「全日本大学駅伝対校選手権大会」の版間の差分
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||3||style=text-align:right|42分38秒||[[真也加ステファン|ステファン・マニャング・マヤカ]]||山梨学院大||3年||第26回(1994年)・区間賞 |
||3||style=text-align:right|42分38秒||[[真也加ステファン|ステファン・マニャング・マヤカ]]||山梨学院大||3年||第26回(1994年)・区間賞 |
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||3||style=text-align:right|42分38秒||[[中村匠吾]]||駒澤大||3年||第45回(2013年)・区間賞|- |
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||5||style=text-align:right|42分42秒||[[アブドゥラ・バイ]]||第一工業大||2年||第33回(2001年)・区間賞 |
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||5||style=text-align:right|42分42秒||[[設楽啓太]]||東洋大||1年||第42回(2010年)・区間賞 |
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||7||style=text-align:right|42分 |
||7||style=text-align:right|42分46秒||[[ティメット・ シルベスター・キメリ]]||第一工業大||1年||第37回(2005年)・区間賞 |
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||8||style=text-align:right|42分 |
||8||style=text-align:right|42分47秒||[[キラグ・ジュグナ]]||第一工業大||2年||第41回(2009年)・区間賞 |
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||9||style=text-align:right|42分 |
||9||style=text-align:right|42分48秒||[[大西智也]]||東洋大||4年||第40回(2008年)・区間賞 |
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||10||style=text-align:right|42分 |
||10||style=text-align:right|42分53秒||[[小林雅幸]]||早稲田大||3年||第27回(1995年)・区間賞 |
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2013年11月5日 (火) 13:15時点における版
開始年 | 1970 |
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主催 |
日本学生陸上競技連合 朝日新聞社 テレビ朝日 名古屋テレビ放送 |
チーム数 | 26チーム |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 | 駒澤大学 |
最多優勝 |
日本体育大学 駒澤大学 |
公式サイト | |
全日本大学駅伝 |
秩父宮賜盃 全日本大学駅伝対校選手権大会[1](ちちぶのみやしはい ぜんにほんだいがくえきでんたいこうせんしゅけんたいかい)とは、例年秋に開催される、日本国内の男子大学生チームを対象とした競技大会。日本の大学駅伝チームの日本一を決める大会で出雲大学駅伝よりもかなり歴史は古い。各地区の予選会もあり、各大学種目のインカレに相当する大会である。
日本の男子大学3大駅伝競走(出雲駅伝と箱根駅伝の間の第2戦)の1つである。各地方の学生陸上競技連盟に加盟する大学で、出場要件を満たせば参加できる。箱根駅伝のステップレースとして扱われることが多い。
沿革と特徴の概略
愛知県名古屋市熱田区の熱田神宮西門前から、三重県伊勢市の伊勢神宮内宮宇治橋前までの間の8区間106.8kmで争われる。実施区間から、大会自体を指して「伊勢路」と呼称するメディアも少なくない。1988年11月6日の第20回記念大会以降、毎年11月の第1日曜日に行われ、2010年で42回目を数え、優勝校には、秩父宮賜盃が贈られる。2006年からは国際千葉駅伝の日本学生選抜への代表選考会も兼ねて開かれている。
1970年ごろ、箱根駅伝へ出場できない大学、特に東海学生陸上競技連盟の梅村清明が中心となり、全国大会を開催しようという気運が盛り上がっていた。たまたま1970年は朝日新聞名古屋本社が第二次世界大戦後の新聞復刊20周年という節目で、その記念行事を仕切っていた波藤雅明が学生時代に東海学生陸上競技連盟に所属しており、この動きを察知して東海学連と朝日新聞社を結びつけたことにより、この大会が東海地区で実施されることとなった。
沿革
- 1970年:3月に第1回大会を全20校で実施。なお、コース設定は1937年から1948年まで開催されていた東海学生駅伝競走大会(参宮駅伝)で使用されていたものをなぞっている。
- 1971年:開催時期を1月中旬実施に変更。
- 1979年:前半後半の2部制を一本化する。
- 1988年:開催時期を11月初旬実施に変更。出場校を23校に増枠。
- 1990年:代表枠の変動制を導入を発表。次年度枠から適応(詳細は#代表枠数の変遷を参照)。IVY選抜のオープン参加招待で全24チームに(1997年まで)。
- 1999年:出場校を25校に増枠。
- 2001年:前年度成績上位6チームにシード出場権を与えることを開始。
- 2006年:東海学連選抜がオープン参加し全26チームに。
- 2011年:東日本大震災の被災地支援の一環として東北学連選抜がオープン参加し今大会のみ全27チームに。
コースの特徴
コースは全8区間・106.8km(詳細は後述のコース&その区間の特徴を参照)。第1回大会から第9回大会までは近畿日本鉄道の踏切によって分断される区間を挟んで前半と後半に分かれていた。総合成績は前半と後半を通算したものであった。1979年にこの踏切が連続立体交差化によって解消され、初めて一本のレースとして実施された。
主催・協賛
- 主催は、日本学生陸上競技連合の他に朝日新聞社・テレビ朝日・メ〜テレの4団体。
- 2009年の第41回大会からJAバンクが特別協賛している。過去にはオリコ・積水ハウスが協賛スポンサーとなっていた。
- また、車両協力にトヨタ自動車(2011年の第43回大会から復帰。過去にはマツダ・三菱自動車・フォルクスワーゲンが車両協力となっていた)、ほかに三菱UFJリースも協力に貫く(過去に東芝・日本テレコムも協力した)。
出場資格
各地区学連が地区定数に応じたチーム数を、日本学生陸上競技連合に推薦する形で行なう。その推薦校の決定には、実質的には各地区での選考会又は代表決定予選を行なった結果で行なわれるが、その選考方法は各学連に一任されており、学連によってその方法は様々(駅伝・長距離ロードレースなど)であり、年次によっても変遷を重ねてきている。関東学連では同年の箱根駅伝で3位以内に入った全日本でシード権の無い大学を推薦で出場させている(2009年箱根3位の日本体育大学を除く)。また、最下位のチーム又は棄権したチームを出した地区は翌年の出場枠を1つ減らされる(出場枠1の地区は除く)。
さらにそれらの各地区学連代表に加えて、前回大会の上位入賞6位までをシード校とし、その中で参加を希望するチームにも参加資格を与えている(シード制)。シード制は2000年の大会結果から適用が開始され、2001年の大会出場資格から導入された。
なお、創設当時は関東学連が反対した経緯(詳しくは箱根駅伝の「箱根駅伝が抱える問題」を参照。)もあって、関東地区の出場枠が制限されていた。早稲田大学や中央大学など箱根駅伝では名門とも称されるような大学は、この駅伝大会では比較的出場歴が浅い(後述の歴代出場校順位成績を参照)ことはこのことが影響しているとも言われている。
代表枠数の変遷
- 太字の数字は基本定数。
- 前年度成績による代表枠変動制
- 複数枠地区代表の中での最下位校が出た地区は、次の大会での出場枠を基本定数から1枠減らす制度。削減された枠は他の地区(基本的は前年に枠を削減された地区)に割り当てられる。
- この制度により枠を削減された地区は▼で、増加した地区は△で表す。
回 | 年 | 総数 | シ | ド |
北 海 道 |
東 北 |
関 東 |
北 信 越 |
東 海 |
関 西 |
中 四 国 |
九 州 |
OP | |
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1 | 1970 | 20 | - | 1 | 1 | 6 | 1 | 3 | 4 | 1 | 3 | - |
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20 | 1988 | 23 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 4 | 1 | 3 | - |
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22 | 1990 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 4 | 1 | 3 | 1 |
|
23 | 1991 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 4 | 2△ | 2▼ | 1 |
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24 | 1992 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 3▼ | 2 | 3△ | 1 |
|
25 | 1993 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 2▼ | 4△ | 2 | 3 | 1 |
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26 | 1994 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3△ | 4 | 2 | 2▼ | 1 |
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27 | 1995 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 4 | 2 | 2 | 1 |
|
28 | 1996 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3 | 3▼ | 2 | 3△ | 1 |
|
29 | 1997 | 24 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 2▼ | 4△ | 2 | 3 | 1 |
|
30 | 1998 | 23 | - | 1 | 1 | 9 | 1 | 3△ | 3▼ | 2 | 3 | - |
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- | - | 26 | - | 1 | 1 | 11 | 1 | 3 | 4 | 2 | 3 | - |
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31 | 1999 | 25 | - | 1 | 1 | 11 | 1 | 2▼ | 4 | 2 | 3 | - |
|
32 | 2000 | 25 | - | 1 | 1 | 11 | 1 | 3△ | 3▼ | 2 | 3 | - |
|
- | - | 26 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 3 | 3 | 2 | 3 | - |
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33 | 2001 | 25 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 3 | 3 | 2 | 2▼ | - |
|
34 | 2002 | 25 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 3 | 2▼ | 2 | 3△ | - |
|
35 | 2003 | 25 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 2▼ | 3△ | 2 | 3 | - |
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- | - | 25 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | - |
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36 | 2004 | 25 | 6 | 1 | 2△ | 5▼ | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | - |
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37 | 2005 | 25 | 6 | 1 | 2 | 7 | 1 | 1 | 4 | 2 | 1 | - |
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38 | 2006 | 26 | 6 | 1 | 1▼ | 7 | 1 | 1 | 4 | 2 | 2△ | 1 |
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39 | 2007 | 26 | 6 | 1 | 1 | 6 | 1 | 2 | 3 | 2 | 3 | 1 |
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40 | 2008 | 26 | 6 | 1 | 1 | 6 | 2△ | 2 | 3 | 1▼ | 3 | 1 |
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41 | 2009 | 26 | 6 | 1 | 2△ | 6 | 1▼ | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 |
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42 | 2010 | 26 | 6 | 1 | 2 | 6 | 1 | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 |
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43 | 2011 | 27 | 6 | 2△ | 1▼ | 6 | 1 | 2 | 3 | 1 | 3 | 2 |
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44 | 2012 | 26 | 6 | 1▼ | 1 | 6 | 2△ | 2 | 3 | 1 | 3 | 1 |
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45 | 2013 | 26 | 6 | 1 | 1 | 7 | 1 | 2 | 4 | 1 | 2 | 1 |
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- OPはオープン参加を表す。
地区予選会
第45回大会の地区ごとに行われる選考は、それぞれ以下の形式で行われる。
地区(出場枠数) | 選考会大会名 | 種目 | 選考方法 |
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北海道地区(1) | 北海道大学駅伝対校選手権大会 | 駅伝 (8区間79.70km) |
優勝大学校のみ |
東北地区(1) | 全日本大学駅伝東北地区予選会 | 10000m | 8名の合計タイム 優勝大学校のみ |
関東地区(7) | 全日本大学駅伝・関東学生陸上競技連盟推薦校選考会 | 10000m | 8名の合計タイムの上位7校 |
北信越地区(2) | 全日本大学駅伝北信越地区予選会 | 10000m | 8名の合計タイムの優勝・準優勝校 |
東海地区(2) | 全日本大学駅伝東海地区選考会 | 10000m | 8名の合計タイムの優勝・準優勝校 |
関西地区(4) | 全日本大学駅伝・関西学連出場大学選考競技会 | 10000m | 8名の合計タイムの上位4校 |
中国四国地区(1) | 全日本大学駅伝・中国四国地区最終選考会 | 10000m | 8名の合計タイム 優勝大学校のみ |
九州地区(2) | 全日本大学駅伝対校選手権大会九州地区予選会 | 10000m | 8名の合計タイムの優勝・準優勝校 |
歴代出場校および出場回数
※第45回まで。括弧内は出場回数。
歴代出場校順位成績
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凡例
- 初出場校についてはリンク付で示してある。
- 優勝校の括弧内は優勝回数を表す。
- 22回大会以降の▼付きの校名は次大会での地区代表枠の削減対象校を表す。
- 削減対象については出場資格の項を参照。
- 22回大会及び37回大会以降の※付きの校名は定数1枠地区の代表校を表す。このうち△付きの校名は次大会での地区代表枠の増加対象校を表す。
- 32回大会以降のボールド体 の校名は次大会でのシード出場権獲得校を表す。
- 33回大会以降の◎付きの校名は当該大会でのシード出場校を表す。
- 22回大会から29回大会まで出場したアイビーリーグ選抜、38回大会から出場している東海学連選抜、第43回大会に出場した東北学連選抜はオープン参加(OP)のため順位なし。括弧内はゴールした順番を表す。
- 区間記録等については 全日本大学駅伝対校選手権大会の記録一覧 を参照。
現状と課題
この駅伝は冒頭の説明にもあるとおり、大学駅伝日本一を争う最上位の競技会であるが、箱根駅伝の前哨戦として扱い、2010年の早稲田大学や2011年の駒澤大学のように以前は行われていた胴上げをせずに箱根駅伝での優勝が全てであるという態度をあからさまに出す事例が増えている。以下にそうした状況が発生している理由をまとめている。
実力差
1988年の第20回大会で開催時期が箱根駅伝後の1月中旬から11月に変更され、同時に関東地区の出場枠が増枠されて以降はそれまで上位の常連だった地方大学が下位に低迷するようになった。箱根駅伝への出場を目標としている高校生ランナーも多く、関東学連所属大学へ有力なランナーが集中、関東地区と他地区の間での実力格差が顕著になっており、ここ10年ほどは箱根駅伝の影響もあってか、関東地区の大学が上位を占めている。しかも関東の大学によっては箱根駅伝前の実力確認を行うために必ずしもベストメンバーで臨んでいるわけではないケースもある。逆に他地区の大学は中盤以降は差をつけられる事が多い。そうした結果、以下のような事象が発生している。
- 2000年のシード権制度の設定以降、関東以外の大学がシード権(6位以内)を取ったことは一度もない。開催時期の変更以降地方勢で唯一上位常連だった京都産業大学は同年以降二桁順位に低迷、2012年には出場権を逃している。2008年には第一工業大学が地方学連勢初のシード権獲得を狙ったものの、惜しくも7位に終わり、獲得はならなかった。
- 2007年の39回大会(地方学連最上位校は第一工業大学)と2010年の42回大会(地方学連最上位校は京都産業大学)、2012年の第44回大会(地方学連最上位校は立命館大学)において、関東学連所属12校が1位から12位までに入った。特に2010年に関しては、4区途中(本競走の放映権を持つテレビ朝日が定点観測を行った8キロ地点よりも前)で京都産業大学が13位に転落して以降、他地区出場校は一度も12位以内に入ることができなかった。2011年の第43回大会では関東以外の大学で最後まで襷渡しができた大学は京都産業大学だけでそれ以外の地方学連出場校は繰り上げスタートになるという事態が起きた。さらに2012年では第2中継所以降地方学連出場校は一度も12位以内に入ることができなかった上、13位立命館大学、14位関西学院大学以外は繰り上げスタートとなった。2013年もゴール直前で京都産業大学が14位に転落し、2年続けて関東の出場校13チームが1位から13位を占めた。
- 例年、四日市中継所あたりから続々と繰り上げスタートが実施され、最後の方は繰り上げスタートばかりになる。2008年と2010年では危うく川越中継所で繰り上げスタートが実施されそうなタイム差だった。(2008年は高岡法科大学が繰り上げ14秒前、2010年は長崎国際大学が繰り上げ40秒前で襷渡しを完了した。)2011年の第43回大会では北海道大学が、2013年の第45回大会では新潟大学と岐阜経済大学の2校がそれぞれ川越中継所で繰り上げスタートとなった。
コース
この駅伝は参宮駅伝の時代から続く伝統のあるコースで実施されている。しかし、全体的にフラットで短いコースであるため、上位校間の差がつきにくく、レースとしての面白みに欠けるという意見が多い。
対策
これまで採られた対策としては、以下のようなものがある。
- 成績による地区出場枠数の増減
- シード制を導入
今後
以上のような対策が功を奏するどころか逆効果になっている面もあるため、専門誌やスポーツマスコミ、関係者筋、ファンからは次のような提言がなされている。
- 各地域からの代表制は出雲駅伝にその役割を任せ、全国統一の基準で予選会を開催して地域枠に関係なく上位成績チームのみを出場させるようにする。
- シード権を除いた部分の各地区定数を実力に応じてもっとシビアに反映させる。つまり実質的な関東からの出場校増を行い実力がない地区を減枠する。
- 最下位を除く繰り上げスタート発生の出場チームを出した地区は次大会の出場枠は一律で1とし、過去5年連続で繰り上げ発生の出場チームが出た地区同士は代表枠を統合する、などの案がある
- 熱田神宮→伊勢神宮ではなくより起伏があるコースに変更する
- これには複数の案が出ており、京都三条大橋(京都市役所)→伊勢神宮の伊勢別街道140kmなどが挙げられている
- 開催時期を大会開始時のように3月開催へ戻す
本番までの流れと区間エントリーの方法
この節の加筆が望まれています。 |
予選会・選考会
例年、シード校および推薦校を除く出場校については、各地区で予選会・選考会が実施されている。
第42回の各地区の予選会・選考会は以下の日程でそれぞれ実施された。
- 6月12日:関西地区 - 全日本大学駅伝・関西学連出場大学選考競技会
- 6月12日:九州地区 - 全日本大学駅伝九州地区予選会
- 6月26日:関東地区 - 全日本大学駅伝・関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
- 6月27日:東海地区 - 全日本大学駅伝東海地区選考会
- 7月18日:東北地区 - 全日本大学駅伝東北地区予選会
- 8月28日:北海道地区 - 北海道大学駅伝対校選手権大会兼全日本大学駅伝北海道地区予選会
- 9月23日:北信越地区 - 北信越学生10マイルロードレース兼全日本大学駅伝北信越予選会
- 9月23日:中四国地区 - 全日本大学駅伝・中国四国地区最終選考会
チームエントリー・メンバーエントリー
- チームエントリー
- 例年、10月中旬に各チームはチームエントリーを行い出場予定選手(最大13人)を登録する。
- メンバーエントリー
- 競技前日に各区間を走行するメンバーエントリー(正選手8人、補員3人)を行い、区間オーダーが決定される。ただし体調不良などの理由により、正選手から補欠登録選手に当日変更される場合がある。
コースの特徴
(スタート)熱田神宮西門前→(ゴール)伊勢神宮内宮宇治橋前 全8区間・106.8km
- 前半は橋などによる小刻みなアップダウンが多く、後半はほぼフラットなコース。長・短距離を絡めた区間設定のため、他の大会と比べると選手層の豊富さが求められる。
- 交通量が多い国道23号線の交通事情の関係により、各中継所での繰り上げスタートは、先頭が通過してから第1~4中継所で10分、第5・6・7中継所で15分である。かつてはこのルールは厳格には適用されておらず、走者が中継所の直前に迫っている場合は規定の時間が経過しても繰り上げスタートを行わず、タスキリレーを待つ場合があった。しかし、2012年(第44回大会)は数秒差で繰り上げスタートとなったチームが複数いた。
1区(14.6km)
熱田神宮西門前(名古屋市熱田区・国道19号線本線上)→(国道23号線)→(庄内新川橋)→弥富中継所(弥富市筏川橋西詰)
- 熱田神宮前を8:05に一斉スタートした後、名古屋市内のビル群から抜け、名四国道をひたすら西へと向かう。筏川橋を渡れば、すぐに弥富中継所が見えてくる。
- 朝早くスタートする為に寒さとの勝負でもある第1区。此処で躓いてしまうと後々、大きく響く区間。
- 区間を通して名古屋港付近に架かる橋を多数通過するため、小刻みなアップダウンが多いのが特徴。これを如何に利用し、スタートダッシュをかけられるかが勝負の分かれ目。
- この区間に外国人選手を配置し、先行逃げ切りを狙うチームも多い。テレビに出る事による宣伝効果も見越した作戦である。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 41分56秒 | 永田宏一郎 | 鹿屋体育大 | 4年 | 第32回(2000年)・区間賞 |
1 | 41分56秒 | ギタウ・ダニエル | 日本大 | 2年 | 第39回(2007年)・区間賞 |
3 | 42分38秒 | ステファン・マニャング・マヤカ | 山梨学院大 | 3年 | 第26回(1994年)・区間賞 |
3 | 42分38秒 | 中村匠吾 | 駒澤大 | 3年 | - |
5 | 42分42秒 | アブドゥラ・バイ | 第一工業大 | 2年 | 第33回(2001年)・区間賞 |
5 | 42分42秒 | 設楽啓太 | 東洋大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
7 | 42分46秒 | ティメット・ シルベスター・キメリ | 第一工業大 | 1年 | 第37回(2005年)・区間賞 |
8 | 42分47秒 | キラグ・ジュグナ | 第一工業大 | 2年 | 第41回(2009年)・区間賞 |
9 | 42分48秒 | 大西智也 | 東洋大 | 4年 | 第40回(2008年)・区間賞 |
10 | 42分53秒 | 小林雅幸 | 早稲田大 | 3年 | 第27回(1995年)・区間賞 |
2区(13.2km)
弥富中継所→(木曽川大橋)→(長島温泉)→(揖斐長良大橋)→(伊勢湾岸道みえ川越IC)→川越中継所(三重県三重郡川越町高松)
- 前半に木曽川大橋と揖斐長良大橋の2つの大きな橋を渡る。海からの海風さえ激しく吹かなければ、走りやすい区間である。渡る前後にアップダウンが待ち構えている。
- 13.2kmと距離はやや短めながら、エース級選手の投入が多く見られる区間でもある。これは、近年顕著な駅伝のスピード化によって、2区の重要性が高まってきたため。1区でつまずいたチームはここでペースを取り戻すことが必要。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
---|---|---|---|---|---|
位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 37分16秒 | エノック・オムワンバ | 山梨学院大 | 1年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
2 | 37分25秒 | 大迫傑 | 早稲田大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
3 | 37分38秒 | 鎧坂哲哉 | 明治大 | 3年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
4 | 37分40秒 | 設楽啓太 | 東洋大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間3位 |
5 | 37分42秒 | 竹澤健介 | 早稲田大 | 3年 | 第39回(2007年)・区間賞 |
6 | 37分43秒 | 出岐雄大 | 青山学院大 | 3年 | 第43回(2011年)・区間賞 |
7 | 37分44秒 | 柏原竜二 | 東洋大 | 1年 | 第40回(2008年)・区間賞 |
7 | 37分44秒 | 木原真佐人 | 中央学院大 | 4年 | 第40回(2008年)・区間賞 |
37分45秒 | 竹澤健介 | 早稲田大 | 4年 | 第40回(2008年)・区間3位 | |
9 | 37分45秒 | オンディバ・コスマス | 山梨学院大 | 3年 | 第42回(2010年)・区間2位 |
10 | 37分46秒 | ディラング・サイモン | 日本大 | 2年 | 第37回(2005年)・区間賞 |
3区(9.5km)
川越中継所→(四日市ドーム)→(四日市競輪場前)→(四日市工業地帯)→四日市中継所(四日市市六呂見町)
- スピード区間とも言われる3区は最も距離が短い9.5km。小刻みなアップダウンが続く中、いかに2区までの勢いを保ってこの3区そして次の4区につなげられるかが勝負の鍵。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 26分55秒 | 油布郁人 | 駒澤大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
27分02秒 | 油布郁人 | 駒澤大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間賞 | |
2 | 27分05秒 | ステファン・マニャング・マヤカ | 山梨学院大 | 2年 | 第25回(1993年)・区間賞 |
3 | 27分07秒 | 上野裕一郎 | 中央大 | 3年 | 第38回(2006年)・区間賞 |
27分13秒 | 油布郁人 | 駒澤大 | 2年 | 第43回(2011年)・区間賞 | |
4 | 27分15秒 | 本田勝也 | 東洋大 | 4年 | 第42回(2010年)・区間2位 |
5 | 27分19秒 | 大須田優二 | 中央大 | 4年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
5 | 27分19秒 | 延藤潤 | 東洋大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間3位 |
6 | 27分20秒 | 八木勇樹 | 早稲田大 | 3年 | 第42回(2010年)・区間3位 |
7 | 27分27秒 | 高井和治 | 駒澤大 | 3年 | 第37回(2005年)・区間賞 |
8 | 27分29秒 | 揖斐祐治 | 駒澤大 | 2年 | 第31回(1999年)・区間賞 |
8 | 27分29秒 | 秀島隼人 | 日本大 | 3年 | 第37回(2005年)・区間2位 |
8 | 27分29秒 | 梁瀬峰史 | 中央大 | 3年 | 第40回(2008年)・区間賞 |
4区(14.0km)
四日市中継所→(鈴鹿大橋)→(林崎町)→(近鉄鈴鹿線高架)→鈴鹿中継所(鈴鹿市寺家町)
- 大会通じて3番目に長い4区も、実力あるランナーが集う「準エース」区間。一部のチームはここにエースを配置し、ごぼう抜きを狙ってくる。上位陣はここで流れを固めて、この先5・6・7区のつなぎ区間につなげたい。
- このあたりまで来ると、周りには豊かな田園地帯が広がってくる。選手達は鈴鹿山麓から吹く風を背に受けながら、4本の大きな橋に挑んでゆく。
- 熱田神宮からの総距離数の42.195kmポイントはこの4区の4.895km地点となる。
- 中継所から北西に約3km行った所にF1日本グランプリや8時間耐久レース等で有名な鈴鹿サーキットが有る。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 39分24秒 | 村山謙太 | 駒澤大 | 3年 | 第45回(2013年)・区間賞 |
2 | 39分32秒 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大 | 4年 | 第40回(2008年)・区間賞 |
3 | 39分41秒 | ギタウ・ダニエル | 日本大 | 3年 | 第40回(2008年)・区間2位 |
4 | 39分49秒 | コーメン・エドウィン・キプコエイチ | 第一工業大 | 1年 | 第37回(2005年)・区間賞 |
5 | 40分04秒 | 上野裕一郎 | 中央大 | 4年 | 第39回(2007年)・区間賞 |
6 | 40分23秒 | 佐々木寛文 | 早稲田大 | 2年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
6 | 40分23秒 | 服部翔大 | 日本体育大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
8 | 40分24秒 | 原田正彦 | 早稲田大 | 4年 | 第33回(2001年)・区間賞 |
9 | 40分32秒 | 田中宏樹 | 駒澤大 | 4年 | 第36回(2004年)・区間賞 |
10 | 40分37秒 | 高橋憲昭 | 中央大 | 4年 | 第36回(2004年)・区間2位 |
5区(11.6km)
鈴鹿中継所→(近鉄名古屋線沿い)→(三重大学前)→津中継所(津市上浜町)
- ここからの3区間はアンカーまでのつなぎ区間であるが、選手層の厚さによって大きな差となるため、上位陣が混戦となるととたんに重要度を増してくる部分でもある。
- 大会全体を通しての中間点(53.4km)はこの区間にある。全体はいたってフラットな区間である。
現行区間(第24回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 33分47秒 | 志方文典 | 早稲田大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
2 | 33分48秒 | 有村優樹 | 明治大 | 2年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
3 | 33分56秒 | 設楽悠太 | 東洋大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間2位 |
4 | 34分14秒 | 山中秀仁 | 日本体育大 | 1年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
5 | 34分15秒 | 久我和弥 | 駒澤大 | 3年 | 第43回(2011年)・区間賞 |
6 | 34分17秒 | 堀尾貴幸 | 日本大 | 4年 | 第26回(1994年)・区間賞 |
7 | 34分20秒 | 高林祐介 | 駒澤大 | 2年 | 第39回(2007年)・区間賞 |
8 | 34分28秒 | 岩原正樹 | 神奈川大 | 3年 | 第29回(1997年)・区間賞 |
8 | 34分28秒 | 加藤直人 | 中央大 | 4年 | 第37回(2005年)・区間賞 |
8 | 34分28秒 | 高久龍 | 東洋大 | 2年 | 第44回(2012年)・区間3位 |
10 | 34分33秒 | 西嶋悠 | 中央大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間3位 |
6区(12.3km)
津中継所→(三重県庁前)→(津競艇場前)→曽原中継所(松阪市曽原町)
- 津市街地を抜け、レースは終盤。優勝争いやシード権争い、はたまた出場枠が複数設定されている地区にとっては出場枠争いも激しさを増してくる頃。この辺になるとほぼ毎年複数校の繰り上げスタートが発生する。
- 選手が通過するのは正午前。三重県髄一の繁華街を通るとあって沿道の観衆も増えるが、選手たちにとっては急激に上昇する気温との戦いになりやすい。
- 曽原中継所での襷リレー付近において、2006年まではテレビ中継ではANNニュースが挿入されていた(後述)。
- 曽原中継所はかつては「三雲中継所」だったが、2005年1月1日に三雲町が松阪市と合併したため第37回から改名された。
現行区間(第24回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 35分30秒 | 前田悠貴 | 早稲田大 | 4年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
2 | 35分33秒 | 市川孝徳 | 東洋大 | 4年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
3 | 35分47秒 | 松村拓希 | 駒澤大 | 3年 | 第33回(2001年)・区間賞 |
4 | 35分48秒 | 久我和弥 | 駒澤大 | 4年 | 第44回(2012年)・区間3位 |
5 | 35分55秒 | 中川拓郎 | 順天堂大 | 3年 | 第33回(2001年)・区間2位 |
6 | 35分59秒 | 清田泰之 | 山梨学院大 | 4年 | 第33回(2001年)・区間3位 |
7 | 36分03秒 | 窪田忍 | 駒澤大 | 1年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
8 | 36分08秒 | 坂井隆則 | 順天堂大 | 3年 | 第32回(2000年)・区間賞 |
8 | 36分08秒 | 塩川雄也 | 駒澤大 | 2年 | 第34回(2002年)・区間賞 |
8 | 36分08秒 | 猪俣英希 | 早稲田大 | 4年 | 第42回(2010年)・区間2位 |
7区(11.9km)
曽原中継所→(三渡橋)→(松阪駅前)→(近鉄山田線陸橋)→松阪中継所(松阪市豊原町)
- アンカー対決へ向けての大事なつなぎ区間。近鉄陸橋付近以外はほとんど平坦。
- 駅伝のスピードアップ化が進むにつれ、今大会における7区の重要度が増している。特にアンカーに有力な選手を配置していてライバルを追う展開を強いられている大学は、ここでできるだけ差を詰めて襷を渡したい。
- 特に最後まで母校のタスキをつなげようとするものの、最後で繰り上げスタートに泣く大学も出てくる。
- 2008年大会では本来トップチームが通過して15分後に繰上げスタートはずが、15分後にたどり着いたチームが数チームいた為、そのチームが襷渡しした後に数秒遅れで繰上げスタートとなった。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 34分26秒 | 野口英盛 | 順天堂大 | 4年 | 第33回(2001年)・区間賞 |
2 | 34分42秒 | 高見澤勝 | 山梨学院大 | 2年 | 第33回(2001年)・区間2位 |
3 | 34分53秒 | 池田圭介 | 中央大 | 3年 | 第33回(2001年)・区間3位 |
4 | 34分57秒 | 佐久間建 | 東洋大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間賞 |
5 | 35分02秒 | 金子宣隆 | 大東文化大 | 4年 | 第33回(2001年)・区間4位 |
6 | 35分09秒 | 飯田明徳 | 駒澤大 | 4年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
6 | 35分09秒 | 黒川翔矢 | 駒澤大 | 2年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
8 | 35分10秒 | 友納由博 | 神奈川大 | 4年 | 第27回(1995年)・区間賞 |
9 | 35分16秒 | 河村修一 | 駒澤大 | 4年 | 第33回(2001年)・区間5位 |
10 | 35分22秒 | 菅陽一郎 | 中央大 | 4年 | 第26回(1994年)・区間賞 |
10 | 35分22秒 | 北浦政史 | 駒澤大 | 3年 | 第34回(2002年)・区間賞 |
8区(19.7km)
松阪中継所→(櫛田町)→(参宮線陸橋)→(度会橋)→伊勢神宮内宮宇治橋前(伊勢市宇治今在家町)
- 全区間の約5分の1を当区間で占める為、各校共にエースが揃う今大会最後の区間にして最大のハイライト区間。御正月恒例の箱根駅伝の往路・4区よりも距離が長い。(箱根駅伝の4区の距離が2006年の変更で短くなったため。)
- トップ独走なら20km弱丸々ウイニングロードになるが、接戦になるとここでの大逆転劇の可能性も十分ありうる。事実、過去には早大の渡辺康幸が、中大の松田和宏から1分31秒遅れてスタートしながら、大逆転劇を演じたことがある。優勝争いだけではなくシード権争いも逆転劇が起きるケースもある。第39回大会では、山学大のモグスが6位(シード権ライン)の日大の松藤大輔と4分10秒もの大差をつけられてスタートしたのも関わらず、立大、大東大、拓大、城西大、順大、中央学大の順に抜かしていき、ゴール直前でついに松藤をとらえ、6位でゴールを果たした事もある。また、42回大会では6位までそれぞれ1分36秒、2分14秒差でスタートした、東海大の村澤明伸、日大のガンドゥ・ベンジャミンが5位、4位に浮上し、シード権を獲得するなど、圧倒的なエースの活躍によって大会の結果が大いに左右される区間である。
- アンカー勝負の鍵を握るのが伊勢神宮手前のだらだらとした上り坂。ここまでのフラット部分でどれだけ体力を温存できるかがポイント。
現行区間(第22回大会以降)記録10傑 | |||||
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位 | タイム | 氏名 | 所属 | 学年 | 年次・順位 |
1 | 55分32秒 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大 | 3年 | 第39回(2007年)・区間賞 |
56分31秒 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大 | 2年 | 第38回(2006年)・区間賞 | |
2 | 56分42秒 | ガンドゥ・ベンジャミン | 日本大 | 2年 | 第42回(2010年)・区間賞 |
56分52秒 | ガンドゥ・ベンジャミン | 日本大 | 4年 | 第44回(2012年)・区間賞 | |
3 | 56分54秒 | ギタウ・ダニエル | 日本大 | 4年 | 第41回(2009年)・区間賞 |
4 | 56分59秒 | 渡辺康幸 | 早稲田大 | 4年 | 第27回(1995年)・区間賞 |
57分10秒 | メクボ・ジョブ・モグス | 山梨学院大 | 1年 | 第37回(2005年)・区間賞 | |
57分19秒 | 渡辺康幸 | 早稲田大 | 3年 | 第26回(1994年)・区間賞 | |
5 | 57分27秒 | 中村祐二 | 山梨学院大 | 2年 | 第26回(1994年)・区間2位 |
6 | 57分32秒 | ステファン・マニャング・マヤカ | 山梨学院大 | 4年 | 第27回(1995年)・区間2位 |
6 | 57分32秒 | 窪田忍 | 駒澤大 | 3年 | 第44回(2012年)・区間2位 |
8 | 57分45秒 | オンベチェ・モカンバ | 山梨学院大 | 2年 | 第34回(2002年)・区間賞 |
9 | 57分46秒 | 小林雅幸 | 早稲田大 | 4年 | 第28回(1996年)・区間賞 |
10 | 57分47秒 | 村澤明伸 | 東海大 | 2年 | 第42回(2010年)・区間2位 |
メディア報道について
テレビ中継
テレビ放送は、テレビ朝日と名古屋テレビ(メ〜テレ)の共同制作で、ANN系列フルネット局に放映される[6]。1988年(第20回大会)より生中継開始[7]。スタジオはメ〜テレが提供している。中継車には、1号車とバイク(2006年導入)にテレビ朝日、2号車・3号車[8]にメ〜テレのアナウンサーが配置される。各中継所および各区間のチェックポイントには、両局のほかに朝日放送(ABC)と九州朝日放送(KBC)のアナウンサーが配置されている。
しかし、このテレビ中継については以下の点で様々な不満点が指摘されている。
- コマーシャルの長さ
- 2005年までは正午前に「ANNニュース」他ローカル番組が挿入されるため、曽原中継所前後の戦況が放送されないことに批判が集まっていた(ただし「ANNニュース」については、駅伝が中継されないクロスネット局の福井放送・テレビ宮崎にもネットされているため、止むを得ない点もある)。この点は2006年には11:45からのローカル枠をミニ中継枠化(メ〜テレなど一部地域)、ニュース内でのL字画面による中継映像挿入などで改善が図られた。翌年2007年の中継からは、懸案であった「ANNニュース」を中継終了後の13:40からに移動し、曽原中継所の襷渡しを含めて全8区間・106.8kmの完全実況生中継をするようになった(駅伝が中継されないクロス局の福井放送・テレビ宮崎での「ANNニュース」放送は休止となる)。
- それでも、13:40というのは全チームのゴールは放送されず、シード権となる6位辺りがぎりぎりゴールできる時間である。そのため、全チームのゴールまでじっくり放送する箱根と違い、忙しない印象を受ける視聴者も多い。また優勝チームのインタビューは全員行われず(箱根は全員)、監督とメインや活躍した選手数人に限られ、各区間賞のインタビューも行われていない。
- CMの挿入が細切れで行われ、中継所では襷リレーの途中にも拘らずCMが挿入される点なども不評の原因になっている[9]。そのため2011年の大会から番組ホームページで全中継所でのすべての大学の襷リレーの動画配信を開始した。
- 拙劣な中継技術
- アナウンス技術上の問題も指摘されており、特にメ〜テレはスポーツ中継を受け持つ機会は当大会のほかには例が少ない[10]ため、ラジオ兼営局で中継実績豊富のABCやKBCに比べると、各アナウンサーの連携の無さなどスポーツイベントを放送する上での技術的な問題点が目立つ。
ラジオ中継
ラジオ放送は関東地方で文化放送、開催地の東海地方ではZIP-FMが実況生中継を行っている。
文化放送では『JAバンクスポーツスペシャル全日本大学駅伝対校選手権大会』として実況中継が行われている。2012年現在、文化放送は『箱根駅伝』『出雲駅伝』も中継しており3大駅伝のすべてをラジオ中継している。
ZIP-FMでは『RUN WITH THE WIND JAバンク SPORTS SPECIAL THE ○○th ALL JAPAN INTER-UNIVERSITY EKIDEN CHAMPIONSHIP』のタイトルで中継。独自にBGMを挿入し、その上に文化放送の実況音声を利用して放送している(BGMを挿入しない場合もある)。
この放送のある時は、文化放送は通常の日曜日のレギュラー番組を休止・時間短縮に、ZIP-FMでは通常6:00 - 9:00に放送しているワイド番組は6:00 - 8:00の2時間に短縮、13:00 - 17:00に放送しているZIP HOT 100は14:00 - 17:00に短縮、また8:00 - 13:00の間に放送している通称"サーフボードプログラム"と呼ばれる各ミニ番組は休止にせず、放送時間を若干ずらしてこの中継の特別番組内で放送している(この為、ZIP-FMでは途中数回、各30分 - 40分近く中継を中断する。また文化放送も、ZIP-FM向けの飛び降りコメントを途中数回入れている。なお、2009年の中断回数は1回だけに減った)。実況終了後には、ZIPのナビゲーターと中継に出ていた文化放送のアナウンサーが、電話にて大会を振り返るトークが行われる。
なお、文化放送では2010年まではインターネットラジオのBBQRでも同時生放送を実施していた。
メディア報道に関するその他のトピックス
- テレビ中継を担当しているキー局(テレビ朝日)が、他局が行っている箱根駅伝中継(日本テレビ)や出雲駅伝中継(フジテレビ)に比べると力を入れていない印象が視聴者には感じられ、さらに中継技術も箱根駅伝放送に比べて劣っているため、ファンの間からはテレビ観戦が面白くないという声が多く見られる[要出典]。
- キー局の放送予定である他競技や他種目の過剰な宣伝や、CM挿入時に流れるアイドルの曲(他局ではBGMのみ)など、スポーツ中継を単なるメディア広告にしているという指摘も見られる[誰によって?]。2009年はCM挿入時に曲が流れることはなかった。
脚注
- ^ 第41回大会までは「秩父宮賜杯」となっていたが、第42回から「秩父宮賜盃」と表記が変更されている。これは日本陸連主催の都道府県対抗駅伝に男子は天皇盃、女子は皇后盃が授与されることになったことに伴い、宮内庁の指示により「杯」から「盃」へと表記の統一が検討されたことによる。(社団法人日本学生陸上競技連合 第80回理事会議事録(会報第125号掲載) (PDF) )
- ^ 学連公式HP問い合わせ窓口のメール質疑応答による。
- ^ 平成22年度(2010年度)~平成24年度(2012年度)全日本大学駅伝対校選手権大会及び全日本大学女子駅伝対校選手権大会の出場基本枠について (PDF)
- ^ 第43回大会では北信越、中四国代表校が共に1枠地区最上位校として同着であったため抽選により決定。
- ^ 平成22年度(2010年度)~平成24年度(2012年度)全日本大学駅伝対校選手権大会及び全日本大学女子駅伝対校選手権大会の出場基本枠について (PDF)
- ^ アナログ放送では2010年の大会が最後の放送となる(参考:2011年問題 (日本のテレビジョン放送))
- ^ 第20回全日本大学駅伝対校選手権大会を完全生中継放送 メ~テレ50年史 2012年2月4日閲覧。テレビ中継を開始した第13回大会から第19回大会までは日曜夕方の単発特別番組枠「サンデープレゼント」枠で録画放送。
- ^ 中継所の担当が終わったあと、後半の中継に参加。なお2006年に4号車の導入が図られたが、2009年は3号車まで(前半は2号車まで)。
- ^ 長時間走る箱根に比べて、距離設定が短いにも関わらずチーム数が多い全日本では、CMの入れ方が難しいという点がある。2009年はメインスポンサーのJAバンク(同年はJAバンクスポーツスペシャルとして放送された)が長時間CMを流して対応した。
- ^ 当エリアにはプロ野球の中日ドラゴンズがあるが、放送権を持たないため中継不可であるため、専ら夏の高校野球愛知大会の実況(ただし準決勝以降のためそれでも3試合のみ)や名古屋グランパスのホームとなるサッカー中継や中日のビジターチームの試合の時の実況差し替え中継のみ
外部リンク
- 基本方針
- 各種記録(競技会の戦績など)に用いる学校、チーム、所属法人、競技団体等の略称は、Wikipediaの該当記事・関連記事で解説されている略称を基本とし、さらに一般的な報道に見られる認知性が高いものを参考に決定しています。表などの場合、スペースの都合上やむをえずさらに短い略称を使うこともありますが、他の団体やチームと十分に区別できるものを用いています。表記に疑問がある場合は当該チーム、団体、所属法人の記事を参照するなど各自にご判断ください。なおWikipediaでは記事に使用する学校名の略称についてさまざまな議論があり、今も合意ができていない部分があります。当百科事典(Wikipedia)のしくみ・方針などについてはメインページ、ウィキペディアに関するお問い合わせ、ヘルプなどを参照してください。
- 関連項目
- 大学の略称