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安藤梢

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安藤 梢 Football pictogram.svg
Kozue Ando in 2011.JPG
名前
愛称 あんち、あんこず、ずーちゃん、こずこず
カタカナ アンドウ コズエ
ラテン文字 ANDO Kozue
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1982-07-09) 1982年7月9日(34歳)
出身地 栃木県宇都宮市
身長 164cm
選手情報
在籍チーム ドイツの旗 SGSエッセン
ポジション FWDF
利き足 右足
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2004
2005-2009
2009-2013
2013-2015
2015-
日本の旗 さいたまレイナスFC
日本の旗 浦和レッズレディース
ドイツの旗 FCR2001デュースブルク
ドイツの旗 1.FFCフランクフルト
ドイツの旗 SGSエッセン
45 (30)
101 (68)
58 (19)
52 (16)
15 (2)
代表歴2
1999- 日本の旗 日本 126 (19)
1. 国内リーグ戦に限る。2016年5月16日現在。
2. 2015年6月8日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

安藤 梢(あんどう こずえ、1982年7月9日 - )は、栃木県宇都宮市出身の女子サッカー選手。ドイツ女子ブンデスリーガSGSエッセン所属。ポジションはサイドバック、サイドハーフ、フォワード。

栃木県立宇都宮女子高等学校を経て筑波大学。筑波大学大学院人間科学研究科に進学し、現在博士後期課程在学中(SGSエッセンに所属しているため現在は休学中)。

略歴

ベストイレブンへの道

父親の影響で幼いころからボールを蹴り始める。小学6年生の夏、宇都宮JFCジュベニールの一員として全国少女サッカー大会に出場し優勝。自身も大会MVPを獲得した。小学校の卒業文集には、「世界一のサッカー選手になる!」と書いたが、約16年後のドイツ女子W杯でそれを実現している[1]

小・中学校時代は県内のクラブチーム「河内サッカークラブジュベニール」でプレー。阿満憲幸監督の情熱あふれる指導のもと、大きく成長していった。監督から習った基礎練習は、代表入りした現在でも続けている。またこのチームの後輩には鮫島彩がいる[1]

中学校卒業後は、県下屈指の進学校・栃木県立宇都宮女子高等学校に進学し、同校サッカー部に入部。当時はトップ下、フォワードとしてプレーしていた。

高校1年の冬、アメリカで行われたアディダスカップのU-18日本代表で活躍した。高校2年生の夏(1999年)にA代表デビュー。高校3年時には全日本女子ユース (U-18)サッカー選手権大会準優勝の立役者となった。

高校を卒業後筑波大学に進学し女子サッカー部に所属したが、男子側のサッカー部の練習にも参加した。

2002年にさいたまレイナスFCに入団。入団初年度から出場機会を与えられ、シーズン終了後Lリーグ新人王を受賞した。2004年度と2009年度にはリーグ優勝を経験し、双方の年度でリーグ最優秀選手・得点王となった他、リーグベストイレブンに6回選出された。

日本女子代表

日本代表では、アテネ北京と、2度オリンピックに出場した他、2007 FIFA女子ワールドカップに出場した。当初はフォワードミッドフィールダーとして招集されていたが、大橋浩司監督時代より右のサイドバックとして招集され、実際の試合においてもサイドバックまたはサイドハーフとして起用される機会が増えた。

監督が佐々木則夫になってから再びFWとして起用される事となり、2011年の第6回FIFA女子ワールドカップでは、全6試合に2トップの一角として先発出場、得点こそなかったが優勝に貢献した。

準々決勝のドイツ戦が行われた7月9日は29歳の誕生日であり、フル出場してデュースブルクのチームメイトのアレクサンドラ・ポップらと対決。勝利後にチームメイトからベンチ前で水をかけられて祝福され、「最高の誕生日になった」と喜んだ。2012年8月10日、ロンドンオリンピックにおける銀メダル獲得の貢献に対して、同じく栃木県出身の鮫島彩選手とともに栃木県県民栄誉賞を授与された[2]

ブンデスリーガ

2009年12月27日、ドイツ女子ブンデスリーガ1部のFCR2001デュースブルク (FCR 2001 Duisburg)への移籍が発表された[3][4]。翌2010年3月、ツヴァイテ (2軍) チームに出場して1得点を挙げた[5]。ツヴァイテチームでの出場はこの試合限りであり、トップチームでの試合出場が中心である。この年度は、女子DFBポカールで優勝を経験した。

2013年1月31日、2009年から在籍したFCR2001デュースブルクから、1.FFCフランクフルトへの移籍が発表された[6]

2015年5月14日、1.FFCフランクフルトが、UEFA女子チャンピオンズリーグで7大会ぶり4回目の優勝。決勝では後半42分から左MFで途中出場し優勝の歓喜を味わった[7]。日本のUEFA女子チャンピオンズリーグ制覇は、大儀見優季大滝麻未に次いで3人目の快挙となった。

2015年10月21日、SGSエッセンへの移籍が発表された[8][9]

年表

個人成績

国内大会個人成績
年度 クラブ 背番号 リーグ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
出場 得点 出場 得点 出場 得点 出場 得点
日本 リーグ戦 リーグ杯 皇后杯 期間通算
2002 さいたまレイナスFC 11 L・リーグ 11 10 -
2003 20 8 -
2004 10 L・リーグ1部(L1) 14 12 -
2005 浦和レッドダイヤモンズ・
レディース
21 13 - 4 7 25 20
2006 なでしこ Div.1 17 6 - 3 2 20 8
2007 21 18 2 1 3 2 26 21
2008 21 13 - 2 1 23 14
2009 21 18 - 4 1 25 19
ドイツ リーグ戦 リーグ杯 オープン杯 期間通算
2009-10 FCR2001デュースブルク 26 ブンデスリーガ1部 10 6 - 3 1 13 7
FCR2001デュースブルクII 7 ブンデスリーガ2部 1 1 - - 1 1
2010-11 FCR2001デュースブルク 26 ブンデスリーガ1部 20 5 4 2 3 1 27 8
2011-12 17 6 - 2 3 19 9
2012-13 11 2 - 2 1 13 3
1.FFCフランクフルト 14 10 4 - 0 0 10 4
2013-14 22 9 - 5 1 27 10
2014-15 20 3 - 3 2 23 5
2015-16 SGSエッセン 15 2 - 1 1 16 3
通算 日本 1部 146 99 2 1
ドイツ 1部 125 37 4 2 19 10 148 48
ドイツ 2部 1 1 - - 1 1
総通算 272 137 6 3
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
UEFA 女子CL UEFA 女子CL
2009-10 FCR2001デュースブルク 26 2 0
2010-11 10 1
2014-15 1.FFCフランクフルト 14 9 1
通算 UEFA 女子CL 21 2

タイトル

  • 個人
    • 最優秀選手:2回(2004, 2009
    • ベストイレブン:6回(2002, 2004, 2005, 2007, 2008, 2009)
    • 得点王:2回(2004, 2009)
    • 最優秀新人:2002

代表歴

試合数


日本代表 国際Aマッチ
出場 得点
1999 1 0
2000 5 0
2001 0 0
2002 5 0
2003 1 2
2004 6 1
2005 9 1
2006 16 3
2007 9 0
2008 16 3
2009 3 1
2010 8 6
2011 18 0
2012 13 0
2013 5 1
2014 4 0
2015 7 1
通算 126 19

(2015年6月8日現在)

ゴール

# 開催年月日 開催地 対戦国 勝敗 試合概要
1. 2003年3月19日 タイ王国の旗 バンコク タイ王国の旗 タイ ○ 9-0 親善試合
2.
3. 2004年4月22日 日本の旗 東京 タイ王国の旗 タイ ○ 6-0 AFC女子サッカーアテネオリンピック予選大会
4. 2005年3月26日 オーストラリアの旗 シドニー オーストラリアの旗 オーストラリア ○ 2-0 親善試合
5. 2006年3月10日 イタリアの旗 マリオーネ スコットランドの旗 スコットランド ○ 4-0 親善試合
6. 2006年7月30日 オーストラリアの旗 アデレード 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 ● 2-3 2006 AFC女子アジアカップ
7. 2006年12月4日 カタールの旗 ドーハ タイ王国の旗 タイ ○ 4-0 第15回アジア競技大会
8. 2008年2月18日 中華人民共和国の旗 重慶 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 ○ 3-2 東アジアサッカー選手権2008
9. 2008年5月31日 ベトナムの旗 ホーチミン チャイニーズタイペイの旗 チャイニーズタイペイ ○ 11-0 2008 AFC女子アジアカップ
10. 2008年6月2日 オーストラリアの旗 オーストラリア ○ 3-1
11. 2009年8月1日 フランスの旗 モンタルジ フランスの旗 フランス ○ 4-0 親善試合
12. 2010年1月21日 チリの旗 コロンビアの旗 コロンビア ○ 4-2 BICENNTENIAL WOMAN'S CUP 2010
13.
14. 2010年1月23日 チリの旗 コキンボ アルゼンチンの旗 アルゼンチン ○ 3-0
15. 2010年5月22日 中華人民共和国の旗 成都 タイ王国の旗 タイ ○ 4-0 2010 AFC女子アジアカップ
16. 2010年5月24日 朝鮮民主主義人民共和国の旗 北朝鮮 ○ 2-1
17. 2010年5月30日 中華人民共和国の旗 中国 ○ 2-0
18. 2013年7月20日 韓国の旗 ソウル 中華人民共和国の旗 中国 ○ 2-0 東アジアカップ2013
19. 2015年3月4日 ポルトガルの旗 パルシャル デンマークの旗 デンマーク ● 1-2 アルガルヴェ・カップ2015

著作

  • 安藤梢『世界でたたかうためのKOZUEメソッド』講談社、2012年 ISBN 978-4063787153

脚注

  1. ^ a b 『なでしこの誓い 世界一の心のきずな物語』ISBN:9784052035203、学研教育出版、2012年10月16日、41-68頁
  2. ^ 栃木県庁ホームページ(2012年8月8日発表)
  3. ^ Kozue Ando - Japanische Verstarkung fur FCR (ドイツ語) FCR2001デュースブルク公式サイト 2009.12.27付ニュースリリース
  4. ^ 安藤梢、ドイツ・女子ブンデスリーガ1部、FCR2001デュースブルクに移籍 浦和レッズレディース公式サイト 2009.12.28付ニュースリリース
  5. ^ Archiv Saison 2009/2010 2. Frauen-Bundesliga Süd FCR 2001 Duisburg II - FFC Wacker München (ドイツ語) DFB公式サイト 2010.3.14付
  6. ^ Weltmeisterin Kozue Ando spielt ab sofort für den 1. FFC Frankfurt und erhält einen Vertrag bis zum 30. Juni 2014” (ドイツ語). 1.FFCフランクフルト公式サイト. 2013年2月1日閲覧。
  7. ^ 安藤フランクフルトが4度目の欧州CL制覇” (日本語). 日刊スポーツ. 2015年5月15日閲覧。
  8. ^ SGS Essen verpflichtet Kozue Ando FRAMBA 21. Oktober 2015
  9. ^ 安藤梢ドイツ1部エッセン加入「チャレンジしたい」 日刊スポーツ 2015年10月21日閲覧

外部リンク