古性優作

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古性 優作
KOSHO Yusaku
個人情報
愛称 オールラウンダー
生年月日 (1991-02-22) 1991年2月22日(33歳)
国籍 日本の旗 日本
身長 168cm
体重 77kg
チーム情報
所属 日本競輪選手会大阪支部
期別 100期
分野 競輪
役割 選手
特徴 自在
アマ所属チーム
BMX
プロ所属チーム
日本競輪選手会大阪支部
グランツール最高成績
主要レース勝利
GP KEIRINグランプリ 2021
GI オールスター 2021
GI 全日本選抜 20222023
GI 高松宮記念杯 20222023
GI 寬仁親王牌 2023
最終更新日
2023年10月22日

古性 優作(こしょう ゆうさく、1991年2月22日 - [1])は、競輪選手[1]、元自転車競技選手。日本競輪選手会大阪支部所属、ホームバンクは関西サイクルスポーツセンター日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第100期生[1]

自転車競技での実績としては、2006年から2008年にかけて3年連続で全日本BMX選手権大会に優勝するなどの業績を残している。

来歴[編集]

大阪市出身。BMX中心の日々ながら中学時代には、体力作りのためラグビー部に入っていた[2]清風高等学校卒業[2]

競輪における師匠はいないが、練習では郡山久二の指導を受けてきた[3][4][5]

2010年1月15日、競輪学校第100期生入学試験に適性試験で合格[6]。同年5月に入学。翌2011年3月に卒業。

2011年7月4日、岸和田競輪場でデビューし、同レースで初勝利を挙げた。また後2日間も勝ち、デビュー場所で完全優勝を果たした。

2015年3月15日、和歌山競輪場で100勝を達成[1]

2016年10月10日、第25回寬仁親王牌前橋競輪場)にて、初めてGI決勝に進出[7][8](7着)。12月6日、地元の岸和田競輪場「岸和田キング争覇戦」で、記念競輪(GIII)を初優勝。

2019年、元女優の渡辺貴実花と結婚[1]

2021年8月15日、第64回オールスター競輪いわき平競輪場)にて優勝し、初のGIタイトル獲得[9]。12月30日、KEIRINグランプリ2021にて優勝[10]。同年の賞金王ともなる。

2022年、2月23日の第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪取手競輪場)にて優勝、2つ目のGIタイトル獲得[11]。6月19日の第73回高松宮記念杯競輪(岸和田競輪場)でも優勝し、3つ目のGIタイトル獲得[12][13](大阪支部所属選手の地元GI優勝は1957年オールスター競輪大阪中央競輪場)の西村公佑に次いで65年ぶり3度目[14][15])。また同年は競輪祭(二予A敗退)を除くGI5大会で決勝戦に進出したことなどが評価され、2022年競輪表彰選手として優秀選手賞を受賞した[16]。なお、グランプリの結果は脇本雄太に次ぐ準優勝だったため、連覇達成はならなかった。

2023年2月26日、第38回読売新聞社杯全日本選抜競輪高知競輪場)にて優勝し、全日本選抜を連覇[17]。同大会での2年連続優勝は、1989年(第5回)の中野浩一以来、34年ぶりであった[18]6月3日阪神甲子園球場で人生初の始球式を務めた[19]。その後も始球式の直後に開催された第74回高松宮記念杯競輪岸和田競輪場)を制覇したほか、10月の第32回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント弥彦競輪場)では大会史上2人目となる完全優勝で制覇し[20]、この時点で1997年神山雄一郎以来26年ぶりとなる年間GI[21]3勝を達成した。2022年と同じく、競輪祭(準決勝敗退)を除くGI5大会で決勝戦に進出した。

古性も脇本雄太と平原康多と武田豊樹の3選手と同じくグランドスラムに近い選手である(古性は日本選手権競輪と朝日新聞社杯競輪祭、脇本は読売新聞社杯全日本選抜競輪と朝日新聞社杯競輪祭、平原は日本選手権競輪とオールスター競輪、武田は読売新聞社杯全日本選抜競輪と寛仁親王牌競輪)。

主な獲得タイトルと記録[編集]

主な実績[編集]

2005年

2008年

2009年

  • 全日本BMX選手権大会 ジュニア部門 優勝。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 選手プロフィール - 古性優作”. JKA. 2017年6月22日閲覧。
  2. ^ a b 競輪&BMX二刀流に挑戦中 古性優作/いまこの人 デイリースポーツ online 2013年5月20日
  3. ^ いわき平競輪GI「第64回オールスター競輪」古性がGI初制覇 - zakzak 2021年8月16日
  4. ^ 特別インタビュー古性優作選手 / 古性を・もっと・知りたくて netkeirin 2021年11月16日
  5. ^ 古性優作選手がKEIRINグランプリ優勝!! けいりんマルシェ 2021年12月30日
  6. ^ 日本競輪学校第100回生徒入学試験合格者名簿
  7. ^ 【前橋競輪・GI寛仁親王牌】“浪速の暴れん坊”古性優作がGI決勝初進出 - 東スポWeb、2016年10月9日
  8. ^ 古性優作「ガチで別線」村上らと真っ向勝負へ/前橋 - 日刊スポーツ、2016年10月9日
  9. ^ 元BMX日本チャンピオン古性優作がG1初制覇!賞金4694万円でKEIRINグランプリ出場に一発回答【オールスター競輪】 中日スポーツ・東京中日スポーツ
  10. ^ 古性優作選手KEIRINグランプリ2021優勝! 岸和田競輪ホームページ
  11. ^ 【全日本選抜競輪結果】昨年のGP王者・古性優作が接戦を制して優勝!2着に松浦悠士/決勝 | 競輪ニュース”. netkeirin(ネットケイリン). 2022年6月20日閲覧。
  12. ^ 【高松宮記念杯競輪結果】古性優作が王者の捲りで地元凱旋GI優勝!/決勝 | 競輪ニュース”. netkeirin(ネットケイリン). 2022年6月20日閲覧。
  13. ^ 単騎の古性優作、鮮やかにまくって地元G1初優勝 ビッグレース4度目制覇/岸和田G1 - G1 高松宮記念杯 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年6月20日閲覧。
  14. ^ 日刊スポーツ大阪本社版、2022年6月20日付10面
  15. ^ 高松宮記念杯の地元勢Vは66年ぶり 大阪勢の地元G1優勝は65年ぶり3度目/岸和田G1 - G1 高松宮記念杯 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年6月20日閲覧。
  16. ^ 2022年競輪表彰選手の決定について”. KEIRIN.JP(JKA) (2023年1月23日). 2023年2月2日閲覧。
  17. ^ 全日本選抜競輪は古性優作が番手から抜け出して連覇!GIは5度目のV」『サンケイスポーツ産業経済新聞社、2023年2月26日。2023年2月26日閲覧。
  18. ^ “古性優作34年ぶり2人目の大会連覇も4日間の総売り上げは目標の99億円に届かず/高知G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年2月26日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202302260002081.html 2023年2月26日閲覧。 
  19. ^ “【阪神】競輪の古性優作選手が始球式 ノーバン投球「本当に緊張しました」”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2023年6月3日). https://hochi.news/articles/20230603-OHT1T51219.html?page=1 2023年6月3日閲覧。 
  20. ^ “【競輪】古性優作がまくり圧勝!大会史上2人目の完全V、G1年間3冠は史上6人目/弥彦G1”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2023年10月22日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/tomohito/2023/news/202310220001045.html 2023年10月22日閲覧。 
  21. ^ 当時はグレード制は導入されておらず、特別競輪のカテゴリ。
  22. ^ 古性優作、競輪デビュー戦は7/4〜 - Downhillagogo 2011年5月31日付

外部リンク[編集]