ディグダグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ディグダグ』(DIGDUG)は、ナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が1982年3月に発売したアーケードゲーム。および、本作に登場する主人公キャラクターの名称。キャッチコピーは「戦略的穴掘りゲーム」。

概要[編集]

縦型固定画面のゲームで、4方向レバーと1つのボタンを使用する。レバーを操作して主人公ディグダグを操作、移動先に地面があるときには掘りながら進んでいく。地中という設定ではあるが、岩を除くキャラクターに重力の概念は存在せず、地上に対して垂直に掘られた縦穴も難なく上がることができる。

ボタンは銛を打つのに使用する。敵は銛(もり)に当たると膨らみ、ボタンを続けて押すとだんだん大きく膨らむ。膨らませたまま放置すると、少しずつしぼんで元に戻る。連続して数回膨らませると破裂させて倒すことができ、深い地層で倒すと高得点となる。膨らまされた敵は身動きできなくなり、ディグダグが背後をすり抜けてもミスにならない。また、ボタンを押す(押しっぱなし)では膨らむ速度は比較的遅いが、進行方向を前に入れながらボタンを連打することで素早くパンクさせることが可能なため、特に2匹以上の敵が同時に迫っている状況においては有効なテクニックといえる。またこのテクニックは以降の続編作品でも共通で使用可能。

時間が経つと効果音と共に敵のスピードがアップする。敵が残り1匹になると、撤退行動を取る。画面上の敵を全て倒すか、敵が撤退すると面クリアとなる。アーケード版は255面をクリアすると次の面で既にモンスターに触れている状態から始まり、ラウンド開始と同時にミスとなる。残機がなくなるまでゲームオーバーを待つこととなり、その後にコンティニューすると1面から始まる。

キャラクター[編集]

ディグダグ(DIGDUG)
主人公(プレイヤーキャラクター)。ボタンを押すと向いた方向にを放つ。敵に銛を刺した後、ボタンを押してポンプでふくらまして破裂(プクプクポン)させることで倒すことができる。敵にふれる、火炎で焼かれる、に潰されるなどでミスになる。目変化状態の敵に当たってもミスとなるが、ファミリーコンピュータ版(ファミコンミニバーチャルコンソールを含む)は例外で、目変化状態の敵には接触してもミスにならない。
後に、『ミスタードリラー』シリーズに登場する主人公「ホリ ・ ススム」の父親であり、名前は「ホリ ・ タイゾウ」という設定が加えられた。
プーカァ(プーカ)(POOKA)
ゴーグル型の水中眼鏡を掛けた風船のモンスター。基本的には掘られた部分を進んでいくが、時々「目変化(めへんげ)」して土中をすり抜け直接主人公に向かってくる。なお、目変化の状態になると移動力は格段に落ちる。「プーカ[1]または「プーカァ[2]と呼ばれる。
ファイガー(ファイガ)(FYGAR)
背びれが光った後に左右に向いている方向へ火炎を放つ緑色の怪獣。火炎は薄い壁を通り抜け、主人公は当たるとミスとなる。プーカァと同じく目変化して土中をすり抜け、直接主人公に向かってくる。火炎の射程距離が主人公の銛より長いため、横から接近すると銛が届かないところで火炎を浴びる危険が高い。その代わり、横から破裂させると通常の倍の得点が入る。登場初期では「ファイガー」で、現在は作品によっては「ファイガ」と呼ばれることもある。

仕掛け[編集]

岩の直下を掘ると一定時間後に落下する。岩の真下を掘ったら、すぐに主人公を上向きにすることで落下を抑える事ができる(そこから更に他方向に動かすと上向きにしても抑える事はできない)。
着地するまで落下し続け、その時下にいた敵や主人公を全て巻き込んで潰してしまう。敵を一度にまとめて潰せば高得点となる。主人公が岩の下敷きになるとミスとなる。敵をおびき寄せながら、岩の下方から縦穴を掘り、タイミングを見計らって岩を落下させるのが基本的な戦略になる。落下後は割れて画面から消滅する。

アイテム[編集]

ベジタブルターゲット
岩を2つ落下させると、主人公のスタート位置に出現する。なお、アーケード版は敵に捕まった直後の1つ目の落下はカウントされない。全部で11種類存在する。ベジタブル(野菜)ターゲットという名称ではあるが、ベジタブルと無関係なターゲットも出現する。
ラウンドが進むと高得点になるので、スコアを稼ぐプレイヤーにとっては重要なものとなる。
現在の面数を表示する。10面毎に大きな花が咲く。大きな花は黄色の2種類があり、ラウンド数が多くなるとが増えなくなる。アーケード版は68面で表示数が最高になる。

バグ[編集]

ディグダグのアーケード版の初期に出回ったバージョンには、以下のバグが存在している。

  • 敵をポンプで破裂させ、破裂したグラフィックが出ている時に岩石落としで潰す。この岩石落としによって敵を全滅させた場合、またはこの岩石落とし後に他の敵が残っている場合は、残りの敵をポンプで破裂させずに倒すか、あるいは敵が逃げて画面上に存在しなくなると、ラウンド(ステージ)が終わらずに次のラウンドへは進まなくなる。こうなってしまうとベジタブルターゲットを取るか岩石落としで主人公を自殺させる以外にラウンドを終わらせる方法が無くなってしまう。改善されているものは破裂状態に岩石を落としても潰れないようになっている。PlayStation版『ナムコミュージアム Vol.3』でも同様のことが可能だが、ベジタブルターゲットを取ってもラウンドが終わらない。自殺させることで終わる事はできる。
  • ベジタブルターゲットを取ると同時に敵を破裂させると、ターゲットの2倍の得点が入る。

移植版[編集]

続編[編集]

ディグダグII
1985年に発売されたアーケードゲーム。舞台が小さな島の上に変更された。
ディグダグ・アレンジメント(アーケード版)
1996年に同社より発売されたアーケードゲーム『ナムコクラシックコレクションVol.2』内に収録。グラフィックやBGM1990年代風にアレンジされ、様々な新フィーチャーが追加された。
ディグダグ・アレンジメント(家庭用ゲーム機版)
2005年2月24日発売のPlayStation Portable版『ナムコミュージアム Vol.1』に収録。2009年5月発売のiPhone / iPod touch版『Dig Dug REMIX』、2009年11月5日発売のXbox 360版『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録されたが、PSP版にあったマルチプレイは削除されている。
ディグダグ ディギング ストライク
2005年9月8日に発売されたニンテンドーDS用ゲーム。1作目と『II』を融合させたシステムで、キャラクター設定はミスタードリラーシリーズからの逆輸入。
ディグダグアイランド
『ディグダグII』をベースとしたオンラインゲーム。1作目と『II』の世界観は継承しているもののキャラクターデザインは一新されている。舞台はホラヌ共和国となっており、『ディグダグ ディギング ストライク』については触れられていない。
2007年12月にクローズドベータテストが行われ、2008年5月8日にサービス開始。2009年4月21日にサービスを終了した。

アレンジソング[編集]

恋のディグダグ
作詞 弓達公雄/中沢淳 作曲:慶野由利子 編曲:米光亮 歌:まさごろ
第1作のBGMに歌詞をつけたもの。『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』に収録。

関連商品[編集]

  • 稼働当時、プーカァのグッズが多数作られた(キャップ、ビーチボール、ゼンマイで歩く人形など)。
  • CIZNAが2000年にTシャツをリリース。
  • アートストームが2006年にTシャツをリリース。
  • MARS16が2007年にTシャツをリリース。

関連項目[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 「ディグダグ」とは”. 任天堂. 2014年2月23日閲覧。
  2. ^ バーチャルコンソールアーケード ディグダグ”. バンダイナムコゲームス. 2014年2月23日閲覧。

外部リンク[編集]