浅海井駅
浅海井駅 | |
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駅舎(2008年8月) | |
あざむい Azamui | |
◄日代 (3.8 km) (3.8 km) 狩生► | |
所在地 | 大分県佐伯市上浦大字浅海井浦[1] |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 188.2 km(小倉起点) |
電報略号 | アム |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
72人/日(降車客含まず) -2015年- |
乗降人員 -統計年度- |
145人/日 -2015年- |
開業年月日 | 1916年(大正5年)10月25日[1][2] |
備考 | 無人駅[1] |
浅海井駅(あざむいえき)は、大分県佐伯市上浦大字浅海井浦にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
当駅は九州最東端の駅である[3]。また、旧上浦町にある唯一の鉄道駅でもあった。
周辺に豊後二見ヶ浦や暁嵐の滝などの景勝地があることから、JR九州ウォーキングの定番コースとなっており、当日には特急にちりんの臨時停車が設定される場合がある。
過去に急行日南の停車設定(非自動ドア車両時代の運転停車に伴う設定)はあったが、臨時設定やツアー扱い以外では、基本的に優等列車は停車しない。
2020年8月から2021年9月の間、ななつ星の3泊4日コースの4日目に臨時停車が設定されていた。これは、4日目早朝にバスで佐伯駅を出発し浅海井駅の周辺を観光、浅海井駅からななつ星に再乗車するプランであった。
また、36ぷらす3が土曜日に、下り普通列車と交換のため運転停車を行う。
歴史
[編集]- 1916年(大正5年)10月25日:開業[1][2]。
- 1962年(昭和37年)10月1日:貨物取扱廃止[2]。
- 1984年(昭和59年)11月1日:荷物扱い廃止[2]。駅員無配置駅となる[4](簡易委託駅化)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承[2]。
- 2012年(平成24年)6月1日:簡易委託廃止[1]。
- 2017年(平成29年)
駅構造
[編集]島式ホーム1面2線を有する地上駅[1]。下り線に側線1本を有し、保線車両が留置される場合がある。かつては側線脇に保線小屋が存在したが、現在は解体されている。また、駅に隣接する公営団地敷地には昭和末期まで農業倉庫があった。木造駅舎を有する。
駅舎は相当古いもので、出札業務を受託している商店兼住居が入っている簡易委託駅となっていたが、2012年5月31日限りで委託廃止され、自動券売機が設置された[1]。入口正面に向かって右側が待合室、左側が駅事務室を改築した店舗兼住居となっており、チッキ等の扱い窓口があった場所から行き来ができるようになっている。
改札口からホームに行くには、柵で仕切られた線路脇の道をしばらく歩き、さらに跨線橋を渡ることになる。以前は改札口からすぐ線路を渡り、ホーム端の斜路を上るようになっていたが、電化と同時期に跨線橋ができて柵が張られ、今の様式となった。改札正面の柵は観音開きの扉となっていて、郵便の積み下ろしを行っていた頃は荷物台車(リヤカー)の出入りの際などに、駅員が融通を利かせて乗客の乗降の便を図ることもあったが、郵便車もなくなった今では施錠されて開くことはない。
ホームは両側斜路の高さ760mmのホームで、無人化(委託化)される以前に中央付近が920mmに嵩上げされた。ホーム上は一部アスファルト舗装をしてあるが、大半は砂利を敷き詰めてある。改札を入ると屋根はなく、ホーム上では跨線橋を渡った先にある畳一畳ほどのブロックで囲われた待合所に屋根があるのみである。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 下り | 佐伯方面 |
2 | 上り | 大分方面 |
利用状況
[編集]- 2015年度の1日平均乗車人員は72人である(前年度比+1人)。
乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
2000 | 140 |
2001 | 122 |
2002 | 114 |
2003 | 115 |
2004 | 107 |
2005 | 85 |
2006 | 79 |
2007 | 76 |
2008 | 81 |
2009 | 78 |
2010 | 79 |
2011 | 72 |
2012 | 81 |
2013 | 79 |
2014 | 71 |
2015 | 72 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、20頁。
- ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、755頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「九州最東端」佐伯の浅海井駅 100周年「幸せの鐘」で祝う 大分合同新聞、2016年11月3日
- ^ “「通報」●久大本線庄内駅ほか16駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 4. (1984年10月30日)
- ^ 台風第18号による被害状況について(第1報) (PDF) - 国土交通省災害情報(2017年9月18日10:00現在)(2017年9月18日発表、9月19日閲覧。)
- ^ 鉄道代行輸送についてのご案内 (PDF) -九州旅客鉄道(2017年9月19日、同日閲覧)[リンク切れ]
- ^ “JR代行バス運行 利用者、早期復旧願う”. 大分合同新聞: p. 11(夕刊). (2017年9月19日)
- ^ 日豊線臼杵-佐伯間運転再開 3カ月ぶり - 宮崎日日新聞(2017年12月19日朝刊掲載。(12月18日デジタル配信のネット版をアーカイブ化)
関連項目
[編集]- 日本の鉄道駅一覧
- 日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
- たびら平戸口駅 - 九州最西端の駅
- 西大山駅 - 九州最南端の駅
- 関門海峡めかり駅 - 九州最北端の駅
外部リンク
[編集]- 浅海井駅(駅情報) - 九州旅客鉄道