木津駅 (京都府)

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木津駅
東口(2012年1月14日)
きづ
Kizu
所在地 京都府木津川市木津池田116-2
北緯34度44分9.39秒 東経135度49分29.71秒 / 北緯34.7359417度 東経135.8249194度 / 34.7359417; 135.8249194 (木津駅)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
電報略号 キツ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
3,318人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1896年明治29年)3月13日
乗入路線 3 路線
所属路線 関西本線大和路線
キロ程 126.9km(名古屋起点)
加茂から6.0 km
加茂 (6.0 km)
(3.2 km) 平城山
所属路線 奈良線*
キロ程 34.7 km(京都起点)
上狛 (1.6 km)
(- km) (平城山)*
所属路線 片町線(学研都市線)
キロ程 0.0 km(木津起点)
(2.2km) 西木津
備考 直営駅
みどりの窓口
* 正式な起点は当駅。また奈良線の全列車が奈良駅まで乗り入れ。
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木津駅配線図

左と下の側線は保線車両用


西木津駅/↑上狛駅/加茂駅

3 4 7 8


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STRf
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STRr STRl STRlg KRWgl+l KRWgr+r STR
KRWg+l KRWgr STR+BSl STR+BSr
STR+BSl STR+BSr STR+BSl STR+BSr
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KRWgl KRWg+r KRWg+l KRW_r
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平城山駅

木津駅(きづえき)は、京都府木津川市木津池田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)のである。

概要

京都府南部の木津川市の代表駅にあたり、京橋方面・京都方面・奈良方面・亀山方面への4方向に線路がつながっており、2つの路線の起点駅という交通の要衝である。

乗り入れ路線

当駅の所属線である関西本線[1]に、奈良線片町線を加えた3路線が乗り入れている。奈良線と片町線は当駅が路線の始終着駅だが、奈良線列車は運転系統上、関西本線に乗り入れ奈良駅を始終着としている。片町線は早朝・深夜に奈良駅への直通列車があるほかは、大部分の列車が当駅を始終着とする。アーバンネットワークエリア内にあり、関西本線は「大和路線」の路線愛称設定区間に含まれ、片町線は「学研都市線」の路線愛称が設定されている。

駅構造

島式ホーム2面4線を持つ地上駅橋上駅舎)である。現在の橋上駅舎は2007年平成19年)4月1日に供用開始された。独特の流線型を持つ外観は、木津川の流れをイメージしたという。また木材の流通で栄えた町(旧木津町)の歴史を表すため、随所に木目調のデザインを取り入れている。

旧駅舎は大正時代に建てられたという平屋で、ホームへは線路下の通路(線路が築堤上のため通路は地平レベル)で連絡していた。また以前は、現在の1番のりばの西側に2線、両ホームの間に2線と東側に留置線(6本)が敷設されていた。その名残により、運転取り扱い上は、1・2番のりばが「3番線」「4番線」、3・4番のりばが「7番線」「8番線」になっている。

駅構内の自動放送は、橋上化以前は「○番線」とアナウンスされていたが、現在はJR西日本で一般的な「○番のりば」の表現に更新されている。

奈良駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券ICOCA」の利用エリアに含まれている。

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 学研都市線 - 四条畷京橋北新地方面
奈良線(一部列車) - 宇治京都方面
2 大和路線 上り 加茂亀山方面
奈良線 宇治京都方面 一部1番のりば
3・4 大和路線
奈良線
下り 奈良天王寺大阪方面 学研都市線からの直通列車は1番のりば
奈良線系統は3番のりばのみ
  • 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
  • 学研都市線からの奈良行と、一部の京都行は1番のりばから発車する。

奈良方面へ向かう下り列車については、大和路線の加茂方面からは3・4番のりばに、奈良線京都方面からは1・3番のりばに入線することができる。どちらも通常は3番のりばを使用するが、両路線の列車が同時に入線する場合は、大和路線の列車が待避線である4番のりばに、奈良線の列車は3番のりばに入る。

3番のりばは加茂方面と京都方面の両方向へ、4番のりばは加茂方面のみへの出発も可能である。実際に毎朝、4番のりばから加茂方面への回送列車1本が運転されている。

片町線(学研都市線)は1番のりばにのみ線路がつながっており、その1番のりばのみを使用する。片町線(学研都市線)から奈良駅へ直通する列車は両方向とも1番のりばからとなる。1番のりばは、奈良線京都方面の列車の待避線としての役割も持っている(線路自体は加茂方面へも繋がっているが、加茂方面の進路が設定されていない)が、2009年(平成21年)3月14日現在のダイヤでは1番のりばでの待避列車はない。ただしレール磨きのため、1日2本のみ奈良線の京都方面への上り列車が1番のりばに入線する。

片町線の最終列車は、当駅で夜間滞泊している。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 3,197人(1999年度)
  • 3,115人(2000年度)
  • 3,090人(2001年度)
  • 3,104人(2002年度)
  • 3,082人(2003年度)
  • 3,071人(2004年度)
  • 3,096人(2005年度)
  • 3,118人(2006年度)
  • 3,211人(2007年度)
  • 3,301人(2008年度)
  • 3,241人(2009年度)
  • 3,318人(2010年度)

駅周辺

駅の東側には田畑が広がる。商店や住宅があるのはほとんど西側である。現在、駅西側で「木津駅前土地区画整理事業(木津川市施行)」が、今回開設される駅東口方面約1.5kmでは木津中央地区土地区画整理事業(都市機構施行)が実施されている。

バス路線

きのつバス 背後は木津駅新駅舎

橋上駅舎化に伴って東口に駅前交通広場が2007年(平成19年)7月2日に開設され、奈良交通路線バスが木津南地区(州見台・梅見台)から乗り入れを開始している。

奈良交通
  • 西口
    • 52系統:鹿背山 - 木津駅 - 木津川市役所 - 山田川駅 - 南陽高校(南陽高校休校日は運休)
    • 71系統:木津駅 - 木津川市役所 - 山田川駅
    • 72系統:鹿背山 - 木津駅 - 木津川市役所 - 山田川駅
  • 東口
    • 11系統(木津南循環バス):木津駅東口→州見台4丁目→州見橋東→州見台8丁目→州見橋東→木津南ソレイユ→梅見台小学校→梅見台5丁目→梅見台3丁目→梅見台2丁目→木津駅東口(平日のみ運転)
木津町巡回バス(きのつバス)
  • 西口
    • 木-3系統:木津川台住宅 - 山田川駅 - 木津中学校前 - 木津本町 - 木津駅 - 木津本町 - いずみホール - 中央体育館 - 相楽台東 - ハイタッチ・リサーチパーク - 南陽高校 - 兜台1丁目 - 高の原駅
    • 木-1系統:梅谷 - 分校橋 - 梅見台5丁目 - 州見橋東 - 州見台8丁目 - 州見橋東 - 市坂 - 木津駅 - 木津中学校前 - 山田川駅 - ハイタッチ・リサーチパーク - 南陽高校 - 兜台1丁目 - 高の原駅
    • 木-2系統:鹿背山 - 木津駅 - 木津中学校前 - 山田川駅 - 相楽台北 - 相楽台東 - 相楽台小学校 - 兜台7丁目 - 兜台1丁目 - 高の原駅

歴史

旧駅舎(2005年3月23日)
  • 1896年明治29年)
  • 1898年(明治31年)
    • 6月4日 - 関西鉄道が現在の片町線にあたる路線を長尾駅から東に延伸。その終着として新木津駅が開業。約600m離れるが当駅と連絡駅になる。
    • 9月16日 - 関西鉄道が新木津駅 - 当駅間を延伸させ、当駅へ乗り入れ。同駅が奈良鉄道と関西鉄道片町方面の接続駅となる。
    • 11月18日 - 関西鉄道が新木津駅 - 加茂駅間を延伸させ、名阪間の新ルートとなる名古屋駅 - 新木津駅 - 網島駅(1913年廃止)間が全通。
  • 1900年(明治33年)6月6日 - 関西鉄道路線再編。名阪間の本線が大仏駅経由に変更され、加茂駅 - 新木津駅 - 網島駅間は支線に格下げ(運転系統上は同年9月1日に施行)。
  • 1901年(明治34年)1月18日 - 関西鉄道の新木津駅 - 木津駅間が休止。
  • 1905年(明治38年)2月7日 - 関西鉄道が奈良鉄道を合併。木津駅は関西鉄道単独駅となる。
  • 1907年(明治40年)
    • 8月21日 - 関西鉄道が加茂駅 - 当駅間の新線を開業。これに伴い加茂駅 - 奈良駅間は当駅経由に切り替えられ、現在の関西本線ルート完成。同時に新木津駅 - 当駅間が再開され、名古屋方面と放出方面の接続駅の機能も当駅に集約。これに伴い、加茂駅 - 新木津駅間が休止(同年11月1日正式廃止)され、新木津駅も休止(新木津給水所となる)。
    • 10月1日 - 関西鉄道が国有化。国有鉄道の駅となる。同時に新木津給水所を新木津給水給炭所に改称。
  • 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定により、関西本線所属となる。
  • 1911年(明治44年)8月30日 - 休止中の新木津駅(新木津給水給炭所)が廃止。
  • 1984年昭和59年)2月1日 - 貨物営業廃止(旅客駅となる)。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
  • 2003年平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[2]
  • 2007年(平成19年)4月1日 - 橋上駅舎供用開始。
  • 2008年(平成20年)2月8日 - 旧駅舎のホーム連絡通路を再利用した東西連絡通路供用開始。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
大和路線(関西本線)
大和路快速・快速・区間快速・普通
加茂駅 - 木津駅 - 平城山駅
奈良線
みやこ路快速・快速
玉水駅 - 木津駅 - 奈良駅
区間快速・普通
上狛駅 - 木津駅 - 平城山駅
学研都市線(片町線)
快速・区間快速
平城山駅 - 木津駅 - 西木津駅
普通
木津駅 - 西木津駅

新木津駅(休止時点)

関西鉄道
支線(加茂駅方面)
加茂駅 - 新木津駅 - 祝園駅
支線(木津駅方面)
木津駅 - 新木津駅 (- 祝園駅)
* 新木津駅自体は、現在の片町線における木津駅と西木津駅の間に存在していた。なお新木津駅休止時点では、西木津駅は未開業。

脚注

  1. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
  2. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日

関連項目

外部リンク