封筒

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郵便番号5桁時代の封筒
現在の7桁郵便番号対応の封筒
エアメール用封筒

封筒(ふうとう)とは主に平面状の内容物を包むためのパッケージである。

(以下、断りが無い限り、寸法の単位はmm、表記はヨコ×タテとする)

目次

[編集] 概説

通常はで製造される。日本国内で使用される封筒は1枚の紙を折り、長方形の形で供給される。4辺のうち3辺はあらかじめ閉じられ、1辺は開いている。内容物を入れた後、この開いた1辺を閉じてのりまたは粘着テープ等で封をするか貼り付けないで使用する。別途のりまたは粘着テープ等を使わずに簡単に封をできる口糊付封筒もある。ヨーロッパアメリカ合衆国などでははがきは観光地の絵葉書のようなもののみが使用され、短い用件でも封筒が使用されるといわれる。このため、欧米の多くの国々では予め料額印面を刷り込んだ封筒が郵便局で販売されている。数え方としては何も入っていなければ「枚」、中身が入っていると「封」になる。

[編集] 用途

内容物を保護したまま移動、受け渡し、保存するために使う。主に郵便メール便などに使用される。封をして使用する場合には一度開封した後に同じように封をすることは難しい。輸送以外の用途では給料袋、月謝袋、金融機関の現金封筒など現金の移動、受け渡し、保存に使われたり書類の移動、受け渡し、保存に多く使われる。

[編集] 歴史

ヨーロッパでは16世紀から17世紀にかけて封筒が使われはじめたと考えられているが、一般的に普及しはじめたのは1840年イギリスの郵便制度改革によって0.5オンス(約13グラム)までの郵便料金が1ペニーと定められたことに由来すると考えられている。これ以前は枚数や距離によって料金が決められる方式で封筒も1枚と換算されたため、手紙はむき出しのままこれを折りたたみ封蝋をした形で郵送されていたが、単純に重量のみで料金が決められるようになると封筒が急速に普及した。

日本では手紙は外側に巻紙をつけてばらばらにならないように輸送する方式がとられていたが1830年に封筒に関する記述が現れており、この頃から普及したとされる。日本では、中国から伝来したと考えられている。日本でも諸外国同様、国営の郵便制度が充実するに従い封筒も普及した。

[編集] 種類

日本の封筒は、長方形の短辺の1方が開いている。洋式封筒は長方形の長辺の1方が開いており、ふた部分が山形になっている。大きさは日本工業規格で決まっており10種類以上が存在するが、最もよく使われるのは長形3号(120mm×235mm)と長形4号(90mm×205mm)の2種類である。これら2種類は、料金の比較的安い定形郵便物で送ることができるため普及している。

CDやビデオテープなどを輸送するために、内側に緩衝材を貼ったものも存在する。

また、郵便局は封筒の内側がそのまま便箋になっているミニレターを販売している。同様の形式で、海外宛航空郵便用にエログラムを発行している。

国際的に航空郵便に使用する封筒は、4辺の端に赤と白と青の縞模様の入った封筒を使うことになっている。しかし強制ではなくあくまで任意であるため、国際航空郵便にも一般の封筒を使用する事は可能である。また投函前に「PAR AVION」と書いたステッカーを貼り、航空郵便である事をはっきりさせる事が一般である。

紙の種類もさまざまな物があり、また紙の重量によっても分けられて販売されている。

一般的な封筒サイズの長形3号の場合、85g以下の封筒を使用すると内容物が透ける物もあるのでプライバシーに関する書類を送る場合は注意が必要である。

[編集] 大きさによる封筒の種類

大きく角形(K:かくがた)・長形(N:なががた)・洋形(Y:ようがた)・その他に分かれる。

  • 角形:縦サイズが横サイズの2倍より短い封筒
    • 角形0号(K0) 287×382 - JIS B4判がそのまま入る
    • 角形1号(K1) 270×382 - B4判がそのまま入る
    • 角形2号(K2) 240×332 - JIS A4判がそのまま入る
    • 角形3号(K3) 216×277 - JIS B5判がそのまま入る
    • 角形4号(K4) 197×267 - JIS B5判がそのまま入る
    • 角形5号(K5) 190×240 - JIS A5判がそのまま入る
    • 角形6号(K6) 162×229 - JIS A5判がそのまま入る
    • 角形7号(K7) 142×205 - JIS B6判がそのまま入る
    • 角形8号(K8) 119×197 - JIS 定型郵便。給料袋、月謝袋に使われる
    • 角形20号(K20) 229×324 - JIS A4判がそのまま入る
    • 角形A3号 335×490 - A3判がそのまま入る
    • 角形A4号 228×312
    • 角形B3号 375×525
    • 角形0号マチ付 290×382
    • 角形2号マチ付 250×335
    • 角形3号マチ付 218×277
    • 角形A3号マチ付 320×440
    • 角形ジャンボ 435×510
  • 長形:縦サイズが横サイズの2倍程度ある封筒
    • 長形1号(N1) 142×332 - A4たて2つ折・B4判ヨコ3つ折りが入る
    • 長形2号(N2) 119×277 - JIS A4ヨコ3つ折・B5判タテ2つ折りが入る
    • 長形3号(N3) 120×235 - JIS 定形郵便。A4判ヨコ3つ折りが入る
    • 長形4号(N4) 90×205 - JIS 定形郵便。B5判ヨコ4つ折りが入る
    • 長形8号(N8) 119×197 - 定形郵便
    • 長形13号(N13) 105×235 - 定形郵便。A4ヨコ4つ折りが入る
    • 長形14号(N14) 95×217 - 定形郵便。A4ヨコ4つ折りが入る
    • 長形30号(N30) 92×235 - 定形郵便
    • 長形40号(N40) 90×225 - JIS 定形郵便。A4判ヨコ4つ折りが入る
  • 洋形:長辺に封入口がある封筒
    • 洋形0号(Y0) 235×120 - 定形郵便。A4判ヨコ3つ折が入る
    • 洋形1号(Y1) 120×176 - JIS 定形郵便。主に招待状などのカードを入れる
    • 洋形2号(Y2) 114×162 - JIS 定形郵便。郵政はがきが入る
    • 洋形3号(Y3) 98×148 - 定形郵便。B5判ヨコ・タテ4つ折が入る
    • 洋形4号(Y4) 105×235 - JIS 定形郵便。A4判ヨコ3つ折が入る
    • 洋形5号(Y5) 95×217 - 定形郵便。A5判タテ2つ折が入る
    • 洋形6号(Y6) 98×190 - JIS 定形郵便。B5判ヨコ3つ折が入る
    • 洋形7号(Y7) 92×165 - 定形郵便。A5判ヨコ3つ折が入る
    • 洋形8号(Y8) 235×120 - 洋形0号と同じ
    • 洋形2号タテ形 162×114 - 定形郵便。A4横・縦4つ折が入る
    • 洋形4号タテ形 235×105 - 定形郵便。A4横3つ折が入る
    • 洋形5号タテ形 217×95 - 定形郵便。A5縦2つ折が入る
    • 洋形6号タテ形 190×98 - 定形郵便。B5横3つ折が入る
    • 洋形特1号 198×138
    • 洋形長3号(洋長3号) 235×120 - 洋形0号と同じ
    • 洋形長4号 205×90 - 定形郵便。B5横4つ折が入る
    • 洋形東京3号 170×120 - 定形郵便
  • 国際規格
    • B4 259×353 - ISO
    • B5 176×250 - ISO
    • B6 125×176 - ISO
    • C3 324×458 - ISO
    • C4 229×324 - 角形20号と同じ。ISO A4判がそのまま入る
    • C5 162×229 - 角形6号と同じ。ISO A5判がそのまま入る
    • C6 162×114 - 洋形2号と同じ。ISO 定形郵便。郵政はがきが入る
    • DL 220×110 - ISO 定形郵便
    • B6/C4 125×324 - ISO
  • その他
    • 東京3号 定形 170×120
    • 東京型 定形 170×120
    • 国際A4 229×324 - 角形20号と同じ
    • ビッグ1 440×570
    • ビッグ2 385×450 - A3判用
    • ビッグ3 385×400 - レントゲン大角判用
    • 名刺入封筒9 65×105
    • 名刺入封筒13 71×109
    • 名刺入封筒16 86×120
    • プリペイド封筒(L) 115×80
    • プリペイド封筒(S) 100×68

JISは日本工業規格JIS S5502-1997にあるもので、ISOは国際規格ISO 269:1985にあるものである。その他のものは業界の標準であったりメーカーが独自に定めたものであり、これらは名称が同じでもサイズが多少異なることもある。定形郵便は定形郵便物として送ることが出来る大きさのものである。

[編集] 関連項目