伊豆ベロドローム

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伊豆ベロドローム
Izu Velodrome
Izu Velodrome 20111016.jpg
基本情報
所在地 静岡県伊豆市大野1826
座標 北緯35度0分41.5秒 東経139度0分54.7秒 / 北緯35.011528度 東経139.015194度 / 35.011528; 139.015194座標: 北緯35度0分41.5秒 東経139度0分54.7秒 / 北緯35.011528度 東経139.015194度 / 35.011528; 139.015194
開設 2011年10月1日
所有者 一般財団法人日本サイクルスポーツセンター
走路 250m
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伊豆ベロドローム(いずベロドローム、ラテン文字:Izu Velodrome)は、静岡県伊豆市(旧修善寺町)に所在する自転車競技場日本サイクルスポーツセンター(CSC)と同じ敷地で住所も同一であるが、道路を挟み別施設となっている。

概略[編集]

名称であるベロドロームのベロ(Velo)はラテン語が語源のフランス語で自転車、ドローム(drome)はラテン語で競技場を意味する[1]

一番の特徴は、走路が木製であるということ。走路が木製仕様の自転車競技場は、日本では西宮競輪場1949年 - 1965年)と晴海ボードトラック1956年試作)以来の3例目となるが、常設および室内の木製走路の自転車競技場としては、日本初である。

現存する日本の自転車競技場の走路はアスファルト仕様であるが、2000年シドニーオリンピック以降、トラックレースの国際大会は、一般的に、

  • 室内競技場
  • 1周250メートル
  • 木製仕様の走路

で行われている観点を踏まえ、当場の開設が検討されることになった。

日本自転車競技連盟はかねて、トラックレースのみならず、ロードレースマウンテンバイクレースBMXについても1箇所で強化できる拠点作りに着手しており、CSCの敷地に設置されたのは、その一環という意味合いもある。

2020年に開催予定の東京オリンピックでは自転車競技のトラックレースの開催地となることが決定している。開催地の東京からは離れているが、新たな会場を建造するより費用が低減されるためで、承認にあたっては国際自転車競技連合(UCI)から慎重論も出ていたが2015年12月に承認された[2]。なおパラリンピックについても同様に開催が決定している[3]

愛知県と名古屋市の共同開催となった2026年アジア競技大会でも自転車競技の会場として利用が計画されている。

施設概要[編集]

設計は北京オリンピックトラックレースの会場となった老山自転車館同様、ドイツ人のラルフ・シューマンが担当した。施設の特徴は以下の通り。

走路
  • 周長 - 250m
  • 最大カント(最大傾斜角度) - 45度
  • 幅員 - 7.5m
  • トラックにはシベリア松(en:Siberian Pine)を使用
収容人数
  • 最大収容人数 - 4500人
  • 観客席数 - 常設1800席・仮設1200席
建物寸法
  • 長軸方向 - 119m
  • 短軸方向 - 93m
  • 最高部高さ - 27m

2010年5月に着工。2011年9月29日に中野浩一日本自転車競技連盟強化委員長(当時)らを招いての竣工式が行われ、同年10月1日に開場。同年同月14日から16日まで開催された全日本自転車競技選手権大会トラックレースが杮落しの開催となった。世界選手権自転車競技大会オリンピックの開催が可能となるUCIの公認カテゴリ1[4]にあたる設備が整えられている。

恒例のレース[編集]

注意点[編集]

  • 上記の通り、幅員が7.5mしかないため、走路の間近に観客席がある。よって、迫力ある観戦が望める一方で、多くの競輪場で見られる金網はもとより、アクリル樹脂製の仕切板すらないため、特に最前列の場合、身を乗り出しての観戦は大変危険である。観客の不注意でモノを走路内に落としたりすることによって、競走中の選手に危害を及ぼしかねない可能性もあるため、常時手ぶらの状態で観戦することが肝要である。よって、観戦する側も十分な注意を払わねばならない。

以上の点については、2011年10月に開催された全日本自転車競技選手権大会でも、これに類似した内容の場内アナウンスが再三にわたって行われた。

脚注[編集]

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  1. ^ 東京2020大会自転車競技(トラック・レース)会場について”. 伊豆市. 2016年10月25日閲覧。
  2. ^ 伊豆で東京五輪自転車 静岡県内初の競技開催 - 静岡新聞・2015年12月10日
  3. ^ 東京2020パラリンピック競技会場について - 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
  4. ^ JCF競技規則集2016 (PDF) - pp.26-29.

参考文献[編集]

外部リンク[編集]