网部

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𦉰㓁
康熙字典 214 部首
缶部 网部 羊部
1 丿 2
3
广
4
5
6
7
8
9
10 11 鹿
12 13 14 15
16 17

网部(もうぶ)は、漢字部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では122番目に置かれる(6画の5番目、未集の5番目)。

網

「网」字は糸や縄を編んで作った鳥獣魚類を捕らえるための道具であるを意味し、「罔」字および「網」字の初文である。『説文解字』は覆うことを表す「」と網目の象形であるメメとの会意文字とする。「罔」は「网」に音符「亡」を添えてできた後起字であるが、仮借によって「ない」といった否定の意味などが生じ、そちらの意味が主に使われ出すと、本来の意味を表すための字として糸偏をつけた「網」が生じた。「网」は構成要素である偏旁としてのみ使われていたが、現在の中国において「網」の簡体字として用いられている。

偏旁の意符としては猟具や漁具、かかることや捕まること、法の網にかかることなどに関することを示す。楷書ではこれを「𦉰」「」「」「」いった形に変形させており、このうち「」の形が最も多く使われる。篆書では上と左右を囲っており、網に捕らわれている様子を醸し出しているが、「」は上だけに置かれ、網の形を想像しにくい。また「」は「目」の変形(よこめ)と同形であり、「」は「穴」の変形と同形となっている。

网部はこのような意符を構成要素とする漢字を収めている。

部首の通称[編集]

  • 日本:あみがしら・よんがしら・あみめ
  • 中国:网字頭・四字頭
  • 韓国:그물망부(geumul mang bu、あみの网部)・그물망머리(geumul mang meori、あみの网の)・넉사밑(neok sa bu、よっつの四の冠)
  • 英米:Radical net

部首字[編集]

例字[編集]

  • 3:罕・罔、5:罠、8:罨・罫・罪・置、9:(署8)・罰、10:罵・罷・罹・羅・羈