日本の住宅
日本の住宅(にほんのじゅうたく)
概要
日本の住宅は近年までほとんどが木造(木造軸組構法、在来工法)の平屋か2階建で、畳のある部屋(和室)を中心に造られてきた。第二次世界大戦後、特に高度成長期以降は、生活スタイルや工法の急激な変化に伴い、住宅も大きく変貌している。生活スタイルとして、和室を造らない場合も多くなっており、工法として、集合住宅(中高層・超高層)では鉄筋コンクリート造・鉄骨造のもの、低層の戸建住宅でも鉄筋コンクリート造やプレハブ工法等のものが多くなっている。
本項では、今日一般的になっている洋風の住宅との比較を念頭に、日本の伝統的な住宅(和風住宅)を中心に記述する。
- 家具については日本の文化(生活)を参照。
住宅の種類
- 日本の住宅の種類には一戸建て、集合住宅(マンション、アパート、団地、公団住宅)、長屋、文化住宅などがある。
- 住宅の集まりを指して集落、部落、地区などと言う。
- 古くからの習慣で、住居が建っている場所や住人の職業などで区別して商家、町家、農家などとも言う。
住居の構成・間取り
- 屋根(茅葺き、瓦、トタン)
- 天井、天井裏
- 基礎
- 柱、梁、鴨居 大黒柱、床柱
- 床(板の間、むしろ、畳、土間、フローリング)
- 壁(砂壁、土壁、板壁、漆喰、羽目板)
- 建具(窓、襖、障子、板戸、雨戸)
- 玄関(たたき、式台、下駄箱、靴箱)
- 廊下
- 階段、箱階段、螺旋階段、非常階段、はしご
- 部屋(寝室、床の間、居間・リビング、浴室・バスルーム、台所、便所・トイレ、地下室)
- 収納スペース(押入れ、納戸、蔵・倉、物置、クローゼット、ウォークイン・クローゼット)
- 床の間
- 民家、合掌造、町屋、長屋
屋外
その他
備考
日本統治時代を経験した台湾、朝鮮、樺太といった地域では、現在でも日本家屋が存在する