築城駅
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築城駅 | |
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駅前より遠景(2006年8月) | |
ついき Tsuiki | |
◄新田原 (3.7 km) (3.0 km) 椎田► | |
福岡県築上郡築上町大字東築城[1]2036-2 | |
所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
所属路線 | ■日豊本線 |
キロ程 | 33.9 km(小倉起点) |
電報略号 | ツイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
581人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1933年(昭和8年)6月19日[1] |
備考 | 簡易委託駅 |
築城駅(ついきえき)は、福岡県築上郡築上町大字東築城にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である[1]。
歴史
[編集]- 1933年(昭和8年)6月19日:鉄道省が開設する[2]。
- 1941年(昭和16年):当時建設中だった海軍航空隊築城飛行場への専用線が完成する[2]。
- 1955年(昭和30年)
- 1967年(昭和42年)10月1日:当駅を含む新田原 - 幸崎駅間が電化開業する[4]。あわせて、新田原 - 築城駅間を旧線より最大290m 山側へ迂回する新線に切り替える[5]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱廃止[6]。
- 1983年(昭和58年):築城飛行場専用線を廃止する[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止[6]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い九州旅客鉄道に承継する[7]。
- 1989年(平成元年)3月9日:「みどりの窓口」を設置[8]。
- 2009年(平成21年)3月1日:ICカード「SUGOCA」の供用開始に伴い、当駅での供用も開始する[9]。
- 2022年(令和4年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1]。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅本屋側が上り線のりばとなっている。駅本屋は鉄筋コンクリート造である。
築上町が駅業務を受託する簡易委託駅である。自動改札機は設置されていないが、簡易SUGOCA改札機が設置されている。SUGOCAの利用が可能であるが、カード販売は行わずチャージのみ取扱を行う[12]。
なお、築城基地航空祭開催日に限り2番のりばに臨時の改札・切符売り場が設けられる[1]。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■日豊本線 | 上り | 行橋・小倉方面 |
2 | 下り | 宇島・中津方面 |
利用状況
[編集]北九州の通勤通学圏内に属しラッシュ時には小倉方面を中心に利用客が多いが、快速が通過する隣の新田原駅より利用者が少ない。これは新田原駅折返し列車が多数設定されていること、駅舎の位置が国道とは反対側にあること、住宅地や店舗の郊外化が進み、駅前に廃屋や空き店舗が多いにもかかわらず道路・駅前整備が進んでいないことなど多くの原因がある。[要出典]
年度 | 1日平均 乗車人員 |
乗降人員 |
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2010年 | 2,029 | |
2016年 | 761 | |
2017年 | 808[13] | |
2018年 | 751[14] | |
2019年 | 743[15] | |
2020年 | 520[16] | |
2021年 | 546[17] | |
2022年 | 581[18] | |
2023年 | 608[19] |
駅周辺
[編集]駅の北側には国道10号を挟み航空自衛隊築城基地が所在[1]するほか、南側には築上町西部にあたる築城地区の住宅地となっている。
- 公共施設等
- 文教施設
- 築上町立築城中学校
- 築上町立築城小学校
- 築上町立八津田小学校
- 福岡県立築城特別支援学校
- 福岡県立育徳館中学校・高等学校(路線バス等を利用)
- 交通
駅前からは太陽交通の路線バスが城井・寒田方面やみやこ町豊津方面に運行され、福岡県立育徳館中学校・高等学校に通学する生徒や、城井・寒田方面への乗客が利用する。椎田・小山田・東八田方面への築上町コミュニティバスが、2006年(平成18年)11月1日から平日と土曜のみ運行されている。
- 商業施設など
- 築城郵便局
- 椎田八田郵便局
その他
[編集]- 1941年にこの駅から駅の近くに設置された海軍航空隊築城飛行場への引込線が敷設された。基地はその後航空自衛隊築城基地となり、1983年3月にその引込線は廃止された[2]。現在この線路跡は道路化されている[5]。
- 太平洋戦争終了後、築城基地が一時米軍管理下となると米軍機の発着の度に新田原 - 築城駅間の運行が中止させられた。その後、国鉄が新田原 - 幸崎駅間の電化及び一部複線化を行う際、架線が離着陸の障害となることから航空法に基づき迂回させることになった[5]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h 『週刊JR全駅・全車両基地』第07号、朝日新聞出版、2012年9月23日、24頁。
- ^ a b c d e f 弓削信夫『福岡県JR全駅』葦書房、1993年10月15日、198-200頁。ISBN 4751205293。
- ^ a b 「築城駅全焼」『交通新聞』交通協力会、1955年2月2日、2面。
- ^ 鉄輪、p.151。
- ^ a b c 弓削信夫『福岡鉄道風土記』葦書房、1999年1月16日、123-125頁。ISBN 4751207334。
- ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、750頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 鉄輪、p.181。
- ^ “10駅に「みどりの窓口」設置へ JR九州”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1989年3月5日)
- ^ 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2009年3月3日)
- ^ 『駅体制の見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2021年12月23日。オリジナルの2021年12月23日時点におけるアーカイブ 。2021年12月24日閲覧。
- ^ 『自治体等との駅業務委託契約に向けた協議状況について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2022年3月12日 。2022年3月17日閲覧。
- ^ SUGOCA 利用可能エリア 九州旅客鉄道、平成28年3月26日時点(2016年10月5日閲覧)。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2017年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2018年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2019年7月27日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2019年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2020年12月24日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2020年度)” (PDF). 九州旅客鉄道. 2021年9月8日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2021年度)”. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2022年度)”. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員上位300駅(2023年度)”. 2024年1月23日閲覧。
- ^ “航空祭で築城に特急が臨時停車”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 4. (2017年11月13日)
参考文献
[編集]- 九州鉄道百年祭実行委員会・百年史編纂部会 編『九州の鉄道100年記念誌 鉄輪の轟き』(初版)九州旅客鉄道、1988年。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 築城駅(駅情報) - 九州旅客鉄道