競輪場

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競輪場(けいりんじょう)とは、競輪を開催するための施設である。2014年(平成26年)3月17日現在、日本国内には43場が存在する。なお、ナイター競走開催のために照明設備が設置されている場もある。

概要[編集]

函館・青森・弥彦・富山は例年、降雪の関係で冬季休止する。

一般入場料は、計3パターン(2015年現在)。有料では50円もしくは100円(自場開催=本場発売でなく場外発売時は無料になる場もある)。そして無料の競輪場(函館弥彦前橋取手伊東温泉松阪奈良玉野高松高知佐世保別府など)。名古屋競輪場の場合は、女性入場無料。施設内では別途、有料の観覧席も用意されている場も多い。

1997年4月時点では、弥彦、花月園、名古屋、別府、熊本の5場がホームページを既に開設していた[1]

2000年には場内での酒類販売の試験導入(花月園と平塚)を実施し[2][3]、その後いくつかの競輪場で解禁された[4][5]

構造[編集]

バンクの周長は、計4種類[6]。400mの競輪場が最も多く、333mと、335m(前橋のみ)、そして500mがある。

屋内型は全国で、前橋競輪場ヤマダグリーンドーム前橋)と小倉競輪場北九州メディアドーム)の2場がある。また、将来的に千葉競輪場は、国際自転車競技連合規格の屋内型250mバンクとなる予定[7]

走路と観客エリアを隔てる外側の仕切りには、金網の他、ポリカーボネートの透明板(西武園競輪場など)がある。場内に元選手による初心者ガイダンスコーナーを設置しているところもある。

構造上、バンクの内側にも柵を用いている競輪場がある(いわき平や小倉)。

選手が入退場する「敢闘門」の位置は主に、バックストレッチ(川崎など多数)、ホームストレッチ(小倉など)、バンクの内側(名古屋など)の、3パターンある[8]

大型ビジョンを設置せず、まだ確定板のみの競輪場もある。

競輪場の一覧[編集]

競輪における地区の分類は、かつての日本自転車競技会合併発足以前における各自転車競技会の管轄地域に拠るものであり、一般的な地方区分とは異なることに注意。

「やひこけいりん」「かわさきケイリン」「たちかわ競輪」「函館けいりん」など、ロゴではひらがな表記している競輪場の方が多い。

地区の8区分[編集]

現在は全43場がある[9]。 数字は複数の競輪場。 ()は各地区で競輪場の無い県。

東 18
北日本 3 北海道 青森 福島 秋田 岩手 山形 宮城
関東 8 新潟 群馬 栃木 茨城 埼玉 2 東京 2 山梨 長野
南関東 7 千葉 2 神奈川 3 静岡 2
西 25
中部 7 富山 愛知 2 岐阜 2 三重 2 石川
近畿 5 福井 京都 奈良 大阪 和歌山 兵庫 滋賀
中国 3 岡山 広島 山口 鳥取 島根
四国 4 香川 徳島 愛媛 高知
九州 6 福岡 2 佐賀 長崎 大分 熊本 宮崎 鹿児島 沖縄

一覧[編集]

地区 競輪場 所在地 周長 ナイター、◆ミッドナイト競輪、※備考
 
1北日本 11 函館 北海道 函館市 400 K ★スターライトレース
12 青森 青森 青森市 400 O ★もりんトワイライトレース / ◆ミッドナイトJomon Bank」「みちのく競輪」
13 いわき平 福島 いわき市 400 L ★エキサイティングナイター
2関東 21 弥彦 新潟 西蒲原郡弥彦村 400 K ※日本で唯一、村営の公営競技場。「Dream Bank」
22 前橋 群馬 前橋市 335 K ★ドームナイトレース / ◆ミッドナイト ※屋内型。日本最大のカント(36°)。「ヤマダグリーンドーム前橋
24 宇都宮 栃木 宇都宮市 500 K 「RAIZIN BANK(雷神バンク)」「風のワンダーランド」
23 取手 茨城 取手市 400 K
26 西武園 埼玉 所沢市 400 K ミッドナイト
25 大宮 埼玉 さいたま市大宮区 500 K ※東日本における競輪発祥の地。
27 京王閣 東京 調布市 400 K ★TOKYOミリオンナイトレース 「東京オーヴァル京王閣
28 立川 東京 立川市 400 K
3南関東 32 千葉 千葉 千葉市中央区 500 L
31 松戸 千葉 松戸市 333 L ★ファンタジーナイトレース 「燦燦バンク」
34 川崎 神奈川 川崎市川崎区 400 L ★アーバンナイトレース 「URBAN BANK」
35 平塚 神奈川 平塚市 400 L ★湘南ミルキーウェイレース 「湘南バンク
36 小田原 神奈川 小田原市 333 L
37 伊東温泉 静岡 伊東市 333 L ★ミカリンナイトレース(2014年12月 - )
38 静岡 静岡 静岡市駿河区 400 L 「富士山バンク[10]
4中部 46 富山 富山 富山市 333 K ※全国競輪場の中で、最寄り駅から入場門の距離が最短。「ドリームスタジアムとやま
45 豊橋 愛知 豊橋市 400 L
42 名古屋 愛知 名古屋市中村区 400 K
43 岐阜 岐阜 岐阜市 400 K
44 大垣 岐阜 大垣市 400 K ミッドナイト
48 四日市 三重 四日市市 400 K ★ベイサイドナイトレース
47 松阪 三重 松阪市 400 -
5近畿 51 福井 福井 福井市 400 -
54 京都向日町 京都 向日市 400 -
53 奈良 奈良 奈良市 333 L ミッドナイト(2016年7月 - )
56 岸和田 大阪 岸和田市 400 K 「浪切バンク」
55 和歌山 和歌山 和歌山市 400 K わかやまオレンジバンク
6中国 61 玉野 岡山 玉野市 400 L ★シャイニングナイトレース / ◆ミッドナイト
62 広島 広島 広島市南区 400 -
63 防府 山口 防府市 333 O
7四国 71 高松 香川 高松市 400 L
73 小松島 徳島 小松島市 400 -
75 松山 愛媛 松山市 400 L ★瀬戸風ドリームナイトレース
74 高知 高知 高知市 500 L ミッドナイト ※第2種公認陸上競技場併設。「りょうまスタジアム
8九州 81 小倉 福岡 北九州市小倉北区 400 L ★スペースナイトレース / ◆ミッドナイト ※屋内型。競輪発祥の地。「北九州メディアドーム
83 久留米 福岡 久留米市 400 K ★エンジョイスピードパークナイトレース
84 武雄 佐賀 武雄市 400 O ★タケマルナイトレース / ◆ミッドナイトオッズパーク武雄
85 佐世保 長崎 佐世保市 400 O ★99サンセットナイトレース / ◆ミッドナイト
86 別府 大分 別府市 400 L
87 熊本 熊本 熊本市中央区 500 L

廃止・休止になった競輪場[編集]

  • 左から2番目の二桁数字=当時の場番号(電話投票番号)。なお、休=休止扱いの場の中には、番号をキープしているものも見られる。
地区 競輪場 開設 廃止 備考
1北日本 札幌 1950 1960 現在は月寒屋外競技場
14 会津 1950 1963休 若松城敷地内にて開設。1958年に城外に移転し1963年休止のち廃止。現在は鶴ヶ城体育館。
2関東 29 後楽園 1949 1972休 現在は東京ドーム。ドーム地下に400mバンクが格納されている。
松本 1949 1951 開設からわずか2年で廃止。現在は南松本駅の西にある市立開明小学校。
3南関東 33 花月園 1950 2010.3 施設は残存しており跡地について検討中。
4中部 41 一宮 1950 2014.3 2014年度は他場の場外発売所として運営。その後はサテライト化を目指す予定。
5近畿 52 大津びわこ 1950 2011.3 現役選手の練習施設として活用。
京都 1949 1958 宝ヶ池競輪場。現在は宝ヶ池公園の「こどもの楽園」。後年までスタンドの一部が残存していた。
豊中 1950 1955 現在は服部緑地
大阪中央 1950 1962 現在は長居陸上競技場
57 大阪住之江 1948 1964休 現在は住之江公園大阪護国神社の隣にあった。
58 甲子園 1949 2002.3 西宮競輪場と共に廃止。現在は住宅街(大規模分譲マンションや戸建)。
59 西宮 1949 2002.3 旧・阪急西宮球場のグランドに仮走路を設置する形で開設。甲子園競輪場と共に廃止。現在は阪急西宮ガーデンズ
神戸 1949 1961 現在は御崎公園球技場
明石 1950 1961 兵庫県立明石公園内。走路のみ残存し現役選手の練習施設として活用。
6中国 松江 1950 1953 開設からわずか3年で廃止。現在は松江市役所敷地の一部および近隣。
7四国 72 観音寺 1950 2012.3 場外車券売場・現役選手の練習施設として活用。
8九州 82 門司 1950 2002.3 施設自体は残存。場外車券売場・現役選手の練習施設として活用。
福岡 1950 1962 現在は貝塚交通公園。
長崎 1949 1966休 休止のち1967年廃止。平和公園近隣。現在は長崎市営ラグビー・サッカー場

脚注[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]