無料送迎バス

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ららぽーとTOKYO-BAY 無料送迎バス
渋谷駅東急百貨店本店を結ぶ無料送迎バス
ザ・モールみずほ16シャトルバス(無料送迎バス)
イオンモール広島府中ノンストップシャトルバス(無料送迎バス)
イオン尼崎店 無料送迎バス
調布スポーツセンター 無料送迎バス

無料送迎バス(むりょうそうげいバス)は、観光施設や商業施設工場などが施設の最寄り交通機関と施設の間で利用客や従業員を送迎する目的で、乗客から運賃徴収を行わないで運行されるバス便の総称。シャトルバスの一つと考えられている。

概要[編集]

バス停留所空港等から施設までの距離が、徒歩での到達では時間、労力を要する場合に運行されることが多い。また施設最寄りの交通機関が極端に少ない場合(郊外の結婚式場、宴会場、斎場ホテル、工場、物流倉庫など)、交通の便がよい遠方の駅までの送迎バスが運行されることもある。

ショッピングセンター病院宿泊施設健康ランド等では、集客の一環として最寄りの駅や近隣で乗降客数の多い駅まで送迎バスや送迎車を運行する例がある。宿泊施設によっては特急または新幹線停車駅まで運行する例や都市部まで運行する例(東京 - 軽井沢、東京 - 白樺湖、東京 - スパリゾートハワイアンズ他)、宿泊者の便宜を図りテーマパークスキー場などの娯楽施設への送迎バスを運行する例も見られる。一部のスーパーでは、公共交通機関が通っていない地域で、高齢者など交通弱者向けに買い物バスを運行している例もある。また、自治体が高齢者や障がい者向けの福祉バスとしての性格を有する送迎バスの例もある[1]

自動車教習所フィットネスクラブ病院等では、定期的に地域を巡る送迎バスを出して来所の便宜を図るなどの例がある。

公営競技競馬場競輪場など)では来場者への利便性を向上させるために、最寄り駅や近郊の主要都市から無料送迎バスを走らせている例がある。この場合、往路のみ運行(片道運行)や往路のみ無料、復路は有料としている事例もある。

なお、日本国内で最初の無料送迎バスは、1955年9月5日青森県八戸市にあった『シネコン専用劇場「中央劇場」』が市内鮫町⇔中央劇場間に運行したのが最初である[2]

各国の事例[編集]

日本[編集]

送迎バスに用いられる車種は多種多様であるが、施設自らが運行を行う場合は、通常はマイクロバスが用いられることが多い(大きくても中型バスまでで、大型バスは少ない)。小規模な旅館などの場合、ミニバンワンボックスカー等の普通乗用車を送迎バスと称して利用することもある。

このような形態の場合、運賃収受を行わない(あくまでも施設に付随するサービスの一環である)ことを理由に道路運送法の旅客自動車運送事業と見なされず、使用される車両は自家用自動車(白ナンバー)となっており、運転者の運転免許第一種免許しか持たない場合が多い。

一方、上記のような形態には多種の問題もある(運行中の事故やトラブル発生時の利用者との取り決めが定かでない、など)ことから、無料送迎を希望する施設が自ら(あるいは関連会社や施設が委託したバス事業を営んでいる地方公営企業バス会社)が運行を行う形で、特定旅客自動車運送事業として専用の無料送迎バスを運行している事例も多い。このような場合は旅客自動車運送事業となるため使用する車両は事業用自動車(緑ナンバー)となり、運行には国土交通省地方運輸局)の許可が必要になるとともに、運転にも第二種免許が必要となる。

  • 画像の「ららぽーとTOKYO-BAY」は京成バス、「東急百貨店」は東急バス、「ザ・モールみずほ16」は西武総合企画、「イオンモール広島府中」は広電バスが運行を受託しているため、緑ナンバーとなっている。

また一般の路線バスにおいて、特定施設の最寄りバス停で乗降する場合に限り運賃を収受しないという方法で無料送迎バスとしての機能を果たしている事例もある。

  • 都営バス 品93系統目黒駅 - 品川駅 - 大井競馬場) - 通常は先払い方式。
    • 大井競馬場での競馬開催日および場外発売日の特定時間に大井競馬場バス停から乗車する場合に限り、先払いの運賃を支払わずに乗車できる。先払い方式につき、往路では無料にはならない。

他にも2010年9月まで、大阪府堺市内 - 堺浜シーサイドステージを運行する南海バスの路線バスが、平日朝を除き堺浜シーサイドステージバス停で乗降する場合に往復とも運賃が無料となっていた。同年10月以降は施設利用者に復路のバス利用券を配布するという方式に変更された。

シンガポール[編集]

シンガポールでは恒例の年中行事となっているショッピングフェスティバル「シンガポール大セール」が開催される際に自動車による無料送迎サービスが実施されている[3]

脚注[編集]

  1. ^ 「上方温泉 一休」の送迎バスが、春日出南地域周辺を運行し、そのバスに地域の高齢者などが乗車できるようになります。
  2. ^ 出典:1955年9月4日デーリー東北3面の「中央劇場」広告記事より(同広告に「さあ出た!日本最初のサービス!どしどし御利用ください!」のキャッチコピーが掲載されている)
  3. ^ 大ショッピングセール、 26日から開催 - シンガポール”. AFP (2006年5月27日). 2017年5月1日閲覧。

関連項目[編集]