風見鶏

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風見鶏

風見鶏(かざみどり)は、をかたどった風向計。主にヨーロッパ教会堂住宅屋根の上に取り付けられている。実際は風向計としてよりも魔除けとして取り付けられることが多い。

概要[編集]

風見鶏は屋根の上部などに取り付けられるもので、下部には東西南北の四方位が十字型で示されており、その十字の中心部分に取り付けられた鶏の向く方向によって風向を知ることができる。また、警戒心が強い雄鳥の習性から魔除けの意味[1]あるいはキリスト教の教勢の発展といった意味[1]も持っているといわれる。なお、装飾部分については鶏以外の動物や乗り物などをかたどったものもある(馬をかたどった「風見馬」など)。

風見鶏は風の方向を向くことから、戦後の日本政界で「風向き次第で態度がすぐ変わる」と揶揄された中曽根康弘が「風見鶏」と呼ばれるようになった。その後は中曽根に限らず、態度がすぐ変わるとされた政治家が「風見鶏」と呼ばれることもある(例として2012年12月23日産経新聞ではジョン・ケリー国務長官指名の記事に「民主党重鎮 “風見鶏”批判も」との見出しがある)。

神戸と風見鶏[編集]

異人館風見鶏の館がある神戸市では、風見鶏が市のシンボルマーク的存在となっている。たとえば市街地の電話ボックスや時計台などに風見鶏が取り付けられたり、観光土産のパッケージにも必ずといっていいほど風見鶏が印刷されている。NHK神戸放送局でもオリジナルの風見鶏のロゴマークが使用され、大阪局との識別のため7:00、12:00、19:00に風見鶏に見たてた放送局オリジナルロゴのテロップが流される。1977年に神戸を舞台として放送されたNHK連続テレビ小説のタイトルにも「風見鶏」が採用された。

2006年2月には神戸空港開港にあわせ、最初に空港へ着陸したANA飛行機の機体には風見鶏の絵が描かれていた(全日空ニュース)。

風見安定[編集]

航空機などの飛翔物において、空力を受ける中心(力点)が重心より後ろにあることで、機体の姿勢が移動方向に追随しようとすることを、風見安定(weather-cock stability)と言う。

例えばの羽や、ミサイルの翼が後方に取付けられているのは、風見安定を確保するためである。

航空機において、垂直尾翼が機体の後方に取付けられているのも、同じく風見安定を確保するためである。また通常尾翼形式の航空機は、主翼も重心より後方に位置している。そのままでは機体の後方のみが持ち上がり、機首が下を向く事になってしまうので、水平尾翼が下向きの揚力を発生する事でバランスを取っている。

出典[編集]

関連項目[編集]