南大東村

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南大東村
みなみだいとうそん
日章旗 日本
地方 九州地方沖縄地方
都道府県 沖縄県
島尻郡
団体コード 47357-0
面積 30.57km²
総人口 1,383
推計人口、2009年5月1日)
人口密度 45.2人/km²
隣接自治体 北大東村
村の木
村の花
他のシンボル
南大東村役場
所在地 〒901-3804 沖縄県
島尻郡南大東村字南144-1
南大東村役場
電話番号 09802-2-2001
外部リンク 南大東島ホームページ
南大東村の県内位置図

南大東村位置図(沖縄県)

:市 / :町・村
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南大東村(みなみだいとうそん)は、沖縄本島の約400km東方(宮崎県の真南)に位置する南大東島を行政区画とする沖縄県。開村以来サトウキビの生産が村の中心的産業である。近年航空機の大型化などで観光客が容易に訪れることが可能になり、豊かな自然を生かした観光地としても注目されてきている。

目次

[編集] 地理

南大東島#地理を参照。

[編集] 地域

  • 池之沢(いけのさわ) - 大東神社が鎮座している。
  • 北(きた)
  • 旧東(きゅうとう)
  • 在所(ざいしょ) - 南大東島の中心地。殆どの商店が集約している。
  • 新東(しんとう)
  • 南(みなみ) - 村役場が置かれている。

[編集] 隣接している自治体

[編集] 歴史

[編集] 沿革

村制施行以前の歴史については南大東島#歴史を参照。

[編集] 行政

[編集] 経済

[編集] 産業

耕作可能な土地の殆どはサトウキビ畑

サトウキビ栽培を目的として開拓されたため、今日まで島の基幹産業はサトウキビ栽培である。1984年(昭和59年)までは、サトウキビ輸送のための専用鉄道も存在した。詳細は、沖縄県の鉄道#玉置商会 - 東洋製糖 - 大日本製糖 - 大東糖業を参照。

農家一戸あたりの平均耕地面積が約8haと大規模である。また、この大規模なサトウキビ農業に支えられていることもあって村民の平均所得は隣の北大東村と並んで県内では上位に位置している。漁港が整備されるまでは漁業も殆ど行われていなかったが、近年の漁港の整備と航空機材の大型化で販路が開拓されたため、マグロやカジキ等の漁業の拠点として注目されつつある。

[編集] 名産・特産品

  • ラム酒
    • 特産のサトウキビを使ったラム酒が、旧南大東空港ターミナル施設を活用して製造されている。平日は施設見学も可能。ラム酒を造るのは沖縄県のベンチャーGRACE RUM社。COR CORというブランドで生産している。
  • 大東そば
    • ガジュマル木灰と海水を用いて作る、青竹手打ちの沖縄そばバージョン。島の目玉料理。かなりコシが強く、うどんと言ってもよいほど太い。沖縄本島の豊崎ニュータウン(以前は那覇(国際通り)にあったが移転した)にも支店がある。
  • 大東ずし
  • 大東ようかん
    • 大東ずし同様、八丈島から伝わったとされる。手作りで素朴な味のため土産品としての評価が高い。製造元はいくつかあり、商店や空港等で販売されている。なお、沖縄の伝統的な文化として羊羹を食べる風習がなく、「風習」としての羊羹はこの大東ようかんが沖縄県下では唯一である[1]
  • インガンダルマ(ダルマ)
    • 夜行性の深海魚。したたるほどよく脂が乗っている。しかしその脂は、大部分が人体には吸収されないワックスであるため、大量に摂取すると、下痢や腹痛を起こしたり、皮膚から脂が直接出たりする。そのため地元住民の間では「ダルマは1日3切れまで」と言われている[2]
  • シージャーキー(マグロのミリン干し)
    • マグロで作られたスティック状の干し肉。マグロが取れる漁港周辺でしか流通しておらず、沖縄県では南大東島でしか手に入らない。島内の商店か空港で入手できる。

[編集] 地域

[編集] 人口

南大東村と全国の年齢別人口分布図(比較) 南大東村の年齢・男女別人口分布図
紫色は南大東村
緑色は日本全国
青色は男性
赤色は女性
1980年 1,640人
1985年 1,504人
1990年 1,399人
1995年 1,473人
2000年 1,445人
2005年 1,448人
総務省統計局 / 国勢調査2005年

[編集] 交通

島内にバス・タクシー等の公共交通機関はないため、宿泊施設が運営する有償輸送か、レンタカー(自動車・バイク・自転車)を利用することになる。

[編集] 飛行機

  • 南大東空港 - 那覇空港(約1時間)
    • コミューター航空の定期路線では世界最長路線(約450km)である。
    • 琉球エアーコミューターが1日2便運航(うち2便目は曜日によって往路または復路に北大東空港を経由するが、経由便も直行便と同じ運賃となる特例がある(一部運賃を除く))。
    • 使用機材はデ・ハビランド・カナダ製のDHC-8(Q100(DH1)・搭乗客数39人、Q300(DH3)・搭乗客数50人)。
    • 那覇発は往復の燃料を搭載するため重量が嵩むため、定員以下しか搭乗できない(南大東発は定員まで搭乗出来る)。なお、着陸誘導灯がないため、冬期の日没後は着陸できず那覇に引き返すこともある。
  • 南大東空港 - 北大東空港(約10分)
    • コミューター航空の定期路線では世界最短(直線距離で約12km)と言われている。風向きによって北大東島へ一直線に飛ぶさいの飛行時間は3分間。日本で最も運航距離の短い航空路線であり、距離あたりの運賃が最も高い路線(普通片道運賃が7,200円[3])となっている。
    • 琉球エアーコミューターが運航。那覇からの航路が、曜日によって往路または復路に北大東空港を経由して運航している(那覇から南大東間を搭乗した同日に南大東と北大東間を利用した場合、直行便と同じ運賃となる特例がある)。
    • 運航当初はおおむね曜日を交互に運航する形だったが、2009年現在では金・土・日・月曜日が北大東先航、火・水・木曜日が南大東先航という形となっており、観光でどちらかの大東島を行き帰りしようとするには不便になった。

[編集] 船舶

  • 那覇港泊港南岸) - 南大東島・北大東島
    • 大東海運の「だいとう」が、ほぼ5日おきに1便(週に1-2便、月に5-6便)運航。所要時間は約14時間半から16時間半。
    • 那覇と各島間を一筆書きに運航するが、島側の寄港順序は航海ごとに変わる。また、運航予定が予告なく頻繁に変更(最終の出港判断は当日の朝)される。
    • 岸壁付近の波が激しく着岸できないため、人も貨物もクレーンに吊り下げられた籠に乗って上陸することでも知られる。※上陸については#観光も参照。

[編集] 道路

[編集] 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集] 観光

海軍棒プール

かつては「島外の人間がいると職務質問された」とまで言われるほどで滅多に観光客が訪れることがなかったが、1997年(平成9年)に南大東空港が拡張・移転したことにより大型のプロペラ機が就航したため、観光地としても注目されはじめている。全島サトウキビ畑の島だが、製糖期(12月-3月)を除き島内で南大東島産の砂糖を入手出来ない。

  • 星野洞(鍾乳洞
    • 午前と午後に2時間ずつ開放。案内テープの入ったラジカセが貸し出される。鍾乳石は白く透き通っており、中でもストローと呼ばれる細く真っ直ぐに伸びた鍾乳石の発達は日本一とも言われている。観光用に整備された鍾乳洞でありながら他に見学客がいないことも多い[要出典]。また、テレビ番組のランキングでも上位に採りあげられた[4]。入場料800円。
  • ふるさと文化センター
    • 企業自治時代からの南大東島を、様々な歴史資料とともに紹介。シュガートレイン関係や、島内限定で流通していた非常に珍しい自治通貨等を展示している。月曜休館(屋外展示のシュガートレインは自由に見学可能)。入場料200円。
  • 気象庁沖縄気象台南大東島地方気象台
    • 夏から秋にかけて襲来する台風情報の第一報は、この気象台から発せられることが多い[要出典]。施設は一般開放していないが、平日の日中なら職員が応対してくれる(荒天時などを除く、要予約)。世界で920箇所ある高層気象観測拠点の1つであり、毎日8時30分と20時30分に上空3万メートルまで到達する観測気球を打ち上げている。
  • 「だいとう」のクレーン上陸
    • 日本の定期航路では唯一となるクレーンで吊り上げられての乗下船は、観光資源としてパンフレットなどにも記載されているほか、テレビ番組などでもたびたび採りあげられている[5]。おもに西港が利用されているが、波の向きによって使用する港が変更されるため、村内放送で入港予定が放送されている。村役場の職員が操縦するクレーンに吊り下げられての乗下船となるが、吊り下げられている時間は10秒に満たない。また、荷役や旅客数によってはかごの代わりに作業用モーターボート[6]を直接吊り上げることもある[要出典](この場合は救命胴衣の着用を求められる)。
  • 海軍棒プール
    • 砂浜のない島のため、東海岸の岩場を削って作られた人工プール。南大東空港から車で5分。村中心街からは車で10分。海水が直接流れ込んでおり、魚も泳いでいてシュノーケリング向き。作られてから時間が経過しており、プール内に珊瑚が成長し始めている。大波に注意。トイレはあるが、更衣室やシャワーはない。
  • シュガートレイン
    • 1984年(昭和59年)に廃止されるまで戦後の沖縄県では(沖縄都市モノレールが開業する以前は)唯一かつ日本最南端の鉄道であった。現在は、ふるさと文化センターで機関車を保存しているほか、各所に廃線跡の遺構が残っており、案内パンフレットにも記載されている。
  • 日の丸山展望台
    • 島の中央部は窪んでいて海を見ることが出来ないが、標高56mの展望台からは見渡す限りサトウキビ畑の平原や北大東島も一望できる。なお、島の最高地点はこの展望台の南東に位置する給水塔付近であり、標高は75.2mである。
  • 島まるごと館(ビジターセンター)
    • 旧空港跡地に建設。島の自然情報を紹介。また島での主に自然観察などの様々な活動を紹介している。入場料200円。
  • 南大東島漁港(建設中)
    • 1985年(昭和60年)より建設が続いており暫定供用中。現在は沖合いに防波堤を作る作業を残すのみだが、海底の崖に防波堤を設置する難工事のため完成まで10年はかかる見込み。展望台からは北大東島が一望できる。また、周辺は釣りスポットにもなっており、サワラや時にはカジキマグロも釣れる。気象条件によってはごくまれに「だいとう」が利用することもある。

[編集] 宿泊

宿泊施設の一例(民宿金城)

小規模なホテルと民宿が計3件あり、空港や港への送迎のほか、レンタカー(自動車・バイク・自転車)の営業も行っている。また、西港を見下ろす高台にバンガローを備えたキャンプ場もある。

人口の割に居酒屋や娯楽施設が多く、ビリヤード場やカラオケボックスなどもある。

  • ホテルよしざと・民宿よしざと
    • 島で一番の規模を持つホテル。秋篠宮夫妻が宿泊[7][8]した「特別室」もある。
  • プチホテルサザンクロス
  • 民宿金城
    • 宿泊料金は島で一番安価である。ここの宿泊客は「いかにも島旅」タイプの人が多く、面白い話ができる事が多い[要出典]

[編集] 放送

[編集] テレビ

1975年(昭和50年)にNHK沖縄放送局により放送試験局として開設され放送が開始され(コールサインはJO7D-TV)、航空便で発送[9]されたNHK沖縄(制作部)の編集によるカセットテープ数本を、島民が数名交代で夕方4時間ほど放送された。

1984年5月、衛星放送の実験放送が開始されたことから、ようやく他地域との同時放送が実現した(当時はNHKBS1のみの放送だったが、内容は総合テレビと同じだった)。また、この日から全国の天気予報では南大東島の予報が表示されるようになった。しかしテレビ放送がNHKのBSのみであることから沖縄県内のローカルニュースや民放の番組が放送されないため、沖縄本島でビデオ録画された番組をレンタルビデオとして貸し出す店もあったという。

1998年東京都小笠原諸島向けに送信・利用されている通信衛星を利用した放送が開始された[10]。これにより民放を含む地上波各局を視聴できるようになったが、もともと東京都内向けに利用されている電波であることから、沖縄の県域放送ではなく東京(関東広域圏)のものが放送されている(ただし、沖縄県内に系列局がない日本テレビテレビ東京は放送されない)。なお、沖縄県内の情報は電話回線(衛星回線)により電送され、随時字幕で表示される(台風情報で進路にあたる場合は予報画像も表示されるという[要出典])。

なお、沖縄県では2006年から開始されている地上デジタル放送については、NHKが2009年に中継局を設置予定だが、民放各局は設置予定はあるものの時期は未定である。

テレビ中継局(TVの単位はCH)
中継局 BS1 BS2 総合 教育 TBS CX EX
南大東 4 6 54 52 56 58 60

(衛星放送は出力100Wで北大東島へもカバーしている。地上波は出力30Wと南大東島のみカバーしているが、北大東局への放送波への伝送もしている。音声多重放送・文字放送に対応。)

[編集] ラジオ

中波放送 (AM) は、昼間は沖縄本島の親局から受信可能であるものの、夜間は同局が電離層により日本国外の放送と混信するため受信が困難(かわりに他県の放送は電離層により受信が可能)だったが、2007年4月1日NHKラジオ第1放送と、民放の琉球放送(RBCiラジオ)・とラジオ沖縄の中継局がFM波によって開局し、昼夜問わず良好な受信が可能となった[11]

超短波放送 (FM) は終日受信不可。テレビ同様に技術的な面からNHK-FM放送も含め、今のところ設置の予定はない。なお、衛星放送(BS・CS)によるラジオ放送や短波放送ラジオNIKKEI)・NHK国際放送(NHKワールド・ラジオ日本)は終日受信可能。

ラジオ中継局(単位はMHz)
所在地 NHK1 RBCi ROK
南大東 83.5 81.4 79.6

(出力はいずれも100Wと高く、周辺海域でも受信は可能)

[編集] 通信

  • 携帯電話はNTTドコモのmovaFOMAFOMAプラスエリア対応機種)のみ通話可能だったが、auも通話可能になった。
  • 公衆電話は少なく、空港やAコープなど数箇所しか設置されていない。

[編集] ギャラリー

[編集] 脚注

  1. ^ 特産品としては粟国島などでも作られている。
  2. ^ 個人差があるため、3切れ以下で下痢をしてしまったり、10切れ食べても大丈夫という人もいる[要出典]
  3. ^ 2007年2月搭乗分。
  4. ^ザ・ベストハウス123」(フジテレビ)では、「日本の美しい鍾乳洞」第2位に選出されている。
  5. ^ 一例として、ナニコレ珍百景(テレビ朝日)では、北大東島での話題として採りあげられた。
  6. ^ 沖合のブイにロープをかける為の作業船。
  7. ^ 飛び跳び旅-アイランドホッパー2009 2・3日間(JAL旬感旅行) - 日本航空
  8. ^ 南大東島(離島の旅日本の旅) - サイト運営者不詳
  9. ^ 1週間に2回(航空便の本数による)。
  10. ^ 沖縄本島と南北大東島の間には琉球海溝があり、且つ400kmも離れているため技術的に海底ケーブルを敷設することは困難だった。
  11. ^ 中波だと夜間に日本国外の放送との混信により良好な受信が困難であるためで、沖縄県内では沖縄本島北部と先島諸島が同様なケースが取られている。なお、先島諸島へは沖縄本島から海底光ファイバーケーブルで結ばれているが、沖縄本島から南大東島の送信所への伝送は通信衛星を経由して送られている。
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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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