プランター
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プランター(planter)は、装飾用の草花を植えたり活けるための鉢や箱の事。イギリスやアメリカではplanter と flowerpot(植木鉢)をほとんど同義に使い、あまり区別をしない。花器、花瓶をも planter と呼ぶ場合も少なくない。
日本で「プランター」と呼ぶ場合、プラスティックを使用した長方形のものが一般的であるが、木製や陶磁器、金属製のもの、また、円筒型や門扉へのハンギング等に向いている半円形のものなど、様々な材質、形状のものがある。プラスティック製のプランターの中には底部の排水用のすのこ状部分に切り取り式の栓があり、これで排水孔を内側から塞ぐことで、水生植物、湿地性植物の栽培ができるように設計されているものも多い。「プランター」は和製英語でセロン工業創業者の芹澤次郎が発案・製品開発した。
用語
[編集]大きさ
[編集]プランターの大きさを示すとき、一般的に“型”を使う。(1型=1cm。10型=10cmとすることもある[要検証]。)園芸本などでは65型の大きさを例として使うことが多い。
鉢底石
[編集]プランター(鉢)から土がこぼれにくくするために底に敷く軽石のこと。ネットに入れて使ったりする。また、軽石(普通の石)を使う代わりにプラスチックの網を敷くこともある。
開発エピソード
[編集]芹澤次郎は、1949年に東京都渋谷区道玄坂上に合成樹脂成型加工・販売、園芸生花用品の研究・開発を目的として芹澤プラスチック製作所(現在のセロン工業)を創業[1]。
1953年に鉢皿を開発、その年鉢カバー(ビニールパイプ鉢カバー)を開発。全国的に普及販売し大ヒットとなる[1]。
1955年に長方形の植物栽培容器を「プランター」という和製英語を発案・命名・製品を開発[1]。
脚注
[編集]- ^ a b c セロン工業株式会社・沿革