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山岡賢次

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山岡 賢次
やまおか けんじ
生年月日 (1943-04-25) 1943年4月25日(81歳)
出生地 日本の旗 栃木県
出身校 慶應義塾大学法学部卒業
前職 作家秘書
会社員
現職 民主党副代表
所属政党自由民主党→)
新生党→)
新進党→)
自由党→)
民主党
称号 永年在職議員
法学士(慶應義塾大学・1966年
親族 山岡達丸三男
公式サイト 民主党衆議院議員 山岡けんじ オフィシャルWeb

内閣 野田内閣
在任期間 2011年9月2日 - 2012年1月13日

内閣 野田内閣
在任期間 2011年9月2日 - 2012年1月13日

選挙区 (旧栃木県第2区→)
比例北関東ブロック→)
栃木県第4区
当選回数 5回
在任期間 1993年 - 1996年
2000年 - 現職

選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 1983年 - 1993年
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山岡 賢次(やまおか けんじ、1943年(昭和18年)4月25日 - )は、日本政治家衆議院議員(5期)。民主党副代表。

参議院議員(2期)、自由党国会対策委員長(第4代)、衆議院農林水産委員長、民主党国会対策委員長(第13代)、国家公安委員会委員長第85代)、内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)拉致問題担当大臣などを歴任した。

概要

栃木県生まれ。城北高等学校を経て慶應義塾大学法学部卒業後、安田生命の外交員を経て1983年(昭和58年)の第13回参議院議員通常選挙自民党公認で当選し政界入りした。所属派閥は福田派→安倍派政眞会加藤六月グループ)。

1993年(平成5年)の第40回衆議院議員総選挙で衆議院議員に転身し、翌1994年加藤六月と共に自民党を離党し新生党へ入党した。新生党の解党とともに新進党入りしたが、1996年第41回衆議院議員総選挙で落選した。2000年(平成12年)、第42回衆議院議員総選挙では自由党から立候補し、比例北関東ブロックで当選した。2003年(平成15年)に民主党入りし、以後、自身の選挙区である栃木4区では自民党の佐藤勉に毎回敗れるも、比例北関東ブロックで当選を重ねた。2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙で初めて小選挙区で当選を果たした。野田内閣にて国家公安委員会委員長内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)拉致問題担当大臣として初入閣を果たすが、第179回国会の会期末である2011年12月9日に野党が提出した問責決議案が可決された(同時に一川保夫防衛大臣の問責決議も可決)。任命者である野田佳彦内閣総理大臣は更迭しない方針を明言し、辞任はしなかったが[1]2012年(平成24年)の野田改造内閣発足に伴い退任した。

来歴

山岡荘八の秘書

1970年(昭和45年)、山岡荘八(本名は藤野庄蔵)の娘と結婚[2]。藤野家の婿となって藤野姓となる。荘八の秘書として作品の管理などに務めたとされる。山岡は自身の公式サイトで、荘八について「国民のための政治と真の平和を切望し、その遺志を息子山岡けんじに託し71歳の鮮烈な生涯を閉じた」と記している[3]

政治家として

小沢一郎とは新生党時代から政治行動を共にし、小沢と自民党幹部との連絡役を務めた[4]自由党時代、小沢側近の中で自自連立に最後まで反対した。「小沢の知恵袋」と言われた平野貞夫が議員引退した後、小沢の最側近議員として頭角を現した。2007年(平成19年)11月まで健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟の会長として活躍。現在は同党の藤井裕久に会長職を譲り、顧問として活動している。

2007年(平成19年)8月から国会対策委員長に就任。「私の国対で、両党協議など存在しない」と語る。

鳩山政権

2009年(平成21年)の第45回衆議院議員総選挙により発足した鳩山由紀夫内閣において、国会対策委員長に留任。11月の衆院予算委員会についての「何があっても3日間で終えるつもりだ。(野党が)邪魔をするなら国民生活を守るため、強行でも法案は可決していくという固い決意でこの国会に臨む」と発言[5]

菅政権

2010年(平成22年)6月の鳩山首相辞任を受け、発足した菅直人新執行部では、党副代表兼広報委員長に就任(後任の国対委員長は樽床伸二)。いわゆる「脱小沢」人事の一環とされた。2010年9月民主党代表選挙では小沢一郎擁立に奔走した。代表選で小沢は菅に敗れ、新執行部で山岡は副代表に留任、広報委員長は退任した(後任の広報委員長は大塚耕平)。

野田政権

2011年(平成23年)9月野田内閣発足にともない、国家公安委員会委員長内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)に就任した[6]。また、国務大臣としての所管事項として「北朝鮮による拉致問題の早期解決を図るため企画立案及び行政各部の所管する事務の調整」[6]を担当する。9月4日、拉致被害者家族会の集会に出席。「国際社会の動き等をふまえ、総合的に判断していく考えには変わりがありません」と述べたことに対し「原稿棒読みして、心で言ってないんか」などの野次が飛んだ[7]。 10月28日の参院消費者特別委員会で山岡がパチンコ・チェーンストア協会の「政治分野アドバイザー」としてパチンコ業界が掲げる換金の合法化や株式公開を支援していることが問題視されると、山岡は「ただちにやめさせていただく」と答弁した[8]

2012年(平成24年)1月の野田改造内閣発足にともない、国務大臣を退任。1月24日、民主党副代表に就任。2月23日、衆議院本会議において、永年在職議員の表彰を受ける。

政策

外国人参政権の推進

2009年総選挙の政策アンケートで、永住外国人の地方参政権に「どちらかと言えば賛成」と返答[9]

2010年(平成22年)1月9日川上義博参院議員の会合で「日本は一国至上主義でやってきたが、これからはそういうわけにはいかない。あらゆる国の人が結集するのが強い。合衆国みたいにしないと日本の明日はない」と述べた[10]。1月12日に民団の新年会で「外国人参政権法案が一日も早く、今国会で必ず実現するように、全力を挙げて取り組んでまいりたい」と述べた[11]

2010年(平成22年)3月18日、韓国大使館で権哲賢駐日韓国大使と会食し、「(外国人参政権は)参院選があるからできないが、選挙が終わったらやる」と述べた[12]

日本銀行人事圧力問題

概要

一橋大学大学院商学研究科教授渡辺博史日本銀行副総裁候補として取り沙汰されるなか、山岡が渡辺の留守番電話に「民主党は反対するとお伝えしておく」[13]との伝言を残し、間接的に辞退を促していたことが明らかになった[14]

問題の概要

2008年(平成20年)4月8日、参議院議院運営委員会にて日本銀行副総裁候補として渡辺の所信聴取と質疑応答が行われた際、参議院議員西田昌司が「民主党幹部が『あなたの人事に反対なので伝えておく』と電話したという話がある」[15]と質問した。渡辺は「答えを差し控える」[15]と回答しており、その真偽は明らかにしなかったが、同日、民主党側は電話の主が山岡だったと認めた[15]

この電話は、内閣が渡辺を副総裁候補として衆議院や参議院に提示する前にかけられており、自民党から「人事案の決定前に、国会議員が候補者に反対だと直接伝えるのは、辞退するよう政治的圧力をかけたようなものだ」[13]と指摘されている。西田も渡辺への質疑の際に「事実なら人事への政治介入で重大問題だ」[15]と指摘し、自由民主党国会対策委員長大島理森が山岡の参考人招致の検討を表明した[15]。与党からは懲罰動議に該当する行為と指摘され[16]、民主党からも国対委員長辞任は不可避との指摘がなされた[17]

問題の背景

もともと民主党は2008年(平成20年)2月時点で渡辺を総裁候補の筆頭として挙げており、自由民主党幹事長伊吹文明と民主党幹事長鳩山由紀夫が協議したうえで渡辺を副総裁候補とすることで合意を目指していたが、山岡は「与野党の公式ルートはおれだ」[18]と主張し始め反対する意向を示していた。

その後、幹事長の鳩山だけでなく、民主党副代表前原誠司、同意人事検討小委員長仙谷由人らが相次いで渡辺の副総裁就任の支持を表明し [19][20][21]、民主党の党内で「容認論が大勢となりつつあった」[20]段階で、山岡は渡辺に対し電話を掛けている。電話を掛けた理由について、山岡は「所信聴取前に傷つかないように思いやって言っただけ」[15]と語っているが、マスコミからの取材に対しては「プライベートなので答えられない」[22]として回答を拒否し、謝罪等も行わなかった。

発覚後の経過

4月9日、衆参両院の議院運営委員長である笹川尭西岡武夫が会談し、両院合同代表者会議で山岡の事情聴取を行うと決定した。西岡は山岡に出席するよう要請したが、山岡は「プライベートなことなので、話すことはない。文書でもないと、呼ばれるいわれはない」[23]と拒否する意思を示した。しかし、党内外から批判が続出したことから山岡は出席する意向を示したが[24]、今度は方式などで自民・民主両党間での調整がつかず、笹川と西岡は事情聴取を無期延期とした[25]。これに対し、自民党の衆議院議員59名が「事実とすれば行政権に対する国会の過剰介入」[26]として山岡への証人喚問を要求する要望書を提出するなど反発が強まり、自由民主党と公明党は、山岡が今後も説明を拒む場合は政治倫理審査会に召喚することを合意した。

社会福祉協議会への圧力問題

山岡が会長を務めた「流通ビジネス推進議員連盟」が、マルチ商法から市民を保護する活動を行っていた社会福祉協議会に対し、山岡会長名義で抗議の意見書を送付していたことが明らかになった[27]

問題の経緯

2006年(平成18年)10月15日、伊賀市社会福祉協議会(三重県伊賀市)が、毎月定期発行している広報誌[28][29]の中で、マルチ商法への注意を呼びかけた[30]

ところが、2007年(平成19年)2月28日、流通ビジネス推進議員連盟は「(記事が)業界すべてが悪いとの印象を読者に与えかねない」[27]と主張する意見書を作成し、伊賀市社会福祉協議会に送付した。この意見書は、流通ビジネス推進議員連盟の会長の山岡、事務局長の前田雄吉、および、牧義夫の連名で作成されており[27]、議員名と事務所住所を記載した封筒により[31]国会内郵便局から発送されていた[27]。また、同議員連盟を支援する「流通ビジネス推進政治連盟」も同日付で伊賀市社会福祉協議会に対し抗議書を送付しており、訂正広告の掲載や謝罪を要求し、条件を受け入れないなら「法的に処断する」[27]と主張している。

社会福祉協議会の主張

伊賀市社会福祉協議会の事務局長は「(活動をやめろという)脅迫だと思った。国会議員からだったのは驚いた」[27]とし「議員の良識を疑う」[27]と主張し、記者会見においても「脅迫に近いと感じた」[31]と述べるなど、2連盟を厳しく批判した。伊賀市社会福祉協議会の広報誌担当職員も「だまされている人を救うためなのに、なぜ抗議をうけなければならないのか。国会議員がする仕事とは違う」[30]と批判している。

議員連盟の主張

マスコミからの取材に対し、山岡の事務所は「当方にはこの文書を出した認識はありません」[27]と主張しているが、前田から「私が作ったが、山岡さん、牧さんには秘書を介して相談をした記憶がある」[27]と指摘されている。また、牧は「協議会の団体名も、抗議文も初めて見た。こんな風に名前が使われるとは夢にも思わなかった」[32]が「議連への入会を承諾した以上名前が独り歩きしても仕方がない」[32]として謝罪している。2008年、流通ビジネス推進議員連盟は「健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟」(後に解散)に改称し、山岡は顧問を務めた。同様に、流通ビジネス推進政治連盟も「ネットワークビジネス推進連盟」に改称している。

その後の展開

なお、伊賀市社会福祉協議会は、マルチ商法だけでなく、催眠商法など他のさまざまな悪徳商法への対策にも尽力している[33]。悪徳商法に対する取り組みは高く評価されており、2011年6月には、消費者庁の「消費者支援功労者表彰等」[34]にて「内閣府特命担当大臣表彰」を受けている[33][35]。奇しくもその3か月後、野田内閣の発足にともない、消費者庁を所管する内閣府特命担当大臣(消費者及び食品安全担当)に山岡が就任することになった。

その他の言動

マルチ商法を推進

山岡はマルチ商法をネットワークビジネスと称している。ネットワークビジネス推進連盟理事長と対談していることやマルチ商法業者のイベントで「究極のフレックスタイムの正規の職業というのがこのネットワークビジネスだ」と演説していることから、J-CASTは「山岡議員はマルチ商法を一貫して応援していたかのようにも見える」と指摘している[36]

不透明な資金

2009年(平成21年)1月23日、栃木県真岡市の福田武隼市長から山岡の関係者が役員を務めていた会社の口座に、福田が理事長を務める医療法人へのコンサルタント料名目で計405万円が支払われたことが判明した。コンサルタントの実態はなく、福田は自身が2001年の市長選に立候補した際に山岡の公設秘書らが選挙活動を手伝ったことに対して要求された報酬と認めた。この口座にはマルチ商法関連業者からの入金があることも判明し、不透明な資金と指摘されている[37]

マルチ商法業者からの献金

2011年(平成23年)9月8日、山岡の資金管理団体と代表を務める民主党栃木県第4区総支部が、ネットワークビジネス推進連盟とマルチ商法業者2社から2005年からの4年間で計254万円の政治献金を受領していたことが判明。山岡は会見で「合法的に運営されているビジネスと認識しているが、誤解を受けないように(現在は献金を)受け取らないようにした」と述べた[38]

使途不明な組織対策費

日本共産党の機関紙しんぶん赤旗2010年(平成22年)1月13日、民主党の小沢一郎が党代表に就いていた2006年から2008年の間、党本部から党財務委員長だった山岡ら4人に「組織対策費」として計約23億円が支出されていることが判明したと発表。使途不明な支出であり原資には政党助成金が含まれている可能性もあるとして、明確な説明を求めている[39]

普天間基地問題

2010年(平成22年)5月6日、民主党本部で開催された「女性議員ネットワーク会議」にて、「普天間や政治とカネの話は直接国民の生活には影響しない」「子ども手当は大きな評価を得ているが、普天間でかき消されている状態で残念だ。地方に行くと、普天間は雲の上のお話」と述べた。これに対し、会議に出席していた沖縄県糸満市の市議会議員・伊敷郁子は、「普天間の問題は、私たちにとって生活を破壊される大きな問題。県民を冒涜しているように聞こえる」「民主党は国民生活が第一なのに、私たち県民は国民でないのか。言わずにはおれなかった」と抗議をおこない、山岡は発言を撤回した[40][41][42]

語録

「アイヌ人は蛮族」
2007年(平成19年)10月31日自民党大島理森国対委員長と会談した際、「私らはアイヌ人の血を引く蛮族だ」と発言した[43]。山岡は記者会見で「冗談だ。差別につながるような言葉は取り消したい。私は、栃木県真岡市に住んでいる。真岡という言葉はもともとアイヌ語だ。誇りに思い、代表として言っていると解釈していただきたい」と釈明した。アイヌ民族に関する自らの認識は、「日本の先住民族だ。同じ日本人である、ということで特に(差別的に)意識をしたことはない」と釈明した。
「監督は選手が強いときに弱いと言う」
2007年11月、大連立騒動の際、小沢代表の辞意表明における「今の民主党には政権担当能力はない、次期総選挙で勝利は覚束ない」との発言に対して(フジテレビ「めざましテレビ」出演時)。
「ガソリン税再可決で国が滅びる」
2008年3月、揮発油税暫定期限切れ後与党による衆議院の3分の2による再議決の可能性を問われて、国民の生活が逼迫するなかでガソリン税を再値上げすれば国を滅ぼすことになると述べた(フジテレビ「報道2001」出演時)。
「小沢は私の指揮下」・「小沢は時々三振する」
2008年5月2日沖縄県浦添市での講演にて「国対委員長は野球で言うと監督。小沢一郎さんはうちの4番バッターで監督の指揮下にあるが、あの人は時々三振をするもんですから、その穴埋めをする監督も大変です」[44]と発言した。
「戦前のドイツの現象に回帰」
2008年9月29日TBSみのもんたの朝ズバッ!で、「そういう人(麻生太郎)達が人気が出てくる、秋葉原で人気が出てくると、これはある意味では、戦前のドイツ・日本の現象に回帰しており極めて危険である」と語った。全文としては、以下のような発言をTVで語った。
「この数字は極めて重要なんです。これは歴史的傾向なんです。もし若い方たちが知らずに表明しているのかあるいは解りながら表明しているのか。解っているとしたら、歴史が回転しているんですね。戦後60年ですね。ある意味では、心情的には、いつか来た道にだんだん戻って繰り返すと。そうすると、中山先生も麻生総理も同じ発想ですけど、極めてそういうところに原点を持っているような感じがしてしょうがないんですね。ですから、そういう人達が人気が出てくる、秋葉原で人気が出てくると、これはある意味では戦前のドイツ・日本の現象に回帰しており極めて危険で、そういうとこのリーダーは非常に大切なんですよね。リーダーがそういうのを煽っていると、日本がいつか来た道に行く恐れがある」[45]
「がん患者のモルヒネと同じ」
2008年8月31日、山岡はフジテレビの番組に出演し、政府・与党が決めた総合経済対策について「選挙目当てのばらまきだ。がん患者にモルヒネを打つような話で、一時的にはいい気持ちになるが、長期的に見ると体をむしばむ」と批判した。これに対し、医療関係者などから「モルヒネは適切に使用する限り患者に悪影響を与える事は無い。山岡氏の発言はまったくの誤解によるもの」との声が挙がった。
「仕組まれた陰謀。手段を選ばず選挙に勝ちたいと」
2009年(平成21年)3月3日西松建設事件をめぐる政治資金規制法違反容疑で東京地検特捜部小沢一郎の秘書を逮捕した件について[46]
「与党の政策は民主党の盗作」
2009年4月8日、国会内で開かれた国対役員の会合で、公明党の提案が提案した追加経済対策「子どもと家族応援手当」について「一言で言えば自公『パクリ』(盗作)政権。恥も外聞もなく、民主党が政権を取ってやらんとしていることをパクりまくっている」と批判した。
「もしも会えなければ中国の皆さんの感情は非常に傷つけられたのではないか」
2009年(平成21年)12月15日に行われた中国の習近平国家副主席と天皇の会見(天皇特例会見)について、「政治利用というよりも、本当の親善という意味では非常に良かったのではないか。もしも会えなければ中国の皆さんの感情は非常に傷つけられたのではないか」と述べた。
「こんなことをしても国民生活は良くならない。ワイドショー劇場には一切応じない」
2010年1月9日、鳥取市内での講演。自民党が「政治とカネ」をめぐる追及で、民主党の小沢一郎幹事長や鳩山由紀夫首相の実母(鳩山安子)らの参考人招致を求める構えを見せていることに対して[47]
「子ども手当を支給すれば支持が回復する」
2010年1月18日、国会内での会議で民主党への支持率下落について「子ども手当法案が通って生活に影響してくるとなれば、また大きく変わってくる」と述べ、子ども手当を支給すれば支持が回復するとの見通しを示した。これに対し出席者からは「バラマキすれば支持が戻るとは国民を愚弄した話」と指摘する声も出た。(2010年1月18日、読売新聞)
「石川議員の起訴は秘書時代の問題だから審議に値しない」
小沢一郎幹事長の資金管理団体の政治資金規正法違反事件で起訴された同党の石川知裕衆院議員の進退について野党からの辞職勧告決議案について聞かれた時の発言[48]
「(菅政権誕生の日の朝)今回は暫定ですから」
2010年(平成22年)6月4日フジテレビとくダネ!」に出演しての発言。小倉智昭の「(民主党の新代表を)2日間で決めるのは、日程にかなり無理があるのではという見方がある」との投げかけに対し、「鳩山さんは9月まで任期があり、その時まできちんとやるのがスジだったが、急きょ交代となった。従って、急きょなんで、今回は暫定ですから。会期末で法案もたまっているし、できるだけ早く、ご迷惑をかけないようにしてやらないと」と山岡は答えた。山岡のコメントに小倉は「暫定の総理大臣?」と語った[49]
「言葉が適当かどうか分からないが、ノーズロ状態なので、情報セキュリティー対策の重要性を周知する」
2011年10月28日の衆議院内閣委員会において、公明党の高木美智代によるスマートフォンの不正アクセス対策への答弁。無防備という意味でのノーズロ発言だったが、抗議を受け後日撤回した[50][51]
「ユーロは破綻するんじゃないかと内心思っている。そうなると中国のバブルも破裂する可能性がある」「金融・経済の大津波がやってくる」
2012年(平成24年)1月5日、国務大臣の一員として内閣府職員に年頭の訓示をした際に、「ユーロは破綻するんじゃないかと内心思っている。そうなると中国のバブルも破裂する可能性がある」と述べた。更に、「金融・経済の大津波がやってくる」などと金融・経済危機を3度も「津波」に例えた[52]。批判を受け、翌6日の閣議後の記者会見で「誤解を与えるようなら撤回することはやぶさかではない」と自身の発言を事実上撤回した[53]

略歴

家族・親族

脚注

  1. ^ 野田首相:一川・山岡氏の続投明言…年明け国会、五里霧中 毎日新聞 2011年12月9日
  2. ^ 山岡荘八全集36 講談社、439頁
  3. ^ 公式サイト「民主党衆議院議員 山岡けんじ オフィシャルWeb」
  4. ^ 日本経済新聞 2011年9月3日朝刊
  5. ^ 2009年11月1日 朝日新聞 法案審議「強行採決も辞さぬ」 民主・山岡国対委員長 [1]
  6. ^ a b 「人事異動」『官報』号外特43号、国立印刷局2011年9月2日、1面。
  7. ^ FNN2011年9月5日
  8. ^ 2011年10月29日(土)「しんぶん赤旗」 [2]
  9. ^ asahi.com
  10. ^ “外国人参政権「通常国会で必ず成立」 山岡氏”. 産経新聞. (2010年1月9日). http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100109/stt1001091713008-n1.htm 2010年4月23日閲覧。 
  11. ^ “外国人参政権法案成立させる~民主・山岡氏”. 日テレNEWS24. (2010年1月12日). http://www.news24.jp/articles/2010/01/12/04151406.html# 2011年9月6日閲覧。 
  12. ^ “<山岡国対委員長>外国人選挙権法案は今秋以降に先送り”. 毎日新聞. (2010年3月18日). http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100109/stt1001091713008-n1.htm 2010年4月23日閲覧。 
  13. ^ a b 「民主党は反対」提示前、山岡氏が渡辺副総裁候補に留守電 : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
  14. ^ NIKKEI NET(日経ネット):政治ニュース-政策、国会など政治関連から行政ニュースまで
  15. ^ a b c d e f 日銀人事:民主・山岡氏、人事案提示前に副総裁候補に電話 - 毎日jp(毎日新聞)
  16. ^ 民主・山岡国対委員長が「渡辺氏に圧力」 与党が問題視 - MSN産経ニュース
  17. ^ 日本経済新聞、2008年4月9日付。
  18. ^ 「『政争の愚』消耗戦1ヶ月――検証・日銀人事政府案3度否決」『日本経済新聞日本経済新聞社、2008年4月10日、4面。
  19. ^ 「政府、白川総裁・渡辺副総裁案を提示 日銀人事、民主は白川総裁に同意方針」政治も‐政局ニュース:イザ!
  20. ^ a b クローズアップ2008:日銀人事案三たび提示 財務起用に首相固執 - 毎日jp(毎日新聞)
  21. ^ asahi.com:日銀人事 「渡辺副総裁」に民主不同意強まる - 政治
  22. ^ asahi.com:渡辺氏に「反対する」 民主・山岡氏、正式提示前に電話 - 政治
  23. ^ FNNニュース:日銀副総裁候補・渡辺...
  24. ^ FNNニュース:日銀副総裁候補・渡辺...
  25. ^ 山岡氏の聴取、無期延期 与党から反発の声続々」MSN産経ニュース 2008年4月10日
  26. ^ 日銀総裁:後任人事 電話問題 「政倫審に山岡氏召喚」--自公合意 - 毎日jp(毎日新聞)
  27. ^ a b c d e f g h i 「社協のマルチ警鐘記事に議連が抗議――民主3氏の名前」『asahi.com:社協のマルチ警鐘記事に議連が抗議 民主3氏の名前 - 政治朝日新聞社2008年10月17日、(1/2ページ)。
  28. ^ 「悪徳商法に注意!! マルチ商法」『伊賀市社協だより――あいしあおう』22号、伊賀市社会福祉協議会、2006年10月15日、4頁。
  29. ^ 「悪徳商法に注意!! マルチ商法」『伊賀市社協だより――あいしあおうPDF版、22号、伊賀市社会福祉協議会、2006年10月15日、4頁。
  30. ^ a b 中日新聞:山岡氏ら民主議連「マルチ注意」に抗議 06年、広報の伊賀市協へ:社会(CHUNICHI Web)中日新聞社2008年10月17日
  31. ^ a b 民主党:前田議員ら「マルチ注意」広報誌に抗議書 三重 - 毎日jp(毎日新聞)毎日新聞社2008年10月18日
  32. ^ a b 「社協のマルチ警鐘記事に議連が抗議――民主3氏の名前」『asahi.com:社協のマルチ警鐘記事に議連が抗議 民主3氏の名前 - 政治朝日新聞社2008年10月17日、(2/2ページ)。
  33. ^ a b 「悪質な商法から消費者保護――伊賀市社協に大臣表彰――三重」『悪質な商法から消費者保護 伊賀市社協に大臣表彰 三重 - MSN産経ニュース産経デジタル2011年6月23日
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  45. ^ 2008年9月29日TBSみのもんたの朝ズバッ!より
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  47. ^ 毎日新聞 2010年1月10日
  48. ^ “石川被告への辞職勧告「審議するにあたらず」 民主・山岡氏”. 産経新聞. (2010年2月5日). http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100205/stt1002050952001-n1.htm 2011年1月14日閲覧。 
  49. ^ エッ、菅直人は暫定総理!? 山岡国対委員長ポロリJ-CASTニュース 2010年6月3日
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  52. ^ “「ユーロは破綻する」「金融・経済の大津波」山岡氏、失言連発”. 産経新聞. (2012年1月5日). http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120105/plc12010517370009-n1.htm 2012年1月6日閲覧。 
  53. ^ “「ユーロ破綻」山岡氏が撤回 官房長官「不適切」”. 日本経済新聞. (2012年1月6日). http://s.nikkei.com/wL5Pg6 2012年1月6日閲覧。 
  54. ^ 公式ウェブサイトプロフィール

関連項目

外部リンク

公職
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