2010年のオールスターゲーム (日本プロ野球)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NPB 2010年のNPBオールスターゲーム
マツダオールスターゲーム2010
ゲームデータ
スポンサー マツダ
セ監督 原辰徳
パ監督 梨田昌孝
セ投票最多 前田健太
パ投票最多 金泰均
第1戦
日程 7月23日
開催地 福岡Yahoo! JAPANドーム
スコア セリーグ 4-1 パリーグ
MVP 阿部慎之助
第2戦
日程 7月24日
開催地 HARD OFF ECOスタジアム新潟
スコア パリーグ 5-5 セリーグ
MVP 片岡易之
« 2009
2011 »

■テンプレートを表示

2010年のオールスターゲームでは、2010年7月福岡Yahoo! JAPANドームHARD OFF ECOスタジアム新潟で行われた、同年度の日本プロ野球オールスターゲームの詳細について述べる。

概要[編集]

2008年から引き続きマツダの特別協賛を受け、「マツダオールスターゲーム2010」として開催される。なお、このオールスターゲームはセントラル・リーグおよびパシフィック・リーグの対抗形式としては通算第60回目である(1950年は両リーグの発足直後のためオールスターゲームは施行されず、第1回開催は1951年である)。

第60回目の開催を記念して、マツダの協力の下、マツダ プレマシー プラスワン ドリームと銘打ち、ファン投票、選手間投票、監督推薦のいずれからも選ばれなかった選手を対象にインターネットでのファン投票を実施し、最多得票数の選手を選出した。その結果、出場選手は例年の28人より1人多い29人となった。

日程[編集]

第1戦[編集]

7月23日福岡Yahoo! JAPANドームにて開催(18時26分開始)。パ・リーグがホームチーム扱いとなる。

第2戦[編集]

7月24日新潟県立鳥屋野潟公園野球場(HARD OFF ECOスタジアム新潟)にて開催(18時09分開始)。セ・リーグがホームチーム扱いとなる。

出場者[編集]

セントラル・リーグ パシフィック・リーグ
監督 原辰徳 巨人 監督 梨田昌孝 日本ハム
コーチ 落合博満 中日 コーチ ブラウン 楽天
小川淳司 ヤクルト 秋山幸二 ソフトバンク
先発投手 前田健太 広島 先発投手 杉内俊哉 ソフトバンク 5
中継投手 越智大祐 巨人 中継投手 ファルケンボーグ ソフトバンク 2
抑え投手 藤川球児 阪神 6 抑え投手 馬原孝浩 ソフトバンク 3
投手 久保裕也 巨人 投手 ダルビッシュ有 日本ハム 4
東野峻 巨人 永井怜 楽天
内海哲也 巨人 3 川岸強 楽天
岩瀬仁紀 中日 7 和田毅 ソフトバンク 3
吉見一起 中日 3 (1) 涌井秀章 西武 4
浅尾拓也 中日 シコースキー 西武 2
林昌勇 ヤクルト 2 小林宏 ロッテ 5
久保康友 阪神 木佐貫洋 オリックス 2
山口俊 横浜 平野佳寿 オリックス 2
捕手 城島健司 阪神 10 (1) 捕手 里崎智也 ロッテ 5
阿部慎之助 巨人 7 嶋基宏 楽天 2
相川亮二 ヤクルト 3
一塁手 栗原健太[1] 広島 3 一塁手 金泰均 ロッテ
ブランコ 中日 2
二塁手 東出輝裕 広島 4 二塁手 井口資仁 ロッテ 6
井端弘和 中日 7 片岡易之 西武 2
三塁手 小笠原道大 巨人 11 三塁手 中村剛也[2] 西武 3
遊撃手 坂本勇人 巨人 3 遊撃手 川﨑宗則 ソフトバンク 7
中島裕之 西武 6
内野手 森野将彦 中日 2 内野手 西岡剛 ロッテ 5
平野恵一 阪神 2 小谷野栄一 日本ハム
ブラゼル 阪神 田中賢介 日本ハム 2
外野手 青木宣親 ヤクルト 6 外野手 稲葉篤紀 日本ハム 6
松本哲也 巨人 T-岡田 オリックス
ラミレス 巨人 6 多村仁志 ソフトバンク
和田一浩 中日 5 鉄平 楽天 2
マートン 阪神 糸井嘉男 日本ハム 2
廣瀬純 広島
指名打者 二岡智宏 日本ハム 7
山﨑武司 楽天 5
  • 太字はファン投票による選抜、※印は選手間投票による選抜、◇は「マツダ・プレマシー プラスワンドリーム」投票による選抜、他は監督選抜。
  • 数字は出場回数。カッコ内数字は上記回数中事故のため不出場の回数。
  1. ^ 右尺骨茎状突起骨折のため出場辞退、代わりに廣瀬が選出。
  2. ^ 右肘後方骨棘および遊離体障害のため出場辞退、代わりに小谷野が選出。

試合結果[編集]

試合 日付 ビジター球団(先攻) スコア ホーム球団(後攻) MVP 開催球場
第1戦 7月23日 セ・リーグ 4 - 1 パ・リーグ 阿部慎之助 福岡Yahoo!JAPANドーム
第2戦 7月24日 パ・リーグ 5 - 5 セ・リーグ 片岡易之 HARD OFF ECOスタジアム新潟

第1戦[編集]

セ4 - 1パ

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
セントラル 0 1 0 1 1 0 1 0 0 4 14 0
パシフィック 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 4 3
  1. セ:○前田健、内海、久保裕、山口、越智、岩瀬、S藤川球 - 阿部、城島
  2. パ:●和田、ダルビッシュ、木佐貫、小林宏、ファルケンボーグ、馬原 - 嶋、里崎
  3. :前田健  :和田  S:藤川  
  4. 本塁打
    パ:山崎1号(ソロ・岩瀬)
  5. 審判
    [球審]牧田
    [塁審](1B)、渡田(2B)、山崎(3B)
    [外審]真鍋(LL)、橋本(RL)
  6. 観客動員数:33,791人 試合時間:2時間44分
MVP
阿部(巨人)

オーダー[編集]

セントラル



1 (遊) 坂本勇人
2 (一) 小笠原道大
3 (右) マートン
4 (指) ラミレス
5 (三) 森野将彦
6 (左) 和田一浩
7 (捕) 阿部慎之助
8 (中) 青木宣親
9 (二) 平野恵一
パシフィック



1 (遊) 川崎宗則
2 (二) 井口資仁
3 (三) 中島裕之
4 (右) 多村仁志
5 (左) T-岡田
6 (一) 金泰均
7 (指) 二岡智宏
8 (中) 糸井嘉男
9 (捕) 嶋基宏

第2戦[編集]

セ5 - 5パ

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 R H E
パシフィック 1 3 0 0 1 0 0 0 0 5 10 0
セントラル 0 0 1 0 3 0 0 1 0 5 12 1
  1. 9回規定により引き分け
  2. パ:杉内、涌井、永井、平野佳、川岸、シコースキー - 里崎、嶋
  3. セ:東野、久保康、浅尾、吉見、山口、林昌勇 - 城島、相川
  4. 本塁打
    パ:山崎2号(ソロ・東野)、里崎1号(2ラン・東野)
    セ:ブラゼル1号(ソロ・川岸)
  5. 審判
    [球審]橋本
    [塁審]真鍋(1B)、山崎(2B)、渡田(3B)
    [外審]東(LL)、牧田(RL)
  6. 観客動員数:28,426人 試合時間:2時間35分
MVP
片岡(西武)

オーダー[編集]

パシフィック



1 (二) 片岡易之
2 (遊) 西岡剛
3 (右) 稲葉篤紀
4 (左) T-岡田
5 (指) 金泰均
6 (一) 山崎武司
7 (中) 鉄平
8 (三) 小谷野栄一
9 (捕) 里崎智也
セントラル



1 (中) 青木宣親
2 (遊) 坂本勇人
3 (三) 小笠原道大
4 (指) ラミレス
5 (一) ブラゼル
6 (左) 和田一浩
7 (捕) 城島健司
8 (二) 東出輝裕
9 (右) 松本哲也
マツダ・プレマシー賞(2試合を通じて最も印象的な活躍をした選手を表彰)
山口(横浜)

テレビ中継[編集]

  • 第1戦 - テレビ朝日(EX)《テレビ朝日系列 制作協力:九州朝日放送(KBC)》(放送時間:18:19 - 21:19、25分延長)
  • 第2戦 - テレビ朝日《テレビ朝日系列 制作協力:新潟テレビ21》(放送時間:18:00 - 20:51)
    • 実況・清水俊輔、解説・古田敦也、リポーター・中山貴雄(セ・リーグサイド)、大西洋平(パ・リーグサイド)

※ 第1戦・第2戦ともにテレビ朝日(EX)を主管としたANN全国放送(フルネット24局での生放送に加え、スカイ・A sports+でのリレー生中継および録画中継を実施)。

ラジオ中継[編集]

※ TBSラジオは2010年度から週末ナイターを原則廃止したが、オールスターゲームは放送する。JRNフルネットである北海道放送中部日本放送RKB毎日放送と、JRN・NRNクロスネット局の中国放送宮崎放送にはネットをつないで放送したが、琉球放送では放送しなかった。また朝日放送東北放送はNRN週末ナイターを放送するが、先に挙げた各局以外で2009年度JRN週末ナイターを放送したクロスネット局は2010年度に土曜日のナイターをNRNに切り替えた局を除き放送せず通常番組(TBSラジオからの『Listen SOUL!』裏送りも含む)を放送した。

RFラジオ日本は2010年度はオールスターゲームの中継はしないことになった。

※ FM PORTは当時、新潟県内を主なエリアとする独立系FM局でオールスターゲームでは2023年現在唯一民放FM局で中継した。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]