オレガノ

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オレガノ
Origanum vulgare - harilik pune.jpg
オレガノの花
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク類 Asterids
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ハナハッカ属 Origanum
: オレガノ O. vulgare
学名
Origanum vulgare L. (1753)
和名
ハナハッカ
英名
oregano

オレガノ(oregano、Origanum vulgare)はシソ科多年草。ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産。香辛料として使われる。和名はハナハッカ花薄荷)。マジョラムの近縁種であり、別名ワイルド・マジョラムとも呼ばれる。広義には、O. compactumO. majorum、観賞用のO. rotundifoliumO. pulchellum、種間雑種などOriganum属全般を指す。

語源[編集]

属名のOriganumはギリシャ語で「山の喜び」を意味する。

特徴[編集]

大半は地中海気候で育ち、米国北東部に自生する。高さは60cmから90cm。茎は柔らかく枝分かれしていてかつ毛深い。葉は概ね卵形で、表面が滑らかなものと毛が生えたものに分かれる。夏から秋にかけて、白、赤紫色の花を咲かせる。花色は多くの品種ではピンクだが、一部の品種では白色。生育には、やや乾燥気味の気候が適する。園芸植物としても好まれる。

ハナハッカ属の中では最も認知度の高い種で、精油の成分の一つにカルバクロールという化合物があり、樟脳に似た特有の香りを発する。植物そのものよりも発する香りをオレガノと呼称することが多い。

利用[編集]

オレガノを材料とした茶は消化の促進を助けると考えられ、古くは薬屋の棚に陳列されていることも多かった。

O. vulgareの葉にはほろ苦い清涼感があるため、生もしくは乾燥させて香辛料として使われる。生葉よりも乾燥させたほうが香りが立ち、トマトやチーズと相性が良い。主にイタリア料理メキシコ料理などで使われる。俗にピザスパイスと呼ばれるものはオレガノが主成分であることが多い。花はポプリの材料として利用される。スウェーデン山地の農民が、酸味を防ぎ、アルコール度を高める為に、エール(ビールの一種)にオレガノを付加したという記述が、ジョン・ライトフットの手記に記されている。

薬効[編集]

薬用として駆風薬、頭痛薬として利用される他、消化促進、呼吸器系、歯痛や毒グモに噛まれた時の解毒薬、治療薬として用いられた。しかし、現在は薬用として用いられる事はほとんどない[1]

かつて、オレガノはデザイナーフーズ計画のピラミッドで3群に属しており、3群の中でも、ハッカ、キュウリ、タイム、アサツキと共に3群の中位に属するが、癌予防効果のある食材であると位置づけられていた[2]

出典[編集]

  1. ^ 武政三男 『スパイス&ハーブ辞典』、文園社、1997年、pp52-53
  2. ^ がん予防と食品、大澤 俊彦、日本食生活学会誌、Vol.20 (2009) No.1
  • バーバラ・サンティッチ、ジェフ・ブライアント(編) 『世界の食用植物文化図鑑』 山本紀夫(訳)、柊風舎、265ページ。