江島駅

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江島駅[# 1]
駅出入口(2018年4月)
えじま
Ejima
長山 (1.0 km)
(1.6 km) 東上
地図
所在地 愛知県豊川市東上町丸塚58
北緯34度52分4.42秒 東経137度26分29.52秒 / 北緯34.8678944度 東経137.4415333度 / 34.8678944; 137.4415333座標: 北緯34度52分4.42秒 東経137度26分29.52秒 / 北緯34.8678944度 東経137.4415333度 / 34.8678944; 137.4415333
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CD 飯田線
キロ程 15.4 km(豊橋起点)
電報略号 エシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
[* 1]54人/日(降車客含まず)
-2020年-
開業年月日 1926年大正15年)11月10日
備考 駅員無配置駅
  1. ^ 1943年に江島渡停留場から改称。
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江島駅(えじまえき)は、愛知県豊川市東上町丸塚にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

概要[編集]

豊橋駅(愛知県)と辰野駅長野県)を結ぶJR飯田線の中間駅(途中駅)の一つであり、豊川市北東部の一宮地区(旧・宝飯郡一宮町域)に位置する。駅名にある「江島」は所在地の地名ではなく駅南側を流れる豊川の対岸にある地名で、当駅は東上駅と同じく東上町に所在する。

1926年大正15年)に豊川鉄道によって開設された。その後国有化を経て、1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に伴いJR東海経営に移っている。豊川鉄道時代の駅名は江島渡駅(えじまわたしえき)であった。

歴史[編集]

当駅を開設した豊川鉄道は、現在のJR飯田線南部に当たる豊橋 - 大海間を運営していた私鉄である。江島駅を挟む三河一宮 - 新城間は1898年(明治31年)に開通するがその際当駅は無く、20年以上を経た1926年11月に新設された。開業時の駅名は「江島渡停留場」[注釈 1]で、旅客専門で貨物営業は行わない駅であった。

1943年(昭和18年)8月、豊川鉄道線は買収・国有化され国鉄飯田線が成立する。これに伴い国鉄の駅となり、駅名も現在の江島駅に変更された。以降大きな変化は無く、1987年4月国鉄分割民営化を迎えてJR東海に継承されている。

年表[編集]

駅構造[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅列車交換は出来ない。起点豊橋駅から見て、最初の棒線駅である。

駅員が配置されない無人駅(駅員無配置駅)であり、管理駅駅長配置駅)である豊川駅管理下に置かれている[4]。かつては駅前の商店乗車券の販売を委託していた[5]。駅構内にはトイレは設置されていない。

利用状況[編集]

2020年度の乗車人員は1日当たり54人であった[* 1]。近年では、1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 人数
2002年(平成14年) [* 2]111
2003年(平成15年) [* 2]105
2004年(平成16年) [* 2]107
2005年(平成17年) [* 2]99
2006年(平成18年) [* 2]100
2007年(平成19年) [* 2]98
2008年(平成20年) [* 3]98
2009年(平成21年) [* 3]97
2010年(平成22年) [* 3]94
2011年(平成23年) [* 4]91
2012年(平成24年) [* 4]94
2013年(平成25年) [* 5]95
2014年(平成26年) [* 5]88
2015年(平成27年) [* 5]78
2016年(平成28年) [* 6]70
2017年(平成29年) [* 6]66
2018年(平成30年) [* 1]64
2019年(令和元年) [* 1]65
2020年(令和02年) [* 1]54

停車列車[編集]

江島駅には、豊橋方面(上り)・飯田方面(下り)の双方とも1時間当たり概ね1・2本(ラッシュ時は最大3本)の列車が停車する。停車種別は普通列車と、上りのみに設定されている快速列車の2種類。

特急伊那路」は通過する。

駅周辺[編集]

駅名の江島は、江島橋を越えた豊川左岸の地名である。

  • 江島橋
(※かつては駅前から架橋していたが1968年の台風7号による大雨で流され、1970年代末に駅の南東側に新たに掛け直された)

バス路線[編集]

江島駅バス停
江島駅バス停
江島バス停(駅から約200メートル)

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速(上りのみ運転)・普通
長山駅 - 江島駅 - 東上駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「停留場」とは、転轍機(分岐器・ポイント)が設置されていない駅を指す種別である。当時、私鉄のみに存在した。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年、98頁頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1926年11月20日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ 【社長会見】TOICA利用エリアの拡大について』(プレスリリース)東海旅客鉄道、2023年12月21日。 オリジナルの2023年12月21日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20231221130449/https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000043119.pdf2023年12月21日閲覧 
  4. ^ 東海旅客鉄道(編)『東海旅客鉄道20年史』東海旅客鉄道、2007年、732・733頁頁。 
  5. ^ 笠原香・塚本雅啓『タイムスリップ飯田線』大正出版、2007年、92頁頁。ISBN 978-4-8117-0657-3 
豊川市の統計
  1. ^ a b c d e 豊川市の統計 令和3年版” (pdf). 豊川市. p. 46 (2022年3月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 豊川市の統計 平成20年版” (pdf). 豊川市. p. 50 (2009年3月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
  3. ^ a b c 豊川市の統計 平成23年版” (pdf). 豊川市. p. 52 (2011年12月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
  4. ^ a b 豊川市の統計 平成25年版” (pdf). 豊川市. p. 44 (2014年3月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
  5. ^ a b c 豊川市の統計 平成28年版” (pdf). 豊川市. p. 36 (2017年3月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。
  6. ^ a b 豊川市の統計 平成30年版” (pdf). 豊川市. p. 42 (2019年3月). 2023年5月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年7月16日閲覧。

関連項目[編集]