平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害
発災日時 |
2014年8月20日 |
---|---|
被災地域 | 広島市安佐南区と安佐北区を中心とする広島県 |
災害の気象要因 | 秋雨前線に向かう暖湿流と不安定な大気を主な要因とする集中豪雨、バックビルディング型線状降水帯の停滞[1][2] |
気象記録 | |
最多雨量 | 安佐北区上原[3]で287.0 mm |
最多時間雨量 | 安佐北区三入東[3]で121.0 mm |
人的被害 | |
死者 | |
負傷者 |
44[5]人 |
建物等被害 | |
全壊 |
133[5]棟 |
半壊 |
122[5]棟 |
一部損壊 |
175[5]棟 |
床上浸水 |
1,301[5]棟 |
床下浸水 |
2,828[5]棟 |
災害救助法 適用市区町村 | 広島市[6] |
出典: 広島県危機管理課[3], 広島県災害対策本部(9月19日16時発表)[5] |
平成26年8月豪雨による広島市の土砂災害(へいせい26ねん8がつごううによる ひろしましの どしゃさいがい)とは、2014年(平成26年)8月20日に広島県広島市北部の安佐北区や安佐南区などの住宅地を襲った大規模な土砂災害で、平成26年8月豪雨に伴い発生した。
概要
2014年8月20日午前3時20分から40分にかけて、局地的な短時間大雨によって安佐北区可部、安佐南区八木・山本・緑井などの住宅地後背の山が崩れ、同時多発的に大規模な土石流が発生した[8]。4時20分頃には可部三丁目付近で根谷川が氾濫した[9]。
広島市災害対策本部のまとめでは、8月22日時点で少なくとも土砂崩れ170か所、道路や橋梁への被害290か所が確認された[10]。また国土地理院が8月22日までに航空写真を解析した結果、安佐南区から安佐北区にかけての約50か所で土砂流出が発生したとみられている[11]。
行方不明者の捜索は約1か月間に及び[12]、両区の被災地域での死者は74人、重軽傷者は44人に上った(広島県災害対策本部、9月19日16時発表)[5]。この死者74人という数は、国土交通省の発表によると土砂災害による人的被害としては過去30年間の日本で最多であり、1983年7月に島根県西部で87人が死亡・行方不明となった豪雨(昭和58年7月豪雨)による土砂災害以来の大きな人的被害となった[13][14]。また広島県全体では、両区を主として、133軒が全壊したのをはじめ330棟の家屋が損壊し、4,100棟以上が浸水被害を受けた(広島県災害対策本部、9月19日16時発表)[5]。
土砂流出発生前から複数の通報が寄せられたが[8]、安佐南区山本地区では3時20分に崖崩れの通報があったにもかかわらず広島市からの避難勧告の発令は4時30分になっており[15][16]、1999年に発生した6.29豪雨災害の教訓が生かされなかったと指摘された[15][16]。
名称
2014年8月には豪雨による大きな被害が広島の他に京都・兵庫・高知・福岡・秋田など広範囲にわたり発生したことから、気象庁はこの豪雨の名称として特定の地名を付さずに「平成26年8月豪雨」と命名した[17][18]。ただ、読売新聞は、甚大な被害があった広島の名称が入っていないことを見出しで報道した[19]。
なお報道では、「広島土砂災害」[20][21][22][23]等の呼称も用いられている。
原因
観測地点 | 累積降水量 | 最大降水量 | ||
---|---|---|---|---|
所在地 | 名称 | 1時間あたり | 観測時刻 | |
安芸高田市 | 美土里(北緯34度43分18秒 東経132度39分18秒)[24][25] | 89.0 | 47.5 | 8月20日 | 2時18分
広島市安佐北区 | 大林(北緯34度33分41.00秒 東経132度33分24.00秒)[3][26] | 237.0 | 96.0 | 8月20日 | 4時00分
三入(北緯34度32分42秒 東経132度31分48秒)[24][25] | 256.5 | 101.0 | ||
三入東[3] | 284.0 | 121.0 | ||
安佐北区役所[3] | 264.0 | 102.0 | ||
上原[3] | 287.0 | 115.0 | ||
広島市安佐南区 | 高瀬(北緯34度28分49.00秒 東経132度30分02.00秒)[3][26] | 215.0 | 87.0 | 8月20日 | 3時00分
広島市中区 | 広島(北緯34度23分54.8秒 東経132度27分46.4秒)[24][25] | 78.5 | 46.5 | 8月19日22時14分 |
気象
大雨の経過
大気が不安定だった19日夜は、広島市中心部でも19時30分頃から雷が鳴り始め、20時頃より雨が強くなった[27]。22時までの1時間に41.5mmの強い雨が降っている[27][28]。また、20時から22時にかけて広島市内の約9,400軒が停電[27]。平和大通りなどでは膝下まで道路が冠水していた[27]。
そして翌20日未明には、今度は広島市北部を中心に猛烈な雨が降った。安佐北区上原にある県の雨量計では3時までの1時間に92mm、4時までの1時間には115mmの猛烈な雨を観測した[29]。安佐北区三入のアメダスでは、19日11時から20日6時までの総雨量が243.0mmを記録し[30]、24時間降水量としても1976年の統計開始以来最大となった[30]。
背景
2014年8月は中国地方を含め、四国・九州北部・近畿など西日本の広い範囲で月間降水量が平年の2倍を超える多雨となっていた[31]。被災地の一つである広島市安佐北区の三入でも、災害発生の直前にあたる8月19日までの19日間で264.4mmの雨が降っており、平年を100mm以上上回っていた[32]。数週に亘る雨によって、地盤の緩みが進行していたと考えられる[32]。
災害発生当時の8月19日夜から20日朝、北海道付近から対馬海峡付近にかけて南西の方向に停滞前線(秋雨前線)が延び、前線に向かって日本の南海上から暖かく湿った空気が流れ込む状況にあった[1]。このとき広島市付近では、上空の寒冷渦の影響などで大気が不安定であるとともに、下層(地表付近)では豊後水道を通って南から暖かく湿った空気が流入する一方、上空1,500m(850hPa)付近や3,000m(700hPa)付近では強い南西の風となっていた[1][2]。下層の南風は、広島市の西方にあたる広島・山口県境付近の山地にぶつかって地形性の上昇気流を起こし、積乱雲を発生させる[2]。これに上空の南西風がぶつかって積乱雲を強化しつつ、風下である北東の方向に押し流した[2]。これにより、積乱雲が連続的に発生するバックビルディング現象が起きた[1][2][33][34]。
バックビルディングによる積乱雲列(線状降水帯)は南西に源を発して北東方向に延びる形状であり、20日の1時頃開始し、4時頃までの約3時間程継続したと考えられている[1][2]。この積乱雲列は今回の被災地域の付近に停滞して、幅の狭い地域に局地的な大雨を降らせた。安佐南区緑井付近から安佐北区三入付近までの南西-北東方向に延びる長さ約40kmの楕円形の領域で、20日1時から4時までの3時間雨量が150mmを超えたと推定される[35]。なお、他の地域のほぼ同じ時刻(1時半から4時半まで)の雨量を見ると、広島市中心部でも50mm以下の地域があるなど、大雨が局地的であったことを示している[1]。
防災気象情報
発災前後に広島市が入手していたと思われる豪雨・土砂災害に関する気象情報は、以下のとおりである[36][37][38][39] (☆は広島市役所・消防局を名宛人とした直接伝達(電話、FAX、電子メール等による)が行われたもの。うち☆☆は市側の受信時刻がほぼ特定できるもの)。
8月19日16時3分 | ☆ | 気象庁 | 大雨注意報、洪水注意報 |
8月19日21時26分 | ☆ | 気象庁 | 大雨警報(土砂災害、浸水)、洪水警報(遅くともこれ以降随時、気象台・市役所間のホットラインによる雨量等の伝達) |
8月19日22時28分 | 気象庁 | 大雨と落雷に関する広島県気象情報(第1号)「広島県では、19日夜遅くにかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるおそれがあります。土砂災害、浸水害、河川の増水やはん濫に警戒してください。」「予測される時間雨量40ミリ」 | |
8月19日23時8分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「雨は少しずつ弱まっている。あと1時間程度で雨雲も抜ける見込み」 |
8月19日23時24分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「市中央部で積算雨量80ミリに達し、レベル3に」 |
8月19日23時33分 | ☆ | 気象庁 | 大雨警報(土砂災害)、洪水警報は解除 |
8月20日0時43分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「北西部、西部でレベル2。積算雨量が増えるためにさらにレベルが上がる見込み。注意必要」 |
8月20日0時56分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「南西部で積算雨量80ミリ超過。レベル3に。北西部、西部で激しい雨の見込み。警戒必要」 |
8月20日0時57分 | ☆ | 気象庁 | 大雨警報(土砂災害) |
8月20日1時15分 | ☆ | 気象庁・広島県 | 土砂災害警戒情報 |
8月20日1時21分 | ☆ | 気象庁 | 大雨警報(土砂災害、浸水)、洪水警報 |
8月20日1時29分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「積算雨量が大きくなり、レベル4、5になる可能性。警戒必要」 |
8月20日1時35分 | ☆ | 気象庁・広島県 | 土砂災害警戒情報(対象市町村の追加) |
8月20日1時49分 | ☆☆ | 気象庁 | 大雨と落雷に関する広島県気象情報(第2号)「広島県では、雷を伴った非常に激しい雨が降っています。20日明け方まで、土砂災害、浸水害、河川の増水やはん濫に警戒してください。広島・呉、芸北では、土砂災害警戒情報を発表している市町があります。土砂災害に厳重に警戒してください。」「予測される時間雨量70ミリ」(最初の伝達は(一財)気象業務支援センターからのFAXと思われる) |
8月20日1時50分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「午前2時以降4時までの1時間雨量は1ミリ以下」 |
8月20日1時57分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「南西部で積算雨量が100ミリ超過。レベル4に。朝4~5時ごろまで強い雨の見込み」 |
8月20日2時36分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「積算雨量の基準値超過。中央部、北西部でレベル4、南西部でレベル5。警戒必要」 |
8月20日3時04分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「中央部、北西部でレベル5。ピーク過ぎたがあと1時間程度雨脚強い」 |
8月20日3時19分 | ☆☆ | ウェザーニューズ | 「西区、安佐南区、安佐北区を中心にあと1時間程度雨脚強い状況」 |
8月20日3時32分 | ☆ | 気象庁 | 大雨警報(土砂災害、浸水)、洪水警報 |
8月20日3時40分 | ☆ | 気象庁・広島県 | 土砂災害警戒情報(対象市町村の追加) |
8月20日3時49分 | ☆ | 気象庁 | 広島県記録的短時間大雨情報 |
地質
広島県は、水分を含みにくい「まさ土」の地盤が約48%の面積で広がり[40]、表層崩壊が発生したと当初は考えられていた[41]。また、8月中に降り続いた雨により水分が土壌に蓄積されていた[41]。災害後の調査で、まさ土の地盤だけではなく、堆積岩など比較的固い地盤の流出も確認された[40]。
土木学会や地盤工学会などの複数の専門家が、特に甚大な被害が出た安佐南区八木三丁目を分析した結果、土石流の早さが複数の地点で時速40kmを超え、瞬間最高速度が時速144kmだった可能性があることが明らかになった[42]。また、その土石流は、異本の渓流に複数回、少なくとも3回発生し、被害を大きくさせたと指摘した[43]。
1980年に発行された佐東町史では、阿武山南部に位置する八木三丁目周辺は、複数の扇状地で構成される『複合扇状地』で、被災地は複数回の土石流で形成された扇状地であったと明記してある[44][補足 2]。
広島県は、土砂災害危険箇所が日本全国で最多の3万箇所以上指定されている[47]。その内、土砂災害警戒区域に指定したのは3分の1にとどまり、今回被災した箇所の一部も警戒区域に指定されていなかった[47]。
ダム整備の遅れ
砂防ダムは国と県が地域を分担して整備を進めているが、土石流で多数の犠牲者が出た広島市安佐南区八木地区では国が砂防ダム整備を計画しながら、一基も完成していないことが分かっている。多数の古墳や遺跡がある場所もあり[48][49] ダム整備の遅れが大きな被害の差を生んだ可能性が指摘されている[50][51]。
被害
人的被害
広島県災害対策本部が9月19日16時現在として発表した資料では、死者74人・重傷者8人・軽傷者36人になっている[5]。
9月18日、安佐南区八木3丁目の捜索現場で最後の行方不明者と思われる遺体を発見[12]。19日までに身元確認が行われ、広島県警察は最後の1人の不明者と発表し、死者74人全員の身元が判明した[52]。
74人の死者とは別に、八木三丁目で被災し死亡した妊婦の胎内にいた胎児1体も犠牲になっている[53][補足 3]。
広島県警察は、8月25日までに死因を特定した57人について、窒息死が36人・脳挫傷が18人であることを明らかにした[54]。
以下の表は、広島県災害対策本部が9月19日16時現在として発表した資料の値を元に、地区毎に合算した物である[5]。以下の表の地区は全て広島市内になる。
地区名 | 死者 | 重傷者 | 軽傷者 | 詳細な地区名 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
安佐南区山本地区 | 2 | 0 | 0 | 山本八丁目 | |
安佐南区緑井地区 | 14 | 4 | 7 | 緑井七丁目・八丁目 | |
安佐南区八木地区 | 52 | 1 | 19 | 八木三丁目・四丁目・六丁目・八丁目 | この地区で死亡した妊婦の胎内にいた胎児1体も犠牲になっている[53]。 |
安佐北区可部地区 | 6 | 3 | 10 | 三入四丁目、三入南二丁目 可部三丁目、可部東二丁目・六丁目 可部町大字桐原、大林三丁目 |
救助中に二次災害に巻き込まれた消防隊員を含む。 |
合計 | 74 | 8 | 36 |
救助隊の中にも、災害発生当日に安佐北消防署の消防隊員が救助中の二次災害で死亡している[55]。また、9月9日時点の報道で、救助活動に参加した消防士の約1,300人のうち、約5%にあたる60人から70人にPTSDの兆候が見られると報道された[56]。
2014年9月8日の報道で避難所にいる住民86人の内、8人にエコノミー症候群の兆候がみられている[57]。
その後、土砂災害に被災後、肺炎により2015年3月に死去した女性について、2015年7月に災害関連死を認定[58][59][60]。また、震災により道路が塞がったことで持病の治療が困難になり、その後2015年1月に敗血症で死亡した男性を2015年12月に災害関連死を認定した。それを含めて死者は76人になった[4]。
物的被害
家屋
広島県災害対策本部が9月19日16時現在として発表した資料での、広島県内の家屋の被害は、全壊133軒・半壊122軒・一部損壊175軒・床上浸水1,301軒・床下浸水2,828軒。[5]。
以下の表は、広島県災害対策本部が9月19日16時現在として発表した資料に基づいている[5]。
地区名 | 全壊 | 半壊 | 一部損壊 | 床上浸水 | 床下浸水 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
広島市安佐南区 | 100 | 84 | 92 | 968 | 2,035 | |
広島市安佐北区 | 32 | 38 | 72 | 330 | 758 | |
広島市西区 | 1 | 0 | 7 | 2 | 18 | |
広島市中区 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
広島市安芸区 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
広島市佐伯区 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
安芸高田市 | 0 | 0 | 0 | 1 | 14 | |
三次市 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | |
福山市 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
9月28日までに4696件の罹災証明書を発行した[61]。また、被害の再調査依頼も住民から行われ、28日までに134件中95件の判定見直しが行われた[61][補足 4]。
家屋以外
災害で発生したがれきや土砂の量は8月23日時点の広島市の調べで、被害が特に大きかった、安佐南区八木地区および緑井地区、安佐北区可部東および三入南の4地区で50万m³、搬出するのに100億円以上の費用が掛かることが明らかになった[62]。その後、9月26日に広島市は土砂の量が77万m³ と見られることを発表した[63]。
9月16日時点で、農林水産被害総額は16億円超[64]となっている。
広島県の施設への被害は、県営緑丘住宅に土砂の流入及び集会所が大規模半壊[5]。広島県立可部高等学校の法面が崩壊するなどした[5]。
土石流が発生した沢筋にある広島県設置の治山ダム16か所のうち、14か所が損傷または土砂で満杯になり機能を喪失した[65]。
対応
行政
- 2014年8月19日
- 8月20日
- 1時15分
- 3時30分 - 広島市は、災害対策本部を設置した[66]。
- 3時49分 - 広島地方気象台は、1時間に120mm以上の猛烈な雨を降ったとし、記録的短時間大雨情報を発表した[29]。
- 4時15分 - 広島市は、安佐北区に避難勧告を発表した[66]。
- 4時20分 - 政府は、首相官邸の危機管理センターに情報管理室を設置した[67]。
- 4時30分
- 6時30分、防衛省は、広島県の湯崎英彦知事からの要請を受け、自衛隊員の派遣を決定した[69]。
- 9時30分 - 安倍晋三首相は、危機管理に万全を期す考えを示したのち、官邸に向かい災害に対応した[67][70][71][72][73][74]。
- 11時15分、広島県内広域消防相互応援協定に基づき、広島市から広島県各市町村の消防本部に対して、応援を要請[75]。
- 12時30分 - 総務省消防庁は、湯崎広島県知事からの要請を受け、大阪、鳥取、岡山、高知の計4府県の消防より緊急消防援助隊の派遣を決定した[75][76]。
- 国交省中国地方整備局は、古屋圭司防災担当相からの要請を受け、災害対策現地情報連絡員と緊急災害対策派遣隊の派遣を決定した[77][78]。
- 経済産業省は、災害救助法の適用から被災した中小企業や小規模事業者の対策4項目を決定した[79]。
- 政府は、現地災害対策室を設置[80]。
- 内閣府と広島県は、広島市に災害救助法の適用を決定した[6]
- 8月21日
- 内閣府と広島県は、広島市に被災者生活再建支援法の適用を決定した[81][82]。
- 8月22日
- 8月25日 - 広島市が行方不明者の氏名公表に踏み切る[86]。
- 8月26日 - 日本国・広島県・広島市による応急復旧連絡会議を設置[87]。
- 8月28日 - 古屋圭司防災担当相が、土砂災害防止法を改正する方針を明らかにする[88]。
- 8月31日
- 9月3日 - 広島県が2013年度までに調査を行った特別警戒候補が123カ所有ることを公表する[90]。
- 9月5日 - 日本国・広島県・広島市により、9月5日時点での復旧状況および、その後の計画について発表[87]。
- 9月7日 - 復旧計画の住民説明会が初めて行われる[91]。
- 9月9日
- 12時 - 非常災害現地対策本部を現地連絡調整室に規模縮小[92]。
- 9月10日 - 日本全国の2014年7月30日から8月25日までの農地の被害に対して、一括して激甚災害に指定し公布・施行[93](閣議決定は9月5日[94])。
- 9月11日
- 9月19日
- 12月25日 - 「広島共立病院旧病棟」に設置されていた最後の避難所を閉鎖[98]。
- 12月26日 - 広島市は、災害対策本部を廃止した[99]。
- 2015年1月9日 - 政府は、内閣府に設置していた非常災害対策本部を廃止した[100]。
民間
- 8月20日
- エディオンは避難所へ、扇風機105台、うちわ1,200枚以上などの物資提供[101]。その後、22日までにテレビ12台、タオル1,200枚、ラジオ、懐中電灯、電源ケーブル、携帯電話充電コードなどを提供[102]。
- NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなどの通信各社は災害救助法が適用された地域への支援措置を決定[103][104][105][106]。被災者に対しては、通話料金支払い期限の延長および携帯電話端末の修理代金の軽減措置を[103][104][105]。自治体および公的機関への携帯電話端末の無償貸し出しを実施した[103][104][105]。
- 日本学生支援機構は被害を受けた大学生を対象に学費負担軽減を決定した[107]。
- 8月21日
- 8月22日
- 8月25日
- 8月27日
- 9月8日
災害救助
陸上自衛隊は、20日より活動を開始[5]。21日・22日は650人体制で[5]。23日から31日までは800人から830人体制で[5]、9月1日から9日までは500人体制で[5]、9月10日は1,400人体制で[5]、9月11日は20人体制で捜索した[5]。9月11日には、陸上自衛隊に出ていた出動要請を解除し、地元警察・消防による捜索態勢に縮小した[95]。
警察は、8月中は1,700人体制で[5]。9月1日から4日午前までは1,250人体制で[5]。4日午後から10日は1,100人体制で[5]。11日から18日まで800人体制で捜索した[5]。
消防は、発生当日の8月20日は広島市消防局、県内消防からの応援、県外からの緊急消防援助隊等を合わせて1,170人で活動した[75]。被災地を管轄する広島市消防局からは8月20から9月10までは400~600人前後で活動し、部隊縮小された10日から19日は70名体制で活動した[75]。県内の消防からの応援は8月30日まで100人強の体制で[5]、8月31日から9月5日まで52人で捜索[5]。県外からの緊急消防援助隊は、8月30日までは200人前後の体制で[5]、8月31日から9月5日までは65人体制で捜索している[5]。最大時活動人員は8月24日で市消防局、県内消防からの応援、県外からの緊急消防援助隊等を合わせて1,325人で活動した[75]。
災害救助犬の派遣は、8月20日に地元NPOが災害救助犬2頭を派遣した[113] ほか、安佐南区に23日に8団体32頭、24日の7団体33頭派遣するなど、26日まで派遣を続けた[5]。
また、9月10日には海上保安庁が太田川の河口を捜索した[114]。
支援
ボランティア活動
- ボランティア有志が被災地に駆けつけ、初日は少なくとも1300人が集結した[115]。
- 夏の甲子園に出場した広陵高校や全国高校軟式野球大会に出場した崇徳高校野球部員、県内のラグビー部が泥かきなどに取り組んだ[116][117][118][119]。
- 29日までに延べ約9700人が参加しているが、受け付け側のスタッフ不足、現場への送迎バスの不足、二次災害を懸念し活動地域が限定されていたこと等からボランティア募集人数を1日1500人に絞っていた[120][121]。
- 被災地の中にはインターネット交流サイト「フェイスブック」でボランティアを集い、地域単位で復旧に取り組む地区もある[122][123]。
- 広島市社会福祉協議会の「市災害ボランティア本部」は9月4日から広島県外からのボランティアの受け付けを開始[124]。
- 広島県外からのボランティア受け入れが始まったことから、島根県、岡山県、萩市などの社会福祉協議会はボランティアバスを出すことを決め、参加者を募った[125][126][127]。
- 八木地区は連日各種メディアにより報道され、メディア関係者が訪れる他、行政に登録して参加しているボランティアも多数活動しているが、可部東地区はメディア関係者のほか自衛隊やボランティアの姿もほとんどいない状態で孤立しているため、広島地域の教会が協力し広島宣教協力会内に「キリスト教会・広島土砂災害支援室」を設置し、被災者住宅の泥出し作業の支援を行った[128]。
避難所
22日18時時点で最高2,354人が避難[130]。当時は11避難所が解放され、その内9避難所は小学校を活用していた[130]。
避難所として使われていた小学校の授業再開を目指すため、9月1日に新病棟に移転した広島共立病院の旧病棟を9月5日から避難所として開放した[131]。
12月25日に、最後まで残った「広島共立病院旧病棟」避難所が閉鎖された[98]。
義援金
広島市は8月21日より「広島市8・20豪雨災害義援金」として[132]、広島県は8月22日より日本赤十字社広島県支部、広島県共同募金会、NHK広島放送局、NHK厚生文化事業団と共同で、「平成26年広島県大雨災害義援金」として[133] 義援金の受け付けを開始した。
10月29日時点で、広島市に約27億円、広島県に約12億5000万円が寄せられている[134]。
広島市は9月9日、被害を受けた被災者に対して、第一次の義援金を一世帯当たり5万円配分することを決定[135]。翌10日には、広島県分を追加した一律10万円を配分すると発表した[136]。
2014年10月30日に第二次の義援金の分配方法を決定[134]。被害程度に応じて分配され、人的被害の場合は、死亡・500万円から、通院・50万円[134]、物的被害の場合は全壊500万円からとなっている[134]。
2015年3月23日に第三次の義援金の分配方法を決定[137]。その後、分配方法は変更されている[138]。
主な団体
地元企業(スポーツ除く)
※地元で創業後に他の都道府県に本拠地を移転した企業なども含んでいる。
- 8月20日
- 8月22日
- 8月26日
- 8月29日
- 9月2日
- 山口フィナンシャルグループおよびグループ会社、グループ全体で広島市への義援金2,500万円を寄付した[142]。
- 9月4日
- オリエントコーポレーション、広島市への義援金を会社500万円、オリコグループ社会貢献ファンドから100万円を寄付した[143]。
- 9月8日
スポーツ関係
- 8月22日
- 8月23日
- Jリーグの浦和レッドダイヤモンズと浦和レッズ選手会は、浦和レッズが提携している国連の友アジア-パシフィックとともに、広島土砂災害の復興支援のための義援金募金を8月24日〜8月31日にかけて行うことを発表[144]。24日の大原サッカー場でトレーニング終了後、クラブと選手会により募金活動をスタートして、トップチームや浦和レッズレディースとレッズユースなどの公式戦試合会場、レッドボルテージやレッズランド、ハートフルスクールの各会場でも受け付けを行い、クラブからの義援金も加えて最終的な義援金の総額は、619万3,166円となった[145]。
- 8月26日
- プロ野球の東京ヤクルトスワローズ選手会は、社会福祉法人中国新聞社会事業団を通じて義援金100万円を寄付した[146]。
- 8月27日
- Jリーグの水戸ホーリーホックは、24日にケーズデンキスタジアム水戸で行った募金活動で集まった549,384円の義援金を、同様に募金を行っているサンフレッチェ広島に届けた[147]。
- 8月29日
- プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルスは広島市への義援金として、選手会から100万円、監督の星野仙一とコーチ及び球団から100万円の計200万円を寄付した[148]。
- 9月5日
- 既に義援金を送っている広島・楽天を除く、日本プロ野球10球団が各100万円を送ることを、臨時理事会で決定[149]。
- 9月13日
影響
一般道路
- 8月20日未明から、国道54号の広島市安佐南区八木6丁目交差点から安佐南区八木町区までの区間と安佐北区大林が、国道261号の安佐北区鈴張が通行止めとなるが、21日0時30分までに、各地点ともに復旧し、通行ができるようになった[152]。
交通機関
イベント
- 20日にエディオンスタジアム広島で予定されていた天皇杯3回戦の広島-水戸戦が中止、代替は8月27日に同会場[160]。
- 21日
- 22日、千葉市消防局は27日開催予定だった全国消防救助技術大会の中止を決定した。理由は、「現在も緊急消防援助隊を含めた多くの消防職員が災害対応にあたっているため」とのこと[164]。
- 23日、サンフレッチェ広島は今回の土砂災害からの復旧・復興支援のための「がんばろう広島」広島市内土砂災害義援金の募金活動[165] をエディオンスタジアム広島を含む広島広域公園一体で、当日行われたJ1リーグ「広島対C大阪戦」前に行った。浄財は384万4292円[166] また試合開始前にサンフレッチェの選手は「がんばろう広島」と描かれた復興支援Tシャツを着用するとともに、犠牲者を悼み黙とうをささげた。
- 27日、マツダは9月7日に広島本社で開催予定だったイベント「LONG LIVE THE ROADSTER FAN」の中止を発表した[167]。
- 日時不詳、東友会は31日にマツダスタジアムで行われる予定であったイベント「来て観て乗ってみん祭2014」の中止を発表した[168]。
皇室
- 今上天皇、皇后夫妻は8月22日から29日まで長野県及び群馬県で静養される予定だったが、土砂崩れの被害拡大に伴って取りやめとなった[169]。また、8月21日に災害に対する見舞いの気持ちを広島県の湯﨑英彦知事へ伝えられた[170]。
観光
- 国土交通省発表によると、観光への被害・影響は確認されていない[171]。
復興計画
2014年9月5日に、広島市・広島県・日本国合同で、記者会見を実施[87]。応急復旧の進捗状況および今後の計画を公表した[87]。その中で、避難指示が解除された地区では、災害発生から1ヶ月から1ヶ月半で土砂の撤去を実施[172]。その後、道路などの復旧[172]。避難勧告継続地区では、災害発生から1ヶ月から1ヶ月半で土砂の撤去・インフラ復旧および、河川への大型の土嚢を設置[172]。その後、道路などの復旧する計画にしている[172]。
課題
- 気象庁が、1時15分に土砂災害警戒情報を発表したのに対し、広島市は、4時15分以降に避難勧告を発表した。これに対し、「空振りでも避難勧告を発表するべきだ」と批判されている。また、3時20分ごろから「土砂災害が発生した」と通報されていた。
- 広島市は、雨量分析の誤りと避難勧告の遅れを指摘された[173][174]。
- それらの原因として、安佐南区での災害対策本部の設置に対し、河川の増水などで本来の人員の半分以下しか集まらなかったことが、9月10日に報道された[175]。
- 広島県は、災害に見舞われた地域において、土砂災害警戒区域指定のための調査を行うも、一度計画を未完に終わらせたことについて指摘された[176][177][178]。
- 関ヶ原の戦いの後に廃城となるまで、今の安佐南区には安芸香川氏の八木城があった。 城主香川光景のころ香川勝雄なる剛勇の士が、阿武山の 「中腹から下って来る」 大蛇を退治したという伝説がある(蛇落地伝説)[179]。 この種の言い伝えは河川の氾濫や治水の象徴ではないか、という分析がある(ヤマタノオロチ#解釈)。
- 情報番組『とくダネ!』の報道によれば、特に被害の大きかった安佐南区八木地区は、かつてその一帯が「蛇落地悪谷」(じゃらくじあしだに)と呼ばれていたと住民の1人は話し、別の住民は「蛇が降るような水害が多かった事から、悪谷と呼ばれていたそうだ」と話した[180][補足 5]。
動画
脚注
補足
- ^ 捜索終了時点で74人だった[5]。
- ^ 2014年8月25日付の中国新聞社説『天風禄』にも、読者の指摘の形で取り上げられている[45][46]。
- ^ なお、犠牲になった胎児には、母方の祖父母によって名前が与えられた[53]。
- ^ 判定内容により、災害見舞金や再建支援金などの金額が異なるため[61]。
- ^ 翌日の産経新聞社説『産経抄』にも掲載[181]。9月4日のTHE PAGEの報道で「上楽地」の地名は古い地図では昭和40年代まで残り、浄楽寺の先代住職が「蛇落地伝説」を伝承し、地域の小学校の記念誌にも寄稿していることが報じられた[182]。ただ広島市郷土資料館や安佐南区役所に問い合わせたところでは、「蛇落地」・「悪谷」が存在したことを示す資料は無いとしている[182]。明治30年頃の国土地理院の地図に『上樂地』の地名が確認出来る[183]。
出典
- ^ a b c d e f 田中健路 広島土砂災害発生時における降雨特性について 砂防学会中国支部『広島豪雨災害調査報告』 2014年9月15日閲覧
- ^ a b c d e f “広島市の大規模土砂災害についてバックビルディング現象による局地的豪雨が影響”. ウェザーニュース. (2014年8月20日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 8月19日(火)からの大雨による被害等について(第3報) 広島県危機管理課 2014年8月20日10時発表
- ^ a b 広島土砂災害 関連死認定2人目 犠牲者76人に - 毎日新聞 2015年12月16日
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 8月19日(火)からの大雨による被害等について(第68報) 広島県災害対策本部
- ^ a b 「平成26年8月19日からの大雨に係る災害救助法の適用について【第1報】 (PDF) 」 内閣府防災担当 災害救助法の適用状況 2014年8月20日
- ^ “広島土砂災害:埋まった福祉作業所 ようやく間借りで再開”. 毎日新聞. (2014年9月8日)
- ^ a b “広島市内 土砂崩れの通報相次ぐ”. NHK. (2014年8月20日)
- ^ “広島市で根谷川が氾濫”. NHK. (2014年8月20日)
- ^ “広島土砂災害、不明52人に 福岡では11万人避難勧告”. 日本経済新聞. (2014年8月22日)
- ^ [ ] - 時事ドットコム 2014年8月22日、2014年8月23日閲覧“土砂流出、50カ所で=航空写真を分析-国土地理院”. 時事通信. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ a b “広島土砂災害、最後の不明者か 遺体を発見”. 朝日新聞. (2014年9月18日)
- ^ “教訓から学び災害に強いまちづくりを”. 日本経済新聞. (2014年9月1日)
- ^ 過去の発生事例―理解し、備える土砂災害(2) webside.jp(東京法規出版) 2014年9月30日
- ^ a b “広島市、土砂崩れ発生後に避難勧告 15年前の教訓生かされず(1/2)”. 産経新聞. (2014年8月20日)
- ^ a b “広島市、土砂崩れ発生後に避難勧告 15年前の教訓生かされず(2/2)”. 産経新聞. (2014年8月20日)
- ^ 平成26年7月30日から発生した豪雨の命名について(PDF) 気象庁報道発表資料(平成26年)
- ^ “気象庁「平成26年8月豪雨」と名付ける”. NHK. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ “「平成26年8月豪雨」と命名…「広島」入らず”. 読売新聞. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。 など
- ^ “広島土砂災害 各地の取り組みは”. NHK. (2014年9月20日)
- ^ “広島土砂災害”. 中国新聞
- ^ “広島土砂災害”. 毎日新聞
- ^ 2014年広島土砂災害 Yahoo!カテゴリ
- ^ a b c d e f 平成26年8月19日から20日にかけての広島県大雨について - 広島地方気象台
- ^ a b c 地域気象観測所一覧 平成26年9月26日現在 (PDF) (気象庁)
- ^ a b 観測所選択(広島県広島・呉)国土交通省 防災情報提供センター
- ^ a b c d “広島市で大雨 停電相次ぐ 平和大通りなど冠水”. 中国新聞: p. 31. (2014年8月20日)
- ^ “暖かく湿った空気が集中、狭いエリアで短時間の大雨に 「特別警報」基準に該当せず”. 産経新聞. (2014年8月20日)
- ^ a b “広島 未明から明け方にかけて猛烈な雨”. NHK 2014年8月20日閲覧。
- ^ a b “広島豪雨:未明の雨量243ミリ 観測史上1位”. 毎日新聞. (2014年8月20日)
- ^ “平成26年7月30日から発生した豪雨の命名について”. 気象庁 (2014年8月22日). 2014年9月15日閲覧。
- ^ a b “台風で雨続き…8月の「晴れ」ほぼなし 地盤緩み、豪雨が追い打ち”. 産経新聞. (2014年8月23日)
- ^ “「バックビルディング現象」で局地的豪雨 積乱雲が連続発生”. 産経新聞 2014年8月21日閲覧。
- ^ “広島豪雨:バックビルディング現象の可能性”. 毎日新聞. (2014年8月20日)
- ^ “3時間の雨量150ミリ 京都大・松四准教授が分析”
- ^ 平成26年8月19日から20日にかけての広島県の大雨について 気象庁 2014年8月20日
- ^ “広島土砂災害の夜 気象会社が市に警戒促す電話7回”. 朝日新聞. (2014年9月5日)
- ^ “広島土砂災害:豪雨情報、広島市放置 「1時間70ミリ」”. 毎日新聞. (2014年9月1日)
- ^ “なぜ遅れた避難勧告、民間「予想雨量1ミリ」情報に頼った市”. 産経新聞. (2014年8月31日)
- ^ a b “広島土砂災害:「硬い地質まで流出」…現地調査の専門家”. 毎日新聞. (2014年8月22日)
- ^ a b “バックビルディング現象か 「まさ土」表層崩壊も”. 産経新聞. (2014年8月20日)
- ^ “広島土砂災害:土石流、瞬間時速144キロも…専門家分析”. 毎日新聞. (2014年8月25日)
- ^ “「3回の土石流が被害拡大」土木学会報告”. 毎日新聞. (2014年9月10日)
- ^ 『佐東町史』 4ページから7ページ
- ^ “天風禄(2014年8月25日分)”. 中国新聞. (2014年8月25日)
- ^ “「阿武」とは花こう岩?”. 中国新聞. (2014年8月25日)
- ^ a b “教訓生かされず 「危険箇所」全国最多も進まぬ警戒区域指定”. 産経新聞. (2014年8月21日)
- ^ 別所古墳発掘調査報告・2010年財団法人 広島市文化財団より
- ^ 広島県遺跡地図より
- ^ “広島土砂災害:砂防ダムの整備急務”. 毎日新聞. (2014年8月28日22時20分(最終更新 8月28日23時28分))
- ^ 広島豪雨災害8.22-23 土木学会中国支部
- ^ a b “広島土砂災害、遺体は○○さんと判明 最後の不明者”. 朝日新聞. (2014年9月19日) 記事名に実名が使われているため、この箇所を伏字とした。
- ^ a b c “のみ込んだ新たな命も 広島土砂災害きょう1ヶ月”. 中国新聞. (2014年9月20日朝刊1面)
- ^ “広島土砂災害、死者58人に 不明28人の氏名公開”. 日本経済新聞. (2014年8月26日)
- ^ “男児抱え、避難誘導中に流される 消防隊員、職責まっとうも二次災害で殉職”. 産経新聞. (2014年8月20日)
- ^ “広島土砂災害:消防職員5%にストレス反応 PTSD懸念”. 毎日新聞. (2014年9月9日)
- ^ “避難者の1割に血栓 広島の土砂災害 一般の2.3倍”. 朝日新聞. (2014年9月8日)
- ^ “広島土砂災害、犠牲者75人に 肺炎で死亡を関連死認定”. 朝日新聞. (2015年7月24日)
- ^ “広島土砂災害:86歳女性を関連死認定 犠牲者75人に”. 毎日新聞. (2015年7月24日)
- ^ “病死の女性を災害関連死と認定…広島土砂災害”. 読売新聞. (2015年7月24日)
- ^ a b c “家屋損壊判定の見直し95件 市、再調査要望相次ぐ”. 中国新聞. (2014年9月29日)
- ^ “過去最大級の流出土砂「50万立方M」…搬出に大型トラック8万台以上、費用は100億円にも”. 産経新聞. (2014年8月24日)
- ^ “がれきや土砂 推計77万トン”. NHK. (2014年9月26日)
- ^ “広島土砂災害農林水産被害16億円超安佐北、安佐南区に集中”. 産経新聞 2014年9月21日閲覧。
- ^ “広島被災地域の治山ダム 14か所機能喪失”
- ^ a b c d “8月19日(火)からの大雨による被害等について(第1報)”. 広島県危機管理監 (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ a b “首相 被災者の救命・救助に全力指示”. NHK. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “広域緊急援助隊を派遣 警察庁、6府県警に指示”. 産経新聞. (2014年8月20日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ “自衛隊員600人を派遣=専門職員、ヘリも現地へ-政府”. 時事通信. (2014年8月21日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “総理指示(8月19日からの大雨等に関して)”. 首相官邸 (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “広島土砂災害でゴルフ中断=危機管理に万全対応—安倍首相”. ウォール・ストリート・ジャーナル
- ^ “安倍首相、ゴルフ中断し官邸へ 大雨で情報連絡室を設置”. 朝日新聞. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “別荘と官邸、行ったり来たり 首相の対応”
- ^ “安倍首相のゴルフに批判 広島土砂災害、報告後にプレー”
- ^ a b c d e f “8月19日からの大雨等による広島県における被害状況及び消防の活動等について(第41報)”. 総務省消防庁 (2014年9月24日). 2014年9月25日閲覧。
- ^ “死者27人、行方不明10人に 大阪など4府県から緊急消防援助隊派遣”. 産経新聞. (2014年8月20日) 2014年8月20日閲覧。
- ^ “TEC-FORCEの広域派遣による広島県広島市支援”. 国土交通省 (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “政府/広島市土砂災害で応急対策/関係省庁で連携、国交省はテックフォース派遣”. 建設工業新聞. (2014年8月21日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ a b ニュースリリース 2014年度一覧 経済産業省
- ^ “政府、広島県庁に災害対策室…防災相も現地入り”. 読売新聞. (2014年8月20日)
- ^ “不明51人・死者39人…土砂災害、捜索中断”. 読売新聞. (2014年8月21日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “平成26年8月19日からの大雨による災害に係る被災者生活再建支援法の適用について(広島県)”. 内閣府 (2014年8月21日). 2014年8月22日閲覧。
- ^ “新たに3県から消防援助隊 計30隊、111人を派遣”. 産経新聞. (2014年8月22日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “広島土砂災害、県と市が被災者に公営住宅を無償提供へ”. 朝日新聞. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ 平成26年(2014年)8月22日内閣府告示第255号(災害対策基本法第二十四条第一項及び第二十五条第六項の規定に基づき、非常災害対策本部及び非常災害現地対策本部を設置する件) : 『官報』 平成26年8月22日付 特別号外第13号 p. 1
- ^ “広島土砂災害、死者52人に 行方不明者情報を公表”. 日本経済新聞. (2014年8月25日)
- ^ a b c d 8.20土砂災害の応急復旧に関する計画及び進捗状況について国・県・市の3者で記者会見を行いました 広島県 2014年9月5日
- ^ “広島土砂災害 死者72人 土砂災害防止法、改正へ”. 朝日新聞. (2014年8月28日)
- ^ a b “安佐南区の一部も避難勧告解除 広島土砂災害”. 朝日新聞. (2014年8月31日)
- ^ “広島土砂災害、特別警戒候補は123カ所 県が公表”. 朝日新聞. (2014年9月4日)
- ^ “広島土砂災害・復旧計画 住民への説明会が始まる”. テレビ朝日. (2014年9月8日)
- ^ “現地連絡調整室に縮小=広島土砂災害で-政府”. 時事通信. (2013年9月8日)
- ^ 「平成二十六年七月三十日から八月二十五日までの間の暴風雨及び豪雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」について 内閣府 2014年9月10日
- ^ “8月の豪雨、一括で激甚災害に指定”. 朝日新聞. (2014年9月5日)
- ^ a b “行方不明女性の捜索続く 陸自は態勢縮小 広島”. テレビ朝日. (2014年9月11日)
- ^ “防災計画の改善策提言を要請”. NHK. (2014年9月11日)
- ^ 平成26年(2014年)8月豪雨に伴い広島県に設置している政府現地連絡調整室の閉鎖について 内閣府 2014年9月19日
- ^ a b “広島土砂災害:唯一避難所から2人退所 全避難所が閉鎖に”. 毎日新聞. (2014年12月25日)
- ^ “広島土砂災害:災害対策本部廃止 市長「これから正念場」”. 毎日新聞. (2014年12月26日)
- ^ 平成27年(2015年)1月9日内閣府告示第4号(災害対策基本法の規定に基づき設置した平成二十六年(二千十四年)八月豪雨非常災害対策本部を廃止した件) : 『官報』 平成27年1月9日付 特別号外第1号 p. 1
- ^ a b c d e “広島土砂災害、催しの延期・中止相次ぐ”. 日本経済新聞
- ^ a b 広島市豪雨災害に関する支援について エディオン 2014年8月22日
- ^ a b c “平成26年8月19日からの大雨に係る災害救助法の適用地域に対する支援措置について”. NTTドコモ (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ a b c “8月19日からの大雨の被害に伴う支援について”. KDDI (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ a b c “8月19日からの大雨の影響に伴う支援措置について”. ソフトバンク (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “通信各社 被災者の支払い期限延期へ”. NHK. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “47NEWS”. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “豪雨被災者に特別融資=金利など優遇-大手銀”. 時事通信. (2014年8月21日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ “被災者の方へ住居無償提供のお知らせ”. 章栄不動産 (2014年8月25日). 2014年8月29日閲覧。
- ^ “広島の章栄不動産、被災者に住居提供 3カ月無償で”. 日本経済新聞. (2014年8月25日) 2014年8月29日閲覧。
- ^ 広島市豪雨災害による被災者に対する支援について エディオン 2014年8月27日
- ^ a b 広島市大規模土砂災害に関する支援について フマキラー 2014年9月8日
- ^ “【広島土砂災害】災害救助犬とレスキューチーム初派遣”. ピースウィズジャパン (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “3300人態勢で捜索続く”. NHK. (2014年9月10日)
- ^ “復旧へ善意の輪 ボランティア始動”
- ^ “奪われた「仲間」思い広陵ナインが復旧に汗”
- ^ “延長50回の崇徳の選手ら ボランティアに”
- ^ “奉仕も不屈、崇徳ナイン 梅林小で清掃活動参加”
- ^ “現場に1000人超えるボランティア”
- ^ “広島土砂災害、ボランティア2700人 支援広がる”
- ^ “ボランティア、安全確保で人数制限”
- ^ “3度目の週末、ボランティア活動広がる”
- ^ “ボランティア拠点はSNS 被災地とつなぐ”
- ^ “県外のボランティア受け入れ”
- ^ “島根)広島へボランティアバス 県社協が参加者募集”
- ^ 広島へボランティアバス運行 ―災害ボラ募集―
- ^ 萩市社会福祉協議会の運行する広島市災害ボランティアバスについて
- ^ 被害が大きかった八木(安佐南区)のことばかり報道し可部東の現状をほとんど伝えていない
- ^ “梅林小の避難所が閉鎖”. NHK. (2014年10月9日)
- ^ a b “避難所なお1100人 広島土砂災害、公営住宅入居進む”. 朝日新聞. (2014年8月30日)
- ^ “広島土砂災害 旧病棟避難所で安心”. 読売新聞. (2014年9月15日)
- ^ “土砂災害 広島市、義援金受け付け”. 産経新聞. (2014年8月22日)
- ^ 平成26年広島県大雨災害義援金の受け付けについて 広島県
- ^ a b c d “「死亡」「持ち家全壊」に500万円 義援金2次配分決まる”. 産経新聞. (2014年10月30日)
- ^ “広島土砂災害、家屋被害に義援金5万円”. 朝日新聞. (2014年9月9日)
- ^ “広島土砂災害、義援金1世帯10万円配分 県市分合わせ”. 朝日新聞. (2014年9月11日)
- ^ 広島市8・20豪雨災害義援金の第3次配分について(健康福祉局健康福祉企画課) 広島市
- ^ 平成26年広島市8・20豪雨災害義援金の第3次配分方法の変更について(健康福祉局健康福祉企画課) 広島市
- ^ 『広島土砂災害』に関する支援について イズミ 2014年8月26日
- ^ 「広島市豪雨災害」の被災地・被災者への支援に関するお知らせ 青山商事 2014年8月26日
- ^ 広島市大雨災害 被災者へ義援金 サタケ 農業協同組合新聞 2014年9月3日
- ^ 広島土砂災害にともなう義援金について 山口フィナンシャルグループ・もみじ銀行・山口銀行 2014年9月2日
- ^ 広島市土砂災害に対する義援金について オリエントコーポレーション 2014年9月4日
- ^ 広島市内で発生した土砂災害に対する義援金募金について
- ^ 「広島市土砂災害義援金」受付終了に関するご報告
- ^ “スワローズ選手会より「広島土砂災害」に対する義援金1,000,000円を寄付します”. 東京ヤクルトスワローズ (2014年8月26日). 2014年8月29日閲覧。
- ^ “広島市内で発生した土砂災害に対する義援金募金 募金活動のご報告”. 水戸ホーリーホック (2014年8月27日). 2014年8月29日閲覧。 なお8月29日現在、リンク先では記事公開日が8月26日と誤記されている
- ^ “楽天、広島市に義援金200万円”. 日刊スポーツ. (2014年8月29日) 2014年8月30日閲覧。
- ^ “広島土砂災害の被災者に各球団義援金100万円”. 産経新聞. (2014年9月5日)
- ^ G大阪を代表して遠藤保仁選手が義援金
- ^ 「広島市内で発生しました土砂災害に対する義援金募金」へのご協力のお礼および活動報告
- ^ “道路交通規制の情報【第3報】”. 国土交通省広島国道事務所 (2014年8月20日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “路線バス運行状況のご案内”. 広島交通 (2014年8月21日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “運行状況案内情報”. 広島電鉄バス (2014年8月21日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ “列車運行情報”. JR西日本 (2014年8月21日). 2014年8月21日閲覧。
- ^ JR西日本列車運行情報 の可部線の項目に29日18:15に運転再開予定が記載あり
- ^ 8月19日(火)からの大雨による被害等について(第19報) 広島県災害対策本部
- ^ “土砂災害で不通、広島JR可部線12日ぶり再開”. 朝日新聞. (2014年9月1日)
- ^ 8月19日(火)からの大雨による被害等について(第12報) 広島県災害対策本部
- ^ “天皇杯 広島―水戸戦が中止に 広島市内の土砂災害発生に伴い”. スポニチ. (2014年8月20日) 2014年8月21日閲覧。
- ^ “広島市、長崎市との恒例の交流事業、初の中止”. 産経新聞. (2014年8月21日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “鳴り物入りの応援自粛について”. 広島東洋カープ (2014年8月21日). 2014年8月23日閲覧。
- ^ “カープ選手、ユニホームに喪章 土砂災害犠牲者に黙とう”. 朝日新聞. (2014年8月22日). オリジナルの2014年8月22日時点におけるアーカイブ。 2014年8月23日閲覧。
“カープ選手、喪章つけ黙とう…「鳴り物」も自粛”. 読売新聞. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。[リンク切れ] - ^ “災害対応を優先 消防全国大会中止 千葉市消防局”. 千葉日報. (2014年8月22日) 2014年8月23日閲覧。
- ^ 広島市内で発生した土砂災害に対する義援金募金開始のお知らせ サンフレッチェ広島
- ^ 「がんばろう広島」広島市内土砂災害義援金 募金活動のご報告 サンフレッチェ広島
- ^ “「LONG LIVE THE ROADSTER FAN」イベント中止のお知らせ”. 2014年8月30日閲覧。
- ^ “東友会 来て観て乗ってみん祭”. 2014年10月18日閲覧。
- ^ “両陛下、静養全日程お取りやめ 広島土砂崩れで”. 産経新聞 2014年8月21日閲覧。
- ^ “広島県の大雨等による災害についてのお見舞い”. 災害等へのお見舞い(平成元年〜平成26年). 宮内庁 (2014年8月21日). 2014年8月22日閲覧。
- ^ “8月16日から続く大雨等による被害状況について(第11報)”. 国土交通省 (2014年8月21日). 2014年8月23日閲覧。
- ^ a b c d 復旧工程(概略) 広島県
- ^ “広島市「避難勧告遅かった」…既に被害出た後”. 読売新聞. (2014年8月21日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “避難勧告はなぜ遅れた”. 朝日新聞. (2014年8月21日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “広島土砂災害:緊急招集 登庁半数 職員、増水で来られず”. 毎日新聞. (2014年9月10日)
- ^ “調査中断で指定間に合わず=土石流現場の警戒区域-広島県”. 時事通信. (2014年8月22日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “教訓生かされず「危険箇所」全国最多も進まぬ警戒区域指定”. 産経新聞. (2014年8月21日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “9年前調査も警戒区域に指定せず”. NHK. (2014年8月22日) 2014年8月22日閲覧。
- ^ “八木ルートの概要”. 広島市 (2014年3月22日). 2014年8月31日閲覧。
- ^ “「蛇落地悪谷」と呼ばれていた広島・土石流被災地―蛇が降るような大雨たびたび”. J-CASTニュース. (2014年8月26日) 2014年8月29日閲覧。
- ^ “地名は警告する 8月27日”. 産経新聞. (2014年8月27日)
- ^ a b 広島災害の教訓―変わる地名、消える危険サイン(1/3) THE PAGE 2014年9月4日
- ^ 『八木用水』 - 41ページ。元になる地図は発行元が国土地理院に許可を得て複製(承認番号 平15中複第307号)
参考文献
- 『八木用水』(広島市郷土資料館、2004年)
- 『佐東町史』(広島市 1980年)
関連項目
- 6.29豪雨災害 - 1999年に広島県・福岡県で発生した豪雨災害。
- 大正15年9月広島豪雨災害 - 1926年に広島県で発生した豪雨災害。
- 広島県における土砂災害
- 防災
外部リンク
- 8月19日からの大雨による被害等について(アーカイブ) - 広島県
- 2014年08月広島豪雨災害 - 土木学会の調査報告(pdf形式)
- 広島豪雨災害報告 - 土木学会中国支部の調査報告の詳細(html形式)
- 突発災害調査報告 2014年8月20日に発生した広島土砂災害について - 京都大学防災研究所の調査報告
- 2014年8月20日の広島県における大雨土砂災害 - 防災科学技術研究所の調査報告
- 大雨等による被災地域の空中写真を公開 - 国土地理院による被害地域の航空写真
- 2014年8月 広島県広島市豪雨災害 - 株式会社パスコによる被害地域の航空写真
- 【速報】平成26年8月 広島市豪雨災害 - 国際航業株式会社による被害地域の航空写真
- 8月19日からの大雨等による広島土砂災害状況(2014年8月) - アジア航測株式会社による被害地域の航空写真
- OpenStreetMap N34.4869/E132.4940 - オープンストリートマップ(ODBLライセンス)による安佐南区の土砂災害エリア詳細図(広島市災害ボランティア本部 の参考リンクによる)
- 被害地域周辺の土砂災害危険個所の詳細分布図、国土地理院の地理院地図および国土交通省の国土数値情報利用 - Leafletにて作成(解説文)