深圳宝安国際空港

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深圳宝安国際空港
Shenzhen Bao'an International Airport
IATA: SZX - ICAO: ZGSZ
概要
国・地域 中華人民共和国の旗 中国
所在地 広東省深圳市
種類 公共
運営者 深圳機場公司
標高 4 m (13 ft)
座標 北緯22度38分22秒 東経113度48分39秒 / 北緯22.63944度 東経113.81083度 / 22.63944; 113.81083座標: 北緯22度38分22秒 東経113度48分39秒 / 北緯22.63944度 東経113.81083度 / 22.63944; 113.81083
公式サイト http://www.cs-airport.com/
地図
深セン宝安国際空港の位置
深セン宝安国際空港の位置
SZX/ZGSZ
深セン宝安国際空港の位置
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
15/33 Yes 3,400×45 コンクリート
16/34 Yes 3,800×60 コンクリート
リスト
空港の一覧
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深圳宝安国際空港
各種表記
繁体字 深圳寶安國際機場
簡体字 深圳宝安国际机场
拼音 Shēnzhèn Bǎoān Guójì Jīchǎng
発音: シェンヂェン バオアン グオジー ジーチャン
英文 Shenzhen Bao'an International Airport
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深圳宝安国際空港(しんせんほうあんこくさいくうこう)は、中華人民共和国広東省深圳市に位置する国際空港である。

概要

深圳宝安国際空港の旧ターミナル

1991年10月12日に開港し、香港国際空港広州白雲国際空港と並ぶ中国南部の3大空港に数えられる。深圳航空が当空港をハブ空港としている。2010年UPSが、アジア地域拠点をクラーク国際空港から移転した。

中国では6番目に利用客・発着数が多い空港であり、今後の利用増に対応するため、拡張工事が進められている。2011年7月26日、平行滑走路が完成した[1]。新ターミナルの建設工事は2008年に着手。2013年11月28日に供用が開始され[2]、それまで使われていた3つのターミナルは閉鎖された。

新旅客ターミナル内部

旅客ターミナル

2013年11月28日に供用が開始された新ターミナルのは広さは45万平方メートル、南北1,050メートル、東西600メートルの巨大な建築物となっている。主要部分は大きな内部構造を持つターミナルビルと、上空から見ると十字の形になっている搭乗ゲートビルに分かれる。内部は六角形のモチーフを多用した設計で、建築家イタリアマッシミリアーノ・フクサス、構造設計はドイツのKnippers Helbigが担当。62箇所の搭乗ゲートがある。ターミナルビルは地上4階、地下2階となっている。チェックイン・エリアはA-Hのカウンターに分かれ、全部で192箇所の窓口がある。

就航路線

国内線

航空会社 目的地
中華人民共和国の旗 中国南方航空 北京/首都上海/浦東上海/虹橋成都昆明西安重慶杭州廈門長沙武漢ウルムチ南京青島大連鄭州三亜瀋陽海口貴陽ハルビン福州南寧太原南昌長春温州フフホト桂林合肥寧波石家荘銀川麗江無錫西寧オルドス包頭楡林義鳥延吉張家界贛州洛陽連雲港大理舟山牡丹江瀘州南陽済寧南充遵義常徳丹東梅州
中華人民共和国の旗 深圳航空 北京/首都、上海/浦東、上海/虹橋、成都、昆明、西安、重慶、杭州、廈門、長沙、武漢、ウルムチ、南京、青島、大連、鄭州、三亜、瀋陽、海口、貴陽、ハルビン、天津、福州、南寧、済南、太原、南昌、長春、温州、フフホト、桂林、蘭州、合肥、銀川、麗江、無錫、西寧、泉州常州運城綿陽宜昌湛江南通揚州台州襄陽宜賓景徳鎮衢州広元宜春
中華人民共和国の旗 海南航空 北京/首都、成都、昆明、西安、重慶、杭州、廈門、長沙、ウルムチ、南京、青島、大連、鄭州、三亜、瀋陽、海口、貴陽、ハルビン、天津、済南、太原、南昌、フフホト、蘭州、合肥、寧波、石家荘、西寧、カシュガル徐州、宜昌、臨沂、襄陽、淮安
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東、上海/虹橋、昆明、西安、武漢、南京、青島、海口、太原、南昌、フフホト、蘭州、寧波、麗江、無錫、常州、潞西、大理、井岡山永州
中華人民共和国の旗 中国国際航空 北京/首都、上海/浦東、成都、重慶、杭州、武漢、南京、貴陽、天津、達州
中華人民共和国の旗 春秋航空 上海/虹橋、杭州、瀋陽、ハルビン、天津、石家荘、淮安、張家口
中華人民共和国の旗 厦門航空 杭州、厦門、天津、福州、南寧、南昌、泉州
中華人民共和国の旗 山東航空 青島、済南、温州、煙台威海
中華人民共和国の旗 吉祥航空 上海/浦東、上海/虹橋、北海
中華人民共和国の旗 四川航空 成都、重慶、万州
中華人民共和国の旗 成都航空 成都、桂林
中華人民共和国の旗 東海航空 大連、寧波
中華人民共和国の旗 雲南祥鵬航空 麗江、遵義
中華人民共和国の旗 チベット航空 成都、ラサ
中華人民共和国の旗 奥凱航空 天津、南寧
中華人民共和国の旗 中国聯合航空 北京/南苑
中華人民共和国の旗 上海航空 上海/虹橋
中華人民共和国の旗 重慶航空 重慶
中華人民共和国の旗 中国西部航空 重慶
中華人民共和国の旗 河北航空 石家荘
中華人民共和国の旗 長竜航空 杭州
中華人民共和国の旗 昆明航空 昆明

国際線

航空会社 目的地
中華人民共和国の旗 中国南方航空 茨城ソウル/仁川台北/桃園バンコク/スワンナプーム済州ダナンコタキナバルバリプーケット
中華人民共和国の旗 深圳航空 ソウル/仁川、台北/桃園、バンコク/スワンナプーム、シンガポール大阪/関西東京/成田(2016年1月1日から)[3]
大韓民国の旗 アシアナ航空 ソウル/仁川
大韓民国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
中華民国の旗 チャイナエアライン 台北/桃園、高雄
中華民国の旗 立栄航空 台北/桃園、台中
シンガポールの旗 タイガーエア シンガポール
シンガポールの旗 シルクエアー シンガポール
マレーシアの旗 タイ・エアアジア クアラルンプール、コタキナバル
タイ王国の旗 エアアジア バンコク/ドンムアン
香港の旗 Sky Shuttle中国語版 マカオ(フェリーターミナル)

貨物便

航空会社 目的地
中華人民共和国の旗 翡翠国際貨運航空 ソウル/仁川、上海/浦東、天津、アムステルダムバルセロナブレシアチェンナイドバイシャールジャイスタンブル

フランクフルト・アム・マインジュネーヴラゴスラホールキト(季節性運航)

中華人民共和国の旗 深圳東海航空 上海/浦東、香港、成都、瀋陽、マニラ
中華人民共和国の旗 揚子江快運航空 上海/浦東、香港、杭州、瀋陽、クラークダッカ
アメリカ合衆国の旗 UPS航空 大阪/関西、ソウル/仁川、シンガポール、クアラルンプール、バンコク/スワンナプーム、クラーク、ムンバイケルン/ボン
アメリカ合衆国の旗 フェデックス ソウル/仁川、アンカレッジ
ベルギーの旗 TNT航空 リエージュ
マレーシアの旗 ラヤ航空 クアラルンプール

アクセス

福永港フェリー埠頭
(2012年3月31日)

バス、タクシーのほか、高速船が利用できる。高速船は隣接する福永港で発着し、無料シャトルバスが連絡している。

  • 深圳市内・近郊
バスが市内各地、および近郊の都市に運行されている。羅湖駅深圳駅までは20、50分である。
深圳地下鉄1号線(羅宝線)が、2011年機場東駅まで延伸されているが、ターミナル移転に伴い、現在は后瑞から無料シャトルバス(M416路)が、従来の機場東駅から路線バス(M417路)が連絡している。計画では、1号線(羅宝線)機場北駅まで延伸、11号線(機場線)を建設予定である。
バス:香港国際空港九龍香港島新界
高速船:香港国際空港(珠江客運が運行[4]
高速双胴船アウター・ハーバー・フェリーターミナルTurboJETが運行[5])、タイパ臨時フェリーターミナル発着便もあり。

空港名について

もともとは、深圳黄田国際空港という名称であった。 しかし、閩南語において「黄田」(白話字:hông-chhân)が「黄泉」(白話字:hông-chuân)と発音が類似しており、それらを連想されると、空港のイメージダウンになることから、所在地(深圳市宝安区)と平安を保つ意味(中国語 : 保平安)から宝安(中国語では「保」と「宝」は同じ「bǎo」という発音である)と改めた。[6]


関連項目

  • 深圳航空 (当空港を拠点にしている航空会社)

脚注

  1. ^ 深圳机场正式迈入双跑道运行时代 : 深圳宝安国际机场
  2. ^ 深セン空港の新ターミナルビルが営業開始”. 人民網日本版 (2013年11月29日). 2013年12月1日閲覧。
  3. ^ 深セン・東京間の直行便、2016年元旦に就航へ―中国メディア(Record China 2015年9月30日)
  4. ^ Routes&Fares”. 珠江客運有限公司. 2013年12月1日閲覧。
  5. ^ マカオ<=>深圳空港 時刻表”. TurboJET日本語版サイト. 2013年12月1日閲覧。
  6. ^ 深圳黄田机场改名宝安已获民航总局批准

外部リンク