陸王 (小説)
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陸王 | ||
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著者 | 池井戸潤 | |
発行日 | 2016年7月8日 | |
発行元 | 集英社 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 四六判ソフトカバー | |
ページ数 | 592 | |
公式サイト | books.shueisha.co.jp | |
コード | ISBN 978-4-08-771619-1 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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『陸王』(りくおう)は、池井戸潤による日本の小説。『小説すばる』(集英社)に2013年7月号から2015年4月号まで連載され、2016年7月8日に集英社から単行本が刊行された。
あらすじ
埼玉県行田市にある足袋製造会社「こはぜ屋」は創業から100年の歴史をもつ老舗だが、近年は業績が低迷し資金繰りに悩んでいる。そんなある日、四代目社長の宮沢紘一はこれまでの足袋製造の技術力を生かし、「裸足感覚」を取り入れたランニングシューズの開発を思いつき、社内にプロジェクトチームを立ち上げる。
会社の存続をかけて異業種に参入した「こはぜ屋」だったが、資金難、人材不足、大手スポーツメーカーの嫌がらせや思わぬトラブルなど様々な試練に直面する。宮沢たちは坂本や飯山の協力や有村や村野の助言を受けて、試行錯誤を続けながらランニングシューズの開発に邁進するのだった。
登場人物
- 宮沢 紘一
- 埼玉県行田市の老舗足袋製造会社「こはぜ屋」社長。
- 宮沢 大地(23)
- 紘一の息子。大学卒業後「こはぜ屋」を手伝いながら、就職活動中。
- 宮沢 美枝子
- 紘一の妻。
- 宮沢 茜
- 紘一の娘。高校三年。
- 富島 玄三
- 「こはぜ屋」経理担当常務。
- 安田 利充
- 「こはぜ屋」係長。
- 坂本 太郎
- 「埼玉中央銀行」こはぜ屋担当。
- 江端
- 「椋鳩通運」セールスドライバー。
- 有村 融
- 横浜のスポーツショップ。宮沢に人間の走り方を教える。
- 茂木 裕人
- 「ダイワ食品」陸上競技部ランナー。
- 城戸 明宏
- 「ダイワ食品」陸上競技部監督。
- 村野 尊彦
- 「アトランティス」シューフィッター。
- 小原 賢治
- 「アトランティス」営業部長。
- 毛塚 直之
- 「アジア工業」陸上競技部ランナー。
- 清崎 徳治郎
- 「アジア工業」陸上競技部監督。
- 彦田 知治
- 「芝浦自動車」陸上競技部ランナー。
- 徳原 誠
- 「芝浦自動車」陸上競技部監督。
- 望月
- 「ジャパニクス」陸上競技部ランナー。
- 田中
- 「ジャパニクス」陸上競技部ランナー。日本記録保持者。
- 飯山 晴之
- 「シルクール」社長。
- 飯山 素子
- 晴之の妻。
- 橘 健介
- 戸田市の繊維メーカー「タチバナラッセル」社長。
- 御園 丈治
- アパレルメーカー「フェリックス」社長。
テレビドラマ
陸王 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 池井戸潤『陸王』 |
脚本 | 八津弘幸 |
演出 |
福澤克雄 田中健太 |
出演者 |
役所広司 山﨑賢人 竹内涼真 風間俊介 音尾琢真 志賀廣太郎 光石研 キムラ緑子 寺尾聰 |
ナレーター | 八木亜希子 |
製作 | |
プロデューサー |
伊與田英徳 飯田和孝 川嶋龍太郎 |
制作 | TBS |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2017年10月15日 - |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:54 |
放送枠 | 日曜劇場 |
放送分 | 54分 |
公式サイト | |
特記事項: 初回は54分拡大の2時間スペシャル(21:00 - 22:48)。 第2話・第3話は15分拡大(21:00 - 22:09)。 |
2017年10月15日から毎週日曜21時 - 21時54分にTBS系日曜劇場枠で放送されている。主演は役所広司[1][2]。
キャスト
こはぜ屋
- 宮沢 紘一(みやざわ こういち)〈56〉
- 演 - 役所広司
- 埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」4代目社長。
- 宮沢 大地(みやざわ だいち)
- 演 - 山﨑賢人[3]
- 紘一の長男。大学の工学部を卒業するが、就職に失敗して「こはぜ屋」を手伝いながら就職活動中。「陸王」のソール部分に使用する「シルクレイ」の生産を任される。
- 安田 利充(やすだ としみつ)
- 演 - 内村遥
- 係長。現在では入手出来ないドイツ式八方つま縫いミシンが故障した時は、他の予備部品から取り出して修理する。
- 水原 米子(みずはら よねこ)
- 演 - 春やすこ
- 縫製課の従業員。
- 仲下 美咲(なかした みさき)
- 演 - 吉谷彩子
- 縫製課で働く最年少の従業員。
- 橋井 美子(はしい よしこ)
- 演 - 上村依子
- 縫製課の従業員。
- 西井 冨久子(にしい ふくこ)
- 演 - 正司照枝
- 縫製課で働く最年長の従業員。
- 正岡 あけみ(まさおか あけみ)
- 演 - 阿川佐和子[4]
- 縫製課のリーダー。
- 富島 玄三(とみしま げんぞう)
- 演 - 志賀廣太郎
- 専務取締役、経理担当。「こはぜ屋」の面々からは「ゲンさん」と呼ばれている。
宮沢家
「陸王」協力者
- 江幡 晃平(えばた こうへい)
- 演 - 天野義久
- 「椋鳩通運」のセールスドライバー。
- 有村 融(ありむら とおる)
- 演 - 光石研
- スポーツショップ「アリムラスポーツ」の店長。
- 「シルクレイ」の技術力を最大限に評価する。
- 飯山 素子(いいやま もとこ)
- 演 - キムラ緑子
- 飯山の妻。
- 飯山 晴之(いいやま はるゆき)
- 演 - 寺尾聰
- 倒産した「飯山産業」の元社長。
- 繭を特殊加工した「シルクレイ」を考案し、特許を取得している。
- 紘一の「陸王プロジェクト」に参加させる事を条件に、「シルクレイ」製造機を格安で貸し特許使用を認め、紘一に「シルクレイ」を作った時の興奮を味わわせる事を誓う。
ダイワ食品陸上部
- 茂木 裕人(もぎ ひろと)
- 演 - 竹内涼真[6]
- 陸上部の選手。
- 学生時代箱根駅伝5区を走った期待の新人。元々野球少年で甲子園を目指したが、肘を壊して長距離選手に転向する。
- 「豊橋国際マラソン選手権大会」でのレース中に膝を痛め「陸王」と出会う。
- 城戸 明宏(きど あきひろ)
- 演 - 音尾琢真
- 陸上部監督。
- 平瀬 孝夫(ひらせ たかお)
- 演 - 和田正人[5]
- 陸上部の選手。
- 立原 隼人(たちはら はやと)
- 演 - 宇野けんたろう
- 陸上部の選手。
- 加瀬 尚之(かせ なおゆき)
- 演 - 前原滉
- 陸上部の選手。
- 内藤 久雄(ないとう ひさお)
- 演 - 花沢将人
- 陸上部の選手。
- 川井(かわい)
- 演 - 佐藤俊彦
- 陸上部の選手。
- 水木(みずき)
- 演 - 石井貴就
- 陸上部の選手。
- 端井(はしい)
- 演 - 安藤勇雅
- 陸上部の選手。
アジア工業陸上部
アトランティス
- 佐山 淳司(さやま じゅんじ)
- 演 - 小籔千豊
- 営業担当。「ダイワ食品」陸上部担当。小原の部下。
- 村野 尊彦(むらの たかひこ)
- 演 - 市川右團次
- ベテランシューフィッター。
- ケガ持ちの茂木に、靴のソールを薄くし、ミッドフット着地走法に変えることを勧める。
- 小原 賢治(おばら けんじ)
- 演 - ピエール瀧
- 営業部長。
埼玉中央銀行
- 坂本 太郎(さかもと たろう)
- 演 - 風間俊介
- 行田支店 融資課。「こはぜ屋」の将来を考え、新規事業の参入を提案する。「こはぜ屋」の融資の件で支店長や融資課長と対立し、前橋支店に異動となる。異動後も紘一の「陸王プロジェクト」に参加し、飯山の居所を見つける。
- 大橋 浩(おおはし ひろし)
- 演 - 馬場徹
- 行田支店 融資課長。「こはぜ屋」への融資に関して「新規事業の参入」を勧める坂本に対し、「銀行の利益」を優先して「『こはぜ屋』の社員のリストラ」を提示する。
- 家長 亨(いえなが とおる)
- 演 - 桂雀々
- 行田支店 支店長。
- ポスターモデル
- 演 - 山本里菜(TBSアナウンサー)[7]
その他
ゲスト
- 第1話
- レース解説者
- 演 - 増田明美
- 茂木、毛塚が出場した「豊橋国際マラソン選手権大会」の解説者。
- マラソン実況
- 演 - 初田啓介(TBSアナウンサー)
- 「豊橋国際マラソン選手権大会」の実況担当。
- サイラス・ジュイ
- 演 - 本人
- 「豊橋国際マラソン選手権大会」の優勝者。
- 藤井
- 演 - 内場勝則
- 「こはぜ屋」の取引先であった大阪の呉服問屋「鶴善商事」の担当。
- 矢口
- 演 - 井上肇
- 「こはぜ屋」の大口取引先である大徳デパートの担当。
- 売り場が3割縮小されることを告げる。
- スポーツショップ店員
- 演 - 原アンナ
- 茜のためにスニーカー「アトランティスR2」を購入する紘一の相手をする。
- 第2話
- 友部
- 演 - 小松利昌
- 「シカゴケミカル日本支社」の営業担当。
- 当初は飯山の「シルクレイ」特許に魅力を感じ弊社と契約寸前までいったが、一度倒産された方を信用出来ないとの理由で飯山に断りの電話を入れる。
スタッフ
- 原作 - 池井戸潤『陸王』(集英社刊)
- 脚本 - 八津弘幸
- 脚本協力 - 吉田真侑子
- 音楽 - 服部隆之
- 劇中歌 - Little Glee Monster「Jupiter」
- ナレーション - 八木亜希子
- 陸上総監修 - 原晋(青山学院大学陸上競技部長距離ブロック監督)
- 陸上協力 - 青山学院大学陸上競技部
- トレーニング協力 - スポーツモチベーション
- 特別協力 - ミズノ
- 足袋協力 - きねや足袋
- 協力 - 埼玉県行田市、愛知県豊橋市
- プロデューサー - 伊與田英徳[1]、飯田和孝、川嶋龍太郎
- 演出 - 福澤克雄[1]、田中健太
- 製作著作 - TBS
放送日程
各話 | 放送日 | サブタイトル[9] | 演出 | 視聴率 | 備考 |
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第1話 | 10月15日 | 倒産寸前の足袋屋が大企業と悪銀行に挑む! 親子と仲間の愛で復活なるか | 福澤克雄 | 14.7%[10] | 54分拡大 |
第2話 | 10月29日 | 執念で完成させろ! 想いは金に勝てる? | 14.0%[11] | 15分拡大 | |
第3話 | 11月 | 5日||||
(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム) |
- 10月22日は衆議院議員総選挙特番『激突!与野党大決戦 選挙スタジアム2017』のため休止。
TBS系列 日曜劇場 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
ごめん、愛してる
(2017年7月9日 - 9月17日) |
陸王
(2017年10月15日 - ) |
99.9 -刑事専門弁護士-
(SEASON II) (2018年1月 - 〈予定〉) |
脚注
- ^ a b c d “池井戸潤 新作「陸王」が役所広司主演でドラマ化 日曜劇場で「半沢」スタッフ再集結”. 毎日新聞 (2016年12月29日). 2017年2月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月25日閲覧。
- ^ “役所広司、 池井戸潤「陸王」ドラマ化で主演に抜擢!”. cinemacafe (2016年12月29日). 2017年2月25日閲覧。
- ^ “山崎賢人、『日曜劇場』初出演 10月期『陸王』で役所広司の息子役”. ORICON NEWS (2017年8月9日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ “阿川佐和子「陸王」にレギュラー出演! ピエール瀧、檀ふみらも参戦”. 映画.com (2017年9月17日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ a b c “上白石萌音、役所広司の娘役に!和田正人、佐野岳ら「陸王」に”. 映画.com (2017年9月26日). 2017年9月26日閲覧。
- ^ “竹内涼真、『陸王』で“開発”のキーパーソンに!陸上選手役に「運命的なものを感じる」”. クランクイン!. ハリウッドチャンネル (2017年9月7日). 2017年9月18日閲覧。
- ^ “新人女子アナが日曜劇場「陸王」に“出演” 銀行のポスターモデルに”. 毎日新聞. (2017年10月13日) 2017年10月16日閲覧。
- ^ “祖父は緒形拳!父は緒形直人!緒形敦が俳優デビュー「全力で挑戦するのみ」”. シネマトゥデイ. (2017年10月16日) 2017年10月16日閲覧。
- ^ TBSオンデマンド 陸王
- ^ “池井戸潤さん原作&役所広司主演「陸王」初回視聴率14.7%の好発進!”. スポーツ報知. (2017年10月16日) 2017年10月16日閲覧。
- ^ “役所広司主演「陸王」第2話視聴率14.0% 初回から0.7ポイント減も好調維持”. スポーツ報知. (2017年10月30日) 2017年10月30日閲覧。