木部 (部首)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。Addbot (会話 | 投稿記録) による 2013年4月6日 (土) 03:39個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (ボット: 言語間リンク 5 件をウィキデータ上の d:q132681 に転記)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

康熙字典 214 部首
月部 木部 欠部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

木部(もくぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では75番目に置かれる(4画の15番目)。

木の字は樹木の形に象る。偏旁の意符としては樹木の部分や種類、木製品などに関することを示す。東(甲骨文は袋の象形文字)から派生した文字もこの部に含まれる。

木部はこのような意符を構成要素とする漢字および「木」の形を筆画にもつ漢字を収める。

字体差

筆記体である楷書では「木」の縦画の終端をはねることがある。また下部の脚の位置にある「木」は払いを点にして「ホ」形で書くこともしばしばであった。

印刷書体(明朝体)でも『康熙字典』以外では撥ねのものも多かったが、『康熙字典』は終端を止めにする形を採用した。現在、各地域の字体でも康熙字典体に従っている。ただし、台湾の国字標準字体においては脚の位置にある「木」のみ「ホ」形とする。楷書では「未」「末」なども「ホ」形とすることがあるが、国字標準字体ではこれらに関しては「木」形のままである。

部首の通称

  • 日本:き、きへん
  • 中国:木字旁・木字底
  • 韓国:나무목부(namu mok bu、きの木部)
  • 英米:Radical tree

部首字

例字

  • 𣎳・朮・・末・𣓏𣡕𣡽
  • ・朽・・材・・析・・枚・・枷・・柑・・枯・・桓・・桔・校・・桎・(梅)・械・梧・梗・梏・・梔・梢・梳・・棲・棟・棧・椒・・植・椅・・棹・椿・楊・・樣()・槽・標・模・樞(枢)・樓(楼)・(概)・)・・樸・(榴)・・檎・檢(検)・・檄・櫃・・檸・(欄)・櫻()・權(権)・欟
  • ・架・・染・某・・棄・)・榮(
  • (査)
  • 條(条)
  • ・來(来)・樂(