2020年東京パラリンピック

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2020年東京パラリンピック
Tokyo 2020 Paralympic Games
開催都市 日本の旗 日本 東京都
参加人数 4,400以上（予定）
競技種目数 22競技537種目
開会式 2021年8月24日
閉会式 2021年9月5日
主競技場 オリンピックスタジアム
夏季
冬季
オリンピックの旗 Portal:オリンピック
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2020年東京パラリンピック（2020ねんとうきょうパラリンピック）は、2021年（令和3年）8月24日から9月5日までの13日間、日本の東京都で開催される予定の第16回夏季パラリンピックである[1]。新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の世界的流行を受けて、2020年夏の開催日程から延期となった[2]（後述）。

「東京2020パラリンピック競技大会」（とうきょう2020-[注 1]、TOKYO 2020-）とも呼称される[3]。なお、大会延期により開催年は変わるが、後述の通り「東京2020」の名称に変更はない[2]。

2013年9月7日にアルゼンチンのブエノスアイレスで行われた第125次IOC総会[4]で、オリンピックと共に開催都市が東京に決定した。東京での開催は1964年の第2回大会以来で、同一都市で複数開催としては夏の大会では初となった。大会組織委員会は東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会（TOCOG）。

大会の延期

もともとは2020年（令和2年）8月25日から9月6日までの13日間にわたり開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の世界的流行により、2020年3月24日、日本の首相・安倍晋三と国際オリンピック委員会（IOC）会長のトーマス・バッハが電話会談を行い、東京オリンピックおよびパラリンピックの開催日程を1年程度延期して2021年夏までに開催することを決定した[2][注 2]。なお、延期により2021年の開催となっても「2020」を含む名称の変更は行わない[2]。

2020年3月30日にIOCと大会組織委員会、東京都、日本政府は、2021年（令和3年）7月23日から8月8日に開催する東京オリンピックの日程と共に、パラリンピックの日程についても同年8月24日から9月5日に開催することで合意した[1]。

実施競技

本大会では22競技537種目が開催される。2015年1月31日にアラブ首長国連邦の首都アブダビで行われた国際パラリンピック委員会（IPC）の理事会で、新競技にバドミントンとテコンドーが採用された。逆に脳性麻痺7人制サッカーとセーリングは削除された[5][6]。

大会マスコット

大会マスコットは2017年12月に3案からの中から小学生の投票で2018年2月28日に谷口亮がデザインしたア案の作品に決定。2018年7月22日にマスコットの名称が「ソメイティ」に決まった。

大会スポンサー

「日本障がい者スポーツ協会#JPCオフィシャルスポンサー(2015-2020)」も参照

※ 公式サイトの表示順[7]

「一業種1社」が原則だが、IOCと協議の上、特例で複数社が共存したスポンサー[8][9][10] もある[11][12]。

「ワールドワイドパラリンピックパートナー」

企業 契約カテゴリー 契約締結日
@東京2020パラリンピックゴールドパートナー
G アリババグループ クラウドサービス/Eコマースプラットフォームサービス
G オメガ 時計、計時、得点記録及び会場結果
G プロクター・アンド・ギャンブル パーソナルケア及びハウスホールドケア製品 2018年08月24日[19]
G アサヒビール ビール&ワイン 2015年01月27日[20]
G アシックス スポーツ用品 2015年04月06日[21]
G キヤノン スチルカメラ/デスクトップ・プリンター 2015年02月18日[22]
G ENEOS 石油、ガス、電気供給 2015年03月18日[23]
G 東京海上日動 損害保険 2015年03月20日[24]
G 日本生命 生命保険 2015年03月20日[25]
G NEC パブリックセーフティ先進製品/ネットワーク製品、業務用無線システム 2015年02月19日[26][27]
G NTT 通信サービス 2015年01月26日[28]
G 野村ホールディングス 証券 2015年03月25日[29]
G 富士通 データセンターパートナー 2015年02月19日[30]
G みずほフィナンシャルグループ 銀行 2015年04月14日[31]
G 三井住友フィナンシャルグループ 銀行 2015年04月14日[31]
G 三井不動産 不動産開発 2015年04月20日[32][33]
G 明治 乳製品・菓子 2015年@10月15日[34]
G LIXIL 住宅設備部材&水回り備品 2015年@11月26日[35]
@東京2020パラリンピックオフィシャルパートナー
O airbnb ユニークな宿泊施設、体験サービス/オリンピアンによる体験サービス
O 味の素 調味料、乾燥スープ、アミノ酸ベース顆粒、冷凍食品、コーヒー豆、インスタントコーヒー/粉・顆粒 2016年03月28日[15][36]
O アース製薬 家庭用殺虫剤、虫よけ、肥料、培養土及び除草剤 2017年@10月27日[37]
O EF Education First 語学トレーニング 2016年07月05日[38]
O エアウィーヴ 寝具 2016年04月27日[39]
O キッコーマン ソース（しょうゆ含む）、酢、みりん、料理酒 2016年04月15日[40]
O KNT-CTホールディングス 旅行業務およびナショナルトリップホスピタリティーサービス 2016年03月31日[10]
O JTB 旅行業務およびナショナルトリップホスピタリティーサービス 2016年03月31日[10]
O シスコシステムズ ネットワーク製品 2016年06月09日[41]
O セコム セキュリティサービス&プランニング 2015年@10月20日[42]
O 全日本空輸 旅客航空輸送サービス 2015年06月15日[43]
O 綜合警備保障 セキュリティサービス&プランニング 2015年@10月20日[42]
O 大日本印刷 印刷サービス 2016年@10月31日[44]
O 大和ハウス工業 施設建設&住宅開発 2016年07月29日[45]
O 東京ガス ガス・ガス公共サービス 2015年07月27日[46]
O 東京地下鉄 旅客鉄道輸送サービス 2016年06月07日[47]
O TOTO 水回り備品 2016年02月24日[48]
O 東武トップツアーズ 旅行業務およびナショナルトリップホスピタリティーサービス 2016年03月31日[10]
O 凸版印刷 印刷サービス 2016年@10月31日[44]
O 成田空港 空港サービス 2019年02月22日[49]
O 日清食品ホールディングス カップ麺、袋麺、チルド麺、冷凍麺 2016年06月23日[50]
O 日本郵政 郵便 2015年08月20日[51]
O 日本空港ビルデング 空港サービス 2019年02月22日[49]
O 日本航空 旅客航空輸送サービス 2015年06月15日[43]
O 東日本旅客鉄道 旅客鉄道輸送サービス 2016年06月07日[47]
O 久光製薬 外用鎮痛消炎剤 2018年02月06日[52]
O 三菱電機 エレベーター・エスカレーター・ムービングウォーク 2016年02月29日[53]
O ヤマトホールディングス 荷物輸送サービス 2015年08月10日[54]
O リクルート 人材サービス&オンライン学習及び教育サービス 2017年05月30日[55][56]
O 読売新聞 新聞 2016年01月22日[9]
O 朝日新聞 新聞 2016年01月22日[9]
O 日本経済新聞 新聞 2016年01月22日[9]
O 毎日新聞 新聞 2016年01月22日[9]
@東京2020パラリンピックオフィシャルサポーター
O AOKIホールディングス ビジネス&フォーマルウェア 2018年10月11日[57]
O アグレコ 仮設電源サービス 2018年12月14日[58]
O ECC オフライン語学トレーニングサービス 2018年10月03日[59]
O EY プロフェッショナルサービス（監査、財務、税務、プロジェクトマネジメント、企画・運営管理コンサルティング） 2019年10月28日[60]
O オットーボック 治療用医療器具、リハビリ及びモビリティーヘルスケア製品（義肢、装具、車いす含む）外骨格装置 2018年12月03日[61]
O KADOKAWA 書籍及び雑誌の出版サービス 2019年04月10日[62]
O Google インターネットにおける情報及びナビゲーションサービス 2019年06月27日[63]
O コクヨ オフィス家具&文具 2018年08月30日[64]
O 清水建設 施設建設・土木 2018年10月17日[65]
O TANAKAホールディングス 貴金属・宝飾品 2019年02月21日[66]
O テクノジム フィットネス機器 2020年01月27日[67]
O 東武タワースカイツリー 東京スカイツリーの電波塔および展望台の運営・管理 2020年07月22日[68][69]
O 乃村工藝社 内部空間・展示空間のデザイン、設計、施工 2018年06月04日[70]
O パーク24 駐車場サービス 2018年08月03日[71]
O パソナ 人材サービス 2018年01月17日[72]
O ボストン・コンサルティング・グループ プロフェッショナルサービス（戦略コンサルティング、プロジェクトマネジメント、企画・運営管理コンサルティング） 2019年11月15日[73]
O 丸大食品 ハム、ソーセージ、ウインナー、ベーコン、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ローストポーク、スペアリブ 2018年04月13日[74]
O モリサワ フォントデザイン&開発サービス 2018年12月06日[75]
O Yahoo! JAPAN インターネットにおける情報及びナビゲーションサービス 2019年05月31日[76]
O 産経新聞 新聞 2018年01月04日[77]
O 北海道新聞 新聞 2018年01月04日[77]

大学連携

2014年6月23日に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と全国の大学・短期大学が連携協定を締結し、2020年の大会に向けて、オリンピック・パラリンピック教育の推進やグローバル人材の育成、各大学の特色を活かした取り組みを進めていくこととなった[78]。課外活動の促進や特別講義の他、正課の授業としてオリンピック・パラリンピックに関する講座を開設している例[79][80]もある。

聖火

パラリンピックの聖火リレーはオリンピック終了後の8月12日から16日の間に700ヶ所以上で採火され、8月20日に集火、その後は都内で聖火リレーを行い、24日の開会式で点火される予定。

開会式・閉会式

開会式開会宣言は天皇の徳仁が実施するのではないか予想されている。1964年東京パラリンピックでは大会組織委員会名誉総裁で皇太子の明仁が実施した。当大会の大会組織委員会は2020年東京オリンピックと同一であり名誉総裁は天皇の徳仁が務めている[81]。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会では2020部分を「ニーゼロニーゼロ」と呼称している。
  2. ^ 安部首相は同日夜、電話会談でバッハ会長に開催を1年程度延期する案について話し、全面的に賛同を得たことを明らかにした。直後に大会組織委とIOCも共同声明で同様の内容を発表し、正式決定となった[2]。

出典

  1. ^ a b 東京五輪、21年7月23日～8月8日開催へ 日本経済新聞 (2020年3月30日)
  2. ^ a b c d e 東京五輪・パラ、「1年程度」の延期決定　「東京2020」の名称は維持 BBC NEWS (2020年3月24日)
  3. ^ 東京2020パラリンピック競技大会 公式ウェブサイト
  4. ^ Six Applicant Cities for the 2020 Olympic Games - IOC PressRelease
  5. ^ CPサッカー、2024年パリパラリンピックでの復帰ならず、ゲキサカ、講談社
  6. ^ [1]、日本セーリング連盟
  7. ^ スポンサー一覧 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
  8. ^ 東京五輪のエアラインのオフィシャルパートナーは異例の2社共存 ニュースイッチ（日刊工業新聞 2015年6月16日）
  9. ^ a b c d e [2]
  10. ^ a b c d [3]
  11. ^ スポンサー関連 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
  12. ^ 第10回理事会資料 25頁 - Tokyo 2020
  13. ^ [4]
  14. ^ [5]
  15. ^ a b [6]
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  24. ^ [15]
  25. ^ [16]
  26. ^ [17]
  27. ^ 日本電気株式会社（NEC）との東京2020スポンサーシップにおけるカテゴリーの追加契約について
  28. ^ [18]
  29. ^ [19]
  30. ^ [20]
  31. ^ a b [21]
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  55. ^ [45]
  56. ^ 【東京五輪】リクルートが協賛、国内スポンサー43社に - 産経ニュース、2017年5月30日
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  65. ^ [54]
  66. ^ [55]
  67. ^ [56]
  68. ^ 東武タワースカイツリー株式会社との東京2020スポンサーシップ契約について
  69. ^ パートナーインタビュー：東京スカイツリー（R）「東京のシンボル」から世界へワクワクを
  70. ^ [57]
  71. ^ [58]
  72. ^ [59]
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  76. ^ [63]
  77. ^ a b [64]
  78. ^ 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における大学との連携協定について　東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
  79. ^ オリンピック文化論 首都大学東京
  80. ^ 「オリンピック文化論」の授業が始まりました 武蔵野大学
  81. ^ “天皇陛下に名誉総裁要請へ 東京五輪パラ両大会とも”. 産経新聞 (2019年7月9日). 2019年11月16日閲覧。 “陛下が行われることが予想される。”

関連項目

外部リンク

夏季大会
  • ローマ（1960）
  • 東京（1964）
  • ラマットガン（1968）
  • ハイデルベルク（1972）
  • トロント（1976）
  • アーネム（1980）
  • ニューヨーク・アイレスベリー（1984）
  • ソウル（1988）
  • バルセロナ（1992）
  • アトランタ（1996）
  • シドニー（2000）
  • アテネ（2004）
  • 北京（2008）
  • ロンドン（2012）
  • リオデジャネイロ（2016）
  • 東京（2020）注1
  • パリ (2024)注2
  • ロサンゼルス (2028)注2
  • ブリスベン (2032)注2
    • 冬季大会

    注1：2021年に延期、注2：開催予定の大会

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