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静岡競輪場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
静岡競輪場
正面入場口(2008年6月14日)
地図
基本情報
所在地 静岡市駿河区小鹿2-9-1
座標 北緯34度58分25.4秒 東経138度25分9.9秒 / 北緯34.973722度 東経138.419417度 / 34.973722; 138.419417座標: 北緯34度58分25.4秒 東経138度25分9.9秒 / 北緯34.973722度 東経138.419417度 / 34.973722; 138.419417
電話投票 38#
開設 1953年(昭和28年)3月14日
走路 400m
施行者 静岡市
民間委託 日本トーター[1]
トータリゼータ 日本トーター
重勝式投票 チャリロト(グループB)
マスコットレーサーパンダ
公式サイト www.shizuoka38.jp
実況
担当 中村将司
加奈山翔 他
所属 VOICE TRUST
ナイター競走
愛称 富士山バンクナイトレース
開催期間 不定期
記念競輪
名称 たちあおい賞争奪戦
開催月 2月

2024年6月24日 更新
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静岡競輪場(しずおかけいりんじょう)は静岡県静岡市駿河区にある競輪場。施設所有および主催は静岡市。競技実施はJKA東日本地区本部南関東支部。

概要

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静岡競輪場は全国最後発となる1953年に開設された。当初は地元企業が競輪場の施設を保有していたが、1963年から静岡市が施設を保有している。入場料は無料である。

特別競輪は、1974年1989年オールスター競輪が、1994年1999年2004年2008年2016年日本選手権競輪(「駿府ダービー」。1994年のみ「静岡ダービー」)が、2010年SSシリーズ風光るが、2015年読売新聞社杯全日本選抜競輪が、2018年2021年[注 1]2024年KEIRINグランプリが、それぞれ開催された。このほか、2020年にも日本選手権競輪が開催予定だったが、COVID-19の影響で開催自体が中止となった[2](その為、2020年度は静岡ではグレードレースは一度も行われなかった)。

記念競輪 (GIII) は毎年2月に「たちあおい賞争奪戦」を開催するのが通例(2011年度は時期移動で11月、2012年度は2013年1月に開催)となっている。

FI開催の名物開催として、2017年度から「オタクな鈴木酒店と臥龍梅杯」が行われており、あっせん選手にも趣向を凝らした開催となっている[3]

かつて、駿府城を居城とした徳川家康の幼名「竹千代」にちなんで「竹千代三国志(2007年までは「竹千代カップ」)」と題した開催が行なわれていた。三国志とは、関東地区、南関東地区、中部・近畿地区の若手選手の3地区対抗戦で行われることからこの名前がつけられていた。

1967年8月に日本の競輪場では初めてセンターポールにエンドレスパトロールカメラを設置したが、この工事をバリー工業が行ったことから場内のレース実況も長い間同社の所属アナウンサーが務めていた。2011年度から2017年度までと2019年度から2022年度の実況は株式会社JPFで担当は中村将司もしくは藤澤宏己。2018年度のみ再びバリー工業で担当は主に香川岳司が担当していた。中村のVOICE TRUSTへの移籍に伴い、2023年度以降は加奈山翔など同社所属のアナウンサーが中村の不在時に担当する。

2020年3月3日からナイター競走として「富士山バンクナイトレース」が実施されている[4]。また、2022年10月3日より全国29場目となるミッドナイト競輪を開催している[5]

トータリゼータシステムは当場の包括委託企業である日本トーターが担当している。

静岡市はいわゆる地方都市に該当するが、集客力は全国の競輪場の中でもトップクラスであり、KEIRINグランプリ2018開催当日の2018年12月30日は22,110人もの観客を集めた。KEIRINグランプリにおいて開催当日に2万人以上もの観客を集めたのは、KEIRINグランプリ082008年)以来10年ぶりであった(KEIRINグランプリ2021は入場制限を行った影響で4,734人に留まった)。KEIRINグランプリ20242024年12月30日)でも2万人近い観客を集めている。日本選手権競輪において過去最高の売上額(430億1370万5100円)を記録したのも当地で1994年に開催された第47回大会であった[6]

レース中継は、スピードチャンネル向けのものと、場内より公開放送されるYouTubeニコニコ生放送向けのものの2系統を制作する。前者は元選手の伊藤勝也、後者は競輪予想漫談師「店長」がメイン出演者となっている。

チャリロト

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2012年12月7日からの開催より、重勝式投票にあたるチャリロトが発売される。静岡は伊東温泉競輪場千葉競輪場いわき平競輪場キャリーオーバーを共有する『グループB』としての発売となり、キャリーオーバーの対象外であるチャリロト3は静岡の開催では発売されない。

キャラクター

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マスコットキャラクターは「レーサーパンダ」。2016年初めに公募され[7]、静岡市内・日本平動物園レッサーパンダにちなんだものが選ばれた[8]。計399作品(複数案提出者も)の中から採用され[9]、名前も公募され、4月30日の第70回日本選手権競輪初日からデビューした[10](性別は男の子[11][12])。

それ以前、2004年から地元静岡市出身の坂井永年がデザインした天女の「ビッキー」が使用されていたが、これは天女伝説のある三保の松原が所在する旧清水市と静岡市が登場の前年に合併したことにちなんでいた[13]

バンク特徴

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1周400m。静岡より前に開設された競輪場のバンクはいずれもカントが緩やかながら外周部は地面と直角に近い角度となる、いわゆる『お椀』型であったが、静岡では全国で初めてストレート・カントのバンクを採用して当時話題となった[14]

変に伸びるコースは無く平均的なスペックだが、逃げが決まり難く捲りやすい特徴がある。特に2コーナーからの捲りは威力があり、これを逃げ選手のラインがブロック出来なければライン全滅もありうる。それが影響して自力選手もあまり逃げたがらず、500mバンクの様に残り一周になってようやく駆け出すレースが見受けられ、限りなく500mの性格を持つ400mバンクと言える。

選手の間には「富士山を見るな」という冗談がある。これはバンク内からだと観戦スタンドやカントの関係で富士山を見る事はできないのだが、4コーナーの大外に来るとその姿を拝む事ができるため、選手にとってこの辺りを走る事は失速して膨れている事になるので、“富士山を見る事=負け”を意味してしまうからである。

大画面映像装置は2センターに設置されている。

一般客用の開放スタンドは4コーナーの一角のみに設置されている。このスタンドの裏にはイベントが開催できるスペースが確保されており、時にここにステージを設置してゲストによるトークショーや予想会などが開かれるほか、KEIRINグランプリ2018・2024シリーズではそれぞれのグランプリの優勝者に対する表彰式が行われた(なお、2021シリーズではCOVID-19の影響で、寺内大吉記念杯競輪[注 2]も含めてバンク内で表彰式を実施した)。

エピソード

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  • 2020年に開催されたKEIRINグランプリ2020を巡り、本競輪場が20万200円の配当の的中車券を払い戻しに来た男性に対して、誤って10倍の200万2000円を手渡していたことを2021年1月8日に静岡市が発表した。男性を特定できなかったため、静岡市は「返還してほしい」と呼び掛けると共に静岡県警察に対して被害届の提出も検討していたが、翌9日に男性から過払い分が返還された[15][16][17]。ちなみに、返還がなかった場合は静岡市の予算からこの大会の主催者である平塚市神奈川県)に差額の180万1800円を支払うことになっていた[15]

アクセス

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  • JR静岡駅下車、南口から無料送迎バスで約15分。
    • 静岡駅からしずてつジャストライン小鹿営業所行きにて競輪場入口または競輪場前バス停下車、約15分または約25分(系統による)。
  • JR東静岡駅下車、徒歩20分(かつては東静岡駅との間にも無料送迎バスの運行があったが現在は廃止)。
  • 無料駐車場は計1600台分ほどあるが、競輪場敷地に隣接しておらず最寄りで入口から250mほど離れた場所となる。ビッグレース開催時はツインメッセ静岡などを臨時駐車場とするパークアンドライドも行われる。

ホームバンクとする主な選手

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歴代記念競輪優勝者

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優勝者 登録地
2003年 村上義弘 京都
2005年 山田裕仁 岐阜
2006年 有坂直樹 秋田
2007年 新田康仁 静岡
2009年 山田裕仁 岐阜
2010年 渡邉晴智 静岡
2011年2月 五十嵐力 神奈川
同年11月 明田春喜 北海道
2013年 新田康仁 静岡
2014年 武田豊樹 茨城
2016年 神山雄一郎 栃木
2018年 古性優作 大阪
2019年
2020年 浅井康太 三重
2022年 佐藤慎太郎 福島
2023年 郡司浩平 神奈川
2024年 清水裕友 山口
2025年 深谷知広 静岡
2026年
2027年

※1節4日間制開催となった、2002年4月以降の歴代記念競輪優勝者を列記。

脚注

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注釈

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  1. ^ COVID-19の影響で、入場制限を行った上で開催された。
  2. ^ 表彰式は、2018年・2024年も含めてバンク内で行われた。
  3. ^ 2021年1月に愛知支部より移籍。

出典

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  1. ^ 随意契約公表(平成26年7月分)/京都府ホームページ
  2. ^ 最高権威の競輪G1「日本選手権」(ダービー)が中止 2020年4月24日 スポーツ報知
  3. ^ 静岡市公営競技事務所の三浦章由所長に聞く けいりんマルシェ 2024年12月27日
  4. ^ 静岡競輪場におけるナイター競輪の開催について”. KEIRIN.JP (2019年12月25日). 2019年12月26日閲覧。
  5. ^ 静岡競輪におけるミッドナイト競輪の開催について”. KEIRIN.JP (2022年8月5日). 2022年8月5日閲覧。
  6. ^ 過去の優勝者・売上額一覧 - 日本選手権競輪
  7. ^ 【急募!】静岡けいりんの新キャラクターデザインコンペ開催!の依頼/外注 イラスト作成の仕事 [ID:500033]
  8. ^ 静岡競輪場 公益財団法人 するが企画観光局
  9. ^ tmononokeさんの提案 105、398、399
  10. ^ ふなっしーがレーサーパンダにポーズ伝授/静岡 - 日刊スポーツ、2016年5月5日
  11. ^ レーサーパンダのご紹介 静岡競輪場 Official Site
  12. ^ レース場紹介 静岡競輪場 公営競技ファンサイト『Beginner Girls』(日本トーター
  13. ^ スクープ!競輪選手宿舎に潜入 (後編) しずふぁん
  14. ^ 『競輪四十年史』(日本自転車振興会著)17頁
  15. ^ a b “静岡競輪場、KEIRINグランプリで配当金10倍支払う 「言いにくいが返還を」”. 毎日新聞. (2021年1月8日). https://mainichi.jp/articles/20210108/k00/00m/040/127000c 2021年1月8日閲覧。 
  16. ^ 180万円多く払い戻し、静岡 KEIRINグランプリ的中車券”. 共同通信 (2021年1月8日). 2021年1月8日閲覧。
  17. ^ 「KEIRINグランプリ」の20万円当たり券に200万円支払う”. 読売新聞 (2021年1月10日). 2021年1月10日閲覧。

外部リンク

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