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近賀ゆかり

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近賀 ゆかり Football pictogram.svg
名前
愛称 きんちゃん
カタカナ キンガ ユカリ
ラテン文字 KINGA Yukari
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1984-05-02) 1984年5月2日(33歳)
出身地 神奈川県横浜市戸塚区[1]
身長 161cm
選手情報
在籍チーム オーストラリアの旗 メルボルン・シティFC
ポジション DFMF
利き足 右足
ユース
横須賀シーガルズFC
湘南学院高等学校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2010 日本の旗 日テレ・ベレーザ 146 (30)
2011-2013 日本の旗 INAC神戸レオネッサ 42 (3)
2014 イングランドの旗 アーセナル・レディースFC 12 (0)
2015-2016 日本の旗 INAC神戸レオネッサ 36 (3)
2016-2017 オーストラリアの旗 キャンベラ・ユナイテッドFC 12 (3)
2017 中華人民共和国の旗杭州女子倶楽部
2017- オーストラリアの旗 メルボルン・シティFC
代表歴2
2005-現在 日本の旗 日本 100 (5)
1. 国内リーグ戦に限る。2017年2月5日現在。
2. 2016年3月9日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

近賀 ゆかり(きんが ゆかり、1984年5月2日 - )は神奈川県横浜市戸塚区[1]出身の女子サッカー選手。湘南学院高校、日本体育大学体育学部体育学科出身。現在はWリーグのメルボルン・シティFCに所属。ポジションはミッドフィールダーあるいはディフェンダー

第15回L・リーグ2003年)新人賞。北京オリンピックロンドンオリンピック日本代表。2007年2011年2015年FIFA女子ワールドカップ日本代表。

経歴

ユース時代

小学3年生の時に、4歳年上の兄の影響で東汲沢サッカークラブでサッカーを始める。男子に混じって区の選抜チームに選ばれ、中学校入学時に出身校とは別の小学校の教員からの紹介で横須賀シーガルズFCに入団[2]。当時からベレーザ入団まで、ポジションは一貫してFWであった。同クラブで全国大会優勝2回、3位1回に貢献する。卒業後は、チームメイトであった矢野喬子と共に湘南学院高等学校女子サッカー部でプレーし、高校選手権準優勝2回を果たす。15歳でU-18女子代表に選出されるとその後各世代別代表で主力として活躍し、高校3年時にはAFC U-19女子選手権で優勝、FIFA U-19女子世界選手権に出場(ベスト8)。同年12月に初めて日本女子代表候補に選ばれ、トレーニングキャンプに参加した。

クラブ時代

日テレ・ベレーザ

日本体育大学体育学部体育学科に進学した2003年日テレ・ベレーザに入団。入団時の主なポジションはトップ下ウイングなどの攻撃的なポジションであり、入団初年度には22試合中20試合に出場、6得点を記録し新人賞を獲得。アテネ五輪前の代表合宿でも存在感を発揮、バックアップメンバーに選出された。翌2004年にはアテネ五輪のバックアップメンバーにMFとして登録された。2005年国際親善試合オーストラリア戦(3月29日オーストラリアミランダ)で代表初出場。また、大学1、3年時には、ユニバーシアード代表として銀メダル、銅メダル獲得に貢献した。

2007年、当時の代表監督であった大橋浩司により、その豊富な運動量と高い足元の技術を買われてサイドバックにコンバートされると、直後のキプロス遠征で活躍を見せ、ワールドカップ出場権獲得に貢献した[3][4]

第5回FIFA女子ワールドカップにDFとして出場、アルゼンチン戦でアディショナルタイム荒川の決勝点に結びつけるシュートを打ち、勝利に貢献する。翌2008年北京オリンピックではMFあるいはDFとして全試合フル出場し、積極的にサイドから仕掛けて得点機を演出。第3戦の対ノルウェー戦で先制点を挙げ、代表初得点を記録した(1得点1アシスト)。

INAC神戸レオネッサ

2011年1月、8年在籍したベレーザから澤穂希大野忍南山千明とともにINAC神戸レオネッサに移籍[5]2011年7月、第6回FIFA女子ワールドカップでは右サイドバックのポジションで全試合フル出場し、1アシストを記録。翌2012年ロンドンオリンピック でも全試合フル出場、銀メダルを獲得した。

2012年12月22日、第34回皇后杯準決勝浦和レッズレディース戦にて、右膝を負傷して前半25分に退場。右膝前十字靭帯断裂及び半月板損傷の重症を負い、全治6ヶ月と診断された[6]2013年1月15日、靭帯再建手術を受け、8月4日のリーグカップ戦で途中交代出場して公式戦復帰を果たした。

アーセナル・レディースFC

2014年、アーセナル・レディースFCへ移籍[7]。主にボランチでプレーした[8]。2014年6月1日に行われたFA女子カップ決勝エヴァートン・レディース戦では、後半16分に追加点となるゴールを決め、チームを2-0の勝利に導き、アーセナルは2年連続13度目の優勝を果たした[9]

INAC神戸レオネッサ

2015年、古巣のINAC神戸レオネッサへ復帰した[10]

2016年、リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[11][12]

キャンベラ・ユナイテッドFC

2016年10月、オーストラリアの女子サッカーリーグ・Wリーグに所属するキャンベラ・ユナイテッドFCに移籍することを表明した[13]。近賀は全12試合に出場し3得点を記録、チームは7勝3敗2分(勝ち点23)でWリーグプレミアシップ(リーグ1位)を獲得した。その後2017年2月5日に行われたプレーオフ準決勝ではリーグ4位のメルボルン・シティFCに0-1で敗れチームは決勝進出を逃した[14]。近賀はチーム内表彰で年間最優秀選手と選手間投票による最優秀選手に選出された[15]

杭州女子倶楽部

2017年2月、キャンベラ・ユナイテッドがWリーグのプレーオフ準決勝で敗れた後、近賀は中国女子2部リーグの杭州女子倶楽部へ移籍した[16]

メルボルン・シティFC

2017年10月、Wリーグのメルボルン・シティFCへの移籍を発表した。[17]

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2003 日テレ・ベレーザ 23 L・リーグ 20 6 - 4 4 24 10
2004 6 L・リーグ1部(L1) 14 7 - 4 1 18 8
2005 18 6 - 5 2 23 8
2006 なでしこ Div.1 14 2 - 3 3 17 5
2007 21 3 2 1 4 0 27 4
2008 20 0 - 4 1 24 1
2009 21 3 - 4 0 25 3
2010 なでしこ 18 3 6 1 1 0 25 4
2011 INAC神戸レオネッサ 5 16 1 - 4 0 20 1
2012 2 18 2 5 0 3 0 26 2
2013 8 0 5 0 4 2 17 2
イングランド リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2014 アーセナル・レディースFC 4 イングランド1部 12 0 6 0 4 1 22 1
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2015 INAC神戸レオネッサ 2 なでしこ1部 22 1 - 4 1 26 2
2016 14 2 4 1 - 18 3
オーストラリア リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2017 キャンベラ・ユナイテッドFC 2 Wリーグ 12 3 - - - - 12 3
通算 日本 1部 224 36 22 3 44 14 290 53
イングランド 1部 12 0 6 0 4 1 22 1
オーストラリア 1部 12 3 - - - - 12 3
総通算 248 39 28 3 48 15 324 57
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
UEFA 女子CL UEFA 女子CL
2013-14 アーセナルLFC 4 2 0
通算 UEFA 女子CL 2 0

獲得タイトル

所属クラブ

日テレ・ベレーザ
INAC神戸レオネッサ
アーセナル・レディースFC
キャンベラ・ユナイテッドFC
  • Wリーグ プレミアシップ(リーグ1位):1回(2016-17)

個人タイトル

日テレ・ベレーザ
INAC神戸レオネッサ
  • なでしこリーグベストイレブン:2回 (20112012
キャンベラ・ユナイテッドFC
  • PFA Jetts W-League Team of the Season:1回(2016-17[18]

代表歴

選出歴等

     東アジア女子サッカー選手権2008優勝

     東アジア女子サッカー選手権2010優勝

試合数


日本代表 国際Aマッチ
出場 得点
2005 1 0
2006 2 0
2007 16 0
2008 19 1
2009 3 1
2010 15 2
2011 16 0
2012 15 1
2013 1 0
2014 4 0
2015 5 0
2016 3 0
通算 100 5

(2016年3月9日現在)

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2008年8月12日 中華人民共和国の旗 上海 ノルウェーの旗 ノルウェー ○ 5-1 北京オリンピック
2. 2009年8月1日 フランスの旗 モンタルジ フランスの旗 フランス ○ 4-0 親善試合
3. 2010年2月6日 日本の旗 東京 中華人民共和国の旗 中国 ○ 2-0 東アジア女子サッカー選手権2010
4. 2010年5月8日 日本の旗 松本 メキシコの旗 メキシコ ○ 4-0 2010 AFC女子アジアカップ壮行試合
5. 2012年4月1日 日本の旗 仙台 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 △ 1-1 キリンチャレンジカップ2012

主なメディア出演

CM

脚注

  1. ^ a b 記者発表 なでしこジャパン近賀ゆかり選手を迎えて〜戸塚区新春防犯キャンペーン 横浜市役所 2011.12.16付ニュースリリース
  2. ^ 「なでしこ」大野・近賀選手、横須賀シーガルズで初蹴り-地元チームに里帰り横須賀経済新聞.2012.1.3付、2017年11月4日閲覧。
  3. ^ DF近賀 右SBで花開いた天性の攻撃力スポニチアネックス、2016年4月9日閲覧。
  4. ^ なでしこジャパン期待のNEWサイドバック 近賀ゆかりSpoMaga番組公式HP、2016年4月9日閲覧。
  5. ^ 選手移籍のお知らせ ベレーザ公式サイト、2017年11月4日閲覧。
  6. ^ 近賀残留、ケガで海外移籍断念日刊スポーツ、2016年4月9日閲覧。
  7. ^ 近賀ゆかり選手 海外移籍のお知らせ INAC神戸レオネッサ公式サイト、2017年11月4日閲覧。
  8. ^ 【なでしこ】近賀ゆかり「私、アーセナルでは1年生です!」 Suportiva 2014年12月30日付 2015年1月10日閲覧
  9. ^ 大野と近賀のアーセナルが優勝 サッカー女子FA杯 日本経済新聞.2014.6.2付、2017年5月4日閲覧。
  10. ^ 近賀ゆかり選手・大野忍選手、2015シーズンプロ契約選手加入のお知らせ INAC神戸レオネッサ公式サイト 2015年1月8日付 2015年1月10日閲覧
  11. ^ なでしこ、宮間や大儀見ら20人選出 五輪最終予選 日本経済新聞、2016年3月3日閲覧。
  12. ^ なでしこ、ベトナムに快勝も五輪出場ならず アジア最終予選 日本経済新聞、2016年3月8日閲覧。
  13. ^ 近賀ゆかり選手 移籍のお知らせINAC神戸レオネッサ公式サイト.2016.10.2付、2017年1月3日閲覧。
  14. ^ Westfield W-League 2016-17 Semi Finals Canberra United Women vs Melbourne City FC WomenWリーグ公式サイト2017.2.5、2017年5月4日閲覧。
  15. ^ W-League: Japanese international Yukari Kinga cleans up at Canberra United awardsCanberra Times.2017.2.6付、2017年5月4日閲覧。
  16. ^ なでしこDF近賀ゆかりが、中国女子2部リーグの杭州女子倶楽部へ移籍football EDGE.2017.02.17付、2017年5月3日閲覧。
  17. ^ 近賀ゆかり、2度目のオーストラリア移籍…“広報部長”川澄がブログで報告サッカーキング.2017.10.25付、2017年11月4日閲覧。
  18. ^ PFA Jetts W-League Team of the Season UnveiledPFA公式サイト.2017.2.9付、2017年5月3日閲覧。
  19. ^ JALの新CMになでしこが登場…空港で華麗な“見えない”パス回し披露”. サッカーキング (2015年5月2日). 2015年5月8日閲覧。

外部リンク