佐伯市

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さいきし
佐伯市
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
団体コード 44205-4
面積 903.11km2
総人口 71,318
推計人口、2016年6月1日)
人口密度 79人/km2
隣接自治体 大分県
臼杵市津久見市豊後大野市
宮崎県
延岡市
西臼杵郡日之影町
市の木 カシウバメガシ、アラカシ)
市の花 ヤマザクラ
市の鳥
市の魚(海)
市の魚(川)
メジロ
アジ
アユ
佐伯市役所
所在地 876-8585
大分県佐伯市中村南町1番1号
北緯32度57分35秒東経131度54分00秒座標: 北緯32度57分35秒 東経131度54分00秒
Saiki city hall.JPG
外部リンク 佐伯市役所

佐伯市位置図

― 市 / ― 町・村

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佐伯城からの眺望
佐伯文化会館
鶴御崎

佐伯市(さいきし)は、大分県の南東端に位置するである。

概要[編集]

佐伯藩城下町として栄えた江戸時代から「佐伯の殿様、浦でもつ」と言われており、豊富な海の幸と山の幸に恵まれ、「世界一、佐伯寿司」をキャッチフレーズとして、観光客の誘致にも力を入れている。

2005年3月3日に佐伯市と南海部郡5町3村が合併して新たに佐伯市となり、九州の市町村の中で最大の面積を持つことになった。

佐伯市総合運動公園では大分トリニータJ2時代に一部の公式戦を行っていた。また、2002年FIFAワールドカップの際にはチュニジア代表チームのキャンプ地となった。過去にプロ野球オープン戦が行われたこともある。

「佐伯」の読み[編集]

本市の読みは「さいき」であり、地名・人名で一般的に使用されている通常の仮名表記の「さえき」(歴史的仮名遣では「さへき」)ではない。これは大正5年(1916年)7月に佐伯町会が、訛音に合わせて表記を「さえき」から「さいき」に変更することを決定した[1]ためである。同様の事例として広島県佐伯郡佐伯町(さえきぐんさいきちょう。1982年に表記変更、2003年に合併により廃止)がある。

しかし、同年10月25日に開業した鉄道院日豊本線佐伯駅(さえきえき)や、昭和9年(1934年)に開隊した海軍佐伯海軍航空隊(さえきかいぐんこうくうたい)のように、国が管轄する施設についてはこの変更決定に従わず、本来の表記である「さえき(さへき)」が使用され(佐伯駅は昭和37年(1962年)1月15日に表記を「さいき」に変更)、昭和15年(1940年)の国勢調査報告書にもSaekiローマ字が振られている。

とはいえ、表記変更からおよそ100年を経過した今日では次第に区別が曖昧になっていき、1916年の表記改変以前に係る事柄(佐伯藩佐伯城など)であっても、現行表記に合わせて「さいき」と書いている事例が多く見られる[2]

地理[編集]

大分県の南東端、大分市の南東約60kmの場所に位置する。東部は日豊海岸国定公園豊後水道に面しており、日本有数のリアス式海岸地帯が広がっている。また、内陸部は祖母傾国定公園の山々に囲まれており、南部は宮崎県との県境をなしている。市内を流れる一級河川番匠川によってできた県南最大の沖積平野に市街地が拓けており、県南地域の中核都市となっている。

気候[編集]

おおむね南海型気候に属し、高温多湿で降雨量が多い。積雪はほとんどなく、海岸部では無霜地帯が多くなっている。

地名[編集]

合併前からの佐伯市は旧佐伯町の地区が大字がない状態であり、それ以外に23大字が置かれている。

  • (大字なし=旧佐伯町)
  • 池田(旧上堅田村)
  • 長谷(旧上堅田村)
  • 稲垣(旧鶴岡村)
  • 上岡(旧鶴岡村)
  • 鶴望(旧鶴岡村)
  • 狩生(旧西上浦村)
  • 二栄(旧西上浦村)
  • 護江(旧西上浦村)
  • 荒網代浦(旧大入島村)
  • 石間浦(旧大入島村)
  • 片神浦(旧大入島村)
  • 久保浦(旧大入島村)
  • 塩内浦(旧大入島村)
  • 高松浦(旧大入島村)
  • 日向泊浦(旧大入島村)
  • 守後浦(旧大入島村)
  • 海崎(旧八幡村)
  • 霞ヶ浦(旧八幡村)
  • 戸穴(旧八幡村)
  • 堅田(旧下堅田村)
  • 長良(旧下堅田村)
  • 青山(旧青山村)
  • 木立(旧木立村)

西部・中央部・東部に3分割されている。西部・中央部は市街地の住居表示実施地区の両端に接し、中央部は女島・新女島の通称町名がある。東部は番匠川河口東側に位置する地区で、通称地名は灘という。

上浦
  • 浅海井浦
  • 津井浦
  • 最勝海浦
弥生
  • 井崎(旧上野村)
  • 上小倉(旧上野村)
  • 小田(旧上野村)
  • 山梨子(旧上野村)
  • 江良(旧切畑村)
  • 門田(旧切畑村)
  • 細田(旧切畑村)
  • 提内(旧切畑村)
  • 平井(旧切畑村)
  • 大坂本(旧明治村)
  • 尺間(旧明治村)
  • 床木(旧明治村)
本匠
  • 井ノ上(旧因尾村)
  • 因尾(旧因尾村)
  • 上津川(旧因尾村)
  • 堂ノ間(旧因尾村)
  • 山部(旧因尾村)
  • 宇津々(旧中野村)
  • 小川(旧中野村)
  • 小半(旧中野村)
  • 笠掛(旧中野村)
  • 風戸(旧中野村)
  • 波寄(旧中野村)
  • 三股(旧中野村)
宇目
  • 大平(旧重岡村)
  • 河内(旧重岡村)
  • 塩見園(旧重岡村)
  • 重岡(旧重岡村)
  • 千束(旧重岡村)
  • 小野市(旧小野市村)
  • 木浦内(旧小野市村)
  • 木浦鉱山(旧小野市村)
  • 南田原(旧小野市村)
直川
  • 上直見(旧直見村)
  • 下直見(旧直見村)
  • 赤木(旧川原木村)
  • 仁田原(旧川原木村)
  • 横川(旧川原木村)
鶴見
  • 有明浦(旧西中浦村)
  • 沖松浦(旧西中浦村)
  • 地松浦(旧西中浦村)
  • 吹浦(旧西中浦村)
  • 中越浦(旧中浦村)
  • 羽出浦(旧中浦村)
  • 大島(旧東中浦村)
  • 梶寄浦(旧東中浦村)
  • 丹賀浦(旧東中浦村)
米水津
  • 色利浦
  • 浦代浦
  • 小浦
  • 竹野浦
  • 宮野浦
蒲江
  • 猪串浦
  • 蒲江浦
  • 竹野浦河内(旧下入津村)
  • 西野浦(旧下入津村)
  • 楠本浦(旧上入津村)
  • 畑野浦(旧上入津村)
  • 葛原浦(旧名護屋村)
  • 野々河内浦(旧名護屋村)
  • 波当津浦(旧名護屋村)
  • 丸市尾浦(旧名護屋村)
  • 森崎浦(旧名護屋村)

住居表示[編集]

歴史[編集]

市制施行[編集]

海軍航空隊の誘致に成功した佐伯町は、軍都として相応しい規模を要求されることになった。昭和11年(1936年)には大分県が佐伯・鶴岡・上堅田・八幡の1町3村の合併を勧奨し、これを受けて翌昭和12年(1937年)4月1日に佐伯・鶴岡・上堅田の1町2村が合併し、新制の佐伯町(さいきちょう)が発足する。

昭和15年(1940年)に海軍の佐伯防備隊(さえきぼうびたい)が設置されると、村民の反対により先の合併に不参加であった八幡村に加え、佐伯湾に面する町村のさらなる合併が求められるようになり、昭和16年(1941年)1月21日には佐伯・八幡・西上浦・大入島の1町3村の首長・助役が協議し、国策に従って合併に協力する旨を確認した。こうして同月23日の佐伯防備隊司令井原美岐雄からの合併要請、4月12日の内務大臣平沼騏一郎からの合併諮問(内務省分地第八号)を受け、天長節の4月29日に、大分県内5番目の市となる佐伯市(さいきし)が誕生。初代市長には元豊予要塞司令官の郷田兼安(陸軍中将)を招聘した。

近現代の沿革[編集]

(現在の佐伯市域全体の変遷については南海部郡の項を参照のこと)

市政[編集]

首長[編集]

  • 歴代市長
平成の大合併以前
氏名 就任 退任 備考
1 郷田兼安 昭和16年(1941年)8月12日 昭和16年(1941年)12月10日
2 阿南卓 昭和17年(1942年)2月6日 昭和21年(1946年)2月6日
3 安藤正人 昭和21年(1946年)3月7日 昭和21年(1946年)12月12日
4 矢野龍雄 昭和22年(1947年)4月6日 昭和30年(1955年)5月1日
5 出納菊二郎 昭和30年(1955年)5月2日 昭和42年(1967年)5月1日
6 池田利明 昭和42年(1967年)5月2日 昭和54年(1979年)5月1日
7 大鶴文雄 昭和54年(1979年)5月2日 昭和61年(1986年)7月14日
8 佐々木博生 昭和61年(1986年)8月31日 平成6年(1994年)8月30日
9 佐藤祐一 平成6年(1994年) 平成10年(1998年)
10 小野和秀 平成10年(1998年) 平成14年(2002年)
11 佐藤祐一 平成14年(2002年) 平成17年(2005年)3月2日 再任
平成の大合併以後(現在の佐伯市)
氏名 就任 退任 備考
1 西嶋泰義 平成17年(2005年)4月 現職

平成の大合併[編集]

旧佐伯市とその周辺の旧南海部郡地域とは、以前から「佐伯南郡」と呼ばれていたように強い結び付きを有しており、住民の日常社会生活圏はもとより、経済圏もほぼ一体的であった。そのため、県内でも最も早く合併に向けて2000年12月27日に佐伯市・南海部郡5町3村任意合併協議会が設置され、2002年5月1日に佐伯市・南海部郡5町3村法定合併協議会が発足した。そして、合併に向けて協議を行ってきた結果、2003年8月31日に合併協定調印式が行われ、2005年3月3日に佐伯市と南海部郡5町3村が合併し、面積が九州最大となる新たな佐伯市が誕生した。

なお、南海部郡各町村の旧役場は地域振興局として引き続き業務を行っている。

国政・県政[編集]

国政[編集]

衆議院小選挙区選挙では大分2区に属する。近年選出の議員は以下のとおり。

なお重野安正社会民主党)が比例で復活当選している。
なお衛藤征士郎自民)が比例で復活当選している。

県政[編集]

本市でひとつの選挙区をなす。定数は3人。近年選出の議員は以下のとおり。

  • 2007年4月
    • 御手洗吉生(自民)
    • 深津栄一(社民)
    • 田中利明(自民)
  • 2011年4月 無投票当選
    • 御手洗吉生(自民)
    • 深津栄一(社民)
    • 田中利明(自民)
  • 2015年4月
    • 田中利明(自民)
    • 桑原宏史(維新)
    • 御手洗吉生(自民)

公共機関[編集]

国の行政機関[編集]

独立行政法人[編集]

司法機関[編集]

県の行政機関[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

海外[編集]

地域[編集]

人口[編集]

Demography44205.svg
佐伯市と全国の年齢別人口分布(2005年) 佐伯市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 佐伯市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
佐伯市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 96,667人
1975年 96,317人
1980年 96,534人
1985年 95,907人
1990年 91,217人
1995年 88,116人
2000年 84,449人
2005年 80,297人
2010年 76,959人
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

市立

小学校[編集]

市立

  • 渡町台小学校
  • 佐伯小学校
  • 佐伯東小学校
  • 鶴岡小学校
  • 上堅田小学校
  • 大入島小学校
  • 八幡小学校
  • 西上浦小学校
  • 下堅田小学校
  • 青山小学校
  • 木立小学校
  • 東雲小学校
  • 明治小学校
  • 上野小学校
  • 切畑小学校
  • 本匠小学校
  • 宇目緑豊小学校
  • 直川小学校
  • 吹小学校
  • 松浦小学校
  • 大島小学校
  • 向陽小学校
  • 色宮小学校
  • 上入津小学校
  • 楠本小学校
  • 西浦小学校
  • 河内小学校
  • 蒲江小学校
    • 深島分校(2004年より休校)
  • 猪串小学校
  • 名護屋小学校
    • 森崎分校


特別支援学校[編集]

  • 大分県立佐伯支援学校

交通[編集]

佐伯駅

鉄道路線[編集]

バス路線[編集]

高速バス
一般路線バス

道路[編集]

高速道路[編集]

佐伯本線料金所

※佐伯IC/TB以北は有料区間、以南は無料区間となっている。また津久見IC-佐伯IC間は2008年6月28日、蒲江IC-北浦IC間は2013年2月16日、佐伯IC-蒲江IC間は2015年3月21日に開通した。弥生PAは現在建設中である。

国道[編集]

道の駅宇目

県道[編集]

主要地方道
一般県道


港湾[編集]

空港[編集]

最寄空港は大分空港または宮崎空港。大分空港へは高速バス、宮崎空港へは鉄道を使って向かうが、それぞれ2時間程度掛かる。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

佐伯城 三の丸櫓門
(大分県有形文化財)
大分バス轟(ととろ)バス停
唄げんか大橋
豊後二見ヶ浦、夫婦岩と注連縄
大分県マリンカルチャーセンター
かまえインターパーク 海べの市

祭り[編集]

  • さいき春まつり
  • マリンフェスタinさいき
  • さいき番匠の火まつり
  • リバーサイドフェスタ
  • 佐伯市ふるさとまつり
  • 直川かぶとむしまつり
  • 直川ふるさと盆踊り大会・花火大会
  • 本匠ほたる祭り
  • うめ秋大祭
  • 椿原祭典
  • 八匹原祭典
  • やよいコスモスまつり
  • 八日薬師(旧蒲江町1月8日)
  • 新屋敷げん気まつり

スポーツ大会[編集]

  • 大入島シーサイド健康マラソン大会
  • 佐伯番匠健康マラソン大会
  • 大入島トライアスロン大会
  • 九州チャレンジサイクリング大分県大会 ツール・ド・佐伯

観光スポット[編集]

佐伯市出身の有名人[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 『佐伯市史』1016頁
  2. ^ 佐伯市公式ホームページ(佐伯はこんなまち)、『角川日本地名大辞典44 大分県』378~381頁、『国史大辞典』第6巻(吉川弘文館、1985)135~136頁など
  3. ^ 五航艦の最後の拠点”. 大分放送. 2010年8月8日閲覧。
  4. ^ 真珠湾攻撃に参加した赤松勇二と元退役軍人リチャード・フィスクの間で交流が始まり、その後両市の間で友情都市の調印が結ばれた。

参考文献[編集]

  • 『佐伯市史』(大分県佐伯市、1974年)
  • 『佐伯市現代二十年のあゆみ』(大分県佐伯市、1995年)

外部リンク[編集]