ボスコニアン

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ボスコニアン
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
MSX
開発元 ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
[MSX以外のPC版]電波新聞社
発売元 ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
[MSX以外のPC版]電波新聞社
人数 1~2人
メディア [MSX]カセット
発売日 [AC]1981年11月
[MSX]1984年7月14日
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ボスコニアン』(BOSCONIAN)は1981年11月に発表されたナムコ(現・バンダイナムコゲームス)のアーケードゲーム。全方向任意スクロールの2Dシューティングゲーム。サブタイトルは、『スター・デストロイヤー』(Star Destroyer)。

作品概要[編集]

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8方向レバーと1ボタン(ショット)で自機を操作。自機を中心に画面が8方向へスクロールする。画面レイアウトは同社が前年に発表した『ラリーX』を踏襲し、画面右側のレーダー表示を頼りに、ステージ内に配置された敵基地を全て破壊するとステージクリアとなる。レーダー上での自機の位置は白黒点滅で表示。ラリーXと異なり、レーダーの上下および左右はそれぞれ繋がっている。

ショットボタンを押すと、自機の進行方向の前後に同時に弾が発射される。これにより、自機を追尾する敵への攻撃も可能となっている。

レーダーの上部には、現在の戦場の状況(難易度)を示すコンディション表示がある。「GREEN()」(敵機攻撃無し)「YELLOW()」(敵機攻撃有り)「RED!!()」(敵機総攻撃)の3つで表現され、順に難易度が上昇していく事をプレイヤーに伝えている。本作の難易度はゲーム中に頻繁に変化し、その様子は警告音と共に合成音声でプレイヤーに伝えられる[1]

本作には、ナムコ作品では初となるコンティニューシステムが採用されている。また、宣伝ポスターのデザインは長岡秀星が手掛けている。

敵キャラクター[編集]

敵キャラクターの中でレーダーに表示されるのは敵基地と敵機編隊のみである。また自機のショット以外で敵が撃破(障害物や敵弾に当たるなど)されても得点が加算される。

障害物[編集]

小惑星(ASTEROID)
その昔、巨大な惑星が砕け散った残骸。自機・敵機問わず接触すると破壊される。10点。
機雷(COSMO-MINE)
破壊すると爆発し、近くにいると自機・敵機問わず誘爆に巻き込まれ破壊される(敵基地の砲台には効かない)。20点。

敵機、ミサイル[編集]

自機と同じ大きさのため誤解されがちだが、偵察機以外はすべて戦闘機ではなくミサイルであり、すべて自機めがけて体当たりしてくる。

アイヒ型ミサイル(I-TYPE)
自機をしつこく追跡する。50点。
プルーア型ミサイル(P-TYPE)
自機を囲みながら攻撃してくる。60点。
エッドール型ミサイル(E-TYPE)
ステージ4以降から登場。敵基地中心部から発射される。70点。
偵察機(SPY SHIP)
ステージ4以降から登場。登場する際、「Spy Ship Sighted!(訳:偵察機出現)」と音声ガイドが流れる。画面外に逃げられるとコンディションレッドまでの時間が短縮される。そのため、ラウンド開始後の1機目を逃しても、必ずしもコンディションレッドとなるわけではなく、逆に偵察機を全機逃さず撃墜しても永久パターン防止のため時間経過によりコンディションレッドとなる。なお、コンディションレッドとなった場合、自機が撃墜されるかその面をクリアするまで敵の攻撃が激しくなる。得点は状況による。

敵機編隊[編集]

時折、上記の敵機(偵察機以外)が編隊を組み出現することがある。

  • 敵基地から発射され、高速で自機のいる位置へと向かって来る。レーダー上では赤色の点で表示。
  • 編隊は必ず5機編成で、色違いの1機が指令機。
  • 単独の敵機と同様弾は撃たないが、かなりの速度で自機を追尾する。
  • 指令機を撃墜すると、残りの部隊は撤退行動を取る。
  • 5機全て撃墜すると、500点(アイヒ型)、1000点(プルーア型)、1500点(エッドール型)のボーナス得点。

[1]

敵基地(ENEMY BASE)[編集]

規則的に開閉するシェルターを持つ中心部(1500点 [1]) と、6箇所の砲台(CANNON、200点)で構成されている。砲台から発射される弾は、自機のみならず敵機(基地以外)、障害物も破壊する。レーダー上では緑色の点で表示。シェルターが開いた時に中心部を攻撃するか、砲台を全て破壊すると倒せる。これを全滅させるとラウンドクリア。

新旧バージョン[編集]

大きく分けて旧バージョンと新バージョンがあるが、違いや特徴は以下に記す通り[1]

  • ラウンド毎のマップが若干変更された。
  • 新バージョンはボタンを押しっぱなしで連続ショットが可能(旧では弾が出ない)。
  • 新バージョンはラウンドをノーミスクリアするとボーナス得点がつく。
  • 旧バージョンでは256面目になるとプログラムが暴走してしまう。また、新バージョンではゲームがとてつもなく速くなるので、レバーをぐるぐると回していないと一瞬で激突してしまう。

その他[編集]

続編・関連作品[編集]

『ブラストオフ』(1989年、アーケード)
続編。ストーリー上の直接の繋がりはあるが、縦スクロールシューティングになっているなどゲームシステムは全くの別物。
『ファイナルブラスター』(1990年PCエンジン
同上。ボスコニアンシリーズの最終作。
スターラスター』(1985年ファミリーコンピュータ
ボスコニアン戦争の数百年後という設定で、接収されたボスコニアンの敵基地が補給基地として登場する。
ギャラガ'88』(1988年、アーケード)
背景にボスコニアンの敵基地(の残骸)が登場する。
スターイクシオン』(1999年プレイステーション
人類の植民星に侵攻してくる種族として登場。また本作は、UGSF戦史に正史として認定されている。
レンズマンシリーズ』
世界的に有名なスペースオペラのシリーズ。本作のタイトル及び固有名詞の出典。

移植[編集]

敵機がUFO型の一種類しか登場しない。コンディションがない。
  • MSX版(ナムコットゲームセンターシリーズの第10弾)
敵基地が上下方向からコアが破壊できる向きでしか登場しない。
後に1990年3月9日に発売される『ディスクNG 1』に収録。
電波新聞社のX68000版アフターバーナーIIを移植していたスタッフが息抜きで製作していたのが発売の切っ掛け。FM音源とADPCMを同期させる音源ドライバーを独自で開発し、古代祐三永田英哉によるBGMや、パワーアップ要素のあるアレンジ版が追加収録されている。
1995年11月22日発売のプレイステーション版『ナムコミュージアム VOL.1』に収録。
2006年1月26日発売のプレイステーション2版『ナムコミュージアム アーケードHITS!』に収録。
2006年2月23日発売のプレイステーション・ポータブル版『ナムコミュージアム VOL.2』に収録。
2009年11月5日発売のXbox 360版『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』に収録。

なお、ファミリーコンピュータに移植されていないのは、分割スクロールを実現するのに手間取り、実現可能になった頃には既に発売時機を逸してしまっていたからとのことである。

また、PC-8801MKIISRに海賊版が存在し、X68000版のBGMが実装されている。

2009年11月17日よりWiiバーチャルコンソールアーケードで配信されている。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 『オールアバウトナムコ』
  2. ^ ゲーメスト』創刊号(1986年5月号)新声社

参考文献[編集]

  • マイコンBASICマガジン編集部 『All about NAMCO』電波新聞社 1986年12月 ISBN 978-4885541070

外部リンク[編集]