ファミスタ (ゲームボーイ)

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ファミスタ
Famista
ジャンル スポーツゲーム(野球)
対応機種 ゲームボーイ
開発元 ナムコ
発売元 ナムコ
人数 1-2人(要通信ケーブル)
メディア ロムカセット
発売日 1990年9月14日
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ファミスタ』(Famista)はナムコ1990年9月14日に発売したゲームボーイ用ソフト。日本国内でのみ発売。

概要[編集]

ナムコ初の携帯型ゲーム機用ソフト。ゲームシステムはファミコン版の『プロ野球ファミリースタジアム'88』をほぼ踏襲しており、1人用では14チームから1チームを選んで他の13チームと総当りで対戦して優勝を目指す。コンティニューはパスワード方式。なお、ウォッチモードは搭載されていない。

本作が初出の機能として、イニング数を5回と9回の2種類より選択可能な点が挙げられる[1]。規定のイニングを終えて同点の場合でも引き分けは無く、決着するまで延長戦が続く。この仕様は、同じ携帯ハード向けの『ギアスタジアム』や『ワンダースタジアム』にも継承されている。

動作や打球はファミコン版より若干遅い[1]

CMには校庭で鉄棒にぶら下がっている少年2人が映されており、東京に引っ越す友人に「ファミスタを持っていけよ」と勧める内容。

登場するチーム[編集]

『ファミスタ'88』と同じ。リーグ分けは無く、全チームがファミスタリーグ(FAMISTA LEAGUE)所属となっている。カッコ内はモデルとなった実在のチーム(球団名は発売当時のもの)。

球場[編集]

  • どうむ - 東京ドームがモデルの空気圧式ドーム球場。人工芝グラウンド。
  • なかはら - ライトスタンド後方に富士山を望む天然芝グラウンドの球場。ファウルグラウンドが狭く、スタンドが低いためホームランが出やすい。モデルとなった球場は不明[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、44ページから45ページ
  2. ^ ファウルグラウンドの狭さなど、神奈川県川崎市中原区等々力球場がロケーション的には近い。なお、等々力球場のグラウンドは本作の発売当時、ゲームと同様に内野が土・外野が天然芝であったが2000年川崎球場のスタンドが解体されたのと同時期に全面が人工芝へ張り替えられている。
  3. ^ 『THE ナムコブック』(1991年3月10日、JICC出版発行)『忘れられない!あのコマーシャル』より

参考文献[編集]

  • ゲームボーイ版ファミスタ必勝攻略法(双葉社