宗太郎駅
| 宗太郎駅 | |
|---|---|
|
駅全景(2023年6月) | |
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そうたろう Sōtarō | |
![]() | |
| 所在地 | 大分県佐伯市宇目大字重岡[1] |
| 所属事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
| 所属路線 | ■日豊本線 |
| キロ程 | 231.0 km(小倉起点) |
| 電報略号 | ソタ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 2面2線[1] |
| 乗車人員 -統計年度- |
0.24人/日(降車客含まず) -2021年- |
| 乗降人員 -統計年度- |
1人/日 -2021年- |
| 開業年月日 | 1947年(昭和22年)3月1日[2] |
| 備考 | 無人駅[2] |
概要
[編集]大分県最南端の鉄道駅で、JR九州大分支社管轄の駅としても最南端である。1駅南の市棚駅との間には、大分県と宮崎県の県境[2]と、大分支社・宮崎支社の支社境界がある。
青春18きっぷ利用者からは日豊本線延岡 - 佐伯間における普通列車の本数の少なさや、特有の運行時間と同地区の宗太郎峠から難所「宗太郎越え」として有名な駅[3]。停車する普通列車は、1964年ですら1日6.5(土曜・休日は6)往復[4]、昭和末期の1988年でも1日4.5往復のみであった[5]。なお1964年には、京都発宮崎行荷物専用列車(下りのみ)も停車していた[4]。
山間部深くに位置し、小さな集落の最上部にあり、いわゆる秘境駅の一つに数えられる[2][6]が、自動車での訪問は国道10号を使えば比較的容易である。当駅に通常停車する列車は全て普通列車で、2024年3月ダイヤ改正時点では1日に下り1本、上り2本のみである[注釈 1][7]。
なお2020年10月15日より運行を開始した観光列車「36ぷらす3」では、『土曜日ルート "緑の路"』で重岡駅とともに特別停車駅(同駅での乗降は不可だが停車中はホームに降りられる)となる[8]。
1日の平均利用人数はわずか0.22人程度と非常に少ない。
駅名の由来について前述の観光列車「36ぷらす3」の車内放送では「かつて、近隣に岡藩のお抱えの山が沢山あり、その山を見回りしていた『洲本宗太郎』の名前を取ってこの辺りの地区名が『宗太郎』となった」と紹介されている[9]。
歴史
[編集]駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を有する地上駅[1][18]。互いのホームは跨線橋で連絡している[18]。無人駅で駅舎はなく[2]、かつて存在した駅舎の基礎と改札ラッチが残っている[1]。
2018年3月17日ダイヤ改正以前、日豊本線では当駅のみ前乗り前降りとなっていた。これはそれまで運用されていたステップのないキハ220形に対応したホームの嵩上げを最小限に抑えたためで、上下ホーム共先端部の数メートル分のみ嵩上げされている。
前述のダイヤ改正後、当駅に停車する普通列車は3本共大分車両センター所属の787系電車4両編成に変更されたが、ホームの嵩上げの関係と利用客が少ないため、上下ともに進行方向の先頭車両のドアのみ開閉する(下りは1号車、上りは4号車)。なお、ホーム有効長は3両程度しかないため、「36ぷらす3」では前3両のドアのみ開閉する。
時刻表などは便所の外壁に取り付けられており、駅舎跡横に電話ボックスが設置されている。ホームには待合所があり、駅名標はJR標準型が設置されている(イラストは描かれていない)。跨線橋前(待合室のあるホーム)には、当駅開業に尽力した初代駅長の功績を讃えた記念碑がある。電話ボックスの側には井戸があり、飲用に適しているかは不明なものの、「日豊線一うまい水」と書かれている。
2026年1月現在、電話ボックスが撤去され、便所は閉鎖されている。
のりば
[編集]| のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
|---|---|---|---|
| 1 | ■日豊本線 | 上り | 佐伯方面 |
| 2 | 下り | 延岡方面 |
- 構内(2023年6月)
- 駅出入口(2023年6月)
- 時刻表(2023年6月)
- 初代駅長の功績を讃えた記念碑
- 「日豊線一うまい水」と書かれた井戸
利用状況
[編集]- 2016(平成28)年以降、乗車人員は公表されていない。
- 2015年度の1日平均乗車人員は0.39人で、1人に満たない状況であるが、フリーきっぷあるいは途中下車制度を利用した乗客数は除外されている。
| 乗車人員推移 | 備考 | ||
|---|---|---|---|
| 年度 | 1日平均 | 年間 | |
| 1990 (平成2年) | 2.98 | 1,088 | [統計 1] |
| 1991 (平成3年) | 1.73 | 631 | [統計 2] |
| 1992 (平成4年) | 2.13 | 777 | [統計 3] |
| 1993 (平成5年) | 1.65 | 604 | [統計 4] |
| 1994 (平成6年) | 1.27 | 465 | [統計 5] |
| 1995 (平成7年) | 2.12 | 775 | [統計 6] |
| 1996 (平成8年) | 1.01 | 369 | [統計 7] |
| 1997 (平成9年) | 1.08 | 396 | [統計 8] |
| 1998 (平成10年) | 1.15 | 421 | [統計 9] |
| 1999 (平成11年) | 0.95 | 345 | [統計 10] |
| 2000 (平成12年) | 0.98 | 359 | |
| 2001 (平成13年) | 0.66 | 241 | |
| 2002 (平成14年) | 0.32 | 117 | |
| 2003 (平成15年) | 0.35 | 128 | |
| 2004 (平成16年) | 0.25 | 90 | |
| 2005 (平成17年) | 0.25 | 91 | |
| 2006 (平成18年) | 0.25 | 92 | |
| 2007 (平成19年) | 0.24 | 86 | |
| 2008 (平成20年) | 0.36 | 130 | |
| 2009 (平成21年) | 0.24 | 87 | |
| 2010 (平成22年) | 0.22 | 81 | |
| 2011 (平成23年) | 0.16 | 60 | [2][統計 11] |
| 2012 (平成24年) | 0.16 | 59 | |
| 2013 (平成25年) | 0.71 | 259 | |
| 2014(平成26年) | 0.12 | 42 | [統計 12] |
| 2015(平成27年) | 0.39 | 144 | [統計 13] |
駅周辺
[編集]周辺は国道10号とわずかな民家のみで、空き家も多い。当駅へ繋がる道は幅が狭く自動車での進入は難しいが、バイクでの進入は容易なので、これを利用して駅前まで訪れる鉄道ファンも多い。
駅から国道10号に出るまでの途中で佐伯市コミュニティバス・宇目地域コミュニティバスの宗太郎バス停があるが、同路線はデマンドバスのため、利用する場合(平日8時〜17時の間のみ利用可能)は前日17時までに予約を入れる必要である[19]。
東九州自動車道が全線開通し、且つ佐伯インターから延岡南インター間が無料で通行出来る影響で当駅前の国道10号は自動車の交通量が東九州自動車道開通後、極端に少なくなっている。山奥にあって閑散としており、国道10号に沿って鐙川が流れる。国道10号を大分側へ上ると、途中に「宗太郎トンネル」がある。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ ※当駅に停車する旅客列車は2024年3月改正時点で、早朝(6時台)に上下1列車ずつ、夜(20時台)に上り列車が1本の合計3本のみ。
出典
[編集]- 1 2 3 4 5 6 『週刊 JR全駅・全車両基地』 44号 宮崎駅・都城駅・志布志駅ほか80駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月23日、21頁。
- 1 2 3 4 5 6 7 「(鉄道ものがたり)宗太郎駅 「なにかある」県境の秘境駅/大分県」『朝日新聞(西部地方版)』朝日新聞社、2013年7月31日、28面。
- ↑ 「JR日豊本線の「宗太郎越え」普通列車、下り最終は朝6時台に 上りも2本のみ」『乗り物ニュース』メディア・ヴァーグ、2017年12月15日。2025年1月17日閲覧。
- 1 2 『時刻表完全復刻版1964年9月号』『時刻表完全復刻版1964年10月号』いずれもp.269-271, 277-279(ともにJTBパブリッシング刊)による
- ↑ 『時刻表完全復刻版1988年3月号』p.339-349(JTBパブリッシング刊)による
- ↑ 「秘境 認定 宗太郎駅 自称・女性鉄道ファン“鉄子”「山に囲まれ神秘的」 停車は1日6本だけ 乗降客は1人に満たず 日豊線宮崎県境」『大分合同新聞(夕刊)』大分合同新聞社、2007年7月21日、11面。
- ↑ 駅別時刻表(宗太郎駅)|JR九州
- ↑ 『「36ぷらす3」運行開始日と旅行プランについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年6月30日。オリジナルの2020年6月30日時点におけるアーカイブ。2020年6月30日閲覧。
- ↑ 「JR九州「36ぷらす3」土曜日「緑の路」試乗、宗太郎駅・重岡駅停車」マイナビニュース、2020年10月10日。2020年10月14日閲覧。
- 1 2 3 4 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 II(初版)、JTB、1998年10月1日、756頁。ISBN 4-533-02980-9。全国書誌番号:99032190。
- ↑ 「分鉄、三駅を民間委託」『交通新聞』交通協力会、1968年4月2日、1面。
- ↑ 「日本国有鉄道公示第682号」『官報』1972年3月29日。
- ↑ 「通報 ●日豊本線下ノ江駅ほか7駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1972年3月29日、4面。
- ↑ 台風第18号による被害状況について(第1報) (PDF) - 国土交通省災害情報(2017年9月18日10:00現在)(2017年9月18日発表、9月19日閲覧。)
- ↑ 鉄道代行輸送についてのご案内 (PDF) -九州旅客鉄道(2017年9月19日、同日閲覧)[リンク切れ]
- ↑ 「JR代行バス運行 利用者、早期復旧願う」『大分合同新聞』2017年9月19日、11(夕刊)。2017年9月23日閲覧。
- ↑ 【9 月 25 日(月)以降の運転計画】日豊本線・豊肥本線の運転計画について(お知らせ)- 九州旅客鉄道(2017年9月25日発表、同日閲覧。同日オリジナル (PDF) をアーカイブ化)
- 1 2 宮脇俊三、原田勝正 編『九州830駅』 10巻、小学館〈JR・私鉄全線各駅停車〉、1993年9月20日、154頁。ISBN 4-09-395410-0。
- ↑ “宇目デマンド(予約型コミュニティバス)のご利用方法” (PDF). 佐伯市. 2022年4月9日閲覧。
統計
[編集]- ↑ 平成2年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 112 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成3年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成4年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成5年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成6年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成7年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 131 九州旅客・貨物鉄道各駅別運輸状況
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成8年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成9年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成10年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成11年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 132 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成24年版大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
- ↑ 平成27年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls) - ↑ 平成28年版 大分県統計年鑑 11 運輸および通信 128 鉄道各駅別運輸状況(JR九州・JR貨物)
(Microsoft Excelの.xls)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 宗太郎駅(駅情報) - 九州旅客鉄道
