巾着田

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日和田山より望む巾着田
群生するヒガンバナ

巾着田(きんちゃくだ)は、埼玉県日高市の西部、高麗本郷を流れる高麗川に囲まれた所にある巾着のような形をした平地である。

概要[編集]

地元では川原田と呼ばれている。8世紀にこの付近に移り住んだ高句麗からの渡来人が、大きく湾曲した高麗川を利用してこの地を開墾して田を作り、稲作を伝えたと言われている[要出典]

昔は文字通り水田が広がり、その面積は約17ヘクタール(17万平方メートル)に及んでいた。昭和40年代に当時の日高町が巾着田を取得し、昭和50年代~60年代ごろに草藪の草刈りをしたところ、大規模な曼珠沙華の群生が見られるようになり、報道が始まったことで、有名スポットとなった。河川の蛇行や氾濫により上流部から土砂とともに球根が流れ着いたものと考えられている。1996年には日本一の木製トラス橋「あいあい橋」が完成した。グラウンドや駐車場など観光地として設備されるようになった[1]

河原では季節を問わずキャンプを楽しむ人が多く見られる。特に夏場は、弧を描く川の内側は流れが緩やかであるためか、小さな子ども連れの家族で賑わっている。

毎年9月〜10月にかけて高麗川沿いの河川敷にある5.5ヘクタールの群生地にヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)が見頃になる(「500万本の曼珠沙華」[2]を標榜する)。日本一のヒガンバナ群生地であり、祭り等も開催されたくさんの観光客で賑わう。近年[いつ?]ことに西武鉄道の宣伝[3]などによりさらに観光客が増える傾向にある。またヒガンバナ以外にもにはサクラ菜の花が見頃を迎える。になるとアジサイハスが、には、コスモスも見ることができる。また、カワセミムササビなど、さまざまな種類の野鳥や小動物を観察することもできる。

このため巾着田を含む高麗郷(こまごう)一帯は、埼玉県や東京都にある西武線沿線などの学校から遠足の行き先として選ばれることも多い。日高市はこれを観光振興に生かすため、2017年4月8日に「遠足の聖地」を宣言した[4]

巾着田曼珠沙華公園」として、2005年からヒガンバナの開花期間中は整備費用に充てるため入場料を徴収している(巾着田管理協議会)。

行幸啓[編集]

2017年平成29年)9月20日に、今上天皇皇后が、在位中8度目の私的旅行として訪れた。直前には高麗神社を参拝し、高麗家住宅を視察している。翌日は深谷市渋沢栄一記念館などを訪問している[5][6]

所在地(管理事務所)[編集]

巾着田管理事務所
  • 住所:〒350‐1251 日高市大字高麗本郷125-2

交通[編集]

ヒガンバナのシーズンには周辺道路が渋滞するので、注意が必要である。また、同シーズンには西武鉄道が特急列車の臨時停車や、臨時列車を運行することもある[7]。また、ヒガンバナのヘッドマークをあしらった列車も運行する。

ヒガンバナのシーズンは巾着田内に臨時駐車場が整備される。

風景[編集]

周辺[編集]

高麗神社

巾着田は県立奥武蔵自然公園に位置し、周辺には高麗神社を始めとした名所が点在する。

脚注[編集]

  1. ^ 巾着田
  2. ^ 再調査で「500万本」 埼玉・日高のマンジュシャゲ”. 朝日新聞社 (2013年9月15日). 2013年9月15日閲覧。
  3. ^ 西武鉄道で行く 曼珠沙華2012 - 西武鉄道(西武鉄道で行く花さんぽ)
  4. ^ 「遠足の聖地」宣言”. 日高市ホームページ. 2017年4月23日閲覧。
  5. ^ 両陛下、私的旅行で埼玉・高麗神社を参拝 - 読売新聞 2017年09月20日 15時34分
  6. ^ 両陛下が埼玉へ私的旅行 日高の高麗神社、見頃のヒガンバナを見て回られる 大勢の市民ら歓迎 - 埼玉新聞 2017年09月20日
  7. ^ 特急レッドアロー号の一部が高麗駅に臨時停車・増発します。 (PDF) (ニュースリリース第12-040号) - 西武鉄道株式会社
  8. ^ ひだかの魅力再発見 (PDF) - 広報ひだか、2013年5月1日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度52分53.2秒 東経139度18分37.4秒