大月俊倫
大月 俊倫(おおつき としみち、1961年12月18日 - )は、プロデューサー。元キングレコード専務取締役、元企画会社ガンジス代表取締役社長。元円谷プロダクションの取締役。
経歴
茨城県水戸市出身。日本大学農獣医学部卒、大学在学中は徳間書店のアニメ雑誌『アニメージュ』のアルバイトでアニメの仕事をし、卒業後はキングレコードにアルバイトで勤務し、1984年に入社、スターチャイルドレーベルに所属。『必殺仕事人』や『ゴジラ』のサントラ盤など当初は特撮関係のアルバムを手がける。しかし、入社して3年目くらいでスターチャイルドのスタッフの過半数が退社してユーメックスを設立。その後もスタッフの退社が相次ぎ、スターチャイルドには大月ともう1人の2人が残された状態で、『機動戦士ガンダム』のブームも去ったことから億単位の赤字を抱え、スターチャイルドは廃部の危機を迎えた。この機に大月は、毛利和昭のオリジナルデザイン・イラストで『ドリームハンター麗夢』ドラマCDを初プロデュースしヒットを飛ばす。以後、高田裕三の『3×3 EYES』、CLAMPの『聖伝-RG VEDA-』、高河ゆんの『マインドサイズ』など漫画のイメージアルバムのヒットを重ね地道に実績を積み上げていった。アニメのサウンドトラックでは『鎧伝サムライトルーパー』『赤い光弾ジリオン』『NG騎士ラムネ&40』などを手がけている。
音楽ディレクターとしては、1987年以降サンライズ作品などの主題歌やBGMなどをディレクターをし当時の愛称は大月ディレクター。
1998年2月、Production I.G代表取締役社長である石川光久らの支援を受けて、映像企画会社ガンジスを設立。代表取締役社長に就き、所属プロデューサー兼初代ゼクシズ代表取締役社長の川崎とも子と共に数多くのアニメーション・実写作品をプロデュースした。
2010年10月末からは、円谷プロダクションの取締役に就任。
2016年にはキングレコード専務取締役を退任し2016年2月上旬からは沖縄県宮古島市に移住。
2017年に円谷プロダクションの取締役を退任。さらに2018年にはガンジスを清算。2019年現在、業界からは完全に退いている。
関わった作品での肩書
- ディレクター
- プロデューサー
- エグゼクティブプロデューサー
携わった主な作品
アニメ
- ドリームハンター麗夢(OVA・CDドラマ)
- 竜世紀(OVA)
- 強殖装甲ガイバー(1989年) 音楽ディレクター
- 魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて(1991年) 音楽ディレクター
- 強殖装甲ガイバー ACT II(1992年) 音楽ディレクター
- 万能文化猫娘(OVA・ラジオドラマ)
- 新世紀エヴァンゲリオン(プロデューサー)
- ロスト・ユニバース
- 魁!!クロマティ高校
- アキハバラ電脳組 2011年の夏休み
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生(1997年) プロデューサー
- 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年) プロデューサー
- 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-(1998年) 製作
- 少女革命ウテナ
- 無敵王トライゼノン
- メトロポリス(2001年) エグゼクティブ・プロデューサー
- サクラ大戦 活動写真
- スレイヤーズ
- シャーマンキング
- テイルズ オブ エターニア
- ローレライ
- ラブひな
- シスター・プリンセス
- フルーツバスケット
- 陸上防衛隊まおちゃん
- 朝霧の巫女
- ななか6/17
- シスター・プリンセス RePure
- 「鉄人28号」4作目
- 蒼穹のファフナー
- まほらば〜Heartful days
- ぱにぽにだっしゅ!
- いぬかみっ!
- がくえんゆーとぴあ まなびストレート!
- ネギま!?
- ヒロイック・エイジ (2007年)
- ながされて藍蘭島 (2007年)
- みなみけ (2007年)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年) エグゼクティブ・プロデューサー
- 俗・さよなら絶望先生 (2008年)
- 薬師寺涼子の怪奇事件簿 (2008年、プロデューサー)
- とらドラ! (2008年)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年) エグゼクティブ・プロデューサー
- モーレツ宇宙海賊 (2012年)
- ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年) エグゼクティブ・プロデューサー
特撮
一般映画
テレビドラマ
バラエティ番組
等、ほとんどのスターチャイルド関連作品・所属アーティストに関わる。