源平討魔伝

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源平討魔伝
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード[AC]
ファミリーコンピュータ[FC]
X68000
PCエンジン[PCE]
Windows
iアプリ
EZアプリ
S!アプリ
Wiiバーチャルコンソール アーケード[VCA])
開発元 ナムコ
人数 1人(交代制2人プレイ)
メディア FC: ロムカセット
PCE: HuCARD
Windows: CD-ROM
発売日 AC: 1986年10月
FC: 1988年10月
PCE: 1990年3月
巻ノ弐: 1992年2月
iアプリ: 2004年9月
EZアプリ: 2006年6月
Wii VCA: 2009年3月
デバイス AC: ジョイスティック・ボタンスイッチ2種類
エンジン AC: マザーボードシステム86
  

源平討魔伝』(げんぺいとうまでん)は、1986年10月、ナムコ(現:バンダイナムコゲームス)が開発したアーケードゲーム

本作では鎌倉時代の征夷大将軍、源頼朝が悪役として登場する。アクションゲームで独自の構成がなされていた。断面図視点の横スクロールモード、キャラクターが大きくなるBIGモード、そしてトップビューである平面モードの三つのモードが連続している。当時としては珍しい純和風の世界観を表現したグラフィックの美しさとサウンドのよさが稼動当時からゲーマーから大きな評価を得ている。[1][2] 音楽は中潟憲雄、美術は穴田悟が担当。また、この作品を手がけたチームは後に「源平プロ」を名乗り、『超絶倫人ベラボーマン』を手がけることになる。

目次

[編集] ゲーム内容

主人公・平景清1185年壇ノ浦の戦いで戦死した後、「ぷれいや」なる異次元の者からの布施により復活して義経弁慶と戦い、三種の神器を集めて平家の仇敵源頼朝を討ち取るべく鎌倉へと東上する内容となっている。モチーフは歌舞伎浄瑠璃の演目の『出世景清』。

[編集] システム

[編集] 操作方法とゲームモード

操作には八方向レバーと攻撃ボタンおよびジャンプボタンが使われる、アクションゲームとして極一般的な部類になる。

また、ステージごとに「横スクロール」「BIGモード」「平面モード」の3つのゲームモードがあり、モードによりアクションが異なる。特にジャンプについては、横モードではボタンを連打することにより滞空時間が延びる。BIGモードではジャンプの高さに規定値+ランダム要素が導入されており、一回のジャンプだけでは取れないアイテムなども登場する事がある。平面モードでのジャンプは使用しなくてもクリア可能。

横モード
横モードは通常のサイドビューである。全体的にキャラクターが小さく、落とし穴やトラップが仕掛けられており、一般的なアクションゲームらしい構成となっている。また、このゲームモードの穴に落ちるとダメージを受けたりプレイヤー数が減るのではなく、強制的に黄泉というステージに移される。その他、ボーナスステージやだじゃれの国といった隠しステージもこのモードに属する。
BIGモード
BIGモードは基本的にボスとの戦いに用いられるモードで、義経弁慶などのボスが登場し、決闘に勝利するかごり押しで鳥居までたどり着けばクリアとなる。操作などは横スクロールモードと変わらないが、入力によって攻撃方法が変わる。最大の特徴として、このモードではキャラクターのグラフィックがかなり大きく使われており、一部キャラクターは多関節で表現され絵のパターンを切り替えてキャラクターを動かす表現とは異なり、より表現がダイナミックであった。加えて、格闘ゲーム等が流行する直前のゲーム作品であったため、大型キャラが動き回るゲームは当時珍しく、本作の見せ場の一つとなった。
平面モード
平面モードは他のモードとは大きく異なり、クォータービューである。このモードのステージは少なく、長門京都越前武蔵黄泉のみである。しかしいずれも本作の進行上重要な位置を占め、特に長門・京都・武蔵は鎌倉を目指す上で必ず通ることになり、黄泉は横モードで穴に落ちたときに強制的に移されるステージなので、ゲームクリアまでに何度かこのモードをプレイすることになる。また、このモードでもジャンプは可能だが、使用頻度は低く(敵の上を飛び越えることができない)もっとも活用されるのは平安ステージで壁を乗り越える時くらいである。

[編集] ルール

いずれのゲームモードでも、攻撃の基本は武器である日本刀にて敵を斬る。BIGモードではいくつかの斬り方が用意されている。

なお、武器には耐久度および攻撃力を現す数値(ゲーム中では剣○○と表現される)が設定されており、この数値が高いほど攻撃力が上がり低いと攻撃力が下がる。さらにこの値が0を示すと、刀が折れ攻撃力が大幅に低下する(刀が折れる表現はBIGモードのみ)。剣の値は紫の玉もしくは剣アイテムを得ることにより上昇し、破壊できない物(浮遊している小島、要石(大)、中ボスの武器等)、通常では破壊できないもの(要石(小))、硬いもの(狛犬)を切り付けることにより低下する。

巻物アイテムを取ることにより必殺技が使用可能となり(横・平面モード:霞切り、BIGモード:必殺旋風剣)、三種の神器の一つ、「草薙剣」を取ることにより剣の値が低下しなくなる。

いずれのゲームモードも、マップ中に配置されている鳥居に入るとステージクリアとなり、次のステージに移る。BIGモードでは鳥居は一つしかないが、横モードおよび平面モードのステージでは鳥居が複数あるステージも存在し(特に黄泉以外の平面ステージはいずれも鳥居が複数存在する)、鳥居によって行き先のステージが変わる。ボーナスステージやだじゃれの国などの隠しステージにいける場合もある。

また、本作品の終了判定は体力である命のろうそくがすべて消えるか(ゲーム中はろうそくの本数と長さにより表現される)、「黄泉の国」にある生死のつづらで死を引き当てることにより終了。命のろうそくはアイテムである青い玉で回復できるほか、ろうそくアイテムを取ることにより完全回復+上限値の上昇が可能(ろうそくの上限値は10本)。体力が満タンの時に茶の玉を取ることで上限値を延ばすことも可能。

[編集] 三種の神器

本来は天皇の正統性の証明である宝物だが、本作においては頼朝を倒すための重要なアイテムであり、全て揃えないとエンディングに到達できない。

八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)
景清が毒の影響を受けなくなる。摂津伊勢で出現。
八咫鏡(やたのかがみ)
景清が雷と暴風の影響を受けなくなる。越前越中で出現。
草薙剣(くさなぎのつるぎ)
剣の値が減少しなくなる。信濃で出現。BIGモードでは刀が白く輝くようになる。
これがなければ頼朝を討ち取れない。

[編集] アイテム

玉(緑)
銭の値が増加する。最大値は99。主にザコ敵を斬ったときに現れる。
玉(青)
命の値が増加する。ゲージの上限より増えることはない。主にザコ敵のジェネレータを斬り落としたときに現れる。地獄(BIG)モードの骸骨のあばらの部分を破壊した場合にも出現する。
玉(紫)
剣の値が増加する。最大値は99。横モードで骸骨船・龍を、BIGモードで般若・義経・弁慶を倒したときに出現する。お釈迦様が落としてくれる玉の中でも出現比が低く重要なアイテムである。
玉(茶)
淡路美作志摩佐渡のボーナスステージのみ出現。命のゲージが満タンの時に関係なく取るとゲージが拡張される。この玉自体には命を回復する作用はない。※但し、PCエンジン版では命のゲージが満タンの時に取るとゲージが拡張される
つづら
斬って開けることが出来る。中には青白い玉 (銭) または青灰色の像 (剣) が入っている。横モードではつづらに乗ることもできる。
巻物(BIGモード以外)
ほとんどのステージで出現する。景清の姿が点滅し、剣から衝撃波を放つことができる。剣の値が高いほど、より多く・より遠く放つことができる。剣の威力が増加し、通常では斬れない小要石(弾むタイプ・左右に進むタイプ両方)やムカデなども斬ることができる。ただし小要石など、通常で斬ってしまうと剣の値が下がる対象物に対しては、衝撃波で斬ったとしても同じ確率でデメリットが与えられる。※PCエンジン版ではアーケード版(ナムコ直営バージョン以外)、モバイル版とは異なり衝撃波を当てても剣の値が下がらず、衝撃波は要石(大)、つづらにも当たる(大要石は当然破壊出来ないが、衝撃波を利用してつづらを開けることも出来る)
巻物(BIGモード)
景清の右腕が高速で回転する「必殺・旋風剣」が発動する。この状態では剣が全てを貫通するため威力は絶大であるが、出現数は少ない。
米俵
銭10と引き替えに命を回復。
銭10と引き替えに剣の値を増加。
地蔵
銭10と引き替えに徳(得点)を得る。
ろうそく
命を回復(無料)。最大本数まではろうそく一本分ゲージ拡張も含む。
スペシャルフラッグ[3]・ホブリン[4]・ギャルボス[5]
徳が増える。
菖蒲
横モードのみに登場するアイテム。摘む事により「愛」のテロップがあがる。ゲームに一切影響を与えず、たまに獲得できない時もあるが、その場合もゲームへの影響は皆無である。

[編集] 登場人物

[編集] 主な登場人物

景清
平家きっての剛の者と謳われるが、魔族を率いる頼朝の前に、壇ノ浦にて討たれる。しかし、魔族の跋扈する世を憂う天帝が、三途の川の渡し守「安駄婆(あんだばあ)」に命じ、ぷれいやなる異次元の者の布施により地獄から甦る。甦った景清は、諸国をめぐり、魔物を倒し、鎌倉を目指す。本作の主人公。
モチーフとされるのは、同名である実在の人物「藤原総七郎兵衛尉景清(平氏に出仕したことにより平景清と呼ばれる。悪七兵衛景清とも)」。
頼朝
魔族に魂を売り渡したことにより、人知を超えた力を得る。そして、魔族を率い平氏を駆逐し、1192年日本を統一した。以後、世は魔族が跋扈することになる。
本作の最終目標(ラスボス)であり、最終ステージである鎌倉にて景清を待ち受ける。容姿は(しゃく)を手に戴冠した通俗上よく知られた姿であるが、景清に切りつけられることにより、悪魔のような顔に3段階変化する。攻撃方法は雷と竜巻であるが、三種の神器の一つ「八咫鏡(やたのかがみ)」を所持していれば無力化できる。しかし、倒すためには三種の神器をすべて所持していなければならない(神器が欠けていると頼朝の体力がループして0にならない。ちなみに、戦闘開始時の頼朝の台詞が「敵ながらあっぱれ」ではなく「まだ若いのぅ」となる)。頼朝は、攻撃力こそ他の敵の比ではないが、三種の神器さえ揃えていれば簡単に倒せる(義経や弁慶と違いテクニックはほとんど要さず、乱暴に言ってしまえば、剣力さえ高ければ適当に剣を振り回しているだけでも倒せてしまう)ため、一部のプレイヤーからは不満の声もある。また、ラスボスであるが一部のステージで永久パターン防止キャラクターとして登場する。特にだじゃれの国(摂津越中)では、「わらってよりとも」のテロップとともに、高笑いをあげて画面いっぱいに登場するのは圧巻。「戯れは終わりじゃ」と言いながら手にした笏で景清を攻撃する。なお、この場合はこちらから攻撃することはできない。※PCエンジン版では、頼朝の攻撃する笏に対して完全に回避出来るアーケード版及びモバイル版と異なり、攻撃する笏の位置によって左端か右端の場合に限り移動すれば回避可能(それ以外は回避不能、すなわち死) 
モチーフは鎌倉幕府の創始者である「源頼朝」。
義経
頼朝に仕える武士。尖兵として景清に襲い掛かる。本作の中ボスとして、景清の前に立ちはだかる。
攻撃方法により2つのタイプがあり、「ひょう!」という奇声を上げ小柄(ナイフに似た投擲用の刃物)を投げつつ一定の間合いを取るタイプと、「殺して進ぜよう」の掛け声とともに登場した後、「のほほほほほほ」と奇妙な姿勢で高笑いし回転体当たりや突きで攻撃してくるタイプがある。義経の剣と景清の剣が打ち合うと、剣の値が減少することがある。倒すと紫の玉を落とす。ともに弱点は頭部だが、前者は常に剣を眼前に掲げているため剣の値を減らさずに素早く倒すのが難しい。故にこのタイプの義経をBIGモードキャラ中では最強とする声もあった。ちなみに前者はジャンプ着地際の突き、回転しながら体当たりするタイプの場合、プレイヤーより後方に着地することがある。そうなった場合は振り向いて倒すこともできるが、そのまま前進して鳥居にたどり着いてクリアにすることもできる。倒さなかったからといって(剣の玉は得られないが)特別なペナルティはない。
モチーフは頼朝の弟である「源義経」。
弁慶
義経とともに景清を待ち受ける頼朝の手下。巨躯の僧兵。
義経と同じく中ボスである。攻撃方法はステージによって異なり、「ばかめ」の掛け声と共に登場し鉄球を投げつけてくるタイプと、鉄球のついた杓丈を振り回してこちらにむかってくるタイプの2種類が存在。弱点は「泣き所」として知られる脛ではなく、実際は頭部[6]。投げつけてくる鉄球や手につけている篭手と景清の剣が打ち合うと、景清の剣の値が減少する。倒すと紫の玉を落とす。後者のタイプの場合、地面に鉄球を残すため、安易に前進するとダメージを食らう。前者のタイプは、足元にしゃがめば安全地帯となるが、後者のタイプは安全地帯がないため、非常に厳しい。しかも耐久力が異常に高く、剣力を大幅に失ってしまう。景清が初期状態での正面勝負は非常に不利であり、常に弱点を攻撃せざるを得ない序盤の強敵。前述のように頭部を意識的に狙うテクニックを用いて倒すのが理想とされていた。また、終盤で義経と2体同時に登場し、戦い方によっては頼朝よりもプレイヤーの厚い壁となる。なお、現在においては一般的になった大型キャラクターの先駆けでもあり、当時は衝撃的なキャラクターとして高い人気があった。[7]弁慶の最期は立ち往生で有名だが、本作品では前者は「これで勝ったと思うなよ」、後者は「今に見ておれ」の捨て台詞をはきながら地面に沈んでいく[8]
モチーフは義経仕従の一人、「武蔵坊弁慶」。

[編集] その他の登場キャラクター

安駄婆
三途の川の渡し守。天帝の命により景清を復活させる。読み方は「あんだばあ」であるが、アンダーバーをもじっている架空のキャラクター。クレジット〈お金〉を入れると「ありがたや」と感謝の言葉を言い、ゲーム中に声援をくれるほか、ゲーム終了後に進行度によって評価のコメント(今一歩じゃったのう、見所のある奴じゃ、お前の力はそんなものか、情けなや)をくれる。ゲームのラストが近付くと「あともう一歩」とも語る。
モチーフは三途の川のほとりにいるとされる「奪衣婆」と思われる。
天帝
頼朝たち魔族による世の混乱を憂い、安駄婆に景清を甦らせた。設定のみでゲームには登場しない。
閻魔大王
黄泉の国にて景清を待つ神。生のつづらを開けると景清を復活させてくれるが、死のつづらを開けるとその場でゲームオーバーとなる。ただし生のつづらを開けて蘇るたびに、次に地獄に来た時の生のつづらの数は減少する。また、つづらを開けなくとも銭を七〇払って血の池に入れば復活は可能(この際「地獄の沙汰も金次第」とのテロップが出る)。
釈迦
ボーナスステージである美作淡路志摩佐渡で登場。アイテムたる玉を景清に大量に降らせる。4種類の玉の比率は緑(銭)・青(命)・茶(ゲージ拡張)・紫(剣)の順である。しかし、動きは非常にランダムであり、時には貴重な茶・紫の玉が取りたくても取れない状況に陥る。斬りつけても当たらない。(斬りつける事が出来るのはお釈迦様ではなくアイテム玉)
魔人
横モードのみに登場する敵キャラクター。耐久力が高く、普通の攻撃では苦戦を強いられるが、衝撃波を胸に当てれば一発で倒せる。容姿は大魔神そのもので一種のネタ的なキャラクター。
骸骨
地獄(BIGモード)で出現。「色即是空」「空即是色」「一切苦厄」というテロップが現れる。テロップの文字にかかわらず、音声は「色即是空」である。事実上はオープニングボスのようなもので、強力な剣を持っている。倒したとき全身の骨が散乱するが、これに当たるとダメージを受ける。あばらの部分を狙ってダメージを与えて倒すと骨が散乱せず、青い玉を落とす(青10、PCエンジン版では青2回復、散乱した場合も消える前に落ちているあばら骨を素早く斬れば玉を出す事が可能)。骸骨に向かって飛びかかると、骸骨の体勢によっては空中で弾かれて、骸骨より先に着地することができ、そのまま鳥居に進むとクリアとなる(骸骨がジャンプしてきた時に直進すれば下をくぐる事もできる)。倒さなかったとしても何らペナルティはない。
琵琶法師
備前の国、但馬の国で登場。琵琶を弾きながら「南無阿弥陀仏(実際には『なむあみだぶつ』の『つ』がない)」と唱え、『鳥獣戯画』に描かれた形のウサギとカエルを放つ。ウサギとカエルに接触するとダメージを受ける。ウサギとカエルを斬ると毒キノコに変わる。一定時間が過ぎると『さらばじゃ』のテロップと共に去る。景清が前進すると琵琶法師は後退していくため、通常倒すことはできないが、衝撃波をうまく利用すれば倒すことができる(バグ的な裏技)。
平安京エイリアン
京都のみ出現。一大センセーションを起こした平安京エイリアンへのオマージュと考えられる。原作のイメージを元に、3D的な表現で描写されている。景清はつるはしを持っていないため穴に埋めることはできないが、普通に倒すことは可能。餓鬼のジェネレータから出現する。
鬼姫
平安京(羅城門の内側)で登場。十二単にお滑らかしの髪の姿。景清を捕らえようと寄って来る。簡単に倒せ、ダメージは受けるが振り払ってもよい。女性だけに、斬ると「キャーッ」と絹を裂くような、または「いや~ん」という悲鳴を上げて倒れる。捕まると「お前の命、わらわにおくれ」と声を出す。なおゲーム中では常に後ろを向いている為、顔を見ることはできないが、オフィシャルイラストでは正面を向いており、名前の通り鬼のような顔をしている。
風神雷神
小モードにて登場、どちらも日本画をモチーフしているが、風神は口が伸びひょっとこのようなコミカルな顔になっている。雷神はプレイヤーの近くに来て雷を落としてくる厄介な敵であるが、風神は周りを回りながら風の文字を飛ばしてくるだけなので、それほどでもない。両者共巻物の衝撃波なら一発で倒せる。
小モードにて登場。追尾機能のある炎と体当たりで攻撃する。頭部が弱点で、胴を切ると剣の値が減少する。摂津に登場するタイプは空中を高速で飛び回っており、足場として使うことも可能。信濃では3つ首の竜が登場し、草薙剣を守っている。3つ首竜はそれぞれの首が独立しており、全て倒す必要がある。両者共に倒すと紫の玉を落とす。

[編集] エンディング

頼朝を倒すと「わが魂は不滅じゃ」との声を残し消滅する。同時に、元々死者であった景清は目的を果たした後に桜の花びらとなり、風に舞い散り露と消える(平家物語冒頭句より)。

そして、桜舞い散る富士を背景に結びとして文章が流れ、本作は終幕となる。このとき流れる文面には肝臓破裂で急死したナムコの名プログラマーである深谷正一へのレクイエムとしての意味合いが込められている[9]

[編集] スコアアタックに関して

ほとんど全てのゲームは高得点を取ることが困難なため、より腕の高いプレイヤーが高得点を競い合う。これに対して本作では、得点(徳)がゲーム進行において意味がない上、高得点を得ることよりも低い得点でクリアすることの方が難しく、「低得点トライアル」という特殊なスコアアタックが行われた。ハイスコアのランキングによりつく称号は上から、天帝→地帝→人帝→摂政→関白→大納言→中納言 の順である。ネーム入れで「あああああああ」等と入力すると自動的に「名無子」になる。(「名無し」と「ナムコ」をかけている。)

[編集] 源平討魔伝 巻ノ弐

1992年4月にPCエンジンオリジナル作品として発売された。物語は「源平討魔伝」の直接の続編となっており、前作で倒された後「魔界日本」と呼ばれる世界で復活の機会を窺う頼朝を討つため、再び甦った景清が旅立つという内容。日本国外でのタイトルは『Samurai Ghost』。

ゲームシステムは基本的に前作を踏襲しているが、以下のような変更点がある。

  • 全ステージが、前作でいうBIGモードに統一された。
  • 敵の攻撃を一度だけ防御する「中段の構え」と空中から剣を突き立てる「兜割り」のアクションを追加。
  • いくつかのステージを一纏めにしたラウンド制を採用し(全7ラウンド)、各ラウンドの最後にボスキャラクターが登場する。
  • 三種の神器のうち、草薙剣(および剣の値)を廃止、代わりに前作の衝撃波・旋風剣を含む5種類の剣術アイテムが登場する。八尺瓊勾玉と八咫鏡は回数制限のある通常アイテムとして登場。これにより、頼朝を倒すために神器を集める必要はなくなった。
  • 中ボスとして出現する琵琶法師を(裏技なしで普通に)倒せる。

各ラウンドのボスとして、骸骨・義経・弁慶など前作のBIGモードで馴染みのある敵のほか、魔神や鬼姫のように他モードのザコ敵からボスキャラに格上げされたものが登場する。頼朝は前作では顔と体の色しか変わらなかったが、本作ではイメージイラスト同様の外見に変身する。また、前作で弱いと言われたためか、本作では格段に強化され、ラストボスにふさわしい強さを持っている。また今作にボスとしてシリーズ初登場した木曽義仲は、NAMCO x CAPCOMにも登場している。

前作は比較的楽にノーコンティニュークリア[10]できるのに対し、本作は非常に高難度である。しかし、ほぼ完全なパターンゲームであるため、攻略パターンを丸暗記できれば、ノーミスクリアも可能である。特にボスについては、パターン攻略によりノーダメージで倒すことも可能である。逆に、ある程度のパターンを覚えなければ、非常に困難な戦いを強いられるボスもいる。

ステージ構成
壱ノ巻:天界→魔界参道 ボス:骸骨
弐ノ巻:九焔山州 ボス:雷神、魔神
参ノ巻:沙界四州 ボス:風神、義経
四ノ巻:京獄 ボス:琵琶法師、鬼姫
五ノ巻:麓仙州 ボス:木曽義仲
六ノ巻:機関八州 ボス:琵琶法師、弁慶
七ノ巻:鎌倉あぎと(月咢と書く) ボス:頼朝(魔神、義経、弁慶、木曽義仲の中からランダムで2体が中ボスとして再登場)

[編集] その他

  • このゲームのプロモーションビデオ制作に雨宮慶太が監督として参加している。
  • ファミリーコンピュータ版は世界観は同じであるもののゲーム内容は全くの別物(ボードゲーム)であったため、アーケード版のファンには不評であった(一方、オリジナルBGMはなかなか好評であった)。なお、ファミコン版ではプレイヤーの名前に8つのNGワードが非公式に設定されており、ネーム入れで「よしつね」「よりとも」などの敵キャラクター名、女性器を指す言葉などのほか、「げつふう」(ファミコン版『源平討魔伝』の前年、コナミより発売されたファミコンゲーム『月風魔伝』に由来。同作品は「アーケード版の源平討魔伝をモチーフとした作品」と評されている)と設定しようとすると文字の一部が自動的に伏せ字になる。
  • その後X68000PCエンジンWindows・各種携帯アプリに移植された。2007年10月2日よりPCエンジン版がWiiバーチャルコンソールで配信、2009年3月31日からWiiバーチャルコンソール アーケードでアーケード版が配信されている。
  • 1996年11月8日発売のプレイステーション版『ナムコミュージアム Vol.4』に収録されている。
  • 太鼓の達人』に、源平討魔伝のBGMメドレーをアレンジした「KAGEKIYO~源平討魔伝メドレー~」が収録されている。
  • リッジレーサーV』に、源平討魔伝のBGMメドレーをアレンジした「SAMURAI ROCKET」が収録されている。
  • 2007年ファッションブランドMARS16よりオフィシャルTシャツがリリースされた。
  • クリアー時に流れるエンディング(クレジット)の花吹雪は「上から下」と「下から上」の2通りあるが、業務用では設定により見え方に相違があるようである。移植の場合はどの設定を移植として選ぶかによる。

[編集] 脚注

  1. ^ 月刊ゲーメスト1991年7月号増刊「ザ・ベストゲーム」(新声社)24,25ページ
  2. ^ GAME遊Ⅱ特別編集「帰って来た名作ゲーム」(リイド社・1995年刊)172ページ
  3. ^ラリーX』から登場した、ナムコ隠れキャラの代名詞的存在。
  4. ^リブルラブル』に登場した敵キャラクター。
  5. ^ギャラクシアン』に登場した敵キャラクター。初期配置で最上段にいるキャラクターである。
  6. ^ PCエンジン版を除く
  7. ^ 月刊ゲーメスト1991年7月号増刊「ザ・ベストゲーム」(新声社)25ページ「キャラクターが魅力」の項参照
  8. ^ PCエンジン版は、どちらも「これで勝ったと思うなよ」である。
  9. ^ ちなみに、深谷が急死したのは本作品の制作中であると言われているが、それは電波新聞社刊「ALL ABOUT NAMCO II」により広がったデマである(遠藤雅伸の証言によると、本作の企画はゲームスタジオ設立後に立てられたとの事。実際に亡くなったのは前年に公開されたモトス制作中と言われる)。プログラマーとしても周囲の人に愛された深谷に対するスタッフの思いは強く、本作前後、様々なナムコ作品のエンドロール等に深谷の思いを継ぐキーワードがこめられるようになった。
  10. ^ もっとも、同時代のゲームの中では難度は高い部類に入る。

[編集] 外部リンク

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