トウガラシ
| トウガラシ | |||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Capsicum annuum L. | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| トウガラシ、唐辛子 | |||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| chile pepper sweet pepper |
| 100 g (3.5 oz)あたりの栄養価 | |
| エネルギー | 1,179 kJ (282 kcal) |
| 炭水化物 | 49.7 g |
| - 糖分 | 7.19 g |
| - 食物繊維 | 34.8 g |
| 脂肪 | 14.28 g |
| - 飽和脂肪酸 | 2.462 g |
| - 一価不飽和脂肪酸 | 3.211 g |
| - トランス脂肪酸 | 0 g |
| - 多価不飽和脂肪酸 | 8.006 g |
| - ω-3脂肪酸 | 0.519 g |
| - ω-6脂肪酸 | 0.014 g |
| タンパク質 | 13.46 g |
| - トリプトファン | 0.07 g |
| - トレオニン | 0.27 g |
| - イソロイシン | 0.39 g |
| - ロイシン | 0.63 g |
| - リシン | 0.36 g |
| - メチオニン | 0.13 g |
| - シスチン | 0.18 g |
| - フェニルアラニン | 0.37 g |
| - チロシン | 0.19 g |
| - バリン | 0.54 g |
| - アルギニン | 0.49 g |
| - ヒスチジン | 0.18 g |
| - アラニン | 0.45 g |
| - アスパラギン酸 | 1.69 g |
| - グルタミン酸 | 1.59 g |
| - グリシン | 0.6 g |
| - プロリン | 1.25 g |
| - セリン | 0.23 g |
| 水分 | 10.75 g |
| ビタミンA相当量 | 1483 μg (165%) |
| - βカロテン | 15000 μg (139%) |
| - ルテインおよびゼアキサンチン | 310 μg |
| ビタミンB1 | 0.25 mg (19%) |
| ビタミンB2 | 0.94 mg (63%) |
| ビタミンB3 | 11.6 mg (77%) |
| パントテン酸(ビタミンB5) | 0.888 mg (18%) |
| ビタミンB6 | 2.094 mg (161%) |
| 葉酸(ビタミンB9) | 28 μg (7%) |
| コリン | 66.5 mg (14%) |
| ビタミンB12 | 0 μg (0%) |
| ビタミンC | 0.7 mg (1%) |
| ビタミンD | 0 IU (0%) |
| ビタミンE | 38.14 mg (254%) |
| ビタミンK | 105.7 μg (101%) |
| カルシウム | 330 mg (33%) |
| 鉄分 | 17.3 mg (138%) |
| マグネシウム | 149 mg (40%) |
| マンガン | 1.7 mg (85%) |
| セレン | 20.4 μg (29%) |
| リン | 300 mg (43%) |
| カリウム | 1950 mg (41%) |
| 塩分 | 1640 mg (71%) |
| 亜鉛 | 4.3 mg (45%) |
| リコペン | 21 μg |
| %はアメリカにおける成人向けの 栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
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トウガラシ(唐辛子、学名:Capsicum annuum)は、ナス科トウガラシ属の多年草または低木(日本など温帯では一年草)。また、その果実のこと。メキシコ原産(アンデス地方という説もある)。果実は香辛料または野菜として食用にされる。
「トウガラシ」は「唐」から伝わった「辛子」の意味である。ただし、「唐」はばくぜんと「外国」を指す言葉で、中国経由というわけではない。詳細な伝来史、香辛料としての異名については唐辛子を参照。
広義にはトウガラシ属をトウガラシと総称することがあるが、ここでは主に C. annuum 1種について述べる。
目次 |
特徴 [編集]
草丈は40-60cm。茎は多数に枝分かれする。葉は互生。柄が長く卵状披針形。7-9月ごろ白い花を付ける。花の後に上向きに緑色で内部に空洞のある細長い5cmほどの実がなる。果実は熟すると赤くなる。品種によっては丸みを帯びたものや短いもの、色づくと黄色や紫色になるものもある。
辛味成分カプサイシンは種子の付く胎座に最も多く含まれる[1]。トウガラシは胎座でカプサイシンを作り出している。トウガラシの種子にはカプサイシンがほとんど含まれていないため、種子だけを食べるとまったく辛味を感じない。カプサイシンは果皮にも含まれるが、胎座ほど多くない。
ししとうなどの甘い品種は辛い品種と交配が可能であり、甘い品種を母、辛い品種を父として交配した場合、親の世代に属する果肉は辛くなくても、辛い品種からの遺伝のため種子が辛くなることがある。しかし上記の通りトウガラシの種子にはカプサイシンがほとんど含まれていないため、種子だけを食べるとまったく辛味を感じない。辛い品種と甘い品種を植えるときはなるべく距離を置くように注意することが必要である。
品種 [編集]
辛味があり香辛料として使われる品種と、辛味がないかほとんどない代わりに糖度が高く、主に野菜として食される甘唐辛子がある。
- 香辛料 - 鷹の爪、本鷹、三鷹、八房、ハラペーニョ、スーパーチリ、カイエンペッパー、エスプレットなど
- 野菜 - ピーマン、パプリカ、ししとう、弘前在来トウガラシ、伏見唐辛子、万願寺唐辛子、ピメント(Pimento)など
ただし、パプリカには辛いものもあり、乾燥させて香辛料としても使われる。また、ししとうには1割くらいの割合で辛味があるものが混ざっている。
実の形状は、ほとんどが小さく長細いものだが、野生種チルテピンの実は小さく丸い。ほかに
- 大振り曲状で肩が大きく張り出したもの - 弘前在来トウガラシ
- 大きく「ベル形」 - ピーマン、パプリカ
といったものもある。
主な品種、栽培種は次の通りである。
- var. glabrisuculum チルテピン
- var. angulosum ピーマン、シシトウガラシ(獅子唐辛子)、ベルペッパー(アメリカ産ピーマン、Bell pepper)、cv. angulosumあるいは、c Cv. gulosumとする説もある。
- cv. Acuminoum トウガラシ(狭義)
- cv. Fasciculatum ヤツブサ(八房)
- cv. Parvo-acuminatum タカノツメ(鷹の爪)
- cv. パプリカ
- cv. ホンタカ(本鷹)
- cv. ハラペーニョ(30,000-50,000スコヴィル単位)
- 栃木三鷹(とちぎさんたか)
なお、島唐辛子、タバスコペッパー、プリッキーヌーは別種キダチトウガラシの品種である。ハバネロも別種である。
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薬用 [編集]
果実は香辛料として有名であるが、薬用として使われることがある。エキスにして温湿布剤に配合したり、エキスにして筋肉痛、凍傷、養毛に使われる。
防虫効果 [編集]
トウガラシには防虫効果、殺菌効果がある事が古くから知られており、書物の保存、ひな人形、五月人形などの物品保存などにも使用されてきた。また米の保存など一部食品保存に用いられていた事もある。
葉物野菜 [編集]
花をつけた頃から実が未熟な頃にかけて茎ごと収穫し、葉物野菜の葉唐辛子として利用される。
近縁種 [編集]
詳細は「トウガラシ属」を参照
トウガラシが属するトウガラシ属は温帯から亜熱帯にかけて分布している。そのうち栽培種は次の6種である。これらのうち、標準和名では C. annuum 1種をトウガラシと呼ぶ。
- C. annuum (トウガラシ)
- C. baccatum (アヒ・アマリージョ)
- C. chinense (シネンセ種)
- C. frutescens (キダチトウガラシ)
- C. pubescens (ロコト)
- C. chacoense (チャコエンセ)
日本で栽培されているのは主にトウガラシだが、沖縄ではキダチトウガラシの品種の島唐辛子が栽培されている。
トウガラシ、キダチトウガラシ、シネンセ種の3種は花の形態などが酷似しており、交配すると雑種ができるが、雑種が形成する花粉の数割は生殖能力を持たないため、この3種の間には不完全な生殖的隔離が見られる[2]。
脚注 [編集]
- ^ トウガラシで一番辛い箇所 所さんの目がテン!番組HP
- ^ Pickersgill, B. 1988. The genus Capsicum - a multidisciplinary approach to the taxonomy of cultivated and wild plants. Biologisches Zentralblatt 107 (4): 381-389.
参考文献 [編集]
- 『トウガラシの文化誌』- 著者:アマール・ナージ 訳者:林真理、奥田裕子、山本紀夫 晶文社刊( ISBN 4-7949-6331-9)