肩こり

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肩こり(かたこり 肩凝り)とは症候名のひとつ。だけでなく、も凝ることが多い。「肩が張る」とも言う。英語では、Stiff shoulders(硬い肩)などと呼ぶ。

目次

[編集] 概念

項頸部から僧帽筋エリアの諸筋に生じる主観的に詰まったような、こわばった感じや不快感・こり感・重苦しさや痛みにいたる症候の総称である。 頸肩腕症候群の初期症状とも言われている。

[編集] 原因

同じ姿勢をとり続けるなどして頭や腕を支える僧帽筋やその周辺の筋肉(肩甲挙筋上後鋸筋菱形筋群・板状筋脊柱起立筋)の持続的緊張によって筋肉が硬くなり、局所に循環障害が起こる。それによって酸素や栄養分が末端まで届かず、疲労物質が蓄積しこれが刺激となって肩こりを起こすと考えられている。

[編集] 症状

  • 僧帽筋エリア(特に肩上部)の局部の圧痛から始まる。僧帽筋は肩上部では厚みがあり、それも肩こりの大きな一因となっている。
  • 進行すると圧痛点やこりを感じる部位が拡大する。
  • 筋肉の持続的緊張により圧痛部位が拡大し、深層筋(肩甲挙筋棘上筋菱形筋脊柱起立筋群・上後鋸筋)にまで凝りが拡大すると「芯が凝ったような凝り」として感じられ、筋肉がこわばり、重苦しさを感じるようになる。
    • 主観的には頸部~肩上部に「ズシーンとした感じ」「何かものがのっているかのような感じ」や肩甲骨脊柱の間(肩甲間部)や肩甲骨の内側の際に「鉄板が入ったような感じ」として感じられることが多い。
  • 重苦しさを放置すると痛みを感じるようになり(「頸部まで痛い」「凝りすぎて背中が痛くて眠れない」)、進行すると緊張性頭痛顔面上肢の関連痛が生じるようになる。

[編集] 診断

  • 触診で愁訴部の圧痛や筋緊張・硬結(凝り)などが見られる。
  • 頸椎椎間板ヘルニアなどがないか、X線写真やCTなどで鑑別することもある。

[編集] 治療

薬物療法
消炎鎮痛剤(内服または外用)・筋弛緩剤抗不安剤などが用いられる。この医薬品として代表的なものはサロンパストクホンデパスなどがある。
症状の強いときはトリガーポイント注射や神経ブロックも行われる。
理学療法
運動療法マッサージ温熱療法水治療法電気療法などが行われる。

[編集] その他

  • 「肩が凝る」という言葉は、夏目漱石による造語である。それ以前は、いわゆる肩こりについては特別にその症状を指す用語は存在しなかった。肩こりという言葉が生まれた事によって、多くの日本人が肩の筋肉が固くなる症状について自覚するようになったと言われる。
  • 一方で未だに外国語には「肩こり」という単語が存在しない。そのため「外国人は肩が凝らない」という俗説も存在するが、実際には外国人にも肩こりがあり、それを指す言葉が無いために症状の自覚が無い場合も多いとされる。そうした外国人は日本で「肩こり」という言葉を知ってしまうと、実際に肩こりを自覚するケースがあり、好んでマッサージを受ける者も少なくない。

[編集] 関連項目