KEIRINグランプリ2022

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KEIRINグランプリ2022
平塚競輪場・GP
レース詳細
開催日 2022年12月30日(
レース結果
優勝  脇本雄太 (福井県)
2位  古性優作 (大阪府)
3位  郡司浩平 (神奈川県)
2021
2023

KEIRINグランプリ2022(ケイリングランプリにーぜろにーにー)は、2022年12月30日<>に平塚競輪場神奈川県平塚市)にて行われた、KEIRINグランプリの38回目の開催。格付けはGP。優勝賞金は1億2380万円(本賞金のみは1億1880万円[1])。

出場選手[編集]

  • 2022年11月27日に行われた第64回朝日新聞社杯競輪祭決勝戦終了後、出場選手が決定された。
  • 取得賞金順位は、当年11月27日時点による。
車番 選手名 登録地 出場要件事項[2][3][4] 出場回数[5]
1 古性優作  大阪 1全日本選抜取手)・高松宮記念杯岸和田) 優勝 02回目 (2年連続
2 郡司浩平  神奈川 94取得賞金額 第4位 04回目 (4年連続
33 新山響平  青森 4競輪祭小倉) 優勝 00初出場
44 守澤太志  秋田 95取得賞金額 第5位 03回目 (3年連続
55 松浦悠士  広島 92取得賞金額 第2位 04回目 (4年連続
66 平原康多  埼玉 97取得賞金額 第7位 13回目 (10年連続
77 新田祐大  福島 3寬仁親王牌前橋) 優勝 08回目 (2年ぶり
88 佐藤慎太郎  福島 96取得賞金額 第6位 08回目 (4年連続
99 脇本雄太  福井 2日本選手権いわき平)・オールスター西武園) 優勝 04回目 (2年ぶり
誘導員 齊藤竜也[6]  神奈川
補欠選手は清水裕友 山口[7]

成績[編集]

競走成績[編集]

車番 選手 登録地
着差 決まり手 上り
(秒)
H/B 特記
[14]
1 99 脇本雄太 33  福井 SS 捲り 11.3 B
2 1 古性優作 31  大阪 SS 1/4車輪 マーク 11.2
3 2 郡司浩平 32  神奈川 SS 3/4車輪 11.0
4 66 平原康多 40  埼玉 SS 1/2車身 11.0
5 55 松浦悠士 32  広島 SS 1車身1/2 11.3
6 77 新田祐大 36  福島 SS 3/4車身 11.6 走注(斜行)
7 88 佐藤慎太郎 46  福島 SS 1車身 11.2
8 33 新山響平 29  青森 SS 大差 SJH
44 守澤太志 37  秋田 SS 失格(押圧) 入線順位:5[15]

配当金額[編集]

  • 上段:複式、下段単式
2枠連
2車連 3連勝 ワイド
299,359票 1,115,160票 4,295,393票 467,738票
1=6 810円 (5) 1=9 830円 (2) 1=2=9 1,510円 (2) 1=9
2=9
1=2
440円 (4)
330円 (1)
600円 (9)
6-1 1,260円 (5) 9-1 1,260円 (1) 9-1-2 4,760円 (1)
377,417票 6,327,361票 [11][12] 49,573,606票 計 62,456,034票

レース概要[編集]

[16][17]

脇本が4度目の挑戦でグランプリを初優勝。打鐘から最終ホームと同じく、最終ホームから最終バックも10秒7の高速ラップタイムだった(上がりは11秒3)[18]

エピソード[編集]

  • 今開催のキャッチフレーズは「俺にはまだ グランプリがある」。
  • 本年より元来は初日に行なわれていたガールズグランプリと2日目に行われていたヤンググランプリの日程を入れ替え、初日にヤンググランプリ、2日目にガールズグランプリを実施する事になった。なお、次回以降も同様とする[19]
  • 今開催はCOVID-19の影響で、平塚本場の入場者数を先着20,000人[注 1]と制限した上での開催となった[20]が、KEIRINグランプリ当日の入場に事前の抽選方式が取られなかったのは3年ぶりの事になった。なお、特別観覧席に関しては、3日間共に12月6日より事前にインターネットで発売し、会員登録の上クレジットカード決済で購入した人のみ入場可能とした。
  • 前年は取りやめになったKEIRINグランプリ2022前夜祭については、12月20日にグランドニッコー東京 台場にて共同記者会見と共に行ったが、COVID-19の影響を考慮して本年も会場には関係者のみの招待とし、選手はリモートでの参加とした[21]。なお、共同記者会見はSPEEDチャンネルで生中継され、前夜祭は平塚競輪のYouTubeチャンネルで生配信された[22]。また、ガールズグランプリの前夜祭はオッズパークのYouTubeチャンネルで生配信された[23]
  • GP単体の目標額は63億円[24]であったが、売上額は前年よりアップしたものの62億4560万3400円[25]で、目標には惜しくも届かなかった。なお、2日目に行われたガールズグランプリは7億7703万4100円[26]で、こちらは目標額の6億5000万円をクリアした。
  • シリーズ全体での目標額は130億円[27]だったが、シリーズ3日間の総売上額は131億3355万7500円[28]で目標額をクリアしている。なお、各日ごとの売上額は、初日20億397万8100円[29]、2日目23億8217万6900円[30]、最終日87億4740万2500円[31]
    • 3億9492万7900円 - 本場
    • 54億4437万8900円 - 場外
    • 72億9425万0700円 - 電話・インターネット投票
    • 131億3355万7500円 - 計

放送関係[編集]

  • 地上波では「坂上忍の勝たせてあげたいTV 人力最速王決定戦 KEIRINグランプリ2022」《日本テレビ系列全国ネット》を放送[32][33]。スタジオ司会は坂上忍宇垣美里、解説は加藤慎平、実況は筒井大輔が担当。また、この中継ではBS日テレのみだった初日も含めてバンク内に設置した117台のカメラを用いた自由視点映像も放映している[34][注 2]
    • BS日テレと日本テレビ[注 3]関東ローカル)では、初日に行われたヤンググランプリ「若手人力最速王決定戦 ヤンググランプリ2022」[36]と、2日目に行われたガールズグランプリ「人力最速女王決定戦 ガールズグランプリ2022」[37]も生中継を実施している。ヤンググランプリはスタジオ司会は坂上忍と宇垣美里、ゲスト武井壮で、ガールズグランプリはスタジオ司会は武井壮と宇垣美里(坂上はボートレース住之江のイベントに参加の為にVTR出演のみ)。両日ともに解説は中野浩一、実況は筒井大輔が担当。なお、関東のキー局でKEIRINグランプリやGIの決勝戦以外が中継されたのは2001年のヤンググランプリ01をテレビ東京が中継して以来21年ぶりだった。
  • BS放送では「KEIRINグランプリ2022」《NHK BS1》を放送。解説は中野浩一、実況は星野圭介アナウンサーが担当。
  • 今大会は3年ぶりにラジオ放送も行われた[注 4][注 5]。2日目のガールズグランプリも含めて、ラジオNIKKEI第2放送で「ラジオNIKKEI冬の公営競技祭り!」として放送された。解説は両日ともに須田鷹雄、実況はガールズを大関隼アナウンサー、KEIRINグランプリを三浦拓実アナウンサーが担当。なお、ラジオNIKKEIが競輪中継を行うのはラジオたんぱ時代の2002年の第55回日本選手権競輪以来20年ぶりになった[注 6]

競走データ[編集]

  • 優勝賞金は本年も増額され、副賞500万円を含めると初めて1億2000万円を超える事になった。
  • 本年もCOVID-19の対策のために、KEIRINグランプリの出場選手は開催初日の12月28日に競輪場入りした。
  • 前回当地で行われた2020年と同様に、ヤンググランプリ・ガールズグランプリ・KEIRINグランプリの選手入場時の選手名読み上げは立木文彦が担当。選手入場曲はKEIRINグランプリは『止まらないHa〜Ha』(矢沢永吉)、ガールズグランプリは『FLY』(ALLY&DIAZ feat.MINMI&SATOSHI from 山嵐)、ヤンググランプリは『CHAINSAW BLOOD』(Vaundy)を使用。なお、ヤンググランプリ以外は前回と同様の曲が使われた。
  • 3連単の1番人気決着は、大会初[38]。配当金額4,760円は、新賭式導入の2001年以降で大会最低記録を更新した(従来はKEIRINグランプリ02の6,050円)[39]
  • 脇本雄太が優勝したことにより、脇本は年間獲得賞金額を3億584万2300円とし、競輪のみならず公営競技初となる年間獲得賞金額3億円突破を達成した[40]。また、脇本はKEIRINグランプリでの勝利で当年は63戦51勝として年間勝率8割0分9厘5毛[41]とし、1965年高原永伍が記録した年間最高勝率である8割0分2厘4毛(81戦65勝)[42]を57年ぶりに更新した。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 実際には、最終日の11,663人が最高だった。
  2. ^ 自由視点映像によるスポーツ中継は、過去にも同年の東京ドームでの読売ジャイアンツ主催公式戦プロ野球中継などがあったが、レース中継としては当シリーズが『世界初』としている[35]
  3. ^ 2日目のみ。
  4. ^ ラジオ日本が放送を取りやめた2020年と2021年は、ラジオ中継が組まれなかった。
  5. ^ 但し、現地からではなく本社スタジオからの放送。
  6. ^ 同年4月に第2放送の平日の定時放送を原則として休止するまでは、競馬以外の公営競技中継も行っていた。

出典[編集]

  1. ^ KEIRINグランプリ(S1G) (PDF) 副賞を含まない金額
  2. ^ 競輪資料室 選考基準 KEIRINグランプリ(GP) - KEIRIN.JP
  3. ^ S級S班特設ページ - KEIRIN.JP
  4. ^ 「KEIRINグランプリ2022」出場選手が決定!!”. けいりんマルシェ (2022年11月28日). 2022年12月23日閲覧。
  5. ^ 平塚KEIRINグランプリ2022車番決定!北日本4人は鉄の結束”. スポーツニッポン (2022年12月20日). 2022年12月23日閲覧。
  6. ^ 3日目 出走表 平塚競輪
  7. ^ KEIRINグランプリ2022出場選手・2023年S級S班決定!!”. KEIRIN.JP (2022年11月27日). 2022年12月23日閲覧。
  8. ^ PDF新聞 - 日刊スポーツ
  9. ^ 郡司浩平は今が全盛期 「仕掛ける勇気」悟った前回地元GP 教訓を生かしてV奪取/ヤマコウ - ヤマコウの時は来た!! 日刊スポーツ 2022年12月30日
  10. ^ レース詳細 2022年12月30日 11R - Kドリームス
  11. ^ a b 本場出走表PDF 2022年12月31日 岸和田競輪
  12. ^ a b 広島競輪PDF
  13. ^ 別府競輪PDF
  14. ^ 結果 - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  15. ^ KEIRINグランプリ2022・脇本雄太が初優勝で3億円突破 - zakzak 2022年12月30日
  16. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin35/20221230-35-06-11-01-00.mp4
  17. ^ 『KEIRINグランプリ2022シリーズレポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  18. ^ “古性優作2着も笑顔「村上義弘さんに『23年も近畿は安心やな』と思ってもらえたかな」/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300001244.html 2022年12月31日閲覧。 
  19. ^ “ガールズケイリン〝3つの進化〟発表 ガールズGPは12月29日に開催”. 東京スポーツ (東スポWEB). (2022年9月6日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/233001 2022年12月12日閲覧。 
  20. ^ 開催期間中の入場について KEIRINグランプリ2022[公式]平塚競輪
  21. ^ KEIRINグランプリ2022前夜祭(二元同時Web配信)および共同記者会見の開催”. 平塚市. 2022年12月12日閲覧。
  22. ^ KEIRIN GRAND PRIX 2022 HIRATSUKA 前夜祭<特別配信> - bank shonan(YouTube)、2022年12月20日
  23. ^ 【ライブ配信】オッズパーク杯ガールズグランプリ2022前夜祭<特別配信> - 【公式】オッズパーク(YouTube)、2022年12月20日
  24. ^ KEIRINグランプリ2022の売り上げ目標は130億円、昨年超えなるか(KEIRINマルシェ)
  25. ^ 岸和田競輪第1日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年12月30日). 2023年1月2日閲覧。
  26. ^ 平塚競輪第3日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年12月29日). 2022年12月29日閲覧。
  27. ^ “元NMB48渡辺美優紀がKEIRINグランプリ2022PR「日本一きれいなバンク」/平塚”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月22日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212220000559.html 2022年12月22日閲覧。 
  28. ^ “グランプリシリーズ3日間の総売り上げは131億円を超え目標額をクリア/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300001302.html 2022年12月30日閲覧。 
  29. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月28日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年1月2日閲覧
  30. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月29日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年1月2日閲覧
  31. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月30日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2022年12月30日閲覧
  32. ^ テレビ放送予定 - KEIRINグランプリ2022(GP)
  33. ^ 12月30日16時放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  34. ^ 『自由視点映像』で最終コーナーからフィニッシュを見たことのないアングルで/KEIRINグランプリ2022 - More CADENCE、2022年12月16日
  35. ^ 【競輪】レース中継世界初!自由視点映像で″シン・ケイリン″を体感せよ!KEIRINグランプリ2022 - livedoorニュース、2022年12月28日
  36. ^ 12月28日16時放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  37. ^ 12月29日16時05分放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  38. ^ スポーツ報知 競輪面 2022年12月31日付 「3連単最低配当」
  39. ^ 【競輪】平塚グランプリは脇本雄太が制圧 打鐘3角からまくって悲願のVゴール デイリースポーツ online 2022年12月30日
  40. ^ “脇本雄太が4度目挑戦で初のGP制覇!公営競技で初めて年間獲得賞金3億円超えを実現/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300000849.html 2022年12月30日閲覧。 
  41. ^ 選手通算成績 KEIRIN.JP 2022/12/31 02:41 更新
  42. ^ 2021年版競輪年間記録集(4頁)” (PDF). KEIRIN.JP (2022年8月29日). 2023年1月2日閲覧。

外部リンク[編集]

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