「第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会」の版間の差分
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*6チーム出場した2種(高校生年代)チームは、前回に2勝して3回戦へ進出した[[大分トリニータ]]U-18を含めて全て初戦敗退になった。 |
*6チーム出場した2種(高校生年代)チームは、前回に2勝して3回戦へ進出した[[大分トリニータ]]U-18を含めて全て初戦敗退になった。 |
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*この大会では[[ダービーマッチ]]に類する対戦が4試合あった。3回戦で行われた徳島県勢同士の対戦はJ2の[[徳島ヴォルティス]]が[[四国サッカーリーグ]]の三洋電機徳島に圧勝したが、「[[仙台ダービー]]」ではJ2の[[ベガルタ仙台]]と東北地区大学サッカーリーグ所属の[[仙台大学サッカー部|仙台大学]]がPK戦までもつれこむ接戦を演じた。残りの2試合は、準々決勝の「[[大阪ダービー]]」と準決勝の「[[さいたまダービー]]」。 |
*この大会では[[ダービーマッチ]]に類する対戦が4試合あった。3回戦で行われた徳島県勢同士の対戦はJ2の[[徳島ヴォルティス]]が[[四国サッカーリーグ]]の三洋電機徳島に圧勝したが、「[[仙台ダービー]]」ではJ2の[[ベガルタ仙台]]と東北地区大学サッカーリーグ所属の[[仙台大学サッカー部|仙台大学]]がPK戦までもつれこむ接戦を演じた。残りの2試合は、準々決勝の「[[大阪ダービー]]」と準決勝の「[[さいたまダービー]]」。 |
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*3回戦ではJFL所属の[[佐川急便東京SC]]がJ2[[コンサドーレ札幌]]を破り、4年ぶりのJクラブ撃破となった。佐川東京は2007年から[[SAGAWA SHIGA FC|佐川急便SC]]として改組され、同大会が最後の天皇杯本大会出場になった。 |
*3回戦ではJFL所属の[[佐川急便東京SC]]がJ2[[北海道コンサドーレ札幌|コンサドーレ札幌]]を破り、4年ぶりのJクラブ撃破となった。佐川東京は2007年から[[SAGAWA SHIGA FC|佐川急便SC]]として改組され、同大会が最後の天皇杯本大会出場になった。 |
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*4回戦ではJFLの[[Honda FC]]がJ1の[[セレッソ大阪]]を相手にPK戦まで持ち込み、J2の横浜FCは[[2005年のJリーグカップ|ヤマザキナビスコ杯]]準優勝の[[ガンバ大阪]]に対して90分間と延長戦の2度とも試合終了間際までリードする健闘を見せたが、結局ベスト8はすべてJ1チームとなった。 |
*4回戦ではJFLの[[Honda FC]]がJ1の[[セレッソ大阪]]を相手にPK戦まで持ち込み、J2の横浜FCは[[2005年のJリーグカップ|ヤマザキナビスコ杯]]準優勝の[[ガンバ大阪]]に対して90分間と延長戦の2度とも試合終了間際までリードする健闘を見せたが、結局ベスト8はすべてJ1チームとなった。 |
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*4回戦でヤマザキナビスコ杯優勝の[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]と対戦した[[ヴァンフォーレ甲府]]は、その時点でJ2の3位でJ1昇格争いをしていたが、主力選手を休ませずに試合に臨み、延長戦で敗れた。試合後に千葉監督の[[イビチャ・オシム]]は試合後の挨拶で甲府監督の[[大木武]]に対してそのサッカーを称賛し、翌年はJ1で対戦したいと述べた。甲府は実際に同年にJ1昇格を達成した。 |
*4回戦でヤマザキナビスコ杯優勝の[[ジェフユナイテッド市原・千葉]]と対戦した[[ヴァンフォーレ甲府]]は、その時点でJ2の3位でJ1昇格争いをしていたが、主力選手を休ませずに試合に臨み、延長戦で敗れた。試合後に千葉監督の[[イビチャ・オシム]]は試合後の挨拶で甲府監督の[[大木武]]に対してそのサッカーを称賛し、翌年はJ1で対戦したいと述べた。甲府は実際に同年にJ1昇格を達成した。 |
2018年10月31日 (水) 08:45時点における版
開催国 | 日本 |
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参加チーム数 | 80 |
優勝 | 浦和レッズ |
準優勝 | 清水エスパルス |
試合総数 | 79 |
第85回天皇杯全日本サッカー選手権大会(だい85かい てんのうはいぜんにほんさっかーせんしゅけんたいかい)は、2005年9月17日から2006年1月1日まで開催された天皇杯全日本サッカー選手権大会である。
この大会は浦和レッドダイヤモンズが前身の三菱重工業サッカー部時代以来、25年ぶり5度目の優勝を果たした。
概要
- この大会から主催者に日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が加わった。
- 国際サッカー連盟(FIFA)が延長戦におけるゴールデンゴール・シルバーゴール両方式を廃止し、30分間(前・後半15分ずつ)フルタイム行う方式に統一されたのに伴い、この大会より延長戦は必ずフルタイム行うようになる。
- 「日本におけるドイツ 2005/2006」及び2006 FIFAワールドカップドイツ大会開催を記念し、この大会より優勝者に東京ドイツ文化センターからドイツ杯も授与された。
- 大会への自動出場権を持つJ2チームの増加に伴い、JFLシードが2チーム、大学シードが総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント優勝の1チームのみとなり、前回からそれぞれ1チーム減少した[補足 1]。
- 6チーム出場した2種(高校生年代)チームは、前回に2勝して3回戦へ進出した大分トリニータU-18を含めて全て初戦敗退になった。
- この大会ではダービーマッチに類する対戦が4試合あった。3回戦で行われた徳島県勢同士の対戦はJ2の徳島ヴォルティスが四国サッカーリーグの三洋電機徳島に圧勝したが、「仙台ダービー」ではJ2のベガルタ仙台と東北地区大学サッカーリーグ所属の仙台大学がPK戦までもつれこむ接戦を演じた。残りの2試合は、準々決勝の「大阪ダービー」と準決勝の「さいたまダービー」。
- 3回戦ではJFL所属の佐川急便東京SCがJ2コンサドーレ札幌を破り、4年ぶりのJクラブ撃破となった。佐川東京は2007年から佐川急便SCとして改組され、同大会が最後の天皇杯本大会出場になった。
- 4回戦ではJFLのHonda FCがJ1のセレッソ大阪を相手にPK戦まで持ち込み、J2の横浜FCはヤマザキナビスコ杯準優勝のガンバ大阪に対して90分間と延長戦の2度とも試合終了間際までリードする健闘を見せたが、結局ベスト8はすべてJ1チームとなった。
- 4回戦でヤマザキナビスコ杯優勝のジェフユナイテッド市原・千葉と対戦したヴァンフォーレ甲府は、その時点でJ2の3位でJ1昇格争いをしていたが、主力選手を休ませずに試合に臨み、延長戦で敗れた。試合後に千葉監督のイビチャ・オシムは試合後の挨拶で甲府監督の大木武に対してそのサッカーを称賛し、翌年はJ1で対戦したいと述べた。甲府は実際に同年にJ1昇格を達成した。
スケジュール
1回戦 | 9月17日 | 都道府県代表39チーム、大学シードチームの出場 |
---|---|---|
2回戦 | 9月19日 | 1回戦シード都道府県代表8チームの出場 |
3回戦 | 10月9日 | J2チーム、JFLシードチームの出場 |
4回戦 | 11月3日[1] | J1チームの出場 |
5回戦 | 12月10日[2] | |
準々決勝 | 12月24日 | |
準決勝 | 12月29日 | |
決勝 | 2006年1月1日 | 国立霞ヶ丘陸上競技場 |
- ^ 予備日11月9日。Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝進出チームが対象。(ジェフユナイテッド市原・千葉とガンバ大阪)
- ^ 予備日12月17日。J1・J2入れ替え戦出場チームが対象。(柏レイソル)
出場チーム
Jリーグ ディビジョン1
- 鹿島アントラーズ(22回目)
- 浦和レッドダイヤモンズ(41回目)
- 大宮アルディージャ(11回目)
- ジェフユナイテッド市原・千葉(41回目)
- 柏レイソル(38回目)
- FC東京(12回目)
- 東京ヴェルディ1969(31回目)
- 川崎フロンターレ(22回目)
- 横浜F・マリノス(28回目)[1]
- アルビレックス新潟(14回目)
- 清水エスパルス(14回目)
- ジュビロ磐田(29回目)
- 名古屋グランパスエイト(29回目)[2]
- ガンバ大阪(25回目)
- セレッソ大阪(37回目)
- ヴィッセル神戸(19回目)
- サンフレッチェ広島F.C(54回目)
- 大分トリニータ(10回目)
Jリーグ ディビジョン2
JFL
大学
都道府県代表
- 北海道 札幌大学(20回目)
- 青森県 八戸大学(5回目)
- 岩手県 グルージャ盛岡(初出場)
- 宮城県 仙台大学(初出場)
- 秋田県 TDK(12回目)
- 山形県 山形中央高校(3回目)
- 福島県 FCプリメーロ(6回目)
- 茨城県 筑波大学(23回目)[5]
- 栃木県 日立栃木(初出場)
- 群馬県 FCホリコシ(5回目)
- 埼玉県 埼玉SC(5回目)
- 千葉県 柏レイソルU-18(初出場)
- 東京都 佐川急便東京SC(4回目)
- 神奈川県 東海大学(9回目)
- 山梨県 韮崎アストロス(10回目)
- 長野県 FCアンテロープ(初出場)
- 新潟県 JAPANサッカーカレッジ(6回目)
- 富山県 アローズ北陸(9回目)
- 石川県 金沢SC(3回目)
- 福井県 丸岡高校(4回目)
- 静岡県 浜松大学(2回目)
- 愛知県 デンソー(11回目)
- 三重県 三重中京大学(2回目)
- 岐阜県 中京高校(2回目)
- 滋賀県 びわこ成蹊スポーツ大学(初出場)
- 京都府 佐川印刷SC(3回目)
- 大阪府 アイン食品(2回目)
- 兵庫県 バンディオンセ神戸(3回目)
- 奈良県 高田FC(2回目)
- 和歌山県 初芝橋本高校(5回目)
- 鳥取県 SC鳥取(8回目)
- 島根県 FCセントラル中国(2回目)
- 岡山県 三菱自動車水島FC(7回目)
- 広島県 佐川急便中国(初出場)
- 山口県 徳山大学(4回目)
- 香川県 高松FC(7回目)
- 徳島県 三洋電機徳島(3回目)
- 愛媛県 愛媛FC(7回目)
- 高知県 高知大学(10回目)
- 福岡県 福岡大学(23回目)
- 佐賀県 九州INAX(4回目)
- 長崎県 三菱重工長崎(5回目)
- 熊本県 ロッソ熊本(6回目)[6]
- 大分県 大分トリニータU-18(3回目)
- 宮崎県 ホンダロック(5回目)
- 鹿児島県 鹿屋体育大学(5回目)
- 沖縄県 FC琉球(2回目)
- ^ 日産自動車サッカー部→横浜マリノスからの出場回数を含む。なお、横浜フリューゲルス(1999年に統合)の出場回数(13回)は含まない。
- ^ トヨタ自動車工業サッカー部(15回出場)の出場回数を含む
- ^ 鳥栖フューチャーズ(5回出場)の回数を含む。
- ^ 関大クラブ(7回出場)、全関大(4回出場)の出場回数は含まない。
- ^ 茗友クラブ(3回出場)の出場回数は含まない。
- ^ アルエット熊本(5回出場)の回数を含む。
試合
1回戦
- TDK 1 - 3 愛媛FC
- 九州INAX 2 - 1 柏レイソルU-18
- 日立栃木 1 - 2 アイン食品
- 三菱重工長崎 4 - 3 初芝橋本高校
- 丸岡高校 0 - 3 佐川急便中国
- びわこ成蹊スポーツ大学 2 - 1 大分トリニータU-18
- FCセントラル中国 3 - 1 JAPANサッカーカレッジ
- グルージャ盛岡 2 - 4 佐川印刷SC
- 三重中京大学 4 - 0 山形中央高校
- 八戸大学 2 - 6 ホンダロック
- ロッソ熊本 1-2(延長0 - 1) 三菱自動車水島FC
- バンディオンセ神戸 1 - 0 FCアンテロープ
- 高田FC 2 - 0 高松FC
- FC琉球 5 - 2 徳山大学
- SC鳥取 1 - 0 鹿屋体育大学
- アローズ北陸 4 - 2 関西大学
- 高知大学 0 - 5 FCホリコシ
- FCプリメーロ 2 - 1 金沢SC
- 中京高校 1 - 3 三洋電機徳島
- 札幌大学 2 - 0 韮崎アストロス
2回戦
- 愛媛FC 5 - 1 九州INAX
- アイン食品 4 - 1 三菱重工長崎
- 佐川急便中国 0 - 3 びわこ成蹊スポーツ大学
- FCセントラル中国 0 - 5 佐川印刷SC
- 三重中京大学 1 - 2 ホンダロック
- 三菱自動車水島FC 2 - 0(延長2 - 0) バンディオンセ神戸
- 高田FC 1 - 6 福岡大学
- FC琉球 1 - 0 デンソー
- SC鳥取 2 - 3 佐川急便東京SC
- アローズ北陸 3 - 1 浜松大学
- FCホリコシ 2 - 0 埼玉SC
- FCプリメーロ 1 - 4 筑波大学
- 三洋電機徳島 1 - 0 東海大学
- 札幌大学 0 - 1 仙台大学
3回戦
- ザスパ草津 3 - 2 愛媛FC
- 水戸ホーリーホック 9 - 0 アイン食品
- ヴァンフォーレ甲府 1 - 0 びわこ成蹊スポーツ大学
- アビスパ福岡 1 - 0 佐川印刷SC
- 栃木SC 0 - 1 ホンダロック
- モンテディオ山形 3 - 0 三菱自動車水島FC
- Honda FC 3 - 1 福岡大学
- 京都パープルサンガ 3 - 0 FC琉球
- コンサドーレ札幌 0 - 2 佐川急便東京SC
- 湘南ベルマーレ 1 - 2(延長0 - 1) アローズ北陸
- 横浜FC 1 - 0 FCホリコシ
- サガン鳥栖 1 - 0 筑波大学
- 徳島ヴォルティス 7 - 0 三洋電機徳島
- ベガルタ仙台 2 - 2 (延長1 - 1 PK8 - 7) 仙台大学
4回戦
11月3日
- 鹿島アントラーズ 7 - 0 ホンダロック
- 大分トリニータ 3 - 2 東京ヴェルディ1969
- 名古屋グランパスエイト 1 - 0 アローズ北陸
- 大宮アルディージャ 1 - 0 京都パープルサンガ
- 浦和レッズ 2 - 1 モンテディオ山形
- FC東京 2 - 0 アビスパ福岡
- 横浜F・マリノス 4 - 0 ベガルタ仙台
- 川崎フロンターレ 5 - 1 佐川急便東京SC
- 柏レイソル 2 - 2(延長0 - 0 PK3 - 1) ヴィッセル神戸
- セレッソ大阪 1 - 1(延長0 - 0 PK4 - 1) Honda FC
- ジュビロ磐田 4 - 0 サガン鳥栖
- アルビレックス新潟 1 - 0 ザスパ草津
- サンフレッチェ広島 3 - 1 水戸ホーリーホック
- 清水エスパルス 5 - 0 徳島ヴォルティス
11月9日
- ガンバ大阪 3 - 3(延長1 - 1 PK7 - 6) 横浜FC
- ジェフ千葉 3 - 2(延長1 - 0) ヴァンフォーレ甲府
5回戦
12月10日
- 鹿島アントラーズ 3 - 0 大分トリニータ
- 名古屋グランパスエイト 1 - 2(延長1 - 2) 大宮アルディージャ
- 浦和レッズ 2 - 0 FC東京
- 横浜F・マリノス 2 - 3(延長0 - 1) 川崎フロンターレ
- ジェフ千葉 2 - 5 セレッソ大阪
- ジュビロ磐田 2 - 1(延長1 - 0) アルビレックス新潟
- サンフレッチェ広島 0 - 3 清水エスパルス
12月17日
- ガンバ大阪 5 - 3 柏レイソル
準々決勝
準決勝
2005年12月29日
15:04 |
大宮アルディージャ | 2 - 4 (延長) |
浦和レッズ |
---|---|---|
片岡洋介 24分 冨田大介 89分 |
マリッチ 23分 長谷部誠 62分, 102分 山田暢久 95分 |
国立霞ヶ丘陸上競技場
観客数: 31,441人 |
決勝
決勝に勝ち残ったのは、2001年以来の天皇杯を目指す清水エスパルスと、前身の三菱重工時代以来25年ぶりの優勝を目指す浦和レッドダイヤモンズの2チームであった。熱狂的なファンを多く抱える浦和のJリーグ発足後初の天皇杯決勝進出とあって、2006年元旦の国立競技場には5万人を超える観衆が詰めかけた。
両チームとも守備重視ではないかという試合前の予想に反して試合開始から攻勢をかけたのは清水であったが、前半39分にロブソン・ポンテの右CKに堀之内聖がフリーでが飛び込むが、清水守備陣が反応してクリア。これを三都主アレサンドロが拾って、左サイドに流れた山田暢久とのリターンパスからクロスを上げ、これに反応した堀之内が2度目のヘッドで先制点を挙げた。清水は、これが本大会初失点であった。前半はこのまま浦和の1点リードで折り返す。
後半清水は怒濤の反撃に出るが浦和がこれをしのぐ。清水は後半27分に市川大祐と平松康平を同時に投入するが、これで逆に守備に一瞬の隙が生じることとなり、後半28分にポンテと赤星貴文のパス交換から中央へ走り込んできたトミスラフ・マリッチが右足ダイレクトでだめ押し点となる2点目を決め、浦和がJリーグ発足後初、前身の三菱重工以来25年ぶり5度目の優勝を果たした。2点目を挙げたマリッチは2005年7月に浦和に加入し、半年契約を更新せずに天皇杯限りでの退団が決まっていたが、同大会では5試合で6得点の活躍を見せ、チームに天皇杯をもたらした。これで浦和は2007年のACL出場権を獲得し[補足 2]、同大会での優勝につながった。
清水は、後半31分に右サイドのFKからこぼれ球を市川大祐が決めて1点を返すものの、その8分後には平松康平が審判への異議で2枚目のイエローカードを受け退場処分となるなど、後一歩のところで攻め手を欠いて、長谷川健太の監督就任1年目での天皇杯獲得とは成らなかった[補足 3]。
- この節の参考資料
- 【第85回天皇杯決勝:浦和 vs 清水 浦和レポート】見せつけた「決定力の差」。2点を死守した浦和が、25年ぶりに天皇杯のタイトルを奪取 - J's GOAL 2006年1月1日配信記事
- 【第85回天皇杯決勝:浦和 vs 清水 清水レポート】多くのチャンスを生かせず敗戦も、新シーズンに向けて確かな手応え - J's GOAL 2006年1月1日配信記事
補足
- ^ 総理大臣杯準優勝の早稲田大学は、関東大学サッカーリーグ戦の上位4校に出場権が与えられていた1997年の第77回大会以来、8年ぶり28回目の出場を逃した。
- ^ 浦和は2006年のJリーグディビジョン1でも優勝し、2007年のACL出場権は重複した。
- ^ 長谷川は監督最終年の2011年元旦の決勝でも敗れて天皇杯獲得を逃している。