メッツァ (テーマパーク)

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メッツァ
Metsä
Moominvalley Park 2019e.jpg
ムーミンバレーパーク
(2019年7月3日撮影)

地図

メッツァ (テーマパーク)の位置(埼玉県内)
メッツァ (テーマパーク)
施設情報
テーマ ムーミン
事業主体 フィンテックグローバル
管理運営 株式会社ムーミン物語
開園 2018年11月9日(メッツァビレッジ)[1]
2019年3月16日(ムーミンバレーパーク)[2]
所在地 357-0001
埼玉県飯能市宮沢327-6
位置 北緯35度52分21秒 東経139度19分45.6秒 / 北緯35.87250度 東経139.329333度 / 35.87250; 139.329333[3]座標: 北緯35度52分21秒 東経139度19分45.6秒 / 北緯35.87250度 東経139.329333度 / 35.87250; 139.329333[3]
公式サイト metsa-hanno.com
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メッツァ(Metsä)は、埼玉県飯能市宮沢327-6にある郊外型レジャー施設。ムーミンテーマパークムーミンバレーパーク[2]と、北欧の生活をテーマにした複合施設「メッツァビレッジ」からなる。

ムーミンテーマパークは本拠地であるフィンランド以外では海外初進出となる。正式施設はテーマパークとパブリックゾーンを含めた「メッツァ」であるが、マスメディア飯能駅の副駅名標などの案内には「ムーミンバレーパーク」の名称が使用されることが多い。

計画[編集]

2015年6月30日に、事業主体のフィンテックグローバルが「ムーミン」のテーマパークとして、埼玉県飯能市に「metsä(メッツァ)」を2017年春にオープンすることを発表した[4][5]。「メッツァ(metsä)」はフィンランド語で「」の意味。宮沢湖の周辺の約18万7000平方メートル東京ドーム4個分)の用地に展開され、有料の「ムーミンゾーン」と無料の「パブリックゾーン」が設けられる。

フィンテックグローバルが、同地でレジャー施設を運営していた西武鉄道と購入価格6億円で土地売買契約を結んだ[6]。当初は東京都立川市など都市部で小規模なテーマパークを検討し、2015年頃の開業を目指していたが、森やがないとムーミンらしさが出ないとして宮沢湖周辺の土地を取得するに至った[7][8]

開業時期は発表時からは延期になった。パブリックゾーンの「メッツァビレッジ」が先行して2018年11月9日に開業され[1]、「ムーミンバレーパーク」が2019年3月16日に開業した[2][9]。2017年6月30日に着工に向けた地鎮祭が行われ、2018年10月3日に竣工式が挙行された[10][11]

ムーミンバレーパーク[編集]

ムーミンの物語を追体験出来るテーマパーク。「はじまりの入り江エリア」「ムーミン谷エリア」「コケムスエリア」「おさびし山エリア」の4つのエリアで構成されており、ムーミンをテーマにしたアトラクションやショップなどが配置されている。施設改装のため休館(2021年11月29日〜12月9日)し、2021年12月10日に新装オープンする[9]

はじまりの入り江エリア[編集]

  • ウェルカムゲート
  • パンケーキレストラン(2021年12月10日の新装オープン後は「レットゥララウンジ」に変更[9]
  • はじまりの店
  • インフォメーション

ムーミン谷エリア[編集]

  • 水浴び小屋
  • トリビアクエスト
  • ムーミン屋敷
  • 海のオーケストラ号
  • リトルミイのプレイスポット
  • エンマの劇場
  • 写真スタジオ
  • アーケードゲーム
  • テイクアウトフード
  • リトルミイの店
  • 郵便
  • ニブリングの店

コケムスエリア[編集]

  • ムーミン谷の売店
  • ムーミン谷の食堂
  • ショップ&カフェ
  • ワークショップ
  • KOKEMUS

おさびし山エリア[編集]

  • 飛行おにのジップラインアドベンチャー
  • ヘムレンさんの遊園地
  • スナフキンのテント
  • 天文台
  • 灯台

メッツァビレッジ[編集]

北欧のライフスタイルをテーマにしたパブリックエリア。

  • VIKING HALL(レストラン棟)
  • MARKET HALL(マーケット棟)
  • ノルディクス
  • ノルディックスクエア
  • メッツァホール
  • クラフトビブリオテック
  • カヌー工房
  • ノルディックスクエア
  • ファンモック

アクセス[編集]

東京駅を発着するムーミンバレーパーク直行号(JRバス関東)
公式サイト内「アクセス」 も参照
  • 西武池袋線飯能駅北口から
  • 西武池袋線・JR八高線東飯能駅東口[12]から西武バス・国際興業バス・イーグルバス「直通・メッツァ」行き乗車、終点下車※現在東飯能駅からメッツァ行バスは運休中
  • JR川越線武蔵高萩駅南口(さくら口)からイーグルバス「飯能駅北口」行き乗車、「メッツァ」下車
  • 東京駅八重洲南口(JRハイウェイバスのりば)から高速路線バスを「ムーミンバレーパーク」まで運行(JRバス関東)。主に土曜、日曜、祝日、学休期間に運行。
    • 東京駅 発 09時30分 〜 ムーミンバレーパーク 着 11時00分
    • ムーミンバレーパーク 発 16時00分(8月29日まで)15時15分(9月 4日以降)〜東京駅 着 17時50分(8月31日まで)17時05分(9月 4日以降)
    • 大人 片道1,440円(窓口販売価格:1,600円) 往復2,600円(窓口販売価格:2,890円) 企画乗車券 4,700円
    • こども  片道720円(窓口販売価格:800円) 往復1,310円(窓口販売価格:1,450円) 企画乗車券 2,700円
  • 首都圏中央連絡自動車道(圏央道)

近隣の観光施設[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b “ムーミンパークが一部開業 埼玉・飯能”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2018年11月9日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37564490Z01C18A1CC0000/ 2018年11月9日閲覧。 
  2. ^ a b c “「ムーミン」の世界を体感=湖畔にテーマパーク開園-埼玉県飯能市”. 時事ドットコム (時事通信社). (2019年3月16日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2019031600377&g=soc 2019年3月16日閲覧。 
  3. ^ メッツァの概要 - フィンテックグローバル
  4. ^ ムーミンのテーマパークが2017年に埼玉・宮沢湖周辺にオープン 面積は東京ドーム4個分”. ねとらぼ (2015年6月30日). 2015年7月1日閲覧。
  5. ^ 埼玉にムーミンのテーマパーク フィンランド以外で初”. 朝日新聞デジタル (2015年7月1日). 2016年2月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年7月1日閲覧。
  6. ^ Metsä 宮沢湖に 2017 年オープン予定 世界初進出「ムーミン」の世界を体験できる施設が誕生 - フィンテック グローバル株式会社(2015年6月30日). 2016年3月18日閲覧。
  7. ^ 石井 和也 (2019年8月8日). “人口は減っても元気なまちづくり 第14回 埼玉・飯能に「ムーミンの森」、テーマパークでまちづくりは可能か?(2ページ目)”. 新・公民連携最前線|PPPまちづくり. 日本経済新聞社. 2021年2月13日閲覧。
  8. ^ a b 長瀧 菜摘 (2015年7月1日). “ムーミンパークが"埼玉の奥地"を選んだワケ (2ページ目) | レジャー・観光・ホテル”. 東洋経済オンライン. 2021年2月13日閲覧。
  9. ^ a b c ムーミンたちとより出会えるよう改装 ムーミンバレーパーク、12月に新装オープン 今月29日から休園 埼玉新聞 2021年11月21日閲覧。
  10. ^ 社会面コラム「チャイム」『産経新聞』朝刊2018年10月4日(2018年10月9日閲覧)。
  11. ^ ムーミンのテーマパークが2017年に埼玉・宮沢湖周辺にオープン 面積は東京ドーム4個分”. ねとらぼ (2015年12月6日). 2017年3月13日閲覧。
  12. ^ アクセス”. metsa(メッツァ). 2018年10月4日閲覧。
  13. ^ 地域の未来を考える政策プロジェクト会議 西部地域(所沢市、飯能市、狭山市、入間市、日高市) (PDF) - 埼玉県、2018年11月4日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]