タンクバタリアン

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タンクバタリアン
ジャンル シューティングゲーム
対応機種 アーケード[AC]
MSX
開発元 ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
発売元 ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
人数 1人
メディア [MSX]カセット
発売日 [AC]1980年10月
[MSX]1984年8月30日
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タンクバタリアン』(Tank Battalion)は、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)から1980年10月に発売されたアーケードビデオゲーム

概要[編集]

固定画面で黄色い戦車を動かして敵を倒していくゲーム。4方向レバーと1ボタン。自機タンクは画面上に一発の砲弾を発射でき、迷路状の壁は全て破壊できる。画面端から出現する青い敵タンクを一定数倒せば面クリア。敵の弾は自機の弾で相殺可能。

スコアの配点は敵との距離で決まる。敵戦車と密着して倒せばスコアは高く、密着してなおかつ正面で倒すとミステリーボーナスが入る。

自機が全て破壊されるとゲームオーバー。また、画面中央最下段に壁で囲まれた「司令部」があり、これに敵あるいは自機の弾が当たると自機の残数に関係なく即ゲームオーバーとなる。

類似作品[編集]

移植版[編集]

タンクディフェンダー(MZ-80K/C版)
ゲーム名は当時人気のゲーム『ディフェンダー』から拝借したものだが、名前のみの借用である。
プログラム言語はFORM(ハドソンがMZ-80K/Cに開発した整数型FORTRAN)で書かれている。FORMは『I/O』にも発表されたため、FORMで書かれたゲームはほとんどが『I/O』に掲載、このゲームも同様である。
まだ細かいグラフィックが使用できず、事実上キャラクタグラフィックのみだったため、戦車は四角と三角のキャラクタを組み合わせ、将棋の駒のような型で表現されている。
ゲーム自体はアーケード版にかなり忠実で、ゲーム中常にサウンドが鳴る(音楽ではない)、戦車の破壊時にも他のキャラが動きながら破壊シーンの演出が行なわれるなど、細かい作りになっている。
アーケード版に無い特徴として、キーを2つ押すと(例えば上と左、右と下など)戦車が斜めに動く点が挙げられる(ただし戦車は斜めにならず、縦横方向だけである)。壁の有無状況によっては、この移動方法はかなり有利な戦術となる。
MSX
ナムコットゲームセンターシリーズの第9弾として発売。
本作独自のフィーチャーとしてスーパータンクが存在する。敵戦車の中に混じって登場するレインボータンクに近づいて破壊すると、自機が2連射可能となる。さらにその状態でレインボータンクを真正面の至近距離から破壊すると、自機と自弾がスピードアップしたスーパータンクへ変貌する。
またアーケード版にはBGMが一切存在しなかったが、本作よりゲームスタートとゲームオーバーの曲が追加された。
サウンドやパワーアップ要素など、本作アーケード版と「バトルシティー」を繋ぐ中間点的な存在。
プログラムは田中京太[1]
後に1990年3月9日フロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 1』にも、このMSX版が収録されている。
ゲームパソコン(SORD-M5)版

亜流[編集]

当ゲームはある程度のヒットを収めたため、他社からも「縦2文字×横2文字分のサイズの戦車が、同じサイズの敵戦車を砲撃する」タイプのゲームが作られた。

戦国の自衛隊(ユニバーサル→ユニバーサルエンターテインメント
戦車が斜めにも動く。
中央に川があり、川向こうの戦車を撃つと点数が倍になる(戦車に川という概念は『バトルシティー』にも使われた)。
敵の数が減るほどBGMが早くなる。
ゲーム名は当時話題になった映画『戦国自衛隊』からとられたが、ただ名前を借用したのみである。
このタイトルは海外では意味不明なため、"No Man's Land"(無人地帯)の名で、アメリカの大手ピンボール会社で最後にテレビゲームに参入したゴットリーブ社にライセンス生産され、同社発売ゲーム第1号となった。
パンサー(アイレム→後のアピエス
当時ミリタリーゲームが多かった同社の『アイレムコマンダー』『グリーンベレー (アイレム)』(コナミの同名ゲームとは別)に次ぐ戦車ゲーム第3弾として発売されたが、この前2作は戦車が1文字分のキャラであり、ゲームの印象はかなり異なる。
通常のシューティングゲームはレバーで移動、ボタンで射撃だが、このゲームは戦車移動用と照準移動用2つのレバーを持つ。
敵戦車は被弾すると破壊されるだけでなく、移動不能だが攻撃可能、攻撃不能だが移動可能などの部分ダメージがある(これは古くからウォーゲームに使われている概念である)。
緑色の森林に入ると、敵戦車が被弾しない(『タンクフォース』では見えにくくなる)。
当時としてはまだ珍しいボスキャラクターが存在する。ボスは大きめの戦車で、これが登場すると雑魚キャラクター戦車は後退する。

リメイク版[編集]

バトルシティーファミリーコンピュータ版)
2人同時プレイが可能になり、敵戦車の種類やアイテムによる自機パワーアップ等の新要素が増えた。任天堂VSシステム対応でアーケードに逆移植もされた。VSシステム版では、ファミコン版とステージの順番が一部異なっている。
タンクフォース(アーケード版)
バトルシティーをさらにリメイクしたもので、ボスキャラクターなどが登場。
ショーでは4人同時プレイ版のバージョンがメインで出展されたが、製品版としては数が少なく、2人同時プレイ版が主に流通している。
なお、司令部の外壁及び司令部本体は自機の弾では破壊できないようになった(司令部への敵からの被弾は従来どおり即ゲームオーバー)
ミニバタリアン(テスト基板)
キャラクターはロボットとなり、壁は破壊できなくなった。
一定面数をクリアするごとに画面が段階的に拡大していき、画面外からも弾が飛んでくるため難しくなる。
正式な続編ではなく、筐体を販売する際に半完成品のままだと電気用品取締法に抵触する時期があり、テスト基板を製作して筐体に同梱した(バタリアンというゲーム機として販売)
筐体のテストとして用意したため、基板の性能もかなり低いが、セガの「ドットリ君」やタイトーの「ミニベーダー」と比べると凝った作りとなっている。
タンくるWindowsオンラインゲーム版)
Windows用オンライン対戦アクションゲーム。2009年4月21日にサービス終了。
ゲームシステムは3DグラフィックのTPSとなり、チーム対抗戦や成長要素などのアレンジを追加。
キャラクターデザインもカジュアルゲーム的な可愛らしいものとなっている。

脚注[編集]

  1. ^ バンダイナムコゲームス公式サイト アナタとワタシのナムコ伝 ナムコ伝10 ドラゴンスピリット

外部リンク[編集]