幕張本郷駅

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幕張本郷駅・京成幕張本郷駅
南口
まくはりほんごう

Makuharihongō -
けいせいまくはりほんごう
- Keisei-Makuharihongō -
所在地 千葉市花見川区幕張本郷一丁目[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本・駅詳細
京成電鉄駅詳細
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幕張本郷駅(まくはりほんごうえき)は、千葉県千葉市花見川区幕張本郷一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・京成電鉄である[1]。ただし、京成電鉄では、京成幕張本郷駅(けいせいまくはりほんごうえき)が正式な駅名である。なお、旅客向け案内では「京成」を省略し、「幕張本郷」としている。

乗り入れ路線

JR東日本の総武本線と、京成電鉄の千葉線が乗り入れ、接続駅となっている。

JR総武本線は、緩行線を走る中央・総武線各駅停車のみが停車する[1]

京成幕張本郷駅には「KS52」の駅番号が付与されている。

歴史

駅構造

JR東日本と京成電鉄が橋上駅舎を共用する。駅舎外にエレベーターがあるなど、バリアフリー化がなされている。駅北側にはJR東日本の幕張車両センターがある。

JR東日本(幕張本郷駅)

JR 幕張本郷駅
まくはりほんごう
Makuharihongō
津田沼 (2.9 km)
(2.0 km) 幕張
所在地 千葉市花見川区幕張本郷一丁目1-1
北緯35度40分22秒 東経140度2分32秒 / 北緯35.67278度 東経140.04222度 / 35.67278; 140.04222 (JR 幕張本郷駅)座標: 北緯35度40分22秒 東経140度2分32秒 / 北緯35.67278度 東経140.04222度 / 35.67278; 140.04222 (JR 幕張本郷駅)
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 総武線(各駅停車)
(正式には総武本線
キロ程 29.6km(東京起点)
千葉から9.6 km
電報略号 マホ
駅構造 地上駅橋上駅[1]
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
27,329人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1981年昭和56年)10月1日[1]
備考 みどりの窓口
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島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]みどりの窓口(営業時間 7:00 - 20:00)、自動改札機、指定席券売機設置駅。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 総武線(各駅停車) 西行 西船橋秋葉原新宿方面
2 東行 幕張稲毛千葉方面
ホーム


京成電鉄(京成幕張本郷駅)

京成幕張本郷駅
けいせいまくはりほんごう

Keisei-Makuharihongō -
KS26 京成津田沼 (2.1 km)
(1.9 km) 京成幕張 KS53
所在地 千葉市花見川区幕張本郷一丁目1-3
駅番号 KS52
所属事業者 京成電鉄
所属路線 KS 千葉線
キロ程 2.1 km(京成津田沼起点)
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
14,693人/日
-2014年-
開業年月日 1991年平成3年)8月7日[1]
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島式ホーム1面2線を有する地上駅。京成電鉄では、視覚障害者に対する誘導サインとしてスピーカーから小鳥の鳴き声を流しているが、当駅ではウグイスを採用している。駅番号はKS52

のりば

番線 路線 方向 行先
1 KS 千葉線 上り 京成津田沼上野成田空港SL 新京成線方面
2 下り 千葉中央ちはら台方面
  • 1番線の案内には、直通列車の設定がない「成田空港」の表記がある。
ホーム


駅名について

京成電鉄では自社線内向けの案内において、「京成○○」という正式駅名でも「京成」を省くのが基本となっていて(例:京成高砂なら「高砂」)、当駅も「幕張本郷」と案内される。

利用状況

  • JR東日本 - 2014年度の1日平均乗車人員は27,329人である[3]
  • 京成電鉄 - 2014年度の1日平均乗降人員は14,693人である[4]。京成線内69駅中第31位。

近年の1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。

年度 JR東日本 京成電鉄
1990年 19,144 -
1991年 20,476 3,943
1992年 22,466 4,100
1993年 25,845 5,302
1994年 27,866 5,940
1995年 28,185 6,118
1996年 27,966 6,131
1997年 27,301 6,225
1998年 26,809 6,148[5]
1999年 27,122 5,984[6]
2000年 27,117[7] 6,051[8]
2001年 26,891[9] 6,014[10]
2002年 26,333[11] 5,838[12]
2003年 25,682[13] 5,723[14]
2004年 25,657[15] 5,802[14]
2005年 25,498[16] 5,963[14]
2006年 25,815[17] 6,088[14]
2007年 26,093[18] 6,476[14]
2008年 26,084[19] 6,486[20]
2009年 25,821[21] 6,421[20]
2010年 25,985[22] 6,317[20]
2011年 25,933[23] 6,163[20]
2012年 25,873[24] 6,291[25]
2013年 26,981[26] 6,795[27]
2014年 27,329[3]

駅周辺

当駅至近に千葉市花見川区と習志野市の市境が存在する。

バス路線

京成バスによる免許センター・海浜幕張駅幕張メッセQVCマリンフィールドイオンモール幕張新都心方面へのバス便がある。そこで運用されているバスの一部は、日本では数少ない連節バスで運行される。この路線は京成線の路線図にも乗換先として記載されていた。

2010年2月19日から新型連節バスの「シーガル幕張」が運行を開始した。

当駅に向かうバスの車内では千葉ロッテマリーンズ唐川侑己投手荻野貴司外野手らのアナウンスが流れる[要出典]

また、千葉シーサイドバス平和交通バスの2社が、千葉銀行幕張本郷支店前近くにそれぞれバス停を設置している。平和交通バス・千葉シーサイドバスは、平日のみの運転である。

  • 発着路線
    • 0番・1番
      • 幕01「各停」免許センター経由 海浜幕張駅
      • 幕01「各停」免許センター・海浜幕張駅経由 幕張メッセ中央
      • 幕01「各停」免許センター・海浜幕張駅・幕張メッセ東口経由 QVCマリンフィールド行
      • 幕01「各停」免許センター・海浜幕張駅・幕張メッセ東口経由 医療センター行(日・祝は運休)
      • 幕01「急行」海浜幕張駅行(富士通までノンストップ)
      • 幕03「各停」ハイテク通り経由 海浜幕張駅行
      • 幕03「急行」ハイテク通り経由 テクノガーデン行(シャープ・SIIまでノンストップ。富士通は通過。「ハイテク急行」と案内される。
      • 幕04「各停」ハイテク通り経由 若葉三丁目行(平日朝多客時間帯のみ)
    • 4番
      • 津61 屋敷・京成大久保駅経由 津田沼駅
      • 津62 屋敷・京成大久保駅南口経由 津田沼駅行
      • 津66 屋敷経由 京成大久保駅行
    • 5番
      • 幕22 コロンブスシティ・浜田緑地経由 海浜幕張駅行
      • 幕22 コロンブスシティ・神田外語大学経由 海浜幕張駅
      • イオン32 コロンブスシティ経由 イオンモール幕張新都心(イオンモールバスターミナル)行
      • イオン33 コロンブスシティ・神田外語大学経由 イオンモール幕張新都心(イオンモールバスターミナル)行
    • 6番
      • 幕11 幕張西中学校・香澄公園経由 新習志野駅行 
      • 幕13 幕張西循環
      • 幕21 市町村アカデミー・神田外語大方面 幕張学園循環
      • 幕62 幕張西五丁目行
    • 7番
      • イオン31 幕張西二丁目経由 イオンモール幕張新都心(イオンモールバスターミナル)行
      • イオン34 幕張西二丁目経由 イオンモール幕張新都心(イオンモール従業員口)行
    • 8番

ラッシュ時間帯

特に幕01系統は朝ラッシュ時の混雑が激しく、急行便が連節バスにより運行されている。

  • ラッシュ時の主な系統
    • 急行:幕張本郷駅→(途中通過)→富士通→NTT→テクノガーデン→海浜幕張駅(復路便なし)
    • 各停:幕張本郷駅 - 幕張西二丁目 - 幕張西第三公園 - 運転免許センター - 富士通 - NTT - テクノガーデン - 海浜幕張駅 - 各方面

この時間帯は各停は0番のりばから発車し、急行は1番のりばから発車する。

どちらも大変な混雑で乗車のための行列ができている。急行は車両入口手前に臨時の有人改札が設置され、乗車前に運賃を支払う(乗車券の提示、カードでの支払いもこの時に行う)。これにより、停留所で短時間に乗客の降車が行えるため、定時性を維持している。

既に午前8時から9時のラッシュ時は平均で1分16秒おきに発車という「超過密ダイヤ」で運行されている。幕01系統に使用している半数近くの車両を連接バスで運行していることもあり、平常時はほぼ順調である。しかし、幕張メッセでの大型イベント開催時や悪天候・京葉線運休時は、バス乗車待ちの列が幕張本郷駅構内にまで伸びたり、バス交通が麻痺する事態に陥ることがある[要出典]

抜本的な解消策として千葉県企業庁と千葉市では、幕張本郷駅 - 新都心間に新交通システムLRTを導入する構想があり、実際に2000年に出された運輸政策審議会答申第18号でも、該当路線は「今後整備について検討すべき路線」(B)として答申路線の中に盛り込まれているが[28]、県や市の財政難もあり、今のところ具体的な話は進んでいない[29]

隣の駅

東日本旅客鉄道
総武線(各駅停車)
津田沼駅 - 幕張本郷駅 - 幕張駅
京成電鉄
KS 千葉線
京成津田沼駅 (KS26) - 京成幕張本郷駅 (KS52) - 京成幕張駅 (KS53)

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 三好好三 『総武線120年の軌跡』 JTBパブリッシング、2014年2月。ISBN 978-4533096310
  2. ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 26号 総武本線・成田線・鹿島線・東金線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月17日、19頁。 
  3. ^ a b JR東日本:各駅の乗車人員(2013年度)
  4. ^ 京成電鉄 駅別乗降人員
  5. ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
  6. ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
  7. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2000年度)
  8. ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
  9. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2001年度)
  10. ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
  11. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2002年度)
  12. ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
  13. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2003年度)
  14. ^ a b c d e 千葉市統計書(平成20年度)
  15. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2004年度)
  16. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2005年度)
  17. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2006年度)
  18. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2007年度)
  19. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2008年度)
  20. ^ a b c d 千葉市統計書(平成24年度)
  21. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2009年度)
  22. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2010年度)
  23. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2011年度)
  24. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2012年度)
  25. ^ 千葉県統計年鑑(平成25年) 111 民鉄等駅別1日平均運輸状況、平成27年7月25日閲覧
  26. ^ JR東日本:各駅の乗車人員(2013年度)
  27. ^ 千葉市統計書(平成26年度版)
  28. ^ 『東京圏における高速鉄道を中心とする交通網の整備に関する基本計画について(答申)整備計画』 - 国土交通省 2000年1月27日
  29. ^ 『「不安定」「東京が遠い」 徐々に改善も尽きぬ不満 交通問題』 - 千葉日報 2009年10月8日

関連項目

外部リンク