大海駅

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大海駅*
駅舎(2007年2月)
駅舎(2007年2月)
おおみ - Ōmi
三河東郷 (2.9km)
(1.4km) 鳥居
所在地 愛知県新城市大海字南田49
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 飯田線
キロ程 27.9km(豊橋起点)
電報略号 ウミ←ヲヲ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
216人/日(降車客含まず)
-1999年-
開業年月日 1900年明治33年)9月23日
備考 駅員無配置駅
* 1903年から1943年までは長篠駅
ホーム

大海駅(おおみえき)は、愛知県新城市大海字南田にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

概要[編集]

大海駅は、豊橋駅(愛知県)と辰野駅長野県)を結ぶJR飯田線の途中駅(中間駅)の一つである。

1900年明治33年)に開業。1943年昭和18年)に国有化されるまでは、南へ向かう豊川鉄道と北へ向かう鳳来寺鉄道という2つの私鉄の境界であった。また、私鉄時代は一部期間を除いて長篠駅(ながしのえき)という駅名を称した。国鉄時代を経て1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化によりJR東海の経営に移り、現在に至っている。

構造[編集]

ホームが地面に接する地上駅である。

ホームは2面あり、北側のものは片側(ここでは南側)のみに線路が接する単式ホーム、南側のものは両側に線路が接する島式ホームである[1]。ホーム番線は単式ホーム側から1・2・3番線の順[1]。1番線は中部天竜飯田方面行きの下り列車、2番線は豊橋方面行きの上り列車が使用する[2]が、どちらも双方向に対応している[1]。3番線は使用されていない[1]。かつて上り方面1番ホーム側に製材所への側線があり、現在は撤去されているが、踏切は2線分の幅のままになっている。

駅舎は1番線側に設置されており、ホーム間の移動用に構内踏切が設置されている。かつては駅員の配置があったが、1985年以降無人駅(駅員無配置駅)であり、管理駅駅長配置駅)である豊川駅の管理下に置かれている[3]

歴史[編集]

豊川鉄道は1897年(明治30年)から順次路線を豊橋駅から北へと延伸させていったが、1900年9月、新城からの最後の延伸区間が開通し、この大海駅へと到達した。開業当初は現在と同じく「大海駅」を駅名としていたが、3年後の1903年(明治36年)に、駅東側を流れる豊川(寒狭川)の対岸にある地名をとって「長篠駅」と改称した。豊橋から伸びる路線の終着駅であったがゆえに、この頃の大海地区は奥三河北遠南信への玄関口となり、乗換客が利用する旅館飲食店が立ち並び、運輸業者も多く集まって、人や物資の集積地として栄えた[4]

1923年2月、豊川鉄道の傍系会社であった鳳来寺鉄道が、長篠駅を起点としてさらに奥地の三河川合駅まで路線を建設する。これにより長篠駅は2つの鉄道の境界駅となるが、両鉄道は直通運転を行っていたので実質的には中間駅となっていた。また、北遠・南信の玄関口としての機能は新たな終着駅である三河川合駅に移っていった。

1943年8月、豊川鉄道と鳳来寺鉄道の鉄道路線は買収・国有化され、豊橋と辰野を結ぶ国有鉄道飯田線が成立する。これに伴って長篠駅も国有鉄道に移管され、同時に駅名が開業時と同じ「大海駅」へと変更された。

1971年(昭和46年)から翌年にかけて、飯田線の多くの駅で貨物営業が廃止されたが、新城市・鳳来町域(当時)では大海駅が唯一残された。しかし10年後の1984年(昭和59年)に廃止され、駅開業時から行われていた貨物営業はここでも終了した。そして旅客専用駅となったまま1987年4月の国鉄の分割民営化を迎え、国鉄からJR東海に運営が移管された。

年表[編集]

  • 1900年(明治33年)9月23日 - 豊川鉄道の終着駅「大海駅」として開業[5]
  • 1903年(明治36年)3月15日 - 「長篠駅」に改称[5]
  • 1923年(大正12年)2月1日 - 鳳来寺鉄道が開業、当駅に乗り入れ[5]
  • 1943年(昭和18年)8月1日 - 豊川鉄道・鳳来寺鉄道の国有化に伴い国有鉄道飯田線の駅となる。同時に「大海駅」に改称[5]
  • 1969年(昭和44年)8月 - 現在の駅舎に改築[6]
  • 1984年(昭和59年)
  • 1985年(昭和60年)4月1日 - 無人駅化[7]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 分割民営化によりJR東海が継承[5]

停車列車[編集]

大海駅には、豊橋方面(上り)・飯田方面(下り)の双方とも1時間あたり概ね1本(ラッシュ時は最大2本)の列車が停車する。停車する列車の種別は普通列車と、上りに1本のみ設定されている快速列車の2種類であり、特急伊那路」は通過する。

駅周辺[編集]

バス[編集]

大海駅周辺には、豊鉄バスの「大海駅前」と、新城市Sバスおよび新城市営バスの「大海駅」という3つのバス停留所(バス停)がある。両バス停を発着する路線は以下の通り。

  • 豊鉄バス大海駅前バス停
  • 新城市Sバス大海駅バス停
    • 新城北部線 : 新城市中心部の新城郵便局から新城駅前・東新町駅前、矢部・須長・浅谷等の新城市北部地区を経由し、大海駅前を回ってその南側の緑が丘へと至る路線である。
  • 新城市営バス大海駅バス停
    • 塩瀬線 : 大海駅前と、布里・塩瀬等の新城市鳳来寺地区を結ぶ。

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
飯田線
快速(上りのみ運転)
三河東郷駅大海駅本長篠駅
普通
三河東郷駅 - 大海駅 - 鳥居駅

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d 『中部ライン全線・全駅・全配線』第4巻、35頁(配線図)・75頁。方角は配線図と実際の地図との対照から補記。
  2. ^ 大海駅 発駅時刻表 (PDF) 」(JR東海ウェブサイト)、2011年1月15日閲覧
  3. ^ 『東海旅客鉄道20年史』、732・733頁
  4. ^ 『鳳来町誌』交通史編・追補 鉄道の発達、16頁
  5. ^ a b c d e f g 『停車場変遷大事典』、99頁
  6. ^ 『タイムスリップ飯田線』、96頁
  7. ^ 『飯田線百年ものがたり』、92頁

参考文献[編集]

  • 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 JTB1998年ISBN 978-4-533-02980-6
  • 笠原香・塚本雅啓 『タイムスリップ飯田線』 大正出版2007年ISBN 978-4-8117-0657-3
  • 川島令三 『中部ライン全線・全駅・全配線』第4巻 塩尻駅-名古屋東部、講談社、2010isbn=978-4-06-270064-1。
  • 東海旅客鉄道(編) 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  • 東海旅客鉄道飯田支店(監修) 『飯田線百年ものがたり』 新葉社、2005年
  • 鳳来町教育委員会(編) 『鳳来町誌』交通史編、鳳来町2003年