湯谷温泉駅

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湯谷温泉駅*
駅舎(2009年7月)
駅舎(2009年7月)
ゆやおんせん - Yuya-onsen
三河大野 (2.4km)
(2.6km) 三河槙原
所在地 愛知県新城市豊岡字滝上15
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 飯田線
キロ程 38.0km(豊橋起点)
電報略号 ユヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
210人/日(降車客含まず)
-1999年-
開業年月日 1923年大正12年)2月1日
備考 簡易委託駅
* 1991年に湯谷駅から改称

湯谷温泉駅(ゆやおんせんえき)は、愛知県新城市豊岡字滝上にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である。

概要[編集]

湯谷温泉駅は、豊橋駅(愛知県)から飯田駅長野県)を経て辰野駅(同県)へ至るJR飯田線の途中駅(中間駅)の一つである。新城市北東の長篠地区に位置し、湯谷温泉の玄関口でもある。豊橋と飯田を結ぶ特急伊那路」の停車駅の一つ。

鳳来寺鉄道という私鉄によって1923年(大正12年)に開設された。その後1943年昭和18年)の国有化を経て、1987年(昭和62年)からJR東海に移管されている。JR移行後の1991年平成3年)に、それまでの湯谷駅(ゆやえき)から現駅名に改称された。

構造[編集]

ホームが地面に接する地上駅である。ホームは1面のみで片側(ここでは北側)のみ線路が接する単式ホームであり[1]、上下双方の列車が同じホームを使用する。

駅舎は、2階建てで木造の建物が使用されている。この駅舎の一部は、鳳来寺鉄道時代は同社直営の宿泊施設として営業し、国有化以降は職員の寮として使用されていた[要出典]簡易委託駅であり、管理駅駅長配置駅)である豊川駅の管理下に置かれている[2]。委託先は新城市観光協会と湯谷温泉発展会[3]。1985年に一旦無人駅となり、1991年に再び駅員が配置されたという経緯がある。

歴史[編集]

湯谷温泉駅を開設した鳳来寺鉄道は、現在のJR飯田線中南部にあたる大海三河川合間を運営していた私鉄である。1923年2月の同区間開通にあわせて新設された「湯谷停留場[4]」がこの駅の前身である。駅には鳳来寺鉄道直営の宿泊施設が併設されていた。1943年8月、鳳来寺鉄道は買収・国有化されて国有鉄道飯田線が成立、それに伴って湯谷停留場も国有鉄道に移管され、名称も「湯谷駅」に変わった。

1987年4月の国鉄分割民営化では、JR東海へと継承された。その4年後の1991年12月、「湯谷温泉駅」へと改称した。改称は湯谷温泉を宣伝するためのもので、当時の鳳来町と湯谷温泉発展会が費用を負担して実施された[5]

年表[編集]

停車列車[編集]

優等列車に関しては、特急「伊那路」が1996年3月の運行開始時から停車駅の一つとしている。

特急以外の列車は2010年3月改正時点で、下り(中部天竜方面行き)は1日12本(ほぼ1-3時間毎に1本)、上り(豊橋方面行き)は13本(1-2時間に1本、最大1時間に2本)設定されている。種別は普通列車が主だが、上りに1本のみ快速列車がある。

駅周辺[編集]

駅周辺は宇連川(三輪川)を挟んで温泉宿が立ち並び、「湯谷温泉」と呼ばれる。

駅があるのは宇連川右岸にある湯谷という集落であり、川の対岸は能登瀬という集落である。駅前を通る愛知県道439号を南へ向かうと橋平という集落で、ここから湯谷大橋で宇連川を渡ると国道151号(別所街道)に繋がる。国道を南へ向かうと井代という集落があり、さらに南へ進むと次の三河大野駅前へと出る。一方、能登瀬の集落を抜けて国道へ北へ向かうと、三河槙原駅の対岸へと出る。

駅から県道439号を300mほど南へ向かった場所から、鳳来寺山を登る愛知県道524号鳳来寺山パークウェイ)が西へ向かっている。

隣の駅[編集]

東海旅客鉄道(JR東海)
飯田線
快速(上りのみ運転)・普通
三河大野駅 - 湯谷温泉駅 - 三河槙原駅

関連項目[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『中部ライン全線・全駅・全配線』第4巻、35頁(配線図)・74頁。方角は配線図と実際の地図との対照から補記。
  2. ^ 『東海旅客鉄道20年史』、732・733頁
  3. ^ 「新城市内2駅を無人化」東日新聞、2011年11月26日配信
  4. ^ 「停留場」とは、転轍機(分岐器・ポイント)が設置されていない駅を指す種別である。当時、私鉄のみに存在した。
  5. ^ 『飯田線百年ものがたり』、133頁
  6. ^ a b c d e 『停車場変遷大事典』2、100頁
  7. ^ 『飯田線百年ものがたり』、92頁
  8. ^ 『飯田線百年ものがたり』、127頁

参考文献[編集]

  • 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 JTB1998年ISBN 978-4-533-02980-6
  • 川島令三 『中部ライン全線・全駅・全配線』第4巻 塩尻駅-名古屋東部、講談社2010年ISBN 978-4-06-270064-1
  • 東海旅客鉄道(編) 『東海旅客鉄道20年史』 東海旅客鉄道、2007年
  • 東海旅客鉄道飯田支店(監修) 『飯田線百年ものがたり』 新葉社、2005年
  • 電子国土基本図(地図情報) - 電子国土ポータル