ハケンアニメ!
ハケンアニメ! | |
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小説 | |
著者 | 辻村深月 |
イラスト | CLAMP |
出版社 | マガジンハウス |
掲載誌 | an・an |
レーベル | マガジンハウス文庫(文庫本) |
発売日 | 2014年8月22日(単行本) 2017年9月6日(文庫本) |
連載期間 | 2012年10月 - 2014年8月 |
小説:レジェンドアニメ | |
著者 | 辻村深月 |
イラスト | CLAMP |
出版社 | マガジンハウス |
掲載誌 | an・an、ダ・ヴィンチ |
発売日 | 2022年3月3日 |
映画 | |
原作 | 辻村深月 |
監督 | 吉野耕平 |
脚本 | 政池洋佑 |
音楽 | 池頼広 |
制作 | 東映東京撮影所 |
製作 | 映画「ハケンアニメ!」製作委員会 |
配給 | 東映 |
封切日 | 2022年5月20日 |
上映時間 | 128分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 映画 |
ポータル | 文学・映画 |
『ハケンアニメ!』は、辻村深月による日本の小説。同じクールで制作された多くのアニメの中で、一番成功したものに贈られる言葉「覇権」を取ろうと働く、アニメ制作現場を舞台とする[1]。連載時から挿絵はCLAMPが担当。2015年に第12回本屋大賞で3位受賞[2]。
2019年に舞台化[3]、2022年に実写映画化されている[4][5]。
概要[編集]
女性週刊誌『an・an』に2012年10月の1830号から[6][7]2014年8月の1917号に連載され[8]、同年8月に単行本が出版された[2]。2017年には文庫本も刊行された[9]。愛ゆえにアニメ業界に入るも、愛だけでは仕事ができないという現実に直面したときの登場人物の苦悩は、働いた経験がある者なら誰しも身につまされ、それゆえ仕事に誇りを持ち困難を克服するヒロインたちが輝いて見える内容となっている[10]。目標に向け必死に働き、たくましく成長する魅力的なキャラクターが多く登場し、読み終わるとポジティブな明るい気持ちになれる、働く若い女性を応援するような爽快な小説で、作品を生み出す監督、監督の理想を実現しようと奮闘するアニメーター、プロデューサー、声優のほか、様々な立場での仕事の内容とその難しさ、プライド、各々が持つこだわりが鮮やかに描かれ、辻村作品の中でもエンターテインメント性が高い[11]。
そのタイトルから、派遣社員としてアニメ業界に関わる人たちの物語だと勘違いする者もいる[12]。
辻村に『an・an』から小説の連載依頼があり、『an・an』の読者に合ったものをと考え仕事と恋愛のどちらか思案し、まだ本格的なお仕事小説を書いたことがなく、大好きなアニメ業界に着目した作品なら取材が楽しいと決断[13]。監督と声優以外の仕事を知るところから始め、当時の担当編集者が昔仕事で関わったことのあるプロダクション・アイジーのプロデューサーに、何をするのかを取材するうち、プロデューサーにも制作進行の担当者、映像メーカー、宣伝担当、放送局側のプロデューサーと、様々な役割があると知り、取材対象から次の取材対象を紹介してもらう形で次々と取材していく[13][14]。取材すると、自分がやりたいことを人にお願いしたり理解してもらわないと、次に進まない仕事だと複数の監督が口にしており、集団でのものづくりを大きな軸としつつ、作品ごとに別のチームになり、出会いと別れを繰り返すという関係性に着目した物語にしようと心に決める[13][15]。加えて、小説は1人で書くものだからこそ、集団作業であるアニメ作りの現場を書いてみたいという気持ちも辻村にあった[14]。アニメ好きでもある原作者の辻村は、小説を執筆するにあたりアニメ監督の幾原邦彦と松本理恵、アニメーター・長谷川ひとみ、東映アニメーションの関弘美と柴田宏明、プロダクション・アイジーの森下勝司と松下慶子[注釈 1]、アニプレックスの高橋祐馬と南成江と鈴木健太、東宝・川村元気、毎日放送・前田俊博、ADKホールディングス・高橋知子、湘南藤沢フィルム・コミッション・福島洋二郎、秩父アニメツーリズム実行委員会事務局・中島学、グッドスマイルカンパニー、月刊ニュータイプ編集部に取材を行う[16]。また、小説を執筆するにあたり、当時流行っていた覇権という言葉を誰が使い始めた言葉なのか、様々な者に取材をしていくうちに、おそらくアニプレックスの高橋だろうということで、仁義を切りに行ったところ、何が聞きたいのかを謙虚に対応してもらい感動したと、辻村は語っている[17]。本作について辻村は「アニメ制作現場における話を伺いながら、著者の想像を多分に混ぜ込んだフィクションで、現実のアニメ制作との相違点、誤りがある場合、それらは全て著者の不徳と不勉強のいたすところであり、その責任は著者にある」とコメントし[16]、本作の文庫版における、アニメ監督・新房昭之との対談では「アニメの制作現場をつぶさに書いていく作品ではないので、現場の方からすると至らないところもたくさんある」とコメントしている[17]。作中で王子監督が創作に苦み語る「辛くても、齧りつくようにやるしかないんだよ」という台詞は、ものづくりに対する辻村自身の心中が、かなり反映されている[18]。
『an・an』連載時のカラー挿絵、単行本化の際の描き下ろしカバーイラストは、辻村が10代の頃から好きだった漫画の『聖伝-RG VEDA-』や『東京BABYLON』の作者で、辻村が大きな影響を受けた創作集団・CLAMPが担当[11]。単行本のカバーイラストには、CLAMPが描いたメインの女性3人の絵がデザインされ、帯には俳優・神木隆之介と書評家・豊崎由美の推薦文を掲載。後に、表紙カバーと同じ丈の帯に、推薦文と雑誌連載時に掲載されたCLAMPによる挿絵がデザインされたうえ、帯裏には短編小説「九年前のクリスマス」が印刷されている、さながら2重カバー同様の単行本も2種類刊行され、サンタクロース風の衣装を着た斎藤瞳を中心に9年前のメイン3人が描かれ「6万部突破」と銘打たれたバージョンと、有科香屋子が「光のヨスガ」に登場する少女2人に挟まれた構図で描かれ「10万部突破」と銘打たれたバージョンが刊行された。後に刊行された文庫版には、派生作品「執事とかぐや姫」と、アニメ監督・新房昭之との対談を巻末に収録。単行本と同じカバーイラストで刊行され、帯には声優の花澤香菜[注釈 1]、小林ゆう[注釈 1]、雨宮天が応援コメントを寄せた。文庫版は映画化に伴い、主要人物4人の全身像を主体とした映画版メインビジュアルと、登場人物のバストアップを主体とした映画版メインビジュアルのカバーイラスト2種類で刊行され、TSUTAYAでは劇中アニメである「サウンドバック 奏の石」こと略称「サバク」のポスタービジュアル、「運命戦線リデルライト」こと略称「リデル」のポスタービジュアルのカバーイラスト2種類も発売[19]。未来屋書店では、原作本を購入した者に先着で、劇中アニメの「サバク」と「リデル」のポスタービジュアル入りポストカード2種類のいずれかをプレゼントする企画も実施[20]。
あらすじ[編集]
各章とも、プロデューサーの香屋子、新人監督の瞳、アニメーターの和奈と、仕事に誇りを持つ女性が主人公で、アニメ業界を舞台に男女1組ずつで三者三様の視点で話が展開し、2つのアニメ番組の覇権をめぐり苦悩しながら、プロデューサー、監督、アニメーター、声優など、さまざまな立場の業界人のみならず、物語の舞台まで巻き込み最終章に向かって事情が絡み合っていく、オムニバス形式の群像劇となっている。
第一章 王子と猛獣使い[編集]
王子こと王子千晴監督と、猛獣使いこと有科香屋子プロデューサーの章。「あなたと仕事がしたい」と王子を口説き落とした香屋子は、魔法少女ものを得意とする王子と組み、自らの魂の力で変形するバイク「リデルライト」を少女たちが駆りバトルレースに挑み、1話ごとに1歳ずつ歳を重ねる内容の魔法少女アニメ「運命戦線リデルライト」こと略称「リデル」をニコニコ動画の生放送で発表するが、声優にも主題歌にも徹底的にこだわる王子は、4話目からの脚本ができないと悩んだ挙句、ある事態を引き起こすが・・・
第二章 女王様と風見鶏[編集]
女王様こと斎藤瞳監督と、風見鶏こと行城理プロデューサーの章。「トウケイ動画」の瞳は、深夜アニメの「リデル」に対し土曜日夕方枠で子供たちの人気も獲得しようと、
第三章 軍隊アリと公務員[編集]
軍隊アリことアニメーター・並澤和奈と、公務員こと新潟県
最終章 この世はサーカス[編集]
3組の登場人物は縁により選永市に集うが、3組の登場人物たちによる選択の結果と、その後は・・・
登場人物[編集]
- 有科香屋子(ありしな かやこ)
- 第1章「王子と猛獣使い」の主人公。大学卒業後、中堅アニメ制作会社「スタジオえっじ」に就職し、現在はチーフプロデューサーを務める35歳の女性。「彼女が行くと確実に原画があがる」と、制作進行時代から評価されている。恋愛には、とことん疎い。27歳のとき、自分より3歳年下の王子千晴監督が手掛けた『光のヨスガ』を見て衝撃を受ける。「光のヨスガ」は、魔法少女ものでありつつその作風から大人の女性から支持され、日本における地上波アニメの歴史を10年進めたと言われた大ヒット作だった。「光のヨスガ」放映時、すでに業界で働いていた香屋子は、専門用語に通じ、技術にさえ詳しくなっていた。そのため、作品に対する感動は言語化できる頭でっかちなものとなっていたが、そんな折、無条件に“いい”と思える「ヨスガ」に出会えたことで、いつか王子千晴と仕事をしたいと決意を新たにする。そして、一緒に仕事をすることが目標だった王子を口説き落とし「運命戦線リデルライト」こと略称「リデル」を企画する。時に発破をかけつつ、王子を守るために尽力する。
- 映画では36歳。
- 原作者の辻村は、アニメの制作進行には女性も多いことを取材中に聞き、「次は制作進行寄りのプロデューサーを」と頼み、取材の2回目に紹介してもらった松下慶子と会い、松下のようなプロデューサー目線で小説の第1章を執筆しようと決め誕生した[14]
- 王子千春(おうじ ちはる)
- 24歳で放ったデビュー作「光のヨスガ」が脚光を浴びた、天才アニメ監督。その後、スランプに陥り再浮上できずにいた。32歳、男。容姿端麗。天才故に奇抜な言動で周囲を振り回すことが多いが、人一倍熱いアニメへの想いを胸に秘めており、アニメが現実を生き抜く力の一部になれると信じている。香屋子に説得され、9年ぶりとなる新作「リデル」で復活を図る。
- 映画では28歳で、「光のヨスガ」を世に放ちデビューしたのは8年前になっている。アニメ文化そのものも伝統も愛するがゆえに、紙と鉛筆を用いたアナログな手法で作業し、自身の人柄が表れる生き生きした色使いが特徴的な人物として描かれている[21]。
- 小説では、具体的な容姿など細部はあえて描写しないことで、読者それぞれが考えるイケメン像や天才像に落とし込んでもらい、自分のイメージしたとおりの姿で読んでもらいたいと考え、王子をあえて「イケメン」「天才」と強い言葉で書くだけに留めている[14]。映画で「リデル」を監督した大塚隆史は「意外と対外的な顔を気にしていらように見え、演出として天才を演じきるタイプ。他人は気にせず自分のやりたいようにやったほうがいいが、若さがそれを拒んでいるのか」と語り、原作者の辻村は「王子はいかに自分を天才と見せようかということに必死な人間で、実は計算している。本当は自分が感情的な天才タイプではなく計算を重ねる努力家タイプだと分かっていて、だけど周囲の期待に応えないといけないと思い詰めてしまった結果天才イケメン監督というキャラを演じているのかもしれない」と語っている[14]。
- 斎藤瞳(さいとう ひとみ)
- 第2章「女王様と風見鶏」の主人公。真面目を絵に描いたような新人アニメ監督。26歳、女。眼鏡を掛けている。好物はミスタードーナツのポン・デ・リングとフレンチクルーラー。父が借金の保証人になり、子供時代はテレビを見ることも塾に通う余裕もなく金銭的に苦労して過ごし、公務員になろうとひたすら勉強して奨学金で東京都内の有名私立大学に進学。野々崎勉監督が手掛けたロボットアニメ「ミスター・ストーン・バタフライ」劇場版を、大学2年生のときに友人から借り激しく衝撃を受け、母親を説得し業界最大手の「トウケイ動画」に就職。「サウンドバック 奏の石」こと略称「サバク」で初監督を務める。
- 映画では主役であり、年齢は28歳で、好物はエクレアとなっており、劇中では銀座コージーコーナーのイチゴ味エクレアも差し入れられた[22]。国立大学を卒業して県庁で働いていたとき王子監督の「光のヨスガ」と出会い、見ている人に魔法をかけるような作品を作りたいと「トウケイ動画」に転職。「サバク」で王子を超えることに人生を懸ける。異業種からアニメ業界に転職した瞳は、セルアニメと3次元コンピュータグラフィックスを融合させる手法で、ペンタブレットを活用し隙間の時間でも絵コンテを進めていく[21]
- 原作者の辻村は、「監督を肌感覚でやっており、本当の天才肌は瞳なんだろう」と語っている[14]。
- 行城理(ゆきしろ おさむ)
- 「トウケイ動画」の敏腕チーフプロデューサー。丁寧語で喋る35歳、男。スポンサー、宣伝、制作現場などの間に立ち、アニメのプロジェクトを総合的にビジネス面から統括。アニメ業界の綺麗事ではない部分も裏方として対応し、アニメを視聴者に届けることは簡単ではなく100の方法で届けて1届けば良い方という考えを持ち、作品をヒットさせるためには手段を選ばずグイグイ攻め、自分が悪者になろうとも作品を世に届ける、その宣伝方法に反感を持つスタッフも多いが、その食えない性格でヒット作を今まで何本も世に出しており、瞳に無理難題を吹っ掛けつつ寄り添う。
- 映画ではスーツ姿で勤務しているが、原作ではブランド物のポロシャツにジーンズというラフな普段着で勤務している。
- 並澤和奈(なみさわ かずな)
- 第3章「軍隊アリと公務員」の主人公で、原画を描くアニメーター。新潟県選永市にある「ファインガーデン」という原画と動画のみを引き受ける小さな会社に所属している。絵を描くのが好きな26歳の女性で彼氏はいない。眼鏡をかけており、ボーダーシャツにピンクが入っているだけでちょっと抵抗がある、というくらいの女子力の低さを誇る。人海戦術のアニメ業界において、自分は監督やプロデューサーらを支える軍隊アリだと自認している。「神原画マン」として騒がれており、トウケイ動画の手がける「サバク」のアニメ雑誌の表紙や、ポスターなどの重要な仕事を依頼される。「サバク」は新潟県選永市を舞台のモデルにしており、社命によりアニメの聖地化を目指す選永市観光課の公務員、宗森周平と交流するようになる。
- 宗森周平(むねもり しゅうへい)
- 新潟県選永市観光課の職員。実年齢より年上に見られる30歳、男。姿勢は正しく、挨拶の声も大きい。高齢者をはじめ地元の人たちに愛され信頼されつつ、地元の人が言うと「えるなが」に聞こえる選永市で、スタンプラリーやサイダーや聖地巡礼マップなど「サバク」とのコラボレーションに心血を注ぎ、地元のためを思い地元に根差し働く。
- 映画では、埼玉県秩父市観光課の職員。
- 群野葵(むれの あおい)
- 大学病院で働くナースが、勤務時間外にアイドル活動を行う内容のアニメ「マーメイドナース」で人気が出たことで、「サバク」の声優として起用された
美末杏樹 ()、鍵原ユカ ()ら5人組アイドル声優の1人で、5人の中でも1人だけ声優の仕事が順調に来ている。27歳、女。アイドルとして見られがちな彼女らだが、自らの演技に真剣に取り組む一面も。王子とは仲が良く、彼女らの扱いに困っていた瞳に王子は、SNSやラジオ番組をチェックすることや、葵を味方にすることの重要性をアドバイスするなど、一定の評価を得ている。 - 逢里哲哉(おうさと てつや)
- フィギュア制作会社「ブルー・オープン・トイ」こと略称「ブルト」の企画部部長。ルックスも良い29歳、男。フィギュアの原型師でもある。「リデル」の製作委員会にも企画段階から参加して金を出している。和奈が描く原画の大ファン。
- 映画では、名前が逢里哲也になっている。
- 関(せき)
- 和奈と同じく「ファインガーデン」で働く原画担当の男。映画では原作と異なり、原画も行いつつファインガーデンの社長でもある。
- 江藤(えとう)
- 30代で「スタジオえっじ」を立ち上げた社長。電子掲示板で白豚呼ばわりされる体系の45歳、男。香屋子や王子を親の様に見守る。映画には未登場。
- 迫水(さこみず)
- フリーランスのアニメーター。ボサボサの髪、痩せ型の猫背、牛乳瓶の底のような厚さの眼鏡が特徴の男。香屋子に好意を持ちプロポーズしたが断られたことで、香屋子とは距離を置きつつ仕事をしている。映画には未登場。
- 鞠野カエデ(まりの かえで)
- 「ブルト」の人気フィギュア原型師。和奈が、かぐや姫のようだという印象を持つほどのオシャレな美女。映画には未登場。
- 野々崎努(ののざき つとむ)
- 瞳がアニメ業界を志したきっかけとなった、瞳の育った団地と似た街の少年たちが闘うロボットアニメ「ミスター・ストーン・バタフライ」が代表作のアニメ監督で、かつて「トウケイ動画」に所属していた。男。映画には未登場。
レジェンドアニメ![編集]
映画版の公開記念として発売されたスピンオフ小説集。書き下ろしを含む、短編6作品が収録されている。
辻村は執筆にあたり、AUDIO PLANNING U・田中章喜、ytv Nextryエグゼクティブ・プロデューサー・諏訪道彦、G2及び舞台『ハケンアニメ!』のスタッフやキャストらに力添えしてもらったと感謝を述べ、アニメ監督・松本理恵と八鍬新之介にも、取材を超えて共に時間を過ごす中で教わったことがたくさんあったと感謝を述べている[23]。
九年前のクリスマス[編集]
『an・an』1885号に掲載[24]。 ハケンアニメ!単行本では、6万部突破・特別帯と10万部突破・特別帯の帯裏に、この短編が印刷された。
『ハケンアニメ!』から9年前のクリスマス時点での香屋子、瞳、和奈それぞれの悔しさ、嬉しさなど三者三様の様子が描かれている。
声と音の冒険[編集]
『an・an』2332号から2335号に連載[25][26]。
王子監督の「運命戦線リデルライト」が最終話を迎え、笑顔がこぼれる音響監督の五條は、王子と仕事で付き合い始めた12年前の、若く不器用だった王子とのことを振り返る。
夜の底の太陽[編集]
『an・an』1951号に掲載[27]。
厳しい母親によりアニメなど様々なものを制限されている小学5年生の冨田太陽は、塾の友達と公園で猫を拾い飼い主を探すも、なかなか見つからないが、とある人と出会う。
執事とかぐや姫[編集]
ダ・ヴィンチ2015年3月号や日本たばこ産業ウェブサイト『ちょっと一服ひろば』に掲載されていた内容を、加筆修正して収録[28]。ハケンアニメ!文庫版にも、この短編が収録されている。
4年前、フィギュア会社の広報・逢里哲哉は、会社の晴れ舞台でミスを犯し肩を落とすが、そのイベントで憧れの造形師である鞠野カエデを見つけ驚き、思わず声を掛ける。
ハケンじゃないアニメ[編集]
レジェンドアニメ!単行本用の書き下ろし短編。本当のハケンアニメとは何か?が分かる内容になっている[12]。
長寿アニメ「お江戸のニイ太」は、成長の過程で誰でも一度は観たことがあると言われるほどの人気作だが、今が旬のアニメではないため覇権争いとは無縁の存在。30周年を記念したオープニングを作成するにあたり、監督を引き受けたのはなんと瞳で・・・
次の現場へ[編集]
『an・an』2204号から2207号に連載された「次の現場、SPECIAL」を改題して収録[29][30]。
アニメーターの新郎と、人気声優の新婦による結婚式において、列席者として加わるアニメ業界関係者の中に、香屋子と王子の姿もあった。この日を迎えられて良かったと喜ぶ香屋子は、つい先日までのことを振り返る。
書誌情報[編集]
- 辻村深月『ハケンアニメ!』マガジンハウス、2014年8月22日第1刷発行(同日発売[31])、ISBN 978-4-8387-2690-5
- 辻村深月『ハケンアニメ!』マガジンハウス〈マガジンハウス文庫〉、2017年9月6日第1刷発行(同日発売[32])、ISBN 978-4-8387-7100-4
- 辻村深月『レジェンドアニメ!』マガジンハウス、2022年3月3日第1刷発行(同日発売[33])、ISBN 978-4-8387-3197-8
舞台[編集]
吉本興業が企画し、G2の脚本・演出により、2019年10月から11月にかけてクールジャパンパーク大阪、紀伊国屋ホールで上演された[3]。
あらすじ(舞台)[編集]
アニメ制作会社・スタジオえっじのプロデューサーである有科香屋子は、天才・王子千晴を次のクールに放送されるアニメ「運命戦線リデルライト」の監督に起用。制作進行としてスタジオえっじに入社したての川島加菜美や、原画アニメーターの澤田和己などのスタッフらは、強いこだわりを持ちストイックな仕事の王子監督の下、振り回されてトラブルが連続する日々。仕事と割り切り能率重視で進めようとするアニマーケットのプロデューサー・垣内政信と対立が増していく状況下で、アニメの完成を揺るがす事件が起こる。
出演者[編集]
- 川島加菜美(スタジオえっじ制作進行の新入社員、主役) - 大場美奈
- 王子千晴 - 小越勇輝
- 澤田和己(原画アニメーター) - 山内圭哉
- 江藤晋矢(スタジオえっじ社長) - 市川しんぺー
- 黒木智志(出版社編集) - 三上市朗
- 迫水孝昭(アニメーター・作画監督) - 菅原永二
- 有科香屋子 - 町田マリー
- 相模梢(インターネット局ディレクター) - 幸田尚子
- 垣内政信(アニマーケット・プロデューサー) - 小須田康人
映画[編集]
ハケンアニメ! | |
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監督 | 吉野耕平 |
脚本 | 政池洋佑 |
原作 | 辻村深月 |
製作 |
須藤泰司 高橋直也 木村麻紀 |
ナレーター | 朴璐美 |
出演者 |
吉岡里帆 中村倫也 工藤阿須加 小野花梨 高野麻里佳 前野朋哉 矢柴俊博 新谷真弓 松角洋平 水間ロン 前原滉 みのすけ 古館寛治 徳井優 六角精児 柄本佑 尾野真千子 |
音楽 | 池頼広 |
主題歌 | ジェニーハイ「エクレール」 |
撮影 | 清久素延(J.S.C.) |
編集 | 上野聡一 |
制作会社 | 東映東京撮影所 |
製作会社 | 映画「ハケンアニメ!」製作委員会 |
配給 | 東映 |
公開 |
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上映時間 | 128分 |
製作国 |
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言語 | 日本語 |
2022年5月20日に公開。監督は吉野耕平、主演は吉岡里帆[4][5]。原作者の辻村も映画製作には企画段階から意見を提供するなど、積極的に携わっている[11]。
映画版では瞳を主人公にライバルである王子との対決要素を強調[11]し、脚本、絵コンテ、原画、背景、CG作成、撮影、アフレコ、編集といった、実際にアニメを作るアニメ制作のセクションと共に、企画誕生の背景、製作委員会の立ち位置、宣伝、放送、タイアップといった、アニメ制作以外の作品を世に届けるためのあらゆるセクションにも、焦点が当たった内容となっている[34]。また、億単位の制作費が無ければ作れないアニメ制作において、制作を実際に行う組織ではない製作委員会の重要性、作品ができても放送などで届けられなければ人々に見てもらえず、ほぼ毎クール50本以上ある新作の中で注目を集めるには、興味の入り口となる有名クリエーターや声優の起用といった話題性や、作品舞台地とのコラボレーションや食品等とのタイアップを通して、作品の存在自体を知ってもらう重要性、それらを含め作品を世に届けるための過程が、フィクションならではのデフォルメも混じえつつ、真摯に分かりやすく描かれており、そうした舞台裏のドラマが本作ならではの見どころとなっており[34]、好きを貫こうとする者たちの情熱、意思の強さ、作品に込めた想いが描かれている[35]。ちなみに、本編のエンドロール後には物語に関わる重要なおまけシーンが用意されている[36]。
あらすじ(映画)[編集]
連続アニメ「サウンドバック 奏の石」で念願だった監督デビューを果たした斎藤瞳だが、瞳を抜擢したプロデューサーの行城理は、ビジネス最優先でやりたくない仕事を増やすため、瞳にはストレスになっている。最大のライバルは、瞳も憧れる天才監督の王子千晴が夕方5時台の同じ時間帯に仕掛ける復帰作「運命戦線リデルライト」。その才能に惚れ抜いたプロデューサーの有科香屋子も王子復活に懸けるが、王子の気まぐれに振り回され苦闘。瞳はスタッフや声優たちも巻き込み、熱い想いで
キャスト[編集]
- 斎藤瞳 - 吉岡里帆(幼少期役:心美[37])
- 王子千晴 - 中村倫也[4][5]
- 宗森周平 - 工藤阿須加[38]
- 並澤和奈 - 小野花梨[38]
- 群野葵 - 高野麻里佳[38]
- 根岸 - 前野朋哉[38]
- 河村 - 矢柴俊博
- 白井 - 新谷真弓
- 田口 - 松角洋平
- 逢里哲哉 - 水間ロン
- アニメショップ店員 - 前原滉
- 星 - みのすけ
- 越谷 - 古館寛治[38]
- 前山田 - 徳井優[38]
- 関:六角精児[38]
- 川島 - 大場美奈
- ナレーション - 朴璐美[39]
- 行城理 - 柄本佑[4][5]
- 有科香屋子 - 尾野真千子[4][5]
- 幼少期の瞳の友人・愛 - 宝辺花帆美[40]
この他、後述の劇中作品の出演声優も実写パートで出演する[39]。
スタッフ[編集]
- 原作 - 辻村深月『ハケンアニメ!』(マガジンハウス刊)
- 監督 - 吉野耕平
- 脚本 - 政池洋佑
- 音楽 - 池頼広
- 主題歌 - ジェニーハイ「エクレール」(unBORDE / WARNER MUSIC JAPAN)[41]
- 製作 - 木村光仁、高木勝裕、鷲見貴彦、與田尚志、中野伸二、鉄尾周一、岡徳康
- 企画プロデュース - 須藤泰司
- プロデューサー - 高橋直也、木村麻紀
- キャスティングプロデューサー - 福岡康裕
- 音楽プロデューサー - 津島玄一
- ラインプロデューサー - 石川貴博
- 宣伝プロデューサー - 笹田文代、吉田旅人
- 撮影 - 清久素延(J.S.C.)
- 美術 - 神田諭
- 照明 - 三善章誉
- 録音 - 赤澤靖大
- 装飾 - 神戸信次
- 衣裳 - 遠藤良樹
- ヘアーメイク - 細倉明日歌
- 編集 - 上野聡一
- 音響効果 - 勝亦さくら
- スクリプター - 渡邉あゆみ
- 俳優担当 - 林まゆみ
- 助監督 - 木ノ本豪
- 制作担当 - 曽根晋、関浩紀
- アニメーション制作 - Production I.G
- 実写本編監修 - 東映アニメーション
- アニメ監修 - 梅澤淳稔
- VFXプロデューサー - 井上浩正、山田彩友美
- アシスタントプロデューサー - 北岡睦己
- プロダクション統括 - 木次谷良助
- 配給 - 東映
- 製作プロダクション - 東映東京撮影所
- 製作 - 映画「ハケンアニメ!」製作委員会(東映、東映アニメーション、ベンチャーバンクエンターテインメント、東映ビデオ、毎日放送、マガジンハウス、西武鉄道)
劇中作品[編集]
劇中には略称「サバク」こと「サウンドバック 奏の石」、略称「リデル」こと「運命戦線リデルライト」というアニメ2作品が登場する。劇中ではどちらも、2022年4月9日から放送開始され、毎週土曜日の午後5時に放送されている設定。YouTubeの東映映画チャンネルで2021年11月5日から劇中アニメ「サバク」と「リデル」の特報がそれぞれ公開され、ハケンアニメ!公式サイト内にも「サバク」と「リデル」の本格的な作品紹介ページがそれぞれ開設されている。また、劇場等で劇中で使用していた「トウケイ動画」のカット袋[注釈 3]の中に、通常パンフレットに加え、「サバク」と「リデル」の各12話分のプロット[注釈 4]や絵コンテや設定資料などが半々ずつ掲載されており、劇中にも登場した62ページの総カラー雑誌「アニメゾン」が入った豪華版パンフレットも販売された。
『映画ドラえもん のび太の月面探査記』の脚本も手掛けた実績を持つ原作者の辻村は、劇中アニメ「サバク」と「リデル」の制作チームが、それぞれの作品イメージをより具体的に構築できるよう、劇中では一部しか描かれないにも関わらず、12話2作品、計24話分のプロットを作成し東映のプロデューサー陣に渡したところ、「これを預かったからには必ず形にします」と返答された[14]。辻村のプロットから吉野監督がイメージボードを描き[14]、2人のアニメ監督[注釈 5]が、そのプロットを基に制作[14]。吉野監督との打ち合わせの中で、もう一作品のアニメ映像は観ないほうが、何かリアリティが生まれいいんじゃないかという狙いが生じ、両監督ともあえて互いのアニメをスタッフ試写まで観ず制作[14]。「サバク」の谷監督は、瞳を中心に物語が進むため、瞳の心情とリンクする形で「サバク」の映像も作られていくべきと考え、なるべく材料は多く出そうと、まだ映画の内容を組み立てている段階だった吉野監督に、コンテをたくさん描いて提出し、吉野監督とはかなり時間をかけ、どのカットをどこに挟むか話し合いつつ、「リデル」との違いを出そうと、いいレイアウトを探したり、背景や窪之内英策の絵の美しさを前面に出すことを心掛け制作[14]「リデル」の大塚監督は、どういう映像にすべきか吉野監督と議論しながら探っていく中で、アニメ制作現場の人間が驚くような突飛な映像ではなく、映画を観た人の目に天才的と映る映像を要望され、天才監督の作品なので、シンプルでカッコよくスタイリッシュという方向で、かなり異質な配色でありつつも血の色は赤という、不思議な色を使うだけでなく、ちょっと生々しい部分もある映像を目指し、アニメの誇張した表現でキャラクターを凄く動かし、あくまで知的だが少しクレイジーな部分もあるというバランスで制作[14]。その結果、レベルの高い劇中アニメが制作された[11]。
監督の谷と大塚は、「全力で作品に向き合っており、それでいていつもニコニコしている、芯が強くて優しい吉野監督を見ていると自然に、どうにかして自分の力を発揮して手伝い、この人の役に立ちたいという気持ちにさせられる」と語っている[14]。辻村は「手掛けるスタッフがこんなに贅沢でいいのかと思うくらいの豪華メンバーで、2本とも覇権を取れるようなアニメというクオリティを、とても大切にしてもらい、喜びと感謝を覚えた」と語り、劇中の2作品についても「瞳はこうしたいんじゃないか、王子だったらこうするんじゃないかという発想で執筆したので、各作品の結末は彼らが自分で見つけてくれたものと思っている」と語っている[21]。
サウンドバック 奏の石[編集]
斎藤瞳が監督として制作する、石が変形するロボット「サウンドバック」に乗って戦いに身を投じる少年少女達を描いたアニメ[39]。略して「サバク」。田舎町を襲った巨大ロボットから平和を守るため立ち上がった少年少女たち。彼らは「サウンドバック」というロボットを操って戦う。「
「サバク」は『エルドランシリーズ』、『勇者シリーズ』など、辻村が少女だった頃の憧れから制作されており[21]、「自分がまっさらな気持ちで小学生の頃に憧れたロボットものを、今の技術でつくったらどうなるか」という視点から膨らませつつ、「大人になってから幼い頃に観た作品を見返すと、実はこういうことを言っており、ここで何かを決断したかというストーリーが心に入ってくる瞬間があり、その出会い直す感覚」を心がけ全面に出して、辻村が考えた[13]。
登場人物(サウンドバック 奏の石)[編集]
スタッフ(サウンドバック 奏の石)[編集]
- プロデューサー - 原田拓朗、芦塚明子
- 監督 - 谷東
- 演出 - 森川さやか
- キャラクター原案 - 窪之内英策[注釈 6]
- メカニックデザイン - 柳瀬敬之
- キャラクターデザイン・作画監督 - 大橋勇吾
- アニメーション制作 - コヨーテ[注釈 7]
- アニメーション制作協力 - 白組
運命戦線リデルライト[編集]
王子千晴が監督として制作する、自らの魂の力で操作するバイクによってレースで競い合う魔法少女達の姿を描いたアニメ[39]。略して「リデル」。主人公・
「リデル」は、辻村が圧倒的な表現に痺れた『少女革命ウテナ』や『魔法少女まどか☆マギカ』の影響が詰まっており[21]、辻村が「第一印象から衝撃を受けたアニメ」の集大成で、多感な時期に観て、「こんな表現があるのか」「今自分はアニメの表現が変わる瞬間を見ている」と感じた、幾原邦彦監督の作品や、『魔法少女まどか☆マギカ』から感じた、「アニメ表現を刷新していく瞬間」に特化したプロットが書かれ[13]、最終回の台詞は、「8年前にみんなが熱狂するアニメをつくり、そこからブランクが空いた王子監督だったら、自分の作品を楽しんでほしいという気持ちと同時に、消費しないでほしいという葛藤も抱えているのでは」と思い、どういうことをキャラクターに託すのか、辻村が考えた上での台詞[13]。「『輪るピングドラム』の「生存戦略」をはじめ、『少女革命ウテナ』や『魔法少女まどか☆マギカ』にもそれぞれ心に迫る名セリフがあるが、それらの言葉には作り手のその時の思いが託されているのではと感じ、「リデル」でも言葉を大事にしたかったし、それが同時に映画本編でもクライマックスの台詞になっている」と辻村は語っている[13]。
登場人物(運命戦線リデルライト)[編集]
スタッフ(運命戦線リデルライト)[編集]
- アニメーションプロデューサー - 松下慶子
- 監督・絵コンテ・演出 - 大塚隆史
- キャラクター原案 - 岸田隆宏
- キャラクターデザイン・作画監督 - 高橋英樹
- アニメーション制作 - Production I.G
製作[編集]
企画[編集]
辻村の下には、『ハケンアニメ!』は刊行されてすぐの頃から、想像以上に様々なところから映像化したいという依頼があり、時期まで決まった具体的なものから、まだ卵のような段階のものまであったが、その中に「これは!」という映画化のオファーが1つあり、実際に会うと初回から凄くわかりあえ熱い話ができた[18]。原作でプロデューサーが大事な局面で監督や作品を守る話の流れを、自分事のように受け止め、様々な場面が今までの映画づくりとリンクしたということで「この物語は、決して他人事とは思えないし、自分たち映画業界が映画化しないと駄目だと思って来た」とプロデューサー陣から熱量を持って言われ、この人たちにお願いしたいという確たる気持ちになった[13][18]。その後も、キャストはこの人に引き受けてもらえたとか、吉野監督にお願いしたいとか逐一報告があり、脚本も原作から削って欲しくないと辻村が思っていた部分は、ほとんど残っていた[13]。映画化の際は一般的に、原作者は制作陣に作品内容を任せることが多いが、この映画化では「こんなに引き込まれるのか」と思うほど、辻村は身内のようにスタッフの一人として扱われ、一緒に映画作りに携わる[13][42]。2017年(平成29年)、もともと原作を単行本で読んでおり映画化したいと考えていた吉野に、映画監督の依頼があり、その時点から瞳が主人公なこと、同時間帯での放送で2チームの対決になること、序盤の後半あたりに瞳と王子の対談があることは決定していた[43]。辻村は、小説を書いた当時と映画化の時点とは自分の考えも少し違っているし、別のクリエーターの考えや手が入り更新されていくのは楽しく、さらに更新してより良くして欲しいという気持ちがあり、自分の小説を頭が痛くなるほど考え再構築した人たちが出す正解が必ずあると思うので、自分の思う一言一句と同じじゃないと嫌とは思わないという意思を持っており[14]、監督とプロデューサーは、小説を書く際に辻村が取材に行った者たちに再取材を行い[注釈 12]、辻村とは違う影響を受け脚本がブラッシュアップされて、小説の「トウケイ動画」や「ファインガーデン」といった制作会社の雰囲気が、さらに可視化された[13]。
製作準備[編集]
本作では2本のアニメがトップを目指してぶつかり合う作品なため、劇中アニメも重要な要素の1つで、本当に覇権を取れるようなクオリティーでアニメを作らねばならず、2本の劇中アニメはトータルでそれぞれ5分から10分ずつくらいだが、その5分を作るにもキャラクターデザインや世界観が必要なことから、企画の立ち上げに人や時間といったエネルギーも、アニメ12話分を作るのと同じ労力が等しく掛かるが、アニメ業界は人が足りず人気のあるスタジオは数年先までスケジュールがいっぱいなため、実写以上に人材確保が難しいことを製作開始後に気付いたが、お願いしていた会社に逃げられたことで、まず製作が1年遅れ、アニメスタッフを集めるのに時間がかかると、制作が一度止まりかけた[13][18][44]。その期間中、辻村はアニメ『映画ドラえもん のび太の月面探査記』で脚本を担当し、その作品の八鍬新之介監督に劇中アニメのことを話したところ、「もし僕が引き受けるのなら、初回と最終回のプロット、何が起こるのかわかる全12話分の構成案は欲しい」と言われ、ならばと自ら申し出て「サバク」「リデル」ともに全話分のプロットを書き、プロデューサーたちに預けたことで辻村の本気度が伝わり、制作スタジオや監督たちの反応も、やれるかもという方向に変わっていったことで、その甲斐あり素晴らしいクオリティのアニメが出来上がった[13]。
吉野監督は、脚本の段階で原作者の辻村から、キャラクターのニュアンスや大事にしたい言葉などの相談を受け、信頼関係を築き内容を任される[43]。取材を通して知識が増えていくも、アニメ制作の現場を本来のままリアルに描写すると、全く動きの無い世界観の映像になってしまうため、アニメ業界が舞台の物語ではあるが、別の業界で働く者にとっても自分の身に置き換えられるようにと考え、あくまで現場の人々の間に流れている、目に見えない情熱、事件、想いというドラマをいかに分かりやすく映像で見せていくかを重視し、アニメ好きが観ても楽しめることは前提としつつ、既にアニメ業界やアニメ作品に詳しい層より、そこまで深く知らない「ライト層」にどう伝わるかという目線を忘れぬよう心掛け制作[43]。同時間帯での放送という設定だけでは対決構造にならないため、テレビ局の上層部が地上波アニメを盛り上げるためのプロモーションとして、2局合同のアニメ対決イベントを仕掛けた世界観と吉野監督は解釈し、そのまま描いても、アニメを楽しむ視聴者の気分や熱気は伝わらないことを踏まえ、アニメ『ポケットモンスター』の世界大会のように、スタジアムで戦いそれを観客たちが応援するような飛躍したイメージで、あえて過剰に演出した戦いのような見え方の映画にした[43]。視聴率以外だと、どうしても対決ものの指標としては表現し辛いため、映画ではテレビ番組だけでなく、スマートフォンで観る者も全て含んだ「総合視聴率」形式という設定にして、それに加え世間の評判を象徴化した言葉をSNSの言葉として映し、勢いを視覚化して見せるようにしているが、吉野監督は「映像的に分かりやすくする方向で考え、ファンタジーとして割り切ったため、そこはある意味フィクションのエンターテインメントとして観てもらえれば」「アニメ業界の仕事やアニメ監督の仕事を見せる上で、多くの人が関わっていることも見せるため、作画監督や音響監督などの仕事にももう少し踏み込みたかったが、上映時間の関係で省いた」と語っている[43]。
脚本担当の政池洋佑は、このコンテンツが世間でなぜ流行っているのか?何故この作品が多くの人の心を打つのか?ということを考えねばならない構成作家をやっている影響から、原作を脚本にするときは、読んだ時に「おぉっ!」と心が動いた部分の、素晴らしいと思った展開、台詞、シーンを一番大切にしており、その部分には読みながら印を付け、脚本にする際に確実に組み入れることを大事にしており、辻村が書いた原作は、台詞が上手く胸に刺さり、これは一文字も変えてはいけないと思わせる台詞が多いため、それは変えず原作のまま脚本にしている[45]。
2時間映画なため、描き切れないキャラクターがどうしても出てきてしまうが、そのキャラクターの魅力的な台詞は短くても最大限活きるよう、例えワンシーンだけでもなんとか残したいと思い死守し、映画化する上で、女性3人がそれぞれ戦いつつも支え合う描写は絶対に必要だと思い、原作では別の章で描かれている3人をきちんと絡めるため、原作の世界観を大切にしつつ、原作ではそこまで深く絡む描写の無い者同士のシーンもきちんと加え、群像劇として成立するよう凄く考え工夫[45]。辻村は「アニメ業界の再現度も、原作を読んだ上で、それぞれの登場人物がどういう生活感の中で暮らしているのかというところまで、スタッフが丁寧に読み取ってくれたと思った」と高く評価している[46]。
製作[編集]
辻村は、映画化の話が来た時点で、「王子役は中村倫也が演じたら嬉しい」と伝えており、中村が王子役に決まった時には「やったー!」と部屋で叫んだほどで、完全に王子そのものだったと演技も絶賛している[13][42]。吉岡里帆についても、「開始2分で「あ、瞳だ!」と、自分が書いた瞳監督そのものと思えた」と語り、「コミュニケーションが不器用な瞳を、怒り慣れていない者が精いっぱい声を上げたらどうなるか、吉岡の中にある怒りのパターンから、これぞ瞳の感情の出し方というものを出してもらい、このチームにやってもらって嬉しかった」と語っている[13][46]。高橋直也プロデューサーは、吉岡の起用理由について「『ホットギミック ガールミーツボーイ』、『見えない目撃者』、『泣く子はいねぇが』での佇まいの切実さ、行動の根本に好きなモノや作品に対する熱さがある感じが瞳だと感じことや、瞳は綺麗ごとだけではない現実に対し、ときに怒り、諦めつつ、それでも前に進んでいく人物だが、その時々に出る表情に説得力が欲しいと思っていた」と語っている[47]。加えて、吉岡里帆、中村倫也、柄本佑、尾野真千子のキャスティングについて「この役者たち以外では考えられないぐらいのハマリ役」と評価[47]。吉岡自身も、「年齢的に責任を持たなければならないが大御所でもない状態なのが、自分自身の感覚とも凄く重なるため、かなり前のオファーを受けた頃にすぐ撮影に入っていたら、この作品にここまで等身大の自分を投影できなかっただろうと」語っている。
劇中では、アニメ制作の現場で実際に採用されているトレース台を使用しており[48]、辻村も美術やセットについて「ああ、これは私の描いた瞳の部屋だ。『トウケイ動画』ってこういうところだよな」としっくりきたと評価している[46]。
映画化に7年かかったが、原作から約8年経過して、タイトルの由来でもある「覇権アニメ」という言葉が使われなくなっていったことついて辻村は、10年前はそのクールで一番話題になった作品や一番売れた作品が必ずあったが、その覇権とは異なり誰かの心に一番突き刺さる作品をつくりたいという意味での覇権が、今回の映画には重なると語り、ラストシーンについても、アニメのみならず自分にとって好きという象徴的な存在との出会いが大事ということを、この映画は終始描いており、クライマックスを経たラストにあのシーンを置いてたのは、瞳を瞳たらしめる上で必要だったと評価[13]。「作家としての映像化に関する運の良さは、覇権を取れると思う。この映画は完成までの道のりが長かったが、最高の形で見られるのが嬉しい。他の作家さんにも羨ましがられると思う」と語っている[42]。吉野監督は「初めてものを作るときは、世界を変えてやる、この世になかったものを作ると思ったりして意気込みはあるが、経験豊かな人たちとやって行くときに、その思いが伝わるのかというと、実際はなかなか伝わりづらかったり、向こうのほうが正解だったりとか、水の中でもがいて、どう力を伝えていいかわからないようなあのしんどさが、ハケンアニメ!で出ればいいと思った」「仕事のヒリヒリ感、それを越えたところにある集団でしか到達できない達成感、仕事の楽しさ的なものを感じてもらえたら」と語っている[49]。
封切り[編集]
宣伝[編集]
公開に先駆け、2022年4月14日には丸の内TOEIで完成披露上映会が行われ、吉岡、中村、尾野、柄本、吉野監督に加え、原作者の辻村も登壇[36]。
4月14日からは、映画ハケンアニメ!感想投稿キャンペーンが、4月28日からは、あたなの心に残るベストアニメ投稿キャンペーンが6月30日まで実施され、電子メールかTwitterでの投稿でB1サイズの豪華キャストサイン入りポスター、非売品のオリジナル絵コンテマスキングテープ、非売品のプレスブックのいずれかが当選するキャンペーンも実施[50][51]。5月11日からは、原作者の辻村、「サバク」の谷監督、「リデル」の大塚監督の3名を審査員に据え、最強のロボットをテーマに「サバク」の公式提供の背景画にして、オリジナルロボットとメインキャラクター1人以上、もしくは、最速のバイクをテーマに「リデル」の公式提供の背景画にして、オリジナルバイクとメインキャラクター1人以上を描きTwitterに投稿する「好きをつらぬくクリエイター応援コンクール」が6月19日まで行われ、賞品にワコム、アドビ、セルシスの製品が用意された[52]。
予告とエンドロールで流れる主題歌は、ジェニーハイと、この映画に「サバク」の主人公・トワコの声や、アイドル声優・群野葵として出演する声優・高野麻里佳が歌う「エクレール」で川谷絵音の作だが、川谷が映画を観て感じた通りに書いた最初のデモ曲が、製作サイドの思いとは違うと言われボツになり、映画を観たときに感じた別の印象を記憶の中から引っ張り出して作り直すも、やはり違うかもとフィードバックが返ってくる前にサビのメロディを作り直したうえで、コード進行も後から変えたところ、コード進行は前の曲のほうがいいと言われ、そこだけを元に戻したバージョンがリリースされることになった[53]。また、川谷は本作について「仕事を頑張りたくなる映画」と前置きしたうえで「映画を観た人が曲を聴き、もう一度感動できるようにしたかった。歌詞にはこだわり何度も書き直した。いままで作った中でも、最長期間で曲を作った気がする。思い入れも強い。エンドロールで流れた時は、泣きそうになるくらいだった」と思い入れを語っている[54]。映画の公開日には、映画の主人公・瞳の好物であるエクレアを追いかけるミュージック・ビデオも公開された[55]。
公開[編集]
2022年5月20日から、国内338スクリーンでロードショー公開された。映画はスマートフォンやスマートグラスで映画の字幕や音声ガイドを楽しめる無料アプリ『HELLO! MOVIE』にも対応。公式サイトでは、本作に登場するキャラクター6人の中から、自分に似たタイプのキャラクターを導き出し、周りから見た印象を診断したうえで、好印象を持ってもらえるテクニックを紹介する「映画ハケンアニメ診断」も実施[56]。公開初週の5月20日からは、「サバク」のキャラクター原案も担当している漫画家・窪之内英策が描き下ろした、吉岡演じる斎藤瞳のイラストポストカードを先着20万枚配布され、そのビジュアルは、一部の上映劇場にも掲出された[57]。公開2週目となる5月27日からは、吉岡、中村、柄本、尾野ら実写キャストと、原作小説のイラストを手掛けた「CLAMP」による原作小説の主要登場人物と劇中アニメのキャラクターたちのイラストとのコラボビジュアルがデザインされたポストカードが、先着20万枚配布された[58]。専門学校デジタルアーツ仙台では、公開日から映画版とのタイアップポスターを学校各所に掲示し、タイアップCMも5月20日から宮城テレビ放送で放送[59]。
公開翌日の5月21日には、丸の内TOEIで公開記念舞台挨拶が開催され、吉岡、中村、柄本、尾野、高野、ジェニーハイ、吉野監督が登壇。壇上で柄本が「風呂上がりの王子監督を演じた中村倫也の、ずるボディ、あのボディはいい。あれでバキバキの身体だったら、こもらずジムに行っているだろうという印象になるから、缶詰状態でこもって、ものづくりに向き合い『うわーっ』となっている説得力があった」と中村のアニメ監督らしい身体を絶賛して、イジる一幕もあった[54]。
公開日の5月20日からは、全国の上映劇場と東映オンラインストアにて、キャスト、監督、原作者インタビュー等が掲載された44ページの通常版パンフレット、劇中で使用していた「トウケイ動画」のカット袋[注釈 3]の中に、通常パンフレットに加え、「サバク」と「リデル」が半々ずつ掲載されており劇中にも登場した62ページの総カラー雑誌「アニメゾン」が入った豪華版パンフレット、瞳監督の社員証が付いた劇中でも使用しているネックストラップ付きパスケース、行城プロデューサーの名刺が1枚入った名刺ケース、ディザービジュアルのクリアファイル、「サバク」と「リデル」のクリアファイルセット、「サバク」缶バッジセット、「リデル」缶バッジセット、「サバク」マルチアクリルスタンド、「リデル」マルチアクリルスタンド、アニメ制作用カット袋をイメージしたミニクリアファイルとフィルム風のクリアしおり2枚セットを販売。ナタリーストアでも5月20日から6月2日までと再販売開始の6月17日以降、劇中でも瞳が使用していた「光のヨスガ」のロゴがデザインされたマグカップ、「サバク」と「リデル」のロゴがデザインされたTシャツやクリアボトル、「サバク」と「リデル」のステッカーシートが販売された[60][61]。
劇中で王子が香屋子に殴られ「親父にもぶたれたことないのに」と語るシーン[注釈 13]にちなみ、公式Twitterでは中村がアムロ・レイのような声で自己紹介し、それを尾野が真似るPR動画や[62]、劇中において企画営業本部・テレビ企画部テレビ室の制作進行2年目で福岡県出身の
6月2日には、共感シアターとYouTubeの東映映画チャンネルにおいて、吉野監督、「サバク」の谷監督、声優の高野、制作デスク・根岸役の前野朋哉、編集・白井役の新谷真弓に、MCの映画感想TikToker・しんのすけを加え、キャスト・監督が熱い裏側を語るオンライントークイベントが生配信され、アーカイブ動画も公開された[64]。
6月23日には、渋谷TOEIにて「ハケンアニメ!ティーチイン付き特別上映会」が行われ、上映後に吉野監督、制作デスク・根岸役の前野、作画監督・河村役の矢柴が登壇し、編集・白井役の新谷や原作者の辻村も会場に駆け付け、トークショーや質疑応答などが行われた[65]。同会場では6月30日にも、ティーチイン付き特別上映会の第2回が行われ、編集・白井役の新谷をMCに、吉野監督と『映画大好きポンポさん』監督の平尾隆之が登壇[66]。7月7日には同会場で、ティーチイン付き特別上映会の第3回が行われ、原作者の辻村、吉野監督、谷監督、声優の高野が登壇し座談会が行われ、「好きをつらぬくクリエイター応援コンクール」の優秀賞4作、サバク賞1作、リデル賞1作も発表された[67][68]。
原作との違い[編集]
瞳は、映画では新人監督だが、原作ではアクションゲーム「太陽天使ピンクパンサー」のゲーム内アニメを手掛け、その出来が話題になるなど、実績を残してから「サウンドバック 奏の石」の監督になっている。王子の「光のヨスガ」から「運命戦線リデルライト」までの期間は、原作では9年だが、映画では8年。制作発表記者会見も、映画では合同記者会見だが、原作では別々に記者会見を開いている。「トウケイ動画」の制作スタッフも、原作で名称付きで登場するのは、シリーズ構成担当の結城、宣伝プロデューサーの越谷くらいだが、映画では各現場スタッフが名称付きで登場する。「運命戦線リデルライト」の放送時間は、原作では木曜深夜0時55分からだが、映画では土曜夕方5時で「サウンドバック 奏の石」と同じ時間帯。群野葵の人物設定も、映画では美末杏樹が登場しないため、原作に登場した美末杏樹の設定が受け継がれている。王子が香屋子と会った時に渡した「運命戦線リデルライト」の脚本は、原作では最終話まであるが、映画では最終話がまだ出来ていなかった。
作品の評価[編集]
国内上映館数338館で公開スタートを切ったが、特撮やアニメの映画に限っても『シン・ウルトラマン』や『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』などの話題作に挟まれる時期で[69]、興行通信社調べの動員数などを集計した国内映画ランキングでは、公開初週からトップ10入りを逃し[70][71]、東映という大企業が配給する作品の場合、公開から3日間の成績で後のスクリーン数がほぼ決定してしまうこともあり[72]、6月10日からは上映終了する映画館も現れ上映館も減少傾向を辿るが[43][73]、SNSでは熱いコメントが数多く投稿され続け、映画公式Twitterによる「#残れハケンアニメ」というハッシュタグを使った宣伝活動に賛同する者による投稿も行われ、高い評判が口コミで徐々に広がり、公開4週目からは上映回数は少ないながらも客席が埋まる劇場が続出し、上映を延長する映画館や新たに上映を決める劇場も現れ始めた[43][72][73][74][75][76]。
ポップで軽快な主題歌が流れ、アニメの名台詞が飛び交う予告編からは、おどけた感じの印象を受け、ポスターや公式ウェブサイトなどもポップな印象のため、この映画を若い監督と人気俳優たちによる割と軽めなコメディ恋愛系の映画だろうと想像する者も多い[71][77][78]。だが実は、アニメ業界の泥臭さや人間ドラマが繊細に描かれたシリアスなお仕事ドラマで、特に前半は制作の裏側にある厳しさを描いているため、人によっては感情移入して苦しくなる鑑賞者もいるほどの内容であり[77][79][80][81][82]、吉野監督は「吉岡里帆はすでに有名で、世間では明るく綺麗な人というイメージがあるので、それが瞳を演じる上で邪魔になるかもしれないと思い、いろいろあるけど結局楽しい世界なんだよね?と思って、観客が安心して観てしまったら映画としてまずいと、映画の前半では、時間がなくて、ヒリヒリして、胃が痛くて、空気が淀んでいるような雰囲気のアニメ制作現場であることを伝えるため、吉岡には笑顔を封印してもらった」と、物語の前半で瞳の成長する前の姿を、どこまでリアルに表現できるかという部分に注力するほどである[47]。吉岡に対しては、瞳がスタッフに「頑張ってるね」と肩をポンと叩かれた時のなんとも言えない空気など、言葉にするのが難しい人間関係を出してほしいと考え演出し、逆に映画の後半で成長していく瞳については、特に細かい演出は吉野監督から出さず、監督として瞳が成長していく部分、スタッフの個性に合わせて指示を出していくようになるくだりは、吉岡自身が考えて演技しており、吉野監督は「当初、自分が思っていたより、映画の後半で成長する瞳が凄く生き生き映っていたので良かった」と評価する内容になっている[47]。そのため、後半は主人公の成長物語になっていき、それ故にもたらせられる感情の開放感により感動する内容となっており、ユーモラスなシーンも入りつつ分かりやすく面白い構成になっている[81][82]。加えて、アニメ作りのプロセスが端的に知れる脚本で、劇中アニメのレベルも高い[77]。
苦しい興行が続く観客動員数に比べ、著名人を始めとしてSNSでは映画を観た観客の賛辞があふれ、Yahoo!映画、映画.com、Filmarksいずれも、5点満点中4点以上を獲得し、映画レヴューサイト『coco』においても、満足度91パーセントを獲得するなど、映画サイトの評価は邦画として極めて高い得点と、熱いレヴューが投稿されており[71][74][83][84][85]、映画を実際に観たものからは高い評価を得ている[86][87]。
芸能人では、稲垣吾郎が「すっごく良かった」「イベントで憧れの人が現れ震えている感じが伝わる」と吉岡をべた誉めしたうえ他の役者もべた誉めし「監督のセンスがいい」「ラストシーンは特に痺れた」「人間の描き方がいい」と高く評価し[88][89]、ダイノジ大谷ノブ彦は「今までの人生でもベストに入る好きな映画」「超傑作」「何度も見返すと思う」と絶賛し[81][82]、パンサー向井慧は「様々な人から、この人のために頑張ろう思われる人柄じゃないと、全体的な仕事の熱量は上がらないことを、この映画を観て気付かされ刺さった」と感動を語っているほか[90]、戸田恵子[91]、ライムスター宇多丸[77]、犬山紙子[92]、フルーツポンチ村上健志[93]、泉澤祐希[94]、入江甚儀[95]、市橋浩治[96]、小沢まゆ[97]、森脇健児[98]、明和電機[99]、関根ささら[100]、十束おとは[101]、中﨑絵梨奈[102]、生島勇輝[103]、志武明日香[104]、和田聰宏[105]、真柴あずき[106]、瀬戸口俊介[107]、寺田御子[108]、BAN BAN BAN鮫島一六三[109]、南かおり[110]なども高く評価。漫画家では奥浩哉が「本当そう、と頷く台詞」「観た後もずっと心に残り続ける映画」と褒め称え[111]、末次由紀は「アニメを見る目が替わる」「もっと沢山の人に見てもらいたい」と称賛し[112]、とよ田みのるは「想像していた10倍、ストイックな内容のお仕事映画で大変良かった」と高評価なほか[113]、曽山一寿[114]、一色登希彦[115]、星里もちる[116]なども高く評価。映画監督では梶野竜太郎が「全員ハマり役」「構成、演出、展開の見事さに4回泣いた」「映像制作を知る人も知らない人も物凄く楽しめる」と賞賛し[117]、豊島圭介は吉岡と柄本を絶賛したうえ「劇中アニメも完成度が高く、脚本も良かった」と褒め称え[118]、上田慎一郎は「分かると胃がキリキリしっぱなし」「熱く品のある演出」「俳優陣のハマり具合と芝居が素晴らしい」「劇中アニメがマジで面白そうなのも凄い」と誉め称えているほか[119]、山崎貴[120]、佐藤佐吉[121]、林海象[122]、瀬々敬久[123]、本広克行[124]なども高く評価。それ以外の著名人では鈴木おさむが「噂通り、めちゃくちゃおもしろい」「演出で、よりワクワクする物語になっている」「見なきゃもったいない」と賛辞を贈り[125]、清川あさみは「最高でした」と映画を誉め[125]、笠井信輔は「今年上半期に見た中で最高の仕上がりの映画」と誉めちぎったほか[124]、矢野了平[126]、佐久間宣行[127]、石井玄[128]、やきそばかおる[129]、伊藤さとり[130]、齊藤進之介[131][132]、氷川竜介[133]、八谷和彦[78]、イシイジロウ[134]、小野義徳[135]、鮫肌文殊[136]、楠野一郎[137]、森谷雄[138]、冨田大介[139]、芦辺拓[140]、舟橋政宏[141]、中川大地[142]、東畑幸多[143]、石戸諭[144]など、多数の者から高い評価を得ている。
アニメ業界を知る者では、アニメ制作会社ガイナックス創業者・岡田斗司夫は、「アニメ業界的に見たら、ファンタジーなそれは無いという突っ込みどころの部分もあるが、映像業界を舞台にした作品ならあるあるだし、そういうことすら関係なしに面白い」と付け加えたうえで、100点満点中95点と感動できるから是非見ることを強くお薦めする評価を下しているほか[145][146]、『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』監督の古川知宏も「本当は丁寧に描きたいけれど、そこにこだわることでキャラクターのおもしろさ、スピード感が削がれてしまうため、どうやってスピード感を出すか、観客にどのように届けるのかを優先して、ディテールにこだわらず、実際のアニメの制作過程とは違う部分もあるのを承知で、アニメ業界の本当の姿、正しさをあえて選ばないという選択をしている」と付け加えたうえで高く評価しており[147]、アニメ評論家・藤津亮太も「現在、アニメビジネスの中で視聴率の果たす役割は低下しているが、映画スタッフはそれを承知の上で、テレビ局が鳴り物入りでアニメ枠を夕方に設けたという設定を用意し、視聴率に意味がある状況を作り出し、両作品の競争を盛り上げた」と現実とは違うフィクションの部分を取り上げつつも、高く評価している[148]。他にもボンズの大薮芳広、声優の洲崎綾[149]、和多田美咲[150]、赤星真衣子[151]などからも、高い評価を得ている。
受賞歴[編集]
- 第45回山路ふみ子映画賞
- 山路ふみ子映画賞:吉岡里帆[152]
- 第14回TAMA映画賞
- 最優秀作品賞[153]
- 第44回ヨコハマ映画祭[154]
- 審査員特別賞
- 主演女優賞:吉岡里帆
- 助演男優賞:柄本佑
- 第35回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞[155]
- 作品賞
- 助演男優賞:柄本佑
- 第46回日本アカデミー賞[156]
- 優秀作品賞
- 優秀監督賞:吉野耕平
- 優秀主演女優賞:吉岡里帆
- 優秀助演男優賞:柄本佑
- 優秀助演女優賞:尾野真千子
- 優秀脚本賞:政池洋佑
- 優秀音楽賞:池頼広
- 優秀美術賞:神田輸
- 優秀編集賞:上野聡一
- 新人俳優賞:小野花梨
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ a b c 映画版では、「運命戦線リデルライト」に参加。
- ^ 選永市は、架空の都市。
- ^ a b 素材を詰めた封筒。
- ^ 各々の監督が手を加え変更した決定稿ではなく、原作者の辻村が最初に書いたプロット[14]。
- ^ 『魔女見習いをさがして』で谷東がコンテをやったパートを、大塚隆史が演出したことがある関係性。
- ^ アニメ月刊誌「アニメゾン」6月号の表紙になっている、マユをトワコが抱きかかえる絵も作画。
- ^ クレジットタイトルに記載はあるが、2021年7月に会社が解散しているため、公開時には現存しない。
- ^ 演じる俳優は、みのすけ。
- ^ 演じる俳優は、松角洋平。
- ^ 実際に声を当てている声優は、高橋李依。
- ^ 実際に声を当てている声優は、花澤香菜。
- ^ 吉野監督は、松本理恵や個人的に別方面から取材した『劇場版ソードアート・オンライン-オーディナル・スケール-』監督の伊藤智彦などに話を聞けたと語っている[43]。
- ^ 「サバク」の谷監督が、吉野監督に提案して採用された台詞[14]。
- ^ 演じる俳優は、久遠明日美。
出典[編集]
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- ^ 第44回ヨコハマ映画祭 日本映画個人賞
- ^ 【日刊スポーツ映画大賞】石原裕次郎賞は山崎賢人「キングダム2」裕次郎新人賞に道枝駿佑/一覧,日刊スポーツ,2022年12月27日
- ^ 「ある男」が最多13賞受賞…妻夫木聡は優秀主演男優賞/日本アカデミー賞優秀賞,スポーツニッポン,2023年1月23日
外部リンク[編集]
- ハケンアニメ!(原作本) (hakenanime) - Facebook
- 舞台「ハケンアニメ!」
- 映画『ハケンアニメ!』公式サイト
- 映画『ハケンアニメ!』公式 (@hakenanime2022) - Twitter
- 映画『#ハケンアニメ!』公式 (@hakenanime2022) - Instagram