ブリスベン空港

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ブリスベン空港
Brisbane Airport
ブリスベン空港の航空写真

IATA: BNE - ICAO: YBBN

BNE/YBBNの位置(オーストラリア内)
BNE/YBBN
BNE/YBBN
ブリスベン空港の位置
概要
国・地域 オーストラリアの旗 オーストラリア連邦
所在地 クイーンズランド州ブリスベン
母都市 ブリスベン
種類 公共
運営者 ブリスベン空港会社
ターミナル 3
拠点航空会社
標高 4 m (13 ft)
座標 南緯27度23分0秒 東経153度7分5秒 / 南緯27.38333度 東経153.11806度 / -27.38333; 153.11806座標: 南緯27度23分0秒 東経153度7分5秒 / 南緯27.38333度 東経153.11806度 / -27.38333; 153.11806
滑走路
方向 ILS 長さ×幅 (m) 表面
01/19 3,560×45 アスファルト
14/32 1,700×30 アスファルト
統計(2007年–2008年)
旅客数 18,523,979
出典:Enroute Supplement Australia[1]
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ブリスベン空港(ブリスベンくうこう、: Brisbane Airport)は、オーストラリアクイーンズランド州ブリスベンにあり、同都市圏のほとんどの空輸需要をまかなう国際・国内空港である。

歴史

元々、ブリスベン国際空港のあったイーグルファーム地区は農業地帯であったが、平地が多く飛行場建設に適していたことから、1925年イーグルファーム空港英語版が開港し、翌1926年にはカンタス航空が定期便を就航させた。しかし、イーグルファーム飛行場は定期便の運航を開始したものの、当時のブリスベンの空の玄関口は12km程離れたアーチャーフィールド空港であり、イーグルファーム飛行場が本格的に整備されるのは、太平洋戦争中にダグラス・マッカーサーの司令部が置かれてからであった。

戦後、1970年代にイーグルファーム空港の空港施設では将来の航空需要に対応できないことが判明したため、オーストラリア連邦政府主導のもと、イーグルファーム空港の北側を拡張して新空港を建設することが決定された。

新空港はレイトン•ホールディングス英語版が工事を請け負い、モートン湾に浮かぶクリブ島英語版の土を使って行われ、1988年に開業した。

ターミナル

ブリスベン空港には旅客ターミナルが2つ、貨物ターミナルが1つある。

国内線ターミナル

航空会社 就航地
オーストラリアの旗 アライアンス航空英語版 [チャーター便]: アリス・スプリングスバレラクロンカリー英語版エメラルド英語版マイルズ英語版ナラブリ英語版グラッドストーン英語版ザ・グラナイツ英語版ザ・モニュメント英語版ニューカッスル英語版タウンズビルトレペル[2]
オーストラリアの旗 ブリンダベラ航空英語版 アーミデイル英語版コフスハーバー英語版タムワース英語版
オーストラリアの旗 GAM航空 [チャーター便]: チンチラ英語版
オーストラリアの旗 JETGOオーストラリア英語版 ダッボー英語版、タムワース
[チャーター便]: バーカルディン英語版オズボーンマイン英語版、タウンズビル
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 アデレードケアンズダーウィンホバートローンセストン英語版マッカイ英語版メルボルン、ニューカッスル、パースプロサパイン英語版シドニー、タウンズビル
オーストラリアの旗 カンタス航空 アデレード、アリス・スプリングス、ケアンズ、キャンベラ、ダーウィン、メルボルン、マウントアイサ英語版、パース、ポートヘッドランド英語版[3]、シドニー、タウンズビル
[季節運航]: ブルーム、ホバート[いずれも2015年12月27日から2016年1月24日まで運航]
オーストラリアの旗 カンタスリンク
運航はオーストラリアの旗 サンステート航空英語版
バーカルジン英語版ビロエラ/サンゴール英語版ブラックオール英語版バンダバーグ英語版、ケアンズ、キャンベラ、チャールヴィル英語版、エメラルド、グラッドストーン、ハミルトン島英語版ハービー・ベイ英語版ロングリーチ英語版ロード・ハウ島英語版、マッカイ、モランバ英語版、ニューカッスル、ロックハンプトン英語版ローマ英語版、タウンズビル
オーストラリアの旗 カンタスリンク
運航はオーストラリアの旗 コバム航空オーストラリア英語版
アリス・スプリングス、キャンベラ、マッカイ、マウントアイサ、ロックハンプトン
オーストラリアの旗 リージョナルエキスプレス航空英語版 ベドーリー英語版バーズビル英語版ブーリア英語版、チャールズヴィル、カナマラ英語版、マウントアイサ、クイルピー英語版セント・ジョージ英語版サーゴミンダー英語版トゥーンバ英語版ウィンドラー英語版
[チャーター便]: エメラルド
オーストラリアの旗 スカイトランス航空英語版 チンチラ、タルーム英語版
オーストラリアの旗 タイガー・エアウェイズ・オーストラリア アデレード、ケアンズ、ダーウィン、メルボルン、シドニー
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア アデレード、ケアンズ、キャンベラ、クロンカリー、ダーウィン、ハミルトン島英語版、ホバート、マッカイ、メルボルン、マウントアイサ、ニューカッスル、パース、プロサパイン、ロックハンプトン、シドニー、タウンズビル
[季節運航]: ローンセストン[4]
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア・リージョナル航空 バンダバーグ英語版、エメラルド、グラッドストーン、ポートマクォーリー英語版、ロックハンプトン
[季節運航]: マイルズ、ローマ

国際線ターミナル

航空会社 目的地
オーストラリアの旗 カンタス航空

日本: 東京/成田
オセアニア: ヌメア
アジア: 香港シンガポール
北米: ロサンゼルス

オーストラリアの旗 カンタス航空
運航はオーストラリアの旗 ジェットコネクト英語版
オークランド
[季節運航]: クライストチャーチクイーンズタウンウェリントン
オーストラリアの旗 ジェットスター航空 バリ/デンパサールホノルル
オーストラリアの旗 ヴァージン・オーストラリア

ニュージーランド: オークランド、クライストチャーチ、ダニーデン、クイーンズタウン、ウェリントン
メラネシア: ホニアラ、ナンディポートモレスビーポートビラ
アジア: デンパサール/バリ
北米: ロサンゼルス

カナダの旗 エア・カナダ バンクーバー[2016年6月19日就航予定][5]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド航空 オークランド、クライストチャーチ、ダニーデン、ノーフォーク島[6]
[季節運航]: クイーンズタウン
パプアニューギニアの旗 ニューギニア航空 ポートモレスビー
バヌアツの旗 バヌアツ航空 ルーガンビル、ポートビラ
ニューカレドニアの旗 エア・カレドニア・インターナショナル ヌメア
香港の旗 キャセイパシフィック航空 香港
中華民国の旗 チャイナエアライン オークランド、台北/桃園
中華人民共和国の旗 中国東方航空 上海/浦東[2016年1月16日就航予定][7]
中華人民共和国の旗 中国南方航空 広州
アラブ首長国連邦の旗 エミレーツ航空 オークランド、ドバイ(シンガポール経由)、シンガポール
アラブ首長国連邦の旗 エティハド航空 アブダビ(シンガポール経由)、シンガポール
中華民国の旗 エバー航空 台北/桃園
フィジーの旗 フィジー・エアウェイズ ナンディ
ハワイ州の旗 ハワイアン航空 ホノルル
大韓民国の旗 大韓航空 ソウル/仁川
ナウルの旗 アワー航空 ナウル
フィリピンの旗 フィリピン航空 マニラ
シンガポールの旗 シンガポール航空 シンガポール
ソロモン諸島の旗 ソロモン航空 ホニアラ
タイ王国の旗 タイ国際航空 バンコク/スワンナプーム
サモアの旗 ヴァージン・サモア アピア

旅客便就航都市一覧

オーストラリアの旗 オーストラリア国内
メラネシア
ポリネシア
ミクロネシア
東アジア
東南アジア
西アジア
北アメリカ

貨物ターミナル

航空会社 目的地
オーストラリアの旗 オーストラリアン・エア・エクスプレス英語版 ケアンズ、メルボルン、タウンスビル
オーストラリアの旗 パシフィック・エア・エクスプレス英語版 ホニアラ、ナウル、ポートビラ[8][9]
オーストラリアの旗 ペル航空英語版 マッカイ、ロックハンプトン、シドニー
オーストラリアの旗 トール航空英語版
運航はオーストラリアの旗 ジェット・クラフト航空英語版
アデレード、ゴールドコースト、メルボルン、シドニー
オーストラリアの旗 トール・プライオリティー英語版 メルボルン、パース、シドニー

過去に就航していた航空会社

日本への路線

過去には、日本航空(日本航空の子会社・JALウェイズの機材・乗務員による運航)による成田国際空港行きノンストップ便が毎日運航していたが、2010年10月1日を最後に運航停止した。その結果、日本とブリスベンを結ぶノンストップ直行便の運航はなくなった。また、2007年3月までは関西国際空港行きノンストップ便がデイリーで運航していた。しかし、2015年8月1日よりカンタス航空が成田国際空港へのデイリー便の運航を開始したため、4年10箇月ぶりに日本路線が復活した[10]

アクセス

鉄道

エアトレイン

自動車

  • バス:ローマストリート駅・市内の各ホテルより、コーチトランスが運行。大人片道9ドル。
  • 車:ブリスベン市内から、キングスフォードスミス通り・ゲートウェイ高速道路などを経由して片道20分程度。
  • タクシー:ブリスベン市内から空港まで片道30 - 40ドル。

脚注

  1. ^ YBBN – BRISBANE” (PDF). AIP Enroute Supplement from Airservices Australia (2010年3月11日). 2010年4月2日閲覧。
  2. ^ About Us”. Allianceairlines.com.au. 2012年3月5日閲覧。
  3. ^ Skywest takes over Perth-Derby route | Australian Aviation Magazine”. Australianaviation.com.au (2012年2月20日). 2012年3月5日閲覧。
  4. ^ Virgin ups summer capacity | Australian Aviation Magazine”. Australianaviation.com.au (2011年11月14日). 2012年3月5日閲覧。
  5. ^ http://aircanada.mediaroom.com/index.php?s=43&item=901
  6. ^ Air New Zealand to provide services from Brisbane and Sydney to Norfolk Island – Australia Site”. Airnewzealand.com.au (2011年12月22日). 2012年3月5日閲覧。
  7. ^ http://www.ausbt.com.au/china-eastern-to-start-shanghai-brisbane-flights-from-january-2016
  8. ^ Aircargo Asia Pacific. Impactpub.com.au. Retrieved on 20 November 2010.
  9. ^ Pacific Air Express. Pacific Air Express. Retrieved on 20 November 2010.
  10. ^ カンタス航空 羽田&成田から毎日オーストラリアへ|カンタス旅のスタイルガイド

外部リンク