岩清水梓
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名前 | |||||||||||||||||||||||
愛称 | いわし[1] | ||||||||||||||||||||||
カタカナ | イワシミズ アズサ | ||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | IWASHIMIZU Azusa | ||||||||||||||||||||||
基本情報 | |||||||||||||||||||||||
国籍 |
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生年月日 | 1986年10月14日(36歳) | ||||||||||||||||||||||
出身地 | 岩手県岩手郡滝沢村(現・滝沢市) | ||||||||||||||||||||||
身長 | 163cm[1] | ||||||||||||||||||||||
体重 | 55kg[1] | ||||||||||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||||||||||
在籍チーム |
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ポジション | DF | ||||||||||||||||||||||
背番号 | 33 | ||||||||||||||||||||||
利き足 | 右足[1] | ||||||||||||||||||||||
ユース | |||||||||||||||||||||||
1993-1999 |
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1999-2002 |
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クラブ1 | |||||||||||||||||||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | ||||||||||||||||||||
2001- |
![]() / 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 296 | (21) | ||||||||||||||||||||
代表歴2 | |||||||||||||||||||||||
2006-2016 |
![]() | 122 | (11) | ||||||||||||||||||||
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1. 国内リーグ戦に限る。2022年5月22日現在。 2. 2016年3月9日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
岩清水 梓(いわしみず あずさ、1986年10月14日 - )は、岩手県滝沢市出身の女子サッカー選手。日テレ・東京ヴェルディベレーザ所属。ポジションはディフェンダー。日本女子体育大学出身[2]。ワタナベエンターテインメント所属。
来歴
岩手県岩手郡滝沢村(現・滝沢市)出身[3]。1歳になる前に神奈川県相模原市に移り住んだ[4]。
小学1年生のときに大沼SSSでサッカーを始める[5]。1999年、中学1年生のときに父親が応募したことがきっかけでNTVベレーザ (現・日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の下部組織であるNTVメニーナのセレクションを受け合格した[5]。メニーナでは寺谷真弓の指導を受け[6][7]、2001年と2002年にはベレーザの下部組織登録選手となり、2003年には正式にベレーザ登録選手へ昇格。同年の第15回L・リーグ開幕戦で先発デビューし、22試合中17試合で1得点の活躍をした。
その後、U-18、U-19、U-20の女子代表やユニバーシアード・トルコ大会女子代表に選出されると、2006年2月18日の国際親善試合ロシア戦(静岡スタジアム)で途中出場により日本女子代表「なでしこジャパン」でデビューする[8]。 同年5月7日の国際親善試合・アメリカ戦(熊本県民総合運動公園陸上競技場)で前半3分に代表初ゴールとなる先制点をあげて注目されるようになり、12月の第15回アジア競技大会(カタール・ドーハ)ではグループリーグ・中国戦、準決勝・韓国戦で連続してゴールをあげ、銀メダル獲得に貢献した。またこの年の国内リーグにてベストイレブンに選出された。
2007年のFIFA女子ワールドカップ、2008年北京オリンピックでも日本代表に選出された[8]。
2010年アジア競技大会(広州)では決勝戦の北朝鮮戦で決勝点となるヘディングシュートを決めた。
2011年7月17日、FIFA女子ワールドカップ ドイツ大会決勝戦のアメリカ戦、同点で迎えた延長後半ロスタイム、FWアレックス・モーガンをペナルティエリア外で倒し一発退場処分を受けたが、このプレーにより日本は決定的なピンチを凌ぎ、その後PK戦を制しワールドカップ初優勝を果たした[9]。
7月18日、ドイツのサッカー専門誌キッカーにてベストイレブンに選出された[10]。
プレーのかたわら、日本テレビ関連会社の日本テレビワーク24に勤務していた[11] が、2011年10月からベレーザとプロ契約を結ぶこととなった。これにより、ベレーザから澤穂希、大野忍以来のプロ契約選手が誕生した[12][13]。澤や大野の他、宮間あや、山郷のぞみ、矢野喬子も所属クラブとプロ契約を結んでおり、なでしこの国内組では6人目となった。
2012年1月17日、岩手県滝沢村の名誉村民の称号が与えられた[14]。
ロンドンオリンピックでは、全6試合に出場し日本代表初の銀メダル獲得に貢献。BBCが選ぶベスト11に日本人選手で唯一選出された[15]。
2014年のAFC女子アジアカップでは攻守にわたって活躍。準決勝・決勝と2戦連続で決勝ゴールをあげ、AFC女子アジアカップ初優勝に貢献した[16]。
2015 FIFA女子ワールドカップにも主力として出場。準優勝に貢献したが、決勝では失点に繋がるミスを犯すなど精彩を欠き、前半途中で早々に交代を命ぜられベンチで涙を流した。
2016年リオデジャネイロオリンピックのサッカー女子アジア最終予選の日本代表メンバーに選出されたが、チームは予選3位となり五輪出場権を逃した[17][18]。
2017年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ3連覇に貢献し、12年連続12回目のベストイレブン選出は加藤與恵に並ぶ歴代最多タイ記録となった[19]。
2018年シーズン、日テレ・ベレーザのリーグ4連覇に貢献し、歴代最多となる13年連続13回目のベストイレブンに選出された[20][21]。
個人成績
![]() | この節の加筆が望まれています。 |
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 皇后杯 | 期間通算 | |||||||
2001 | 日テレ・ベレーザ | L・リーグ | 0 | 0 | - | ||||||
2002 | 0 | 0 | - | ||||||||
2003 | 19 | 17 | 1 | - | 1 | 0 | 18 | 1 | |||
2004 | L・リーグ1部(L1) | 0 | 0 | - | |||||||
2005 | 18 | 16 | 1 | - | 4 | 0 | 20 | 1 | |||
2006 | なでしこ Div.1 | 17 | 3 | - | 3 | 0 | 20 | 3 | |||
2007 | 19 | 1 | 1 | 0 | 3 | 0 | 23 | 1 | |||
2008 | 16 | 2 | - | 0 | 0 | 16 | 2 | ||||
2009 | 22 | 21 | 2 | - | 4 | 0 | 25 | 2 | |||
2010 | なでしこ | 17 | 2 | 5 | 0 | 1 | 0 | 23 | 2 | ||
2011 | 16 | 1 | - | 3 | 0 | 19 | 1 | ||||
2012 | 17 | 1 | 5 | 0 | 2 | 1 | 24 | 2 | |||
2013 | 18 | 2 | 9 | 1 | 2 | 0 | 29 | 3 | |||
2014 | 28 | 2 | - | 3 | 1 | 31 | 3 | ||||
2015 | なでしこ1部 | 22 | 1 | - | 2 | 0 | 24 | 1 | |||
2016 | 18 | 1 | 10 | 2 | 4 | 0 | 32 | 3 | |||
2017 | 18 | 1 | 9 | 4 | 5 | 1 | 32 | 6 | |||
2018 | 18 | 0 | 9 | 0 | 5 | 0 | 32 | 0 | |||
2019 | 9 | 0 | 10 | 2 | 0 | 0 | 19 | 2 | |||
2020 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
2021-22 | 33 | WE | 9 | 0 | - | 2 | 0 | 11 | 0 | ||
2022-23 | 5 | 0 | 4 | 0 | 9 | 0 | |||||
通算 | 日本 | 1部 | 296 | 21 | 63 | 9 | 48 | 3 | 407 | 33 | |
総通算 | 296 | 21 | 63 | 9 | 48 | 3 | 407 | 33 |
- 日本女子サッカーリーグ
- 通算200試合出場 - 2014年11月8日 なでしこリーグ エキサイティングシリーズ 第8節 INAC神戸レオネッサ戦 (多摩市陸上競技場)[22]
- 通算250試合出場 - 2017年5月14日 なでしこリーグ1部 第8節 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース戦 (大和なでしこスタジアム)[23]
- WEリーグ
- 初出場 - 2021年11月20日 第10節 大宮アルディージャVENTUS戦 (味の素フィールド西が丘)
タイトル
代表
- 日本代表
- FIFA女子ワールドカップ: 1回 (2011)
- アジア競技大会: 1回 (2010)
- AFC女子アジアカップ: 1回 (2014)
クラブ
個人
- なでしこリーグベストイレブン: 13回 (2006、2007、2008、2009、2010、2011、2012、2013、2014、2015、2016、2017、2018)
- なでしこリーグ敢闘賞: 1回 (2013)
- なでしこリーグ特別賞: 1回 (2019)
代表歴
選出歴等
- 2001年 U-18日本女子代表 アディダスカップ (アメリカ)
- 2002年 U-19日本女子代表 世界選手権大会 (カナダ) ベスト8
- 2005年 ユニバーシアード代表 (トルコ大会) 銅メダル
- 2006年 第15回アジア競技大会 (カタール・ドーハ) 準優勝
- 2007年 第5回FIFA女子ワールドカップ
- 2008年 北京オリンピック 4位
- 2010年 第16回アジア競技大会 (中国・広州) 優勝
- 2011年 第6回FIFA女子ワールドカップ 優勝
- 2012年 ロンドンオリンピック 銀メダル
- 2014年 2014 AFC女子アジアカップ 優勝
- 2014年 第17回アジア競技大会 (韓国・仁川) 準優勝
- 2015年 第7回FIFA女子ワールドカップ 準優勝
試合数
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2006 | 10 | 3 |
2007 | 13 | 2 |
2008 | 18 | 0 |
2009 | 3 | 0 |
2010 | 13 | 3 |
2011 | 17 | 0 |
2012 | 11 | 0 |
2013 | 10 | 0 |
2014 | 14 | 3 |
2015 | 10 | 0 |
2016 | 3 | 0 |
通算 | 122 | 11 |
(2016年3月9日現在)
ゴール
# | 開催年月日 | 開催地 | 対戦国 | 勝敗 | 試合概要 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 2006年5月7日 | ![]() |
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● 1-3 | 親善試合 |
2. | 2006年12月7日 | ![]() |
![]() |
○ 1-0 | 第15回アジア競技大会 |
3. | 2006年12月10日 | ![]() |
○ 3-1 | ||
4. | 2007年8月4日 | ![]() |
![]() |
○ 8-0 | 北京オリンピックアジア最終予選 |
5. | 2007年9月2日 | ![]() |
![]() |
○ 2-1 | キリンチャレンジカップ2007(2007 FIFA女子ワールドカップ壮行試合) |
6. | 2010年1月15日 | ![]() |
![]() |
△ 1-1 | BICENNTENIAL WOMAN'S CUP 2010 |
7. | 2010年5月20日 | ![]() |
![]() |
○ 8-0 | 2010 AFC女子アジアカップ |
8. | 2010年11月22日 | ![]() |
![]() |
○ 1-0 | 第16回アジア競技大会 |
9. | 2014年5月22日 | ![]() |
![]() |
○ 2-1 | 2014 AFC女子アジアカップ |
10. | 2014年5月25日 | ![]() |
○ 1-0 | ||
11. | 2014年9月26日 | ![]() |
![]() |
○ 9-0 | 第17回アジア競技大会 |
主なメディア出演
テレビ
CM
脚注
- ^ a b c d “日テレ・東京ヴェルディベレーザ 岩清水 梓選手 | 日テレ・東京ヴェルディベレーザ / Nippon TV Tokyo Verdy Beleza”. www.verdy.co.jp. 2021年5月5日閲覧。
- ^ OGが仁川アジア競技大会で活躍しました 日本女子体育大学公式サイト.2014.10.8付、2017年12月17日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “諦めない姿、復興に力 サッカー女子W杯初優勝”. 岩手日報 (2011年7月19日). 2011年7月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “岩清水選手 祖父母も声援”. 読売新聞 (2011年7月19日). 2011年7月19日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b 自分が一度決めたことは、簡単にやめない――岩清水梓(日テレ・ベレーザ) サカイク.2013.6.18付、2017年12月17日閲覧。
- ^ 【女子W杯プレビュー】岩清水梓の隠された才能/日テレ・メニーナ寺谷真弓監督インタビュー COACH UNITED.2015.6.4付、2017年12月17日閲覧。
- ^ 日テレ・ベレーザ 岩清水梓インタビュー 「女の子が中学校でサッカーができる環境を整えたい」 公益財団法人 東京都サッカー協会 OFFICIAL WEBSITE、2017年12月17日閲覧。
- ^ a b “被災地・滝沢村に届けた勇気 岩清水梓 活力の元は嵐”. スポーツニッポン (2011年7月18日). 2011年7月19日閲覧。
- ^ <なでしこのDFリーダーとして> 岩清水梓 「怖さを、強さに変えて」 Number.Web. 2015.3.28付、2017年12月17日閲覧。
- ^ なでしこ優勝に歓喜と称賛の声が続々世界が伝えた日本の快挙 スポーツナビ.2011.7.18付、2017年12月17日閲覧。
- ^ なでしこジャパン ワールドカップ優勝 日テレ・ベレーザ、岩清水梓選手、岩渕真奈選手へ 特別顕彰として各100万円贈呈 日本テレビプレスリリース 2011年7月19日参照
- ^ 岩清水、日テレとプロ契約 チーム唯一 ニッカンスポーツ.2011.10.5付、2017年12月17日閲覧。
- ^ “岩清水梓選手プロ契約締結のお知らせ”. 東京ヴェルディ (2011年10月5日). 2011年10月17日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 岩清水が滝沢村名誉村民「誇りに思う」 ニッカンスポーツ.2012.1.16付、2017年12月17日閲覧。
- ^ Olympic women's football: Team of the tournament BBC Sports 11 August 2012
- ^ 岩清水2戦連発…めっちゃいいボール来た(日刊スポーツ 2014年5月26日 2014年5月27日閲覧)
- ^ なでしこ、宮間や大儀見ら20人選出 五輪最終予選 日本経済新聞、2016年3月3日閲覧。
- ^ なでしこ、ベトナムに快勝も五輪出場ならず アジア最終予選 日本経済新聞、2016年3月8日閲覧。
- ^ 日テレ・阪口が初の3年連続MVP ベストイレブンは日テレ勢が8人占める/なでしこL SANSPO.COM. 2017.10.9付、2017年12月17日閲覧。
- ^ 田中美南選手がリーグMVPを初受賞!最優秀審判賞は高橋早織審判員が受賞 2018プレナスなでしこリーグ/2018プレナスチャレンジリーグ表彰式 JFA公式サイト. 2018.11.6付、2018年12月10日閲覧。
- ^ ベストイレブン、岩清水が13度目 なでしこリーグ 岩手日報. 2018.11.6付、2018年12月10日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “日テレ・ベレーザ岩清水梓選手リーグ戦200試合出場達成記念グッズ発売のお知らせ | 東京ヴェルディ / Tokyo Verdy”. verdy.co.jp (2014年11月8日). 2021年12月4日閲覧。
- ^ 日本女子サッカーリーグ (2017年5月15日). “記録達成について【2017プレナスなでしこリーグ1部】 | ニュース”. 日本女子サッカーリーグ オフィシャルサイト. 2021年12月4日閲覧。
- ^ “JALの新CMになでしこが登場…空港で華麗な“見えない”パス回し披露”. サッカーキング (2015年5月2日). 2015年5月8日閲覧。
参照文献
- 『読売新聞』2012年1月17日東京朝刊岩手版
外部リンク
- DF 岩清水 梓 - JFA公式サイト
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 岩清水 梓選手 - 日テレ・東京ヴェルディベレーザ公式サイト
- 岩清水梓オフィシャルブログ「Supernova☆」 - 公式ブログ
- 岩清水梓 (@iwashi_azu1014) - Twitter
- 滝沢市 なでしこジャパン岩清水梓選手の応援ページ[リンク切れ]
- ワタナベエンターテインメント プロフィール
- 岩清水梓 - Olympedia (英語)
- 岩清水梓 - Sports-Reference.com (Olympics) のアーカイブ (英語)
- 岩清水梓 - Soccerway.com (英語)
- 岩清水梓 - WorldFootball.net (英語)
- 岩清水梓 - FIFA主催大会成績 (英語)
- 岩清水梓 - UEFA (英語)
- 1986年生
- 存命人物
- 岩手県出身の人物
- 相模原市出身の人物
- 日本の女子サッカー選手
- 日本女子体育大学出身の人物
- 日テレ・東京ヴェルディベレーザの選手
- サッカー日本女子代表選手
- FIFA女子ワールドカップ日本代表選手
- 2007 FIFA女子ワールドカップ出場選手
- 2011 FIFA女子ワールドカップ出場選手
- 2015 FIFA女子ワールドカップ出場選手
- オリンピックサッカー日本代表選手
- サッカーのオリンピックメダリスト
- 日本のオリンピック銀メダリスト
- 2008年北京オリンピックサッカー出場選手
- 2012年ロンドンオリンピックサッカー出場選手
- ユニバーシアードサッカー日本代表選手
- アジア競技大会サッカー日本代表選手
- 日本のアジア競技大会金メダリスト
- 日本のアジア競技大会銀メダリスト
- FIFAセンチュリークラブ
- 日本テレビの人物