シナモン

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シナモン
Cinnamomum verum - Köhler–s Medizinal-Pflanzen-182.jpg
シナモン
ケーラーの薬用植物』から
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : モクレン類 Magnoliids
: クスノキ目 Laureales
: クスノキ科 Lauraceae
: ニッケイ属 Cinnamomum
: セイロンニッケイ C. verum
学名
Cinnamomum verum J.Presl
シノニム
  • Camphorina cinnamomum (L.) Farw.
  • Cinnamomum alexei Kosterm.
  • Cinnamomum aromaticum J.Graham
  • Cinnamomum barthii Lukman.
  • Cinnamomum bengalense Lukman.
  • Cinnamomum biafranum Lukman.
  • Cinnamomum bonplandii Lukman.
  • Cinnamomum boutonii Lukman.
  • Cinnamomum capense Lukman.
  • Cinnamomum cayennense Lukman.
  • Cinnamomum cinnamomum (L.) H.Karst. nom. inval.
  • Cinnamomum commersonii Lukman.
  • Cinnamomum cordifolium Lukman.
  • Cinnamomum decandollei Lukman.
  • Cinnamomum delessertii Lukman.
  • Cinnamomum ellipticum Lukman.
  • Cinnamomum erectum Lukman.
  • Cinnamomum humboldtii Lukman.
  • Cinnamomum iners Wight nom. illeg.
  • Cinnamomum karrouwa Lukman.
  • Cinnamomum leptopus A.C.Sm.
  • Cinnamomum leschenaultii Lukman.
  • Cinnamomum madrassicum Lukman.
  • Cinnamomum maheanum Lukman.
  • Cinnamomum mauritianum Lukman.
  • Cinnamomum meissneri Lukman.
  • Cinnamomum ovatum Lukman.
  • Cinnamomum pallasii Lukman.
  • Cinnamomum pleei Lukman.
  • Cinnamomum pourretii Lukman.
  • Cinnamomum regelii Lukman.
  • Cinnamomum roxburghii Lukman.
  • Cinnamomum sieberi Lukman.
  • Cinnamomum sonneratii Lukman.
  • Cinnamomum vaillantii Lukman.
  • Cinnamomum variabile Lukman.
  • Cinnamomum wolkensteinii Lukman.
  • Cinnamomum zeylanicum Blume
  • Cinnamomum zollingeri Lukman.
  • Laurus cinnamomum L.[1]
英名
True cinnamon tree, Ceylon cinnamon tree
シナモンスティック

セイロンニッケイ(錫蘭肉桂、学名:Cinnamomum verum)は、熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹である。その樹皮から作られる香辛料シナモン英語版であり、この植物種自身もシナモンと呼ばれる。ニッキとも。また、生薬として用いられるときには桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。特徴的な芳香成分はシンナムアルデヒドオイゲノールサフロールなど。

原産地は中国南部からベトナムのあたりにかけてと推測されている。熱帯各地ではばひろく栽培される。香り高く、『スパイスの王様』と呼ばれる[2]

利用[編集]

利用史[編集]

世界最古のスパイスともいわれ、紀元前4000年ごろからエジプトミイラ防腐剤として使われ始めた。また、紀元前6世紀頃に書かれた旧約聖書の『エゼキエル書』や古代ギリシアの詩人サッポーの書いたにもシナモンが使われていたことを示す記述がある。

中国では後漢時代(25年-220年)に書かれた薬学書『神農本草経』に初めて記載されている。

日本には8世紀前半に伝来しており、正倉院宝物の中にもシナモンが残されている(「桂心」という名称で、薬物として奉納されたもの)。しかし樹木として日本に入ってきたのは江戸時代享保年間のことであった。

香辛料[編集]

香辛料としてのシナモン(シンナモンとも)は上記のシナモンの樹皮をはがし、乾燥させたもの。独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味がありカプチーノ等の飲料やアップルパイシナモンロールなどの洋菓子の香り付けに使われる。南アジア中東北アフリカでは料理の香りづけに頻繁に用いられる。インド料理の配合香辛料ガラムマサラの主要な成分でもある。インドのチャイの香りづけにもかかせない。近縁種のシナニッケイ(支那肉桂、ニッキC. cassia)の樹皮からも作られる。ただしシナニッケイからつくられるものはカシアと呼ばれ、成分が若干異なる。

粉末状に加工したいわゆるシナモンパウダーのほか、樹皮のまま細長く巻いた形のシナモンスティック(カネールフランス語: cannelle)とも)が広く流通する。

生理作用[編集]

クマリンを含むため、過剰摂取により肝障害を起こす[3][4]。 シナニッケイやニッケイ(肉桂、C. sieboldiiシノニムC. okinawense)は体を温める作用、発汗・発散作用、健胃作用を持つ生薬として利用されておりシナモンにもこれと似た利用法がある。

漢方では桂皮(ケイヒ)と呼ばれる。温熱の作用があるとされ、多くの方剤に処方されている。

シナモンは、生であれ加熱調理後であれ、α-アミラーゼα-グルコシダーゼのいずれに対しても、顕著な阻害作用を示し、糖尿病予防への可能性が示唆されたとする研究が存在する[5]。ただし福場博保らによる「阻害効果なし」の研究も存在する[5]

観葉植物[編集]

葉は大きく光沢があり、葉脈がはっきりしていて美しく、観葉植物として利用されることもある。

脚注[編集]

関連事項[編集]

桂皮を配合する薬剤

外部リンク[編集]