類、カモ類、フクロウ類、メガロドンなどは、中新世にすでに存在していた。ヒト科もこの時代に現れた。アフリカ大陸がユーラシア大陸と繋がったことで両大陸の生物が行き来するようになった。北アメリカ大陸とユーラシア大陸もベーリング陸橋でしばしば繋がったため生物が往来していた。一部の大型哺乳類の系統(肉歯目束柱目など)が姿を消し、奇蹄類も次第に衰えていく一方、アフリカから他の大陸に生息域を広げた長鼻目ゾウ類)が大いに繁栄し、偶蹄類も勢力を拡大していった。植物ではC4型光合成を行うものが増加した。

孤立している南アメリカ大陸とオーストラリア大陸のみ、異なった動物相である。

脚注[編集]

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  1. ^ 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂
  2. ^ mya、m.y.a.とは million years ago の略で、百万年前のこと。 英語版Wikipedia参照 ⇒ mya (unit)
  3. ^ a b c d e f INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART (国際年代層序表) (PDF)”. 日本地質学会. 2015年5月25日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2014年3月19日閲覧。
  4. ^ リチャード・サウスウッド著、垂水雄二訳 『生命進化の物語』 八坂書房 2007年 252ページ

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 仲田崇志 (2009年10月29日). “地質年代表”. きまぐれ生物学. 2011年2月14日閲覧。